260819
Opposite eico wada×望月宗生 (~8/24) @ The Art Complex Center of Tokyo, ACT 4 (大京町)
(望月宗生さんのシャープペンシルによる精密写実の女性たちの絵。手元に余裕があれば3枚買いたかった。ぼくが愛を交わしたことのある女性そのままの絵もあった。だったら絵を買えよ! と言われそうだけど。いっぽう eico wada さんは、切り絵のような太い輪郭で、花札モチーフのシリーズなど。)
260819
美樂舎 第23回マイ・コレクション展 (~8/24) @ The Art Complex Center of Tokyo, ACT 5 (大京町)
(ミヅマアートギャラリーの理不尽な介入で、トラブル回避のため取り急ぎ説明コメントを貼りかえるべく再訪。ことの顛末をブログに書いたら大反響あり。)
260818
美樂舎 第23回マイ・コレクション展 (~8/24) @ The Art Complex Center of Tokyo, ACT 5 (大京町)
(わたしは台湾の Natako Oo さんの「少女恋物」2連作を展示。会田誠さん「犬 雪月花」3連作を画集から縮小カラーコピーして参考資料としてNatako 作品の下に掲示したら、翌日に想定外の展開。)
260815
岡村昭彦の写真 生きること死ぬことのすべて Photographs by Akihiko Okamura: all about life and death (~9/23) @ 東京都写真美術館・3階展示室 (三田一丁目)
(熱い時代からベトナムの風が吹いてくる、真夏の写真展。岡村昭彦さんは、さわやかな笑顔の小太りの男。昭和4年に海軍大佐の長男として生まれ、昭和60年に56歳で敗血症で逝く。まだまだすごい瞬間が昭彦さんを待っていたはずなのにと思うと、目頭が熱くなる。)
260813
綿引明浩展 さかさまの絵画 Illusion in the Masterpiece (~8/14) @ Bunkamura Box Gallery (道玄坂四丁目)
(綿引さんの“キャスト”と呼ばれるキャラたちが泰西名画の中に入り込んで旅をする。ガラス絵を組み合わせることで、3層にわたる立体画面を作っている。個展の英文名は ...Masterpieces と複数形にしてほしいところ。)
260813
人形偏愛主義 ヒトガタへの受胎告知 (~8/17) @ Bunkamura Gallery (道玄坂四丁目)
(亀井潤「根来管人魚」が欲しくなった。薄荷緑の液を満たした試験管に古風な紅の和装束の人魚がいて、こちら向きに目をつむっている。それが綿をつめた小さな木箱に収めてある。自室で、この木箱の蓋を開ける瞬間って、めくるめく快感だろうな。矢沢俊吾 “A Miracle of Bio Resurrection” は、うっとりとした全裸の女性が今しも実験台のロボットアームで創り出されたようす。甲秀樹「老王」はリア王の謂いか、華麗な王装束だが下は哀しくもデカい男根が垂れる。)
260811
Still Life 展 ―ジョルジョ・モランディに捧ぐ― (~8/24) @ カッシーナ・イクスシー(Cassina ixc.)青山本店 (南青山二丁目)
(幕内政治 (まさはる)
さんに案内をもらったので行った。想像を超えてリッチな家具屋さん、いやインテリア店にて、ベッドやソファのしつらえにマッチした絵を展示販売。松川朋奈さんが3点、そのうちチョコアイスクリームの食べあとの器の絵が、雰囲気にはまっていて納得。菅野由美子さんの器ものの丹念な静物油画や、城田圭介さんの油画と写真を切れ目なく融合させた静物画もいい。最上階の3階では Giorgio Morandi の壜や陶をモチーフにした絵から作り起こした美しい壜や、浮須恵 (うきす・めぐみ)
さんが本展のために制作したリトグラフを展示。1階、2階とゆっくり見て、閉店まぎわに3階があることに気がつき、あたふたした。3階奥の V.クリストのコラージュ “Wrapped Computer” がオフィス向けアートのおもしろい提案になっていた。本棚に Marlene Dumas の画集(Phaidon 刊)あり。)
260808
現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクションより
Guess What? Hardcore Contemporary Art's Truly a World Treasure: Selected Works from the YAGEO Foundation Collection (~8/24) @ 東京国立近代美術館 (北の丸公園)
(展示替えもなく、すでに1度心ゆくまで観たのに再訪するのは稀。その価値ありの展覧会だ。ラッキーなことに、企画構成担当の学藝員・保坂健二朗さんが70分にわたりギャラリー・トークをしてくれた。)
260802
近藤亜樹 Works on paper 2011-2014 (~8/2) @ ShugoArts (清澄一丁目)
(紙袋に描いた色彩豊かなドローイングで3面の壁を埋めた。描いたときは公開を想定していなかったというが、プリミティブアートっぽいが宗教的昇華が感じられる作品群は普遍的価値に達している。大柄な油画作品も何点か。昭和62年生まれ、東北藝工大実験藝術 院修了。)
260802 Introduction of Contemporary Asia II
Entang Wiharso|Second Homeland (~8/9) @ hiromiyoshii tokyo (清澄一丁目)
(インドネシアの作家の金属レリーフ。現代人と神話上の存在者が境目なく同居するプリミティヴ・アート。)
260724
Field of Now 展 (~7/31) @ 飯田美術 (銀座七丁目)
(飯田美術はオーナーが ねちっと上から目線で、イヤな画廊である。本展がどうしても見たくて、同画廊の移転後はじめて来てみた。森天飛さんの描く幻想写実のヌード。大橋周平さん描く妖艶な強い女性。その他、作家の幅を広げようとしたのか、飯田美術の柄にもなく写実から縁遠い若手の作品も。しかしながらオーナーの客への上から目線は相変わらずだ。やはりもう来まい。)
260723
大竹夏紀個展7 (~8/2) @ Gallery b. Tokyo (京橋三丁目)
(女の子の理想像を蝋纈染めで染色した絵画。いちだんと進化している。手ごろサイズのパネルに貼ったりアクリル額装したものは完売。壁いっぱいに繰り広げる大作は売れにくいけれど、美術館に進出するにはそういう大物もコンスタントに出していくことが必要だね。今回の新機軸は OHP シートにプリントして切り抜いた、吊らし飾り型の美女や蝶々。)
260715
立澤香織 個展 「女の子ってこういうものよ」 (~7/20) @ The Artcomplex Center of Tokyo, ACT 3 (大京町)
(今回も実験作、問題作がいろいろと。和服ストリップ3点セットから 「更衣後」 を購入 (tridek mil + i)
。式田さんが、3点まとめて買えと勧めるけど。)
260713
絵画の在りか the way of PAINTING (~9/21) @ 東京オペラシティ アートギャラリー (西新宿三丁目)
(22人展。観はじめは「VOCA展超えか!?」と感動したが、だんだん盛り下がる展覧会だった。いち押しは、政田 (まさだ)
武史さん、ゆらゆらとしたステンドグラスのような絵だ。鹿野震一郎さんもおもしろい。Primitive Art + Minimal Art + Shyness だな。八重樫ゆい さんの塗り見本のような小品は、色彩センスのよさを物語る。横野明日香さんのモノクロ画は、ダムをこう描いてきたかァ!と いささかの新鮮感あり。次の展開をどうするのだろう。このまま何作か描いたあとは急速に飽きられかねないが…。)
260702
Felix Vallotton: Le Feu sous la glace ヴァロットン ― 冷たい炎の画家 (~9/23) @ 三菱一号館美術館 (丸の内二丁目)
(精密な写実、劇的幻想とりわけ裸婦の、そして温かくも鋭いまなざしの感じられる木版画と、3つの天地をもっているのが、天賦の才の証明。裸婦は純粋美として昇華しているし、演劇の奥行を感じさせる人物描写も変化に富んでいる。Edward Hopper と並び、ぼくの心の殿堂入りだ。Vallotton の画集を集めてみよう。)
260701
Darcy the Flying Hedgehog ハリネズミのダーシー展 (~7/19) @ ヴァニラ画廊 B Gallery (銀座八丁目)
(微妙に顔がつぶれているところが、一層のかわいさにつながっているのかな。長女に渡せば心の癒しになるかと思い写真集も買った。)
260701
たんざく展 IV Pray For Our Future (~7/12) @ art data bank (銀座七丁目)
(60名以上の作家が、短冊フォーマットの絵画を寄せた。「短冊」 はあくまでサイズの指標であり、パネル上の油画や立体コラージュもちらほら。「サムホール判」 という指標に対抗する日本発のサイズとして盛り上げていけば、おもしろい展開になるかも。伊勢丹新宿店本館5階アートギャラリーでもタイアップ企画をほぼ同時開催。企画は、八犬堂×Katsumi Yamato Gallery×見参で、Tagboat でウェブ販売も実施している。)