文春新書『英語学習の極意』著者サイト

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観劇・読書メモ 19

平成26年8月17日~10月26日の実況です。項目ごとに、日付を遡る形で記載しています。
ひとつ前の 平成26年5月12日~8月16日 の実況はこちら。
ひとつ後の 平成26年10月27日~27年1月21日 の実況はこちら。



観 劇:

【観劇マナー】
上演中、
コンビニのビニール袋 ノド飴の小袋 のシャカシャカ音は、 劇場じゅうに響きます。
ビニール袋は 手元に置かず 足元に。 ノド飴は 開演前に口に含む。 これが大事なマナーです。



261023  ブレス・オブ・ライフ ~女の肖像~ @ 新国立劇場 小劇場  若村麻由美、久世星佳
(2人芝居。本格女優の若村麻由美さんが知的美人で見とれた。対話を通じて同時代史がほぐれ見えてくる。本でいっぱいの、島の館 (やかた) のセットもすてき。)

261018  印象青海 中国青海省民族歌舞団公演 @ 日中友好会館地下1階 大ホール
(青海省蔵劇団・青海省黄南チベット族自治州歌舞団から選りすぐった12名と、瑪吉阿米民間藝術団の1名から成る。男性7名、女性6名。うち、日本でそのままアイドルとして通用しそうな、微笑みがすてきなリンチンドルマ(仁青卓瑪)さんとラモジェル(拉毛加)さんに見とれた。団員はチベット人やトゥー人、その他からなるという。2人は、チベット人なのだろうか。2人によってチベット人のイメージが一変した。公演は1時間ほど。9つの出し物、楽しめた。)

260925 ミュージカル  ジュリアおたあ @ 練馬文化センター   碓井涼子、平野進一、尾樽部和大、丸山有子、安達和平
(朝鮮戦役のさなか小西行長に引き取られた朝鮮人の娘おたあが、自らの信念を貫く姿を演じる碓井涼子さんがみごと。おたあの人生そのものを舞台で生きているからだ。終演後にロビーで少しお話しできた。おたあと捨吉が朝鮮出身ということでいじめに遭うのだが、筋書としては許容範囲。しかし捨吉の父が陶工で「こきつかわれた」というのはいただけない。陶工は朝鮮にいる時分よりよほど優遇されたはずだが。第1幕で天下の安達和平さんがその他大勢役で出ているのでビックリ。演じる徳川家康が第2幕にしか出てこないからだが。)

260923  三文オペラ @ 新国立劇場中劇場   作: Bertolt Brecht 作曲: Kurt Weill 翻訳: 谷川道子 演出: 宮田慶子 音楽監督: 島 健 (しま・けん)  出演: 池内博之、山路和弘、あめくみちこ、ソニン、島田歌穂、大塚千弘、石井一孝、片岡正二郎、田中利花、佐川和正
(結末を全く忘れていた。騎馬の使者が女王の恩赦をもたらすという高揚の場面。日経9月18日の夕刊で河野孝さんが≪メッキースの池内も単線的で、登場すると空気が変わるようなオーラがほしい≫と批評していたので、池内さんがどう変わったろうかと楽しみにしたのだが、やはりフテブテシさ不足。スマートで草食系なんだなぁ。山路和弘さんがメッキースを演ったら、どんなだったろう。フテブテシさでいえば坂元健児さんのメッキースも見てみたい。)

260917 人形浄瑠璃 文楽 9月公演  不破留寿之太夫 (ふあるすのたいふ) @ 国立劇場小劇場   作: W. Shakespeare 監修・作曲: 鶴澤清治、脚本: 河合祥一郎、装置・美術: 石井みつる、所作指導: 尾上菊之丞、出演: 豊竹英大夫 (はなぶさだゆう) 、鶴澤清治、桐竹勘十郎、吉田和生 (かずお)
(沙翁「ヘンリー四世」「ウィンザーの陽気な女房たち」を換骨奪胎。パンフレットに床本の掲載あり、追って読んでみたい。古典様式で軽やかに楽しんで、人形どうしがテニスをした挙句、「錦織ぃ!」の一言あり、やんやの喝采。)

260914  三文オペラ @ 新国立劇場中劇場   作: Bertolt Brecht 作曲: Kurt Weill 翻訳: 谷川道子 演出: 宮田慶子 音楽監督: 島 健 (しま・けん)  出演: 池内博之、山路和弘、あめくみちこ、ソニン、島田歌穂、大塚千弘、石井一孝、片岡正二郎、田中利花、佐川和正
(山路和弘さんの、アドリブと台本セリフの区別がつかないナマぶりがすごい。あめくみちこさんのおばばの味わい。ソニンさんは、千弘ちゃんとの歌合戦で勝って拍手をとっちゃったね。池内博之さん、どうもツルンとしてるんだなぁ。もうちょっと演技に苔が生えてくるといいな。島田歌穂さん妖艶、でも歌が甘美すぎてお眠むに誘われた。2人おいて左隣がとんでもないおばちゃんで、上演中に扇子を使いまくるので注意。グースカ音にも悩まされたが、これも同じおばちゃんだった。アフタートークは中井美穂さん司会で、宮田慶子、池内博之、ソニン、石井一孝、あめくみちこの皆さん。Q&Aで「なんで池内博之さんはそんなにカッコいいんですか」という質問が出て、池内さんが突っ伏した。ホントに、いいひとらしい。)

260908 新国立劇場演劇研修所公演 第8期生試演会  親の顔が見たい @ 新国立劇場   作: 畑澤聖悟 (はたさわ・せいご) 、演出: 西川信廣、出演: 荒巻まりの、池田碧水 (すみな) 、鈴木麻美 (あさみ) 、滝沢花野、西岡未央 (みお) 、薄平 (うすだいら) 広樹、坂川慶成 (よしなり) 、永澤洋、堀元宗一朗  (以上、第8期生)   梶原 航 (かじわら・わたる) 、泉 千恵  (第5期、第6期生)   関 輝雄、南 一恵 (かずえ) (ベテランのおふたり)
(名門女子中で、いじめを苦に自殺した生徒の遺書にあった5人の生徒の父兄が学校の会議室に集められる。「親の顔が見たい」だが、生徒は出て来ず、まさに親たち。事実の隠蔽を図り、自分を棚に上げて口を極めて他人を非難する人々。まさに朝日新聞がヒトに化けたような屑人間の群像で、観ていて客席から舞台に駆け上がり正してやりたい衝動に何度も駆られる。そういうパワフルな演劇である。登場する皆さんそれぞれが大事な役で、このメモにも出演者全員の名を掲げた。みごとな台本。英訳版を欧米で上演してみたいものだ。)

260825 ミュージカル  ミス・サイゴン @ 帝国劇場   音楽: Claude-Michel Schoenberg 制作: Cameron MacKintosh 出演: 駒田 一、 笹本玲奈 、上野哲也、上原理生 (りお) 、木村花代、泉見洋平、池谷 (いけや) 祐子、浅沼みう
(これまで観た公演のなかで最高だった。笹本キムが、それぞれの瞬間瞬間のしあわせを最大級に表現する笑顔で満ちあふれる。26日が千穐楽だが、25日夜が最後になる一部の役者たちの挨拶があり、笹本さんも「10代最後の夏と20代最後の夏は、どちらも帝劇でキムを演じていた」と。そうか、来年は30歳なんだね。でも、ますますきれいになったね。)

260820  War Horse (ウォー・ホース ~戦火の馬~) @ 東急シアターオーブ   原作: Michael Morpurgo 制作: Handspring Puppet Company 出演: Michael Wyatt Cox, Michael Stewart Allen, John Milosich
(2度目も最前列中央からの観劇。今回は素朴な歌の節回しが印象に残った。カテコで写真撮影が許されることを知っていたから何枚か撮った。)


イベント:

261021 第305回 日本貿易会ゼミナール  大泉啓一郎氏講演「大メコン経済圏 (GMS, Greater Mekong Subregion) の現状と今後の可能性」 @ 日本貿易会会議室  (世界貿易センタービル)
(日本からタイへの投資は質が高い。日本の直接投資累計額を2012年末で見ると、タイ向けは2兆4千億円でバンコク周辺に集中。中国向けは5兆9千億円だが、各地に散らばっている。今後、CLM(カンボジア、ラオス、ミャンマー)とタイの国境周辺が工場進出の穴場になろうという。大泉さんは日本総合研究所(三井系)で24年間、東南アジアひとすじ。)

261012 美樂舎10月例会  北川健次氏講演トーク「コレクションとは何か」 @ K's Gallery  (京橋三丁目)
(ぼくが所蔵する北川健次さんのコラージュ「盗まれた会話」を持参したら、全員が食い入るように眺めてくれた。コラージュは、平面が完成した途端に立ち上がってくるものだと。ぼくが作品を読み解いたストーリーを、作家は意識することなく興にまかせて作ったものだという。講演を聴いて、仕事に取り組む姿勢の厳しさに感嘆した。ぼくの「作品に吸い込まれていくような感覚」という評を高く買ってくださった。当年62歳なのだが、40代後半でも通るような若々しさ。3年前に日本橋高島屋でお会いしたときより若い感じだ。)

261009 Incubation Hub Conference 2014  グローバル・イノベーターの条件 ~新結合が新たなMiraiを創り出す~ @ 虎ノ門ヒルズフォーラム (虎ノ門ヒルズ 森タワー5階)
(小田島伸至さん( おだしま・しんじ  ソニー 新規事業創出部専任部長)、松本真尚さん(WiL 共同創業者ジェネラルパートナー)、山田進太郎さん(メルカリ社長)の話がおもしろかった。メルカリの台湾進出、東南アジア展開を仕掛けてみたい。川邊健太郎さん(ヤフー副社長)には、ちょっと「口先商社マン」の臭いを感じた。田中章愛さん(ソニー 新規事業創出部 IE企画推進チーム エンジニア)に好感。)

261007  「新外交フォーラム」創設パーティー 鼎談:櫻井よしこ、川村純彦、野口東秀 @ 霞山会館 霞山の間 
(ほかに渡辺利夫、田久保忠衛、花田紀凱の諸氏も演壇に。渡辺利夫総長と野口東秀さんにはご挨拶しようかとも思ったが、見知った人もほとんどおらず、ビュッフェが始まる前にそそくさと失礼した。櫻井よしこさんがじつににこやかだった。談話じたいは、本や雑誌で読んだほうがよほどいいかな。けっきょく、人となりを見に来たわけである。ぼくの読者イベントに来るひとも、似たような感想を抱いて帰ったのだろうなぁ。)

260913 マンスリー・プロジェクト  三文オペラの魅力  ~オペラと演劇の交差するところ:『三文オペラ』の魅力を読み解く~ @ 新国立劇場中劇場 
(ブレヒト研究家・谷川道子さん、クルト・ヴァイル研究家の大田美佐子さん、演出家・宮田慶子さんの鼎談。ウイーンには、飲食寄席とも言うべき Kabarett 文化があるのだと。キャバレーではなくカバレットと呼んで、誤解を避けていると谷川さん。宮田さんも自らの演劇人生に照らしつつ三文オペラへの熱い思いを語る。)

260824 美樂舎8月例会  林香君 (はやし・かく) 氏講演 「工藝から Kogei へ」 @ The Art Complex Center of Tokyo (大京町)
(台湾・台南出身で日本語は11歳ごろから学び始めたという。東京藝大卒、文星藝大教授の陶藝家。地道な活動に裏打ちされた美術教育論が会場の共感を呼んだ。)


観 映:

261023  法界坊 @ 東劇   演出・美術: 串田和美 出演: 中村勘三郎、中村扇雀、中村橋之助、坂東彌十郎、中村勘九郎、中村七之助、片岡亀蔵、笹野高史
(平成20年11月、平成中村座 (浅草寺境内) 公演。超デラックスな旅藝人一座の公演というべきか。最高の藝に下支えされながら、渋谷感覚でドタバタ劇寸前のところで思い切り遊んでいる。最後は一転、常磐津節で締めて、舞台奥を取っ払って樹林の借景で勘三郎が大見得を切る。)

261008  Jersey Boys (ジャージー・ボーイズ) @ 丸の内ピカデリー   監督: Clint Eastwood 出演: John Lloyd Young, Erich Bergen, Vincent Piazza, Michael Lomenda, Christopher Walken, Renee Marino, Mike Doyle
(観るまで知らなかったのだが、Sherry と Can't Take My Eyes Off You というビッグ・ヒットを飛ばした面々だ。ブロードウェイの舞台版はヒット曲を次々歌うカタログ ミュージカルだそうだが、映画は1950~60年代が生き生きと立ち上がって、そしてダレ場なし。もう一度見たい。10日に部の歓送会でこの映画のことを話したら、ニューヨーク駐在員だった後輩がこの舞台版でミュージカルに目覚めたのだと言いにきた。)

261006  A nagy fu"zet・Le Grand Cahier (悪童日記) @ TOHO シネマズシャンテ   作: Agotha Kristof 監督: Janos Szasz 出演: Andras Gyemant, Laszlo Gyemant, Piroska Molnar, Ulrich Matthes, Gyongyver Bognar, Orsolya Toth, Ulrich Thomsen
(ハンガリー語、ごく一部がドイツ語の映画。強烈な出来事が次々に淡々と進行するのは、映画「ホテル ブダペスト」に似たところあり。痛いことが連続して、悲惨に対してだんだん鈍感になってくるほど。そういう魔性をもった映画だが、諧謔が不思議に包み込む。ぜんぜん笑うべきことなんか、なにも無いのにね。『悪童日記』という作品が映像化は無理だと言われ続けてきたというのも分る。)

260904  一谷嫩軍記 (いちのたにふたばぐんき) 熊谷陣屋 (くまがいじんや) @ 東劇   中村吉右衛門、中村富十郎、中村魁春、坂田藤十郎、中村梅玉、中村又五郎
(平成22年4月、歌舞伎座公演。激情をしゃにむに抑える苦悩を描くことで究極の激情を描く、日本の美意識の神髄に迫った古典歌舞伎。江戸の街の3名の軽妙な会話から、やおら義太夫でワープする初っ端もさすがなら、耐えに耐え出家の身になり哭きつつ去りゆく吉右衛門の締めもみごと。映画冒頭に、2代吉右衛門が厳しかった初代を振り返りつつ謙遜して語る藝道の話も含蓄に富む。)

260904  連獅子 @ 東劇   作:河竹黙阿弥 出演:中村勘三郎、中村勘九郎、中村七之助、坂東彌十郎、片岡亀蔵
(平成19年10月、新橋演舞場公演。有名な古典出し物の全体像をようやく観た。合間に滑稽狂言を入れる趣向がさすが。)

260904  らくだ @ 東劇   中村勘三郎、坂東三津五郎、坂東彌十郎、片岡市蔵、片岡亀蔵、尾上松也
(平成20年8月、歌舞伎座公演。死人 (しびと) を大家さん宅で踊らせる趣向に爆笑する。おどおどした勘三郎屑屋が酔いが回るに従いやくざな三津五郎半次に絡みだす、この掛け合い加減が絶品。)

260831  私の男 @ 丸の内TOEI   出演: 浅野忠信、 二階堂ふみ 、藤 竜也、高良健吾、モロ師岡、河井青葉、山田望叶 (もちか、子役)
(小説よりもあっさりした感じだ。原作を読んだときは、映画化不能じゃないかと思ったものね。原作は時間をさかのぼっていくのだけど、映画はわかりやすく時系列で。)

260829  Fiona Tan: May You Live In Interesting Times + Kingdom of Shadows @ 東京都写真美術館1階上映ホール
(Fiona Tan のドキュメンタリー2篇。1作目は平成9年作品で、Fiona自身の血縁者をオーストラリア、ドイツ、インドネシア、果ては中国福建省の譚家の里までたどってアイデンティティを模索する。福建省の譚家の里で感じた違和感を正直に語っているところがいい。2作目は平成12年作品で、写真映像文化論。様々な写真収集家を取材する。玄人なみにシャッターチャンスを生かした素人作品が好きだという本格コレクター (100万枚の写真を集めたと豪語) がなかなかのもの。)

260828 MET ライブビューイング 2012-13  Giuseppe Verdi: Un Ballo in Maschera  (仮面舞踏会) @ 東劇   指揮: Fabio Luisi 演出: David Alden 出演: Marcelo Alvarez, Dmitri Hvorostovsky, Sondra Radvanovsky, Stephanie Blythe, Kathleen Kim
(平成24年12月8日、メトロポリタン歌劇場での収録、イタリア語公演。シェークスピア的に名づければ「早合点の悲劇」。仮面舞踏会は第3幕、悲劇の舞台である。白い翼をつけた小姓の Oscar を演じる Kathleen Kim さんが Nixon in China 平成23年MET公演で江青夫人を演じる画像を帰宅後に観た。)

260821  幕末高校生 @ 丸の内TOEI   出演: 石原さとみ 、玉木 宏、佐藤浩市、柄本 明、 川口春奈 、柄本時生、千葉雄大
(CG が使えたからか幕末の江戸もちゃちでない。石原さとみさんが「ピグマリオン」で見せてくれたノリだった。彼女がいるから、いい映画。最後に一学級が明治初年へタイムスリップし、続篇を約束。)



読 書:

<図書館から借りて読了>

261023 火星の人   (ハヤカワ文庫、平成26年刊)  Andy Weir 著、小野田和子 訳
(火星にひとり残された男が、絶望的状況をひとつひとつクリアしていく。映画6本分の感動が得られる。)

261018  住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち    (講談社+α新書、平成25年刊)  川口マーン惠美 著
(「8勝2敗」といっても、その8項目と2項目が本書にリストアップされているわけではない! 日本の義務教育の良さを見直しました。ドイツが外国人労働力を受け入れていかに国をダメにしたかは、日本にとっていい教訓だ。)

261018  競争優位の終焉  市場の変化に合わせて、戦略を動かし続ける  (日本経済新聞出版社、平成26年刊)  Rita McGrath 著、鬼澤 忍 訳
The End of Competitive Advantage: How to keep your strategy moving as fast as your business の邦訳。書名を見たとき「競争の時代は終わった。のほほんといきましょ」という趣旨かと思ったら真逆で、競争優位は持続しないのだから変化しつづけよという厳しいメッセージ。Infosys 社は従業員が2割の時間を教育と研修に充てるよう期待されていると。「新しいスキルを獲得する能力でもって人を評価する」切り口も一般化しつつあるらしい。)

261012  透明な人参  莫言珠玉集  (朝日出版社、平成25年刊)  莫言 著、藤井省三 訳
(短篇6篇を収める。「花束を抱く女」がカポーティを思わせる幻想作。「透明な人参」「金髪の赤ちゃん」絵画的比喩を踏み台に、粗削りに現実と夢想を行き来する。「良医」「鉄の子」も佳作。)

261005  コトラー ソーシャル・マーケティング  貧困に克つ7つの視点と10の戦略的取り組み  (丸善、平成22年刊)  Philip Kotler/Nancy R.Lee 著、塚本一郎 監訳
Up and Out of Poverty: The Social Marketing Solution , Pearson Education, 2009 の邦訳。社会といかに細分化対応して人の向上心を引き出して結果につなげていくか。なるほどマーケティングである。フィリピンで急増する貧困漁民。ハンガリーのロマ人へのマイクロソフトによるIT教育支援。小さなブユが媒介するオンコセルカ症(=河川盲目症)との戦い。)

261005  コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント   (ピアソン・エデュケーション、平成20年刊)  Philip Kotler/Kevin L.Keller 著、月谷真紀 (つきたに・まき) 訳、恩蔵直人 (おんぞう・なおと) 監修
Marketing Management, 12th Ed. , Prentice Hall, 2006 の邦訳。967頁、厚さ5.5センチ、電話帳大のハードカバーで、借りたときは呆然としたが、会社の勤務時間も自己研修に使わせてもらい通読して、世の中の見方がずいぶん多様になり、ニッチなところ、空白地帯を発見してアイディアを生む視点も大いに養えた。マーケティングとは、つまるところ応用行動経済学だ。人間学の一部門だ。)

260930  風   (河出書房新社、平成26年刊)  青山七恵 著
(短編集。うち「二人の場合」は冗長、「風」は劇的なドタバタ。自分のマンションが消える「予感」が不思議な佳品。)

260928  脱走と追跡のサンバ   (角川文庫、昭和49年初版、平成8年改版)  筒井康隆 著
(壮大な古典だ。10頁分で野田秀樹演劇1篇になりそう。忠実な実写版制作は不可能で、美大生のアニメにして20時間分の夢の航行。中条省平さんの推薦本。)

260917  コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 基本編   (ピアソン桐原、平成20年刊)  Philip Kotler/Kevin L.Keller 著、月谷真紀 (つきたに・まき)
A Framework for Marketing Management, 3rd Ed. , Prentice Hall, 2007 の邦訳。世の中の腑分けをするための用語を学んだが、それを応用して何か次のステップに行ける感じがしない。まだ初歩の初歩です。)

260914 山田風太郎 明治小説全集一  警視庁草紙・上   (ちくま文庫、平成9年刊、原著 昭和48~49年「オール讀物」掲載)  山田風太郎 著
(江戸の風と明治東京が絢爛に行き交う推理もの。中条省平さんの推薦本。)

260912  道化師の蝶   (講談社、平成24年刊)  円城 塔 (えんじょう・とう)
(Latino sine flexione で書かれた『猫の下で読むに限る』という作品云々というくだりがあるが、その設定が全く生かされていない。クソ面白くもない表題作とそれに続く「松ノ枝の記」をそもそも『群像』誌が何を好んで掲載したのか理解不能。)

260907 日本統治時代の台湾  写真とエピソードで綴る1845~1945   (PHP研究所、平成26年刊)  陳柔縉 著、天野健太郎 訳

(“人人身上都是一個時代”の訳本。歴史を淡々と振り返る。)

260907  吉田晁 (あきら) 伝説   (河出書房新社、平成15年刊)  塩澤実信 著
(筑摩書房の創業者の波瀾万丈だが、ぼくならこのひとは敬遠するだろう。書中、竹内好曰く≪古田その人が求めたのは、本を出版することではなくて、それを介して自分のすきな人間に直接ふれ合うことだったのではないか。≫ 当っていそうだ。ちなみに晁さんの次男の古田剛さんは三菱商事に勤めた由。)

260830  私の男   (文藝春秋、平成19年刊)  桜庭一樹 (さくらば・かずき)
(この愛は映像化不能に思える。あした映画を観ます。)

260827 劣化国家   (東洋経済新報社、平成25年刊)  Niall Ferguson 著、櫻井祐子 訳
(ニーアル・ファーガソン教授の語り口がいい。このひとの『憎悪の世紀』『文明』『マネーの進化史』など、読んでみたい。)

260824  夜の樹   (新潮社、昭和45年刊)  Truman Capote 著、龍口直太郎 訳
(全10篇。これはこれで良い訳。なぜ村上春樹がわざわざ6篇を新訳で出したのか、さっぱり分らん。)

260824  ティファニーで朝食を   (新潮社、昭和35年刊)  Truman Capote 著、龍口直太郎 訳
(全4篇。「ティファニーで…」の主人公のホリー・ゴライトリーは、「誕生日の子供たち」のミス・バビットや「わが家は花ざかり」のオティリーと通じるキャラだ。「キャリフォーニア」とか「マルチニ」「ニュー・ヨーク」といった外来語表記が翻訳刊行の古さを感じさせる。)

260817  スキャンダル戦後美術史   (平凡社新書、平成18年刊)  大宮知信 (とものぶ)
(アートコレクターとして知っておくべき負の常識。藤田嗣治が戦争責任の重さに気づいたのは戦後渡仏してナチス迎合作家への批判を目にしてから、という説が興味深い。戦争責任を言うなら筆頭は横山大観だと。猪熊弦一郎さんも盛んに戦争画を描いていたそうだが、いまはオモテに出てきませんね。もっともぼくは戦争画について特段の批判の必要を感じない。批判する奴らは、まず社会主義国のアートを先に批判してみろと言いたいね。本書で一番ぐっときたのは「無言館」設立にまつわる話だった。昭和23年生まれの著者なので、闘争左翼っぽい熱(=国家権力を斜に見る姿勢)があふれることもあるが、朝日的な体制左翼でないから読んでられるわけだね。)

260817  イスタンブールを愛した人々   (中公新書、平成10年刊)  松谷浩尚 (まつたに・ひろなお)
(12人の人物を軸にして周りを補い、過不足ないトルコ近代史になっている。トルコ語にフランス語からの外来語が多い歴史的理由も理解できた。トルコは第二次大戦への参戦圧力を巧みにかわしながら、ドイツと日本に宣戦布告したのは昭和20年2月23日のことだった。そうか、日本とトルコも半年ほど戦争してたんだね。)


<積ん読 (つんどく) 本、ようやく読了>

260925  ヤクザが消滅しない理由。 「調査報道」で疑問氷解!  (不空社、平成15年刊)  David E. Kaplan・Alec Dubro 著、松井道男・坂井純子 訳
(現代史の歴史書に属するが、小説として読んだ。現代史のB面として、わが同時代を理解するために不可欠の側面だ。)


<平成260817 以降に購入・受領/読了>

261026  幻想耽美 Japanese Erotica in Contemporary Art    (PIE International 平成26年刊)
(ヴァニラ画廊やスパンアートギャラリーで見てきた作家さんたち50名が総進撃だ。変化球でストライクゾーンど真ん中に来た。)

261023  現代画家が描く美しい女性像  写実画と日本画のすばらしき世界   (綜合図書、平成26年刊)
(島村信之さん、小尾修さんから寒河江智果さんまで18名の作家の近作を中心に。ぼくのストライクゾーンど真ん中の本だ。)

261022/22  KiyaKiya アニメーション原画集    (ナナクロ社、平成25年刊)  近藤聡乃 (あきの)
(KiyaKiya は大好きなアニメだ。作品は1秒15コマだそうだが、1秒1コマずつ採録した原画集。線がまろやかでうつくしい。500部限定出版の著者サイン本。)

261022  日本発! 世界のヒット商品    (毎日新聞社、平成26年刊)  毎日新聞経済部 編
(世界各地域の事情に合わせた商品開発というと、いまや韓国企業のほうを連想してしまうのだが、日本企業も地道に頑張っていることが分ってうれしい。)

261021  Ragtime Tumpie    (Little, Brown and Company 平成元年刊)  Alan Schroeder 文、Bernie Fuchs 画
(「日曜美術館」Bernie Fuchs特集で紹介されたのでAmazonで探して米国から古本を買ったもの。いい絵だ。この本、宝物にします。)

261020  なぜ「四畳半襖の下張」は名作か    (三一書房、平成7年刊)  矢切隆之 著
(「四畳半…」の転載あり、読んでみようと。評論著者はポルノ作家。)

261018  渦巻カフェあるいは地獄の一時間    (思潮社、平成25年刊)  野村喜和夫 (きわお) ・北川健次 著
(野村喜和夫さんは昭和26年生まれだから、年齢的に北川健次さんと同学年か1つ上にあたる詩人。)

261018  美の侵犯 蕪村×西洋美術    (求龍堂、平成26年刊)  北川健次 著
(最初 不忍画廊で見て、気になっていた本。)

261018/28  絵画の迷宮  ダ・ヴィンチ|フェルメール|ピカソ|ダリ|デュシャン    (新人物往来社・文庫、平成24年刊)  北川健次 著
(新潮社 平成16年刊『「モナ・リザ」ミステリー』の加筆決定版。偉大なる藝術家たちの脳の彷徨に向き合う詩的体験。)

261017  「チューリヒ美術館展」図録   (朝日新聞社、平成26年刊)  
(Valotton と Segantini のために買ったようなものだ。)

261017/28  「モナ・リザ」ミステリー  名画の謎を追う   (新潮社、平成16年刊)  北川健次 著
(新人物往来社で文庫化したものを読んだ。)

261017  版画藝術 101号 特集 北川健次   (阿部出版、平成10年刊)
(Amazon で北川健次さんを検索した収穫。67~108頁の特集は、北川藝術を鳥瞰できる図版に加えてインタビューや北川さんのエッセーなど充実。なんと北川さんのオリジナル版画も1枚添付されている。)

261016  「従軍慰安婦」 朝日新聞 vs. 文藝春秋   (文春新書、平成26年刊)  文藝春秋 編
(西岡力、秦郁彦、櫻井よしこ、石原信雄、塩野七生らの皆さんが『諸君!』や『文藝春秋』に寄せた文章の再録本。)

261016/18  英会話不要論   (文春新書、平成26年刊)  行方 (なめかた) 昭夫 著
(書名がミスリーディング。『英会話信仰の虚構』あたりが正。第1部は So what? の感があるが、第2部の誤訳論の話が秀逸。)

261009  なぜ新規事業は成功しないのか 「仮説のマネジメント」の理論と実践 [第3版]   (日本経済新聞出版社、平成20年刊)  大江 建 (たける)
(書名がうまい。マーケティングの本を読んでから、新規ビジネスのアイディアに関心が向くようになった。ぼくの中でちょっとしたパラダイムシフトが起きている。)

261006 Photo:Box  Bringing the Great Photographers into Focus 世界のフォトグラフィー 1826-2008   (青幻舎、平成22年刊)  Roberto Koch 編
(210名の写真家の250点の有名写真を収める。これらの写真の半分くらいは写真家の名前がすらすら言えるようになりたいものだ。)

261005  Origins: the Art of John Jude Palencar   (Underwood Books, Nevada City, CA, USA 平成18年刊)  Cathy Fenner/Arnie Fenner 編
(昭和32年生まれ。シュールとホラーのラフスケッチと本画。女性がきれいに描けるひとだ。フィラデルフィア オペラのための「蝶々夫人」ポスター原画がいい。)

261003  Drawings and Photographs of Musubu Nakai   (鳥籠画廊、平成26年刊)  中井 結 著
(鉛筆画と写真。沖縄で撮った少女の写真がいい。期待外の収穫。)

260930  小尾修画集 痕跡   (藝術新聞社、平成26年刊)
(Gallery Suchi にて署名入りのものを購入。)

260925  「魅惑のコスチューム: バレエ・リュス展」 図録   (TBSテレビ、平成26年刊)
(9月1日に終わった国立新美術館での展覧会の図録。売り切れで、第2刷を注文したもの。美しい本。注文してよかった。)

260924  Florence Miailhe フローランス・ミアイユ 1985-2007   (アートスペース・サンカイビ、平成19年刊)
(銀座三越8階画廊での個展でビビッときて購入。)

260920  種村季弘の眼 迷宮の美術家たち   (平凡社、平成26年刊)  柿沼裕朋 著
(板橋区美術館の企画展の図録も兼ねた単行本。)

260917  Jaffna: A Sketch Book   (Weerakkodige Vasantha Perera 平成20年刊)  Vasantha Perera 著
(スリランカの人々の生活ぶりを緻密な水彩画で描く。Niche Gallery で西村冨彌さんから わけていただいた。)

260917  Kandy: A Sketch Book   (Weerakkodige Vasantha Perera 平成22年刊)  Vasantha Perera 著
(スリランカの建築や文物を緻密な水彩画で描く。)

260913  三文オペラ   (光文社古典新訳文庫、平成26年刊)  Bertolt Brecht 著、谷川 (たにがわ) 道子 訳
(新国立劇場で購入。公演紹介の帯つき。)

260912  「オルセー美術館展」小図録   (読売新聞社、平成26年刊) 
(縦が文庫本大のおしゃれなハードカバー小冊子。記憶のよすがとしての図録は、こういう判型のものがあってもいい。)

260909/270621  関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった!   (ワック、平成26年刊)  加藤康男 著
(名著だ。最近日経で2度立て続けに、大規模な朝鮮人虐殺を前提にした記述が登場したので、警戒している。在日活動家らが、今度は福島県一帯に「関東大震災の真実を忘れない」をお題目に銅像を建てて回ることもありうるな。)

260909/13  朝日新聞元ソウル特派員が見た「慰安婦虚報」の真実   (小学館、平成26年刊)  前川惠司 著
(「今さらおまえが何を…」と、ネット上の評判はあまりよくない本。注意深く、社秘はひとつも漏らしていない。おやじの与太話的な文体は、インタビューをライターが書籍化したことが見え見え。)

260906  中国語の環 合冊本III   (日本中国語検定協会、平成26年刊)
(『中国語の環』誌の第84号~第95号。レクチャー講師の李錚強先生が成語や新語についてエッセーを書いているので購入。)

260906  中国語の環 総集編 II   (日本中国語検定協会、平成15年刊)
(『中国語の環』誌の創刊号~第62号から学習関連読みものを集めたもの。検定協会の準1級試験説明レクチャーを受講し、他の受講生よりも明らかに自分が上手なのに気を良くし、もっと勉強しようと購入。)

260904  Jasper Johns: A Retrospective   (The Museum of Modern Art, New York 平成8年刊)
(平081020から平090121にMoMAで催された回顧展の豪華図録。頁のあいだに、東京都現代美術館で平090628から平090817に開かれた同展のパンフが挟まっていた。)

260904  みづゑ   (美術出版社、昭和50年2月、9月、昭和51年1月、8月、昭和55年2月刊)
(シロタ画廊で老コレクター所蔵品売却あり、ぼくにとって伝説的存在の『みづゑ』旧号を購入。今から見れば『美術手帖』の特大スペシャルで、いかにもためになりそうな内容だ。昭和51年で定価1,500円ということは、現在の3,000円というところ。その値段でおまえ買うかと言われれば、やはりためらう。
昭50/2 「アメリカン・ポップ・アートの変貌」特集
昭50/9 創刊70周年記念「現代美術の巨匠 デュシャンからウォーホルまで」
昭51/1 「アメリカの現代美術」特集
昭51/8 「日本の前衛=戦前の歩み」「ネパール=集落から都市へ」
昭55/2 「シュルレアリスムの精神」「李朝民画」
李朝民画の良品の紹介あり。作家名が伝わらないところが「民」画の謂われか。)


260901  Russkij kinoplakat/The Russian Film Poster   (Kontakt-Kul'tura, Moskva 平成14年刊)
(20世紀のロシアの映画ポスター300点を大判カラーで紹介。「バレエ・リュス展」で購入。)

260828/30  「岸田吟香・劉生・麗子 知られざる精神の系譜」展 図録   (毎日新聞社、平成26年刊)
(今年2~4月の世田谷美術館の企画展を見損ねたのだが、図録を通読して感銘を受けた。吟香は文化事業者として闊達だし、劉生が美術から演劇にのめり込むようすにも共感する。脇筋だが山本芳翠「裸婦」 (明治13年頃作、岐阜県美術館所蔵) の美しさに驚嘆。芳翠は重工長船所蔵の「天女」の作者でもあると知り、繋がった。武者小路実篤の戯曲「かちかち山と花咲爺」のために劉生が描いたペン画が素敵。)

260828  日本の自画像 写真が描く戦後 1945-1964   (クレヴィス、平成21年刊)
(世田谷美術館の5年前の写真展の図録。代表作を厳選してあり密度が高い。謝辞を見ると、東京都写真美術館の協力を仰がず頑張っている。)

260828  「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」図録   (NHK・NHKプロモーション、平成26年刊)
(コラム解説など全体の編集が秀逸。造本も、頁が全開できるので机上で広げておくにもコピーするにも便利。)

260826  見世物稼業 安田里美一代記   (新宿書房、平成16年改訂新版刊、原著 平成12年刊)  鵜飼正樹 著
(ヴァニラ画廊の企画展で購入。鵜飼正樹さんから著者署名をいただいた。)

260825/26  藝術新潮 韓国 Korea 未知の美と出会う旅   (新潮社、平成18年8月号)
(写真に見苦しいゴミや場違いな人工物が写っていないことに妙に感心してしまった。韓国で詐欺に遭った話が2つも載っている。他国の特集号で、そういう国はないだろうよ。)

260825  藝術新潮 イギリスの歓び England & Scotland 美術でめぐる、とっておきの旅ガイド   (新潮社、平成15年8月号)
(光は明るく、しかし無人で荒涼感もある写真が多い。この号をほめた文章をどこぞで読んだので注文した。)

260824  「幻獣神話展 寓意夢想の召喚」展 図録   (アーキテクト社・ほるぷ出版/スパンアートギャラリー、平成26年刊)  
(Bunkamura Gallery で、種村品麻さんに「作家がサインしますから」と奨められて。)

260821  ニューエクスプレス アイヌ語   (白水社、平成25年刊)  中川 裕 (ひろし)
(エクスプレス・シリーズ旧版の「アイヌ語」 (千歳方言版) は通読勉強し今は倉庫に。新版 (沙流方言版) は内容が全面的に差し替わった。)

260821  ネイティブが教える英語の句動詞の使い方   (研究社、平成26年刊)  David A. Thayne・古正佳緒里 (ふるしょう・かおり)
(句動詞教材はいろいろ買ったが、通読する気になったのは本書がはじめて。)


CD:

260917  Elisabeth Das Musical   (Hitsquad Records 平成24年)
(初演25周年記念版。平成24年9月5日 Raimund Theater 公演から。)

260917  Broadway in a Box: the Essential Broadway Musical Collection   (Sony Music Entertainment 平成24年)
(歴史的名盤25枚をLPレコードのミニチュア版仕立てにして解説小冊子つきでボックス売り。これで1万7千円なら安い。25作は、Annie; Anything Goes; Cabaret; Camelot; Carousel; Chicago; A Chorus Line; Company; Fiddler on the Roof; Guys and Dolls; Gypsy; Hair; Hello, Dolly!; How to Succeed in Business Without Really Trying; Into the Woods; The King and I; Man of La Mancha; My Fair Lady; Oklahoma!; Oliver!; Show Boat; The Sound of Music; South Pacific; Sweeney Todd; West Side Story.)


DVD:

260929  My Fair Lady   (パラマウントジャパン、平成25年発売)
(昭和39年作品。CDを聴いたら、映画も観たくなった。)

260929  Breakfast at Tiffany's   (パラマウントジャパン、平成22年発売)
(昭和36年作品。カポーティの小説も読んだし。)

260929  Sabrina   (パラマウントジャパン、平成22年発売)
(昭和29年作品。) >


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