新中野ダムは、水道専用であった中野ダム(堤高53m)に、洪水調節機能等を付加するために嵩上げを行ったもの。 嵩上げ高さ
は、旧ダムの高さの41パーセントに当たる21.9m。国内最大規模の嵩上げダム工事であった。この事業により、新ダムの貯水量が4.4倍となる。親が大きな子を背負うような断面構造だ。
ダムの下流側に下りて、堤体コンクリートの状態を眺める。外見上問題はないようだ。今後も数十年、地域の社会インフラを支えるダムであってほしい・・。旧仮排水トンネルの出口には、河川維持水を放流すると同時に、 小水力発電所
(260kw)が設置されていた。また資材置き場などに使用した敷地は、ダム公園(ミニダム湖)と整備されていた。
PR
Calendar
Category