あの虹をめざして


薄明かり 褪せた壁 閉めた窓
前よりも小さな君の声
震えてる 台詞を呟いて
夢のカケラを手放していた

深く悲しい無数の詩に
心の影を重ねてみても
俯いたままの あの日の想い
涙と一緒に溢れている

雨上がりの朝
青い空に
虹が架かってる
昨日までの激しい風も
頬を撫でて 君の元へ
優しく吹き込むよ
心の窓を
さぁ 開いて


重いドア 縛る過去 霞む夢
思い出す記憶で疼く傷
怖がることしか出来なくて
作った笑顔が滲んでいた

叶えるはずの小さな願い
心の隙間から零れているよ
薄れていく 存在の意味
叫ぶたび 心が疲れている

雨上がりの朝
白い雲に
虹が架かってる
昨日までの激しい風も
頬を撫でて 君の傍で
優しく囁くよ
虹の傍まで
ほら 歩こう


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