☆kenkoumania☆

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2011.09.20
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カテゴリ: 放射能汚染

福島原発事故後の不審な病死(80万アクセス)

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原発報道はめっきり少なくなってきました。なぜでしょう。専門家で安心している人は誰もいないと思いますが、このままではみんな忘れてしまいそうです。(事実、TVはバラエティー番組ばかりです)この次大きく取り上げられるようになったときには、もう手遅れなのですが。。。

ブログのコメントをいつも読ませていただいています。私よりも博識な方も数多くおられ、読んでいてこちらが恥ずかしくなくこともあります。いつもありがとうございます。

さて、本日のコメントに

> 池田 信夫
> 「経済活動より生命を優先」するなら、大江氏はなぜ自動車の禁止を主張しないのだろうか。
> 福島事故で放射能で死んだ人は1人もいないが、自動車は確実に毎年5000人を殺す。

と教えていただきました。本当とはとても思えませんね。

チェルノブイリとの違いの一つに挙げられるのが、放射能被曝による死者が出ていないことです。本当でしょうか。少し気になる記事があります。(twitterで教えてもらいました。)

その時 何が(7)残された遺体(福島・大熊)

◎搬送を阻む放射線/基準すらなく撤収

 東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町で、震災の死者とみられる男性を収容しようとした県警が遺体の放射線量が高いため搬送を断念したと、3月29日に報じた。遺体は4月1日に収容された。第1原発20キロ圏内で行方不明者の本格捜索が始まったのは、震災から約1カ月後。この間、救出の道は閉ざされ、数百もの遺体が置き去りにされていた。

 大熊町内、 福島第1原発の南5~6キロにある作業所の敷地内 で、成人男性の遺体が見つかったのは 3月27日 だった。
 「亡くなっている人がいる」。通報を受け、福島県警の機動隊員や検視官ら15人が現場に向かった。放射能を警戒し、放射線計測班も同行した。
 遺体の表面の放射線量を計測すると、水で洗い流す「除染」が必要な 10万cpm(cpmは放射線量の単位)を大幅に超えていた
 第1原発1号機の爆発が起きた3月12日、原発から20キロ圏に避難指示が出たのを受け、県警は捜索や遺体の搬送を中断していた。圏内に入るのは緊急性が高い通報があった場合だけだ。
 汚染された遺体をどう扱うべきか、その基準さえなかった。
 機動隊員らは遺体を遺体袋に入れた上で、建物内に移し、撤収するしかなかった。

 男性の遺体収容を断念した後、県警は厚生労働省と対応を協議。(1)業務で放射線を扱う人の許容限度を参考に、捜索が可能かどうかを判断する(2)遺体表面の放射線量が10万cpmを超えた場合は、現場で除染してから搬送する-ことを決めた。
 5日後の4月1日、機動隊員や検視官、放射線計測班らが再び大熊町の現場に入った。 外気から遮断して安置していたため、遺体の放射線量は下がり、除染の必要はなくなっていた 。南相馬市に搬送。 外傷はなく、病死 と診断された。
 県警や警視庁が、南相馬市の南部や楢葉町など原発10~20キロ圏で、本格的な捜索を始めたのは4月7日のことだ。大熊町や浪江町請戸など10キロ圏内の捜索の開始は14日まで遅れた。
 二本松署地域課の吉津敬介警部補(35)は、4月中旬から請戸での捜索に加わった。防護服にマスク。「動きを制限され、手でがれきを一つ一つどかした。放射線の数値も気になり、神経をすり減らしながらの過酷な作業だった」と振り返る。
 原発周辺を中心に、福島県では約10万人が避難生活を強いられた。行方不明の家族を捜す間もなく、古里を離れざるを得なかった人たちは、悔しさ、もどかしさを募らせながら捜索活動の開始を待つしかなかった。

後略

(橋本俊)
2011年05月20日金曜日

まず、どこの作業所でしょうか。Google MAPで探してみます。南5-6キロ地点です
2011090701.jpg

おそらく、この場所は「鈴木建築」だと考えて良いでしょう。ちょうど5キロ地点ですし、方角もあいます。
航空写真-津波の被害はなさそうです。
2011090702.jpg

地図をもう少し拡大します。
2011090703.jpg

ここは、「東平」地区になるようです。

さて、大熊町は、このあたりの 放射能を測定 しています。


地点名
空間線量
(μSv/h)
土壌中の放射性核種
(kBq/m2)
プルトニウム
239・240
(Bq/m2)
地表面
地上1m
ヨウ素
131
セシウム
134
セシウム
137
セシウム
136
(1)諏訪
22.0
16.8
43
1600
1803
7
未検査
(2)西平
12.6
9.0
32
623
711
3
未検査
(3)清水
38.0
22.0
78
2185
2520
11
0.19
(4)大野
60.0
42.0
100
4463
4807
24
0.26
(5)中央台
90.0
70.0
139
5494
5945
29
1.24
(6)長者原
19.0
14.0
100
2092
2389
9
5.91
(7)北台
140.0
100.0
197
4590
4940
22
11.10
(8)東台
130.0
100.0
124
2906
3268
13
2.77
(9)東平
180.0
140.0
653
27772
30014
151
5.02
(10)緑ヶ丘
100.0
80.0
171
5101
5742
24
11.00
(11)高平
40.0
30.0
31
915
1051
4
7.98


東平地点を見てください。
セシウム137 30014kBq/m2 と検出されています。大熊町でもっとも汚染されている場所です。

以前紹介した資料によりますと、
2011090201.jpg

です。この表を参考にします。

Xe-133 : Cs-134 : Cs-137 :I-131 = 1000:1:1:100

程度になります。Cs-137 が 30014kBq/m2 だったのですから、事故当初はこの1100倍(Xe-133)の汚染だったと想像されます。

30014 x 1100 = 33,015,400kBq/m2 = 330億Bq/m2 となります。 Bq/m2とマイクロシーベルト/hrの換算。

1μSv/hで300000Bq/m2=300 KBq/m2  を利用してみます。

(ここはあんまり自信ないので、コメントで突っ込んでください)

33,015,400kBq/m2 ÷ 300kBq/m2 = 110051μSv/h = 110mSv/hr

10時間で1Sv/hr 24時間で 2.4Sv/hr 致死量が 7Sv-10Svと言われています。
3日ほどで到達したとしても、不思議はありません。

事実、非常に短い短周期型の核種で汚染されていたことは、

外気から遮断して安置していたため、遺体の放射線量は下がり、除染の必要はなくなっていた

からも裏付けされます。

外傷はなく、病死

なにが病名だったのでしょうか?不思議です。






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最終更新日  2011.09.20 08:37:16
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