三洞さんからの回答

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宛 先 :  まや
日 付 : 2006年09月20日 09時57分
件 名 : まやさんへ

こんにちわ。

やぎねぇです。
先日は微妙な回答をしてしまってごめんなさいね。
今回強力な助っ人をお願いしました!


三洞さんと言って、広告代理店、保険会社を経て、
現在はファイナンシャルプランナーで、書家でもあります。

かなり、なるほど!のコメントです!
読まないと損しそうなので、じっくり読んでくださいね。
私自身も、なるほど~と思いましたから。

でも、私もびっくりしたのですが、私と似たようなことを
おっしゃってました。
やっぱりコネはあるんですね!!



以下、三洞さんからの回答です。
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はじめまして。三洞です。
やぎねぇが大学生の時に、大学で講義をさせていただき、それ以来の付き合いです。

プロフィールは
http://www.3dou.net/profile.html
をご覧下さい。
今、見直したら古いままですね。
今年、5冊の本が出版されます。


さて。私からの質問への回答です。

まず、就職の基本を話しましょう。

新卒での就職は

「90%のコネ、9%の運、1%の実力」

だということをまずご認識下さい。

その上で。
私はマスコミと呼ばれる業界に10年間居ましたから、よくわかるのですが、

☆テレビ局や出版社と言うのは、コネなしで新卒で入れる人というのはほとんど居ません!!☆

これが実態です。

何しろ、今でも人気がありますしね、それに、こうした会社は無数のスポンサー様で成り立っている業界です。

「スポンサー枠○○名、株主枠○○名、取締役枠○名、一般2名」

といったように、採用人数は最初から決まっているのですよ。
一般枠はほとんどありません。
小さな地方局ほどこの傾向は顕著です。地元有力者枠で終了......というのが
実態なんです。

この認識があれば、役員面接であろうが何であろうが、
落ちても何ら気に病む必要は無いということが理解できるでしょう。


コネなしで一般枠で入れる人もたまには居ますよ。
東大の応援団の団長とか、日大の野球部のマネージャーとか、
慶応の剣道部の女子主将(私の同期に居た)とか。
要するに、どんな会社でも入れる、学生には滅多に居ない「経歴」の持ち主なんです。

つまり、コネなしに役員面接まで行くって事は、
あなたがかなりのレベルだ...... ということなんですよ!


ほとんど入社する人は決まってるんですからね。
その上で、手間掛けて役員面接するってことは、とても面倒なことなんです。
その場に残れるというのは、すごいことなんです。

要するに「落ちた」と思うのが間違いなんですよ。
最初から入れないんだけど、あなたはそのステージまで行ける人材であった......

これが正解なんですね。

これはコンサルティング会社でもどこでも一緒ですよ。
ただ、マスコミはコネ率がほとんどですから特別ですが、
しかし、どんな会社であっても 、「落ちた」と認識するのは間違いなんです。

単に「縁が無かった」......それだけのこと。
結婚と同じようなものなんですよ。
新卒の入社って1回きりですからね。縁が無きゃ入社には至りません。
「常に1次面接で落ちる」「書類でハネられる」ならともかく。


だからあなたは自信を持つべきなんです!


唯一、役員面接を突破しにくい原因があるとすれば、
それは、あなたから「線の細さ」が感じられてしまうからかもしれません。

役員になるような人というのは、ある程度「オーラ」のようなもの......分かりやすく言うと「雰囲気」を感じられる人が多いのです 。一般人よりも。
私はかなりオーラが見えますよ。エハラさんほどじゃないですけど。

そういう人は、「気弱さ」の様なものに拒否反応を示します。
「明るさ」や「ズ太さ」には好感を感じます。
(ズ太さ......と言っても無神経さは大嫌いですが)

つまりは「落ちる」という意識や(本来はお見合いで双方が合意しなかっただけ。
就職とはあなただけが一方的に断られるものではない)、
悶々としている現状、そうした現状をもたらすあなたの考え方といったものは、
役員には「感じられる」ものなのです。

そして、そう感じられてしまうと

「経歴も、見た目も、態度もイイんだけどな~......でも、何か......」

という意識を芽生えさせてしまいます。

そうなると、内定の可能性は極端に低くなってしまうでしょう。

だから、

●落ちたんじゃない。縁が無かっただけ。

●就職は一方的なものではない。面接は双方が判断するための場。

●仕事=会社ではない。「自分」という大きな円の中に小さな「仕事」という円があり、その中の小さな点として「会社」がある。会社とはその程度の存在。

●どんな会社に入ったって、ずっと居るわけではない。イヤなら辞めてしまう物。
 その程度のものに、あれこれ悩むのは勿体無い。



こうした基本的な認識を新たにした上で、今後の就活に臨むと宜しいのでは......と思います。


最後にもう一つアドバイスを。

尚、面接の際に最も大事なこと......それは問答ではありません。
「笑顔」 です。

私は 「図解 モノを売る! プレゼンの極意」 という本を執筆しましたし、
「三洞のハイパープレゼンテクニック」というセミナーも開催しています。

本でもセミナーでも言っていますが、
面接の際に最も面接官の心を動かすものは 「笑顔」 なのです。

名前を呼ばれて席に着く......その時、にっこりと一番の笑顔が出せる......この練習は、どんな準備よりも大切です。
特に、若い女性の場合は、笑顔は何よりの武器なのです。

拙著から「笑顔の効用」という一文を抜粋します。

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ニューヨークに遊びに行った帰りの飛行機での事。
通路を挟んだ隣の席に、卒業旅行と思しき女子学生が座りました。
遊び疲れたのでしょうね。飛行機が離陸すると彼女はすぐに寝入ってしまいました。
見るともなしに寝顔が目に入ると、口は大きく開き、スッピンの顔には疲れと寝あぶらが浮き出て、うら若き女性の寝顔とは思えず、普通なら盗み見したくなるのでしょうが、そんな気は少しも起こりません。
 その彼女、いよいよ成田に到着という時まで、狭いエコノミーの席で延々と眠り続け、到着間近になってから後ろの席に座っていた仲間の男の子に起こされました。
「よく寝てたね~」と笑いかける男の子に、その彼女、恥ずかしそうに笑ったのですよ。
 私、ハッとしました。その笑顔は寝顔とは大違いで、とっても可愛かったのです。
 前述したトップセールスマンたち......体がデカく、顔がデカく、声や態度もデカい......こう書くと迫力満点の脂ぎった人物以外の何物でもないですが、列挙した特徴以外にも、実はもう一つ、共通する容貌を持っているのです。
 それは、「憎めない笑顔」。
 そう、素敵な笑顔は何物にも勝る「すばらしい見た目」なのです。
 ですから、笑顔の練習はプレゼンテーションにおいては当然のこと、ビジネス、そして生活全般においても何より大きな効果をもたらします。
 さあ、あなたも鏡に向かって笑顔の練習を。

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以上、ご参照下さい。
回答は以上です。


私の回答が少しでもお役に立ったら、是非、やぎねぇのコミュニティをお友達にも広めてやって下さいね。

それでは、就職活動頑張って下さい。
それ以上に、残り少ない学生生活を目一杯楽しんでください。
そして、もっともっと長い社会人生活を、今以上に楽しんでください。

それではまた。
何かあれば、直接メールくださっても結構ですよ。

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以上三洞さんからのコメントです。
なかなかおもしろかったでしょ。

是非、どうなったら報告くださいね。
がんばってください。
応援しています。

やぎねぇ



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