Uo・ェ・oUくりんだよぉ~ん。爺じぃだよぉ~ん。

170:ドクターに諭されて。前編

どじ丸物語(其の170)ドクターに諭されて。前編

“安楽死”

どちらともなく口にしてしまう言葉になりつつありました。
看病が辛くなった訳ではありません。
どじ丸が邪魔になった訳でもないのに何故????
こんなことを考えてしまう要因に、どじ丸の言葉が聞けない事や、
痛みを分かって上げられないじれったさがあると思います。
居なくなって欲しくは無いのに・・・・・・!!

「辛いんだろうなぁ~~~?」
「そうだよね。。ずっと寝っぱなしだし・・」
「どうしてあげれば、いいんだろうか??」
「このままでは可哀想すぎるよね。。」
「かと言って安楽死は・・・・」
「嫌だよ、、それは。でもぉ・・・・・」

死なせる事に踏ん切りはつきません。

看病する(生かす)事に全神経をかけているからでしょうが、
ここまで来てはどうにもならない事が多すぎます。

「先生に電話してみようか??」
「何んて言うつもり??」
「うぅ~~~ん・・・・」

自分たちの考えがまとまらないことを良い事に、
ずるいことですが獣医さんに逃げ道を求めていたようです。

「血尿も少し始まってきたし、一度相談だけはしてみよう。」
「それだけにしてよ!!」
「判ってるよ!!」
「あんた、、何言い出すか分からないから・・」
「何を言うって・・!」
「私のせいにしたりするから。。」
「いいよ。。全部俺の責任で話しするよ!!」

毎日こんな話しばかり・・・・・
何度となくこんな話しをしても獣医さんに電話はしないんです。
何故って、考えがまとまらないんです。
どうしても“安楽死”の3文字が頭を過ぎってしまうのです。。

でも、とうとう電話をしなくてはいけない日がきてしまいました。


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: