良い根を作ろう



日時   :4月20日

場所:趣味のyasu農園




 良い葉を作るのが先か、良い根を作るのが先かは、コロンブスの卵のようですが、間違いなく良い根を作るのが先でしょう。地上部優先で作られた野菜は、本来根や果実に送られる栄養を地上部の栄養に浪費していますので,丈夫で美味しい野菜は出来ません。地上部優先の畑は、長年の肥料のやり過ぎにより、肥満タイプの窒素優先の状態になっているので、窒素を控えてリン酸優先の栽培に一日でも早く
切り替えるべきでしょう。
 それならリン酸肥料をドカッとやればいいのかと言うとそうでもありません。私も昔、農家の人にリン酸肥料をもっとやりなさいと言われて、化成肥料を元肥や追肥に多用しましたが、現実は、リン酸分は殆ど吸収されず、畑の窒素過多や肥満化の役割を果たしてきただけでした。




 基本的に根を健全に育てるためには、生育期の最初は根の周囲は無肥料に近い状態で、根が発育して栄養分を探して下に下りていくようにしたいものです。
 そのためには有機肥料も全面施行ではなくて、溝施行で実施します。写真は畝を作るときに、まず中央に溝を掘り、その中に枯葉堆肥等をいれて、最後に有機肥料を入れます。最後に土をもでして畝を作ります。定植した時は無肥料ですが
根が発育して有機堆肥のところに降りてきた時は、完全に醗酵が終わっているようにします。



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