ゆきあけのボヤキ

スー兄の事


スー兄は母の4歳下の弟。

姪バカになるけれど、本当にこんな叔父はいない!

と言えるぐらいやさしい人で、誰からも好かれていた。

スー兄が20歳の時に私は生まれた。

母が帰省していたので、私は松山生まれになる。

スー兄は私の事を我が子の様に可愛がってくれた。

仕事が休み日もゴルフ以外は私の子守りをし、

夜友達と飲みに出かける時も、私が玄関先でなついて泣くと

「いいから早く行きなさい」と母が言うも

泣いている私を置いていけず飲み屋にも度々連れて行ったそうだ。

色んなとこに連れて行ってもらった。

私が松山にいる時はまっすぐ帰宅し、

本当に大事にされていた。

それは私が大人になっても変わらず

帰る度お小遣いもくれていた。

母の友達が「こんな弟はいてない」

といつも羨ましがっていたらしい。

私にとって ‘第2のパパ’であった。





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