やす丼奮闘記!

やす丼奮闘記!

’04 北沢峠~仙丈ヶ岳~両俣・・・



7月24日~27日 3泊4日の山のたび~

初日24日:昼頃出発! 岡山 12:22発~新大阪・静岡~甲府(泊)
      甲府城跡見物、夕食に駅前通りにあった「かっぽうぎ」と言うお店でお袋料理?をたべた~。(ビール350円の看板についつい・・)
      今日の上々のお天気に明日の登頂に期待する。
      (天気図を見ると気になる気圧線が・・・)

  25日:早朝4時50発のバスで広河原出合・乗り換え・北沢峠入りする
      北沢でかなりの人が登山準備、バス待ちしていた・・・
      7:20 
      やす丼達は、大滝の頭を通り小仙丈ヶ岳へ・・・途中微妙にガス発生
      森林帯を抜けハイマツ帯に入る、天気がよければ富士山、北岳等の山を眺められるが・・・
      雲に囲まれ高山植物や稜線の一部を見るに止まった。

      仙丈ヶ岳山頂手前の岩場で雷鳥親子に遭遇!警戒心無しに近寄ってきたその距離にして30cm程、雛は手の届く距離・・               ここでやす丼、岩となり通り過ぎる雷鳥親子を見送る。
      10:50頃
      仙丈ヶ岳到着!昼飯にする。
      ココでなんと携帯電話が鳴った!Goodなタイミングにビックリ・・・がしかし、手にしてみると電源が・・・ココ・・壊れてる~(ーー;)
      昼食を済ませる頃ポツポツと雨が、遠くに雷の音も・・・
      早々に出発・・大仙丈ヶ岳を過ぎてハイカーに遭う(以後、山小屋まで人に遭わなかった・・・)
      11:00 雨は断続的に降り、合羽を着たり脱いだり・・・所々で
      仙丈ヶ岳を見返る・・・。
      1:00
      雨は本格的に降り始めた、稜線を歩く横でゴロゴロと鳴る雷に・・・少々ビビリつつ行進。
      途中、雷の接近にヒヤヒヤしながら稜線、樹林帯を交互にこなしていた伊那荒倉岳あたり・・・そんななか、目の前、数m先にで「ピシャ!ドスン」っと落雷!
      それを気にやす丼は弱気になってしまった~~・・・。
      遭難ってのはこんな情況から起こるんじゃな~っと思いつつ
      先を急いだ・・・雷様は相変わらず付いてきていた、光ったと思ったらドスンっと鳴った・・・やす丼達の精神状態は普通ではなかたといえる。
      なんとか稜線は早く抜け、樹林帯へと・・・それを数回繰り返し野呂川、両俣小屋を目指した・・・
      先を歩いていた相棒が野呂川越で両俣と三峰との分岐を見落とす・・・少し遅れていたやす丼はそれに気づき難を逃れた・・・奴も落雷のショックをうけてたのかな~?・・・
そんな中でも途中樹林帯では、ギンリョウソウなど見ることができ気分を紛らせてくれた。
      どうにかこうにか、両俣小屋に3時50分に到着!
      小屋のおばさんが出迎えてくれた・・・
      お客はやす丼達を含め4人、雷のさなか歩いてきた客は他1人
      「怖かったですね~」が挨拶の言葉・・・
      彼は、北岳から来たとか・・・明日は仙丈ヶ岳へ行く計画と話した・・・
      小屋ではラジオに耳を傾けた、ニュースでは北アルプスの遭難事故発生と落雷による死亡事故を流していた・・・
      唐松岳は「不帰嶮」では落雷による被害者の方が出た模様
      そのニュースを聴き自分たちの無事を有り難く感じた(大げさに取れるかも知れませんがこれはホントの話。)
      濡れた道具、衣料をストーブで乾かしこの日は早々に寝る事にした。

     26日:午後からの雷を警戒して出来るだけ早い出発
         とした、天気は曇り 小屋を5時出発北岳登山口へ・・・
         歩き始めて10分程で雨になる、予想していたより大粒の雨が朝から降リ始めた事に判断がだしにくく一旦山小屋に帰ることにした。
         雷は鳴っていない様子だった(ラジオにノイズが入ってきていなかったので・・・)
         天気予報では台風10号の近づく様なニュースを聴きここでも判断を鈍らせた・・・。
         結局今回は撤退することに決めた。
         小屋を出て治山工事林道を北沢橋(野呂川出合)まで歩く・・・
         ここで、両俣で一緒だった学生さんと再会・・・
学生さん

         彼は、この日仙丈ヶ岳を目指していたがやはり先日の雷等の事を考え中止する事にしたみたいだった・・・やはり安全第一だね"^_^"
         バスで広河原ロッジへ・・・甲府までのバス待ち時間2時間あるのでのんびり過すことに・・・。
         そろそろバスの時間っとバス停を見ると知らないうちに行列が出来ていた・・・まさか?満員で取り残しはないよね~っと微かな不安がよぎるが~まさかの的中!来た市営バスは1台・・・次回バスは2時間後ですだって(>_<)。
         ここまでツキから見放された笑うしかないね~(~_~)
         二時間後に来たバスに乗り甲府へ・・・
         甲府でゆっくりすることなく列車で身延へ・・・
         これは同行の友人が何故か?身延山へ行きたいと申してうたため「奥の院思親閣」「身延山 久遠寺」へ・・・雨降りのお寺はなかなかの雰囲気があり長い石段と石畳の参道が歴史をかんじさせた。 
         この夜は駅前のビジネスホテル泊
       27日:7:22身延発の列車で岡山をめざした・・・

       両俣で一緒したおやじさんは塩見岳方面を目指すと言っていたが後日新聞にも出ていなかったので無事にたどり着いたんだね~(~_~;)

       今回の山旅では、大雨や落雷に遭遇しまた同じ条件下で歩いてきた学生さんとも仲良くなり・・・
       自然界でも山小屋の生活でも雨は貴重である事を改めて知る
       貴重な経験でありました~。





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       25日、多くの遭難事故が発生し落雷など犠牲になられた方もいらっしゃいます・・・この場を借り、ご冥福申し上げます。  


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