ある主婦の学生生活記

ある主婦の学生生活記

大学院

大学院にいく

2005年1月末からの春学期よりCalifornia State University某校のMaster of Science in Biochemistryプログラムの学生になりました。

大学院進学を決めたわけ

渡米当初自分がまさかアメリカで大学院に進学することになるとは夢にも思いませんでした。

むしろ、渡米当初はアメリカの大学院生なんて何も考えずにのんきにアメリカに来てただの一主婦になってしまった私にとっては、雲の上の存在。

本当に「すごーい。」って思ってました。

しかしながら、
エクステンション時代にそこで出される課題とかをよく協力してやっていた友人が大学院に進学することになって、アメリカの大学院といっても、学校によってはそれほどハードルが高い場所ではないのではないかな?という思いが高まったのが渡米してから約半年後。

その後、
コミュニティカレッジに通学するようになって、
最初は自分の英語力のなさのためにそこですら授業についていくのが精一杯で、こんな英語力では大学院なんてとうてい無理としばらくあきらめていた時期がありました。

しかしながら、
コミカレで春セメスター、夏セメスターと授業を取り終えて、コミカレの授業でもなんとかやっていける状態になったときに、

ふと、自分がコミカレでやっているビジネスの勉強は少なくとも既に日本での社会人経験がある私にとっては、特別有意義なものではないかなと思い始めました。

また日本に帰国したら、医薬の分野で仕事をしたいと思っている私にとっては、

コミカレでは特にその分野で生かせるようなことを明らかに身に着けることができないな(結局、大学院の勉強も役立つのか謎なのですが。)とも思いはじめました。

かといって、私はアメリカで働けるビザもないし、ビザのサポートまでしてもらえるほどの実力もあると思えないし。

とはいえ、家でぼーっとしているのももったいない気がする。。

そこで思い出したのが大学院の存在。

とにかく、やれるだけやってみようと思い、大学院に出願することにしました。


出願時期

私が前に行っていた語学学校及びエクステンションはそれこそ授業が始まる直前、
またコミュニティカレッジでも授業開始日の数ヶ月前に入学手続きを始めても十分過ぎるぐらいだったのですが、
大学院や4年制大学になると、一般的に希望する入学時の10ヶ月から数ヶ月前に願書が締め切られます。

私が行っている大学院では、International Studentの願書は
秋学期(8月末からはじまる)入学の場合3月頃、
春学期(1月末からはじまる)入学の場合10月頃締め切られるようです。

ですので、大学院に進学する場合は、願書を出してもすぐ入学できるわけではないので、相当の準備期間が必要です。


出願書類

アメリカ大学院進学を決めたら、出願に必要な書類を集める必要があります。

必要な書類は基本的に、

1.願書
(学校のHPからオンラインでダウンロードできたり、提出できたりするのが普通です。)

2.TOEFLのスコア
(ETSに直接出願先の学校まで送ってもらいます。私の所属する学校の要求点はCBTで213点。
実際授業を受けてみて感じることは、このTOEFLの要求点を余裕で満たせない英語力では、まずアメリカの大学院でやっていくのは周りと持っている英語力が違いすぎて、相当苦労するということです。
ですので、TOEFLなんて真の英語力を測れるテストじゃないのは事実ですが、頑張って基準点をクリアするしかないと思います。ちなみに私の学校に限っては、TOEFLは213点をクリアしてれば、それ以上の点数であろうがなかろうが特に入学審査に影響しないのではないかと思いました。)

3.大学の成績証明書及び卒業証明書(英文)
(大学のときしっかり勉強してよい成績をとろうとはしなかった私の過去を少し後悔しました。。
でも、GPAは一応3.0以上あったので、問題なく大学院に入れたようです。)

4.志望動機を書いたエッセイ
私の過去の日記 にどのような過程を経て作成したか記載してあります。書き上げたらそこら辺のアメリカ人に添削を依頼するより EssayEdge.com のようなサービスを使う方がよっぽど良いと私は感じました。)

5.銀行の残高証明書

6.推薦状2通から3通
(私は出願を決めた時点で、大学を卒業してから早5年半経過しており、1年以上前に退職した会社の上司とは音信普通になっていたので、最初は推薦状を書いてくれる方がいないかも?と頭を悩ませてしまいました。
でも、誰にも推薦状を依頼しない前から悩むのは杞憂でした。思い切って大学時代に所属していた研究室の教授及び当時の助教授、会社の上司にメールで推薦状を依頼したところ、引き受けてくださいました。
その代わり、下書きは自分でするはめに。。
でも、その後会社の上司には私が下書きした推薦状を自ら推敲してくださり、本当に良いものに仕上げていただきました。思わず涙が零れ落ちそうになった出来事でした。)

7.GREのスコア
(通常の学校では要求しているようなのですが、私の学校やその他CSU系の学校では、専攻によってはGRE等を受ける必要がないようです。
同じ学校のMS in BiologyのプログラムはGREのSubjectテストまで受けるように要求しているのに、なんだかこれには拍子抜けしました。)

出願校

どうしても2005年の春学期から大学院に入学したかったことや、私の大学時の成績があまりよくないことや、金銭的な問題や、主婦業と難関校のコースワークを自分が両立できると思えなかったことから、出願先はCSU(カルフォルニア州立大学)系列の学校に絞ることにしました。


合格通知

結局出願した2校両方から合格の知らせをもらうことが出来たのですが、
この知らせが遅いこと遅いこと!!!

色々出願書類の提出の時点で不備があったのも一つの理由かもしれませんが、9月の中旬に出願を完了して、正式な合格通知が来たのはなんと翌年の1月に入ってから。本当にぎりぎりすぎる。

(一応、今の学校からは11月の初めに学部のアドバイザーから、大学本部の審査は終わっていませんが、学部で審査した結果は合格ですというメールは来ましたが。。)


そして入学

語学学校、エクステンション、コミカレと長い寄り道をしてようやく大学院で勉強できることになりました。でも、大学院に入学して思うことは、少なくともコミカレ等の学校で身に着けたサバイバルスキルがなければ、まず自分は今の学校でもやっていけなかったんじゃないかなということです。そういった意味ではコミカレで1年間勉強出来たことは特に非常に恵まれていたのかなと思います。


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