ゆきゃリン♪’s Room

ゆきゃリン♪’s Room

7日目・8日目

第7日目・8日目(8月17日・18日)


朝の7時半にホテルを出発。
40分ほどかけてバルセロナ空港へ。


さぁ、楽しいスペイン旅行は終わった。
しかし、ココからが長い。

トップのスケジュールでもわかるように、
帰りは フランクフルトとパリの2ヶ所で乗り継ぎ だ。


バルセロナからフランクフルトまではイベリア航空。
約3時間半のフライトだ。
スペイン語・カタルーニャ語とドイツ語のアナウンス。
ナニを言ってるのかさっぱりわからない。

しかし、ダンナと席が離れた。
日本人ツアーはみんな飛行機の後ろの方にかたまっている。
ワタシとダンナだけは前のほうで、周りはスペイン人ばっかだ。

必死に訴えかけるように離れたダンナと 見詰め合う 。。。

スチュワーデスがいきなりワタシの お腹に手をかける
えっ?ナニするの?やめてっ!

おもむろにシートベルトをはずされ、手を引っ張って、もっと前に 連れて行かれる
座らされる。ダンナが同様に連れて来られる。

えっ?ココ、 ビジネスクラス

スペイン人に混じって必死で見詰め合うワタシたちに同情(?)してくれたのだろう。
コトバが通じないだろうと見て、ダンナもワタシも実力行使で連れて来られた。
広~い。ラッキー♪

後ろの方に座っているウチのツアーのヒトたちに見つからないようにしなきゃ

いきなり見つかる

後ろのトイレがいっぱいで、前のトイレにヒトが流れてくる。

みんな「えっっ?」という目をしている。

快適なフライトはすぐに終わる。 フランクフルト 到着。
ココの空港は新婚旅行以来だ。

「そんなんスペインの土産とちゃうやん」
というダンナの声をふりきり、
せっかくだからと ソーセージ などを買い込む。

3時間弱、空港内で時間をつぶす。
その間、ココでも「 態度悪娘出現!

ツアーのおっちゃんが、スタンドバーでサンドイッチとコーラを頼んでモメてる。
このおっちゃん、JCBカードが使えるかと聞くと、使えると言うので
注文したが、この娘、コーラの栓を開けといて
「使えるかどうか確認してくる」と事務所に行き、長々待たせたあげく、
「JCBは使えないからVISAか現金で払え」
ということだった。(空港のはずれのスタンドだから、マルクかドルしか通用しない)
現金は日本円とスペインペセタしか持ち合わせていず、
JCBしか持っていなかった。
よく思うコトだが、 ヨーロッパではJCBはまだまだ弱い
おっちゃんが、持ってないもん払えないからいらない
というと、栓を開けたコーラの代金だけでも払え
と、大声でまくし立て、「完璧、日本人、バカにしてます!」
の大きなため息をつきやがった。

結局、見かねた女の子が、おっちゃんにドルと円を両替してあげて
事なきを得たが、それでもまだ「ため息」ついてやがった。

結局、「ひとごと」なので、そんな事件もスグ忘れ
仲良くなった姉妹と、場所を忘れて トイレの中 で話し込む。

時間が来てエールフランス機に乗り込む。

今度は「ビジネスクラス」なんてうまく行かなかったが、
右側の窓際の席をゲット。

長距離のフライトは断然、通路側がいいが、
短いフライトはやっぱり窓側がいいなぁ。

2時間してシャルル・ド・ゴール空港に着陸する直前、
窓から「 エッフェル塔 」が見えた。(ちっさくだけど・・・)

エッフェル塔を見るのは何年ぶりだろう。
うれしくてダンナと大騒ぎしてたら、左側のコたちが
うらやましそうにこっちを見る。

ド・ゴール空港に着いてからは大忙し!
着いて1時間後のJALに乗り込まなくては!

やっぱりパリまで来ると、日本人がいっぱい。
それもJALの乗り場だから余計だが、
スペインにはこんなに日本人はいなかった。
やはり直行便がないのが少なからず影響してると思う。

JALが30分ほど遅れて出発。

滑走路まで長い。

あっ、コンコルドだ!コンコルド

あんな事故があったとはいえ
腐ってもコンコルド 」!

ナマで初めて見た。

いよいよ離陸。あとは日本に帰るだけ。

約12時間のフライトの後、無事
関空に到着!


・・・しかし、これだけでは終わらなかった・・・

荷物のターンテーブルのところで添乗員さんが
9名の方、荷物出てきませんからぁ

・・・なんだか大変なコトをサラっと言ってのけている・・・

イヤの予感を感じつつ、ツアーの人間が、一人、また一人と消えていく。。。

ごろぉん、ごろぉん、ごろぉん・・・・

カラのターンテーブルと10数名の茫然自失のツアー客。
うっそでしょーーーーっっっ!!!

ワタシたちのは2つとも出てこなかった。

パリで、エール・フランスからJALへの乗せ替えが、
1時間では間に合わなかったらしい。

JALの係員に手続き書を書かされる。
翌日の11時にJALに乗って荷物が帰ってくるらしい。

でも、「荷物だけ」が帰ってくるのは「貨物扱い」となり、 必ず開けられる
・・・と、航空関係に勤めていたダンナが言う。

スーツケースの カギも預けさせられる

ええーーーーっっ!こんなんなるってわかってたら
もっと手荷物に移しといたのにぃ~

確か「生もの」とか「ワイン」とかも忍ばせてたような気がする。。。

検疫でひっかかって没収されるじゃないか。腐るじゃないか。

それ以上に、空港でイカりまくって 大暴れしているダンナ がいる。

係員の胸ぐらをつかまんばかりの勢いだ。
ナニか蹴っている。
ナンか口汚く罵っている。

ワタシは結構、あきらめのいい性格だ。
言っても仕方のないものは仕方がない・・と。
実際、パリにある荷物を、今すぐ出せというのもムリな話だ。

JALでよかった。JALだから毎日、便があり、翌日に荷物が帰ってくる。
開けられるのはイヤだけど、
考えようによっては、タダで宅配便でスーツケースが帰ってくる。
ゴロゴロ押したり、階段を引っ張り上げなくていい。

・・・と考え、必死でダンナをなだめた。(なかなかおさまってくれなかったけど・・・)

やっぱり、せっかくの旅行、最後の最後に「ヤダヤダ」と思うと、
旅自体がもひとつな思い出になってしまう。

無事、家に着き、幸い、「生もの」類(ソーセージやキャビア)は
手荷物に入っていた。

さっそく、その夜にキャビアを開けた。

・・・・・・・・

・・・・

・・・・・ もうちょっと高いのを買えば良かった ・・・・・

帰ったとき、双方の実家に、無事に帰りついたコトを報告した。

夜になって、ダンナの妹から電話がかかってきた。

「今、帰ってきて聞いてんけどなぁ、荷物のこと、おかしいんとちゃうの?
 そんなん、JALに補償さすべきやわっ!!」
(・・・この兄妹、同じようなコト言ってる・・・)

とりあえず、「モノは考えようだから」と伝えると、
「YUKYARINちゃんは、ほんっと、 おっとりしてる なぁ」

ワタシはおっとりしていない。むしろ、どちらかというと、かなりの「 いらち 」だ。

だが、この兄妹にかかるとワタシは「おっとりさん」になってしまった・・・・




あとがき:

ということで、途中で数回、絶叫シーンあり、
最後の最後にアクシデントありでしたが、
この旅行記を作ってみて、
「やっぱり、 いい旅行をした な」
という感想が残りました。
ご愛読、ありがとうございました。

また気力が回復したら、トルコかオーストリアの旅行記に
手をつけてみようかなと思っています。
そのときには、また、読みに来てくださいネ




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