「どうしてタバコを吸っちゃいけないの」

「大人は吸っているのに、どうして子供はタバコを吸っちゃいけないの」

このように聞いてくることがあると思います。

（子育て爺[２７]のように、お母さんに助太刀をしてもらいながら、お子さんが「お父さん、病気になっちゃうよ。タバコやめてちょうだい」とお願いをして、めでたくお父さんの禁煙に成功したとしても、疑問は疑問。なぜ、法律はそうなっているのか、お子さんは、ご両親の納得のいく考えを知りたいのでしょう）

「子供のほうが、病気になりやすいのよ。だからよ」

以前はそのような説明を聞いたことがあります。

でも、いまは、大人でも、健康によくない。「他人が吸っているタバコの煙（間接喫煙）でも肺がんになる可能性がある」とまで言われています。「子供のほうが・・・・」と言う説明では納得できません。

そこで、このように説明をしたらどうでしょう。

「一生をどのように過ごしていくのか、見通しができるまでは、タバコを吸ってはいけないのよ」

お子さんが「見通しって」と聞きます。

「「寿命よりも短い一生で終わってもいい」とか、「空気のあるところで、溺れ死ぬくらいのつらい思いをしてもいい」というような将来を考えて、それで、今を考えることができるようになることよ」

しばらくしてから、お子さんが聞きます「じゃあ、いま、タバコを吸っている大人たちは、はやめに、苦しんで死ぬことを知っていて、タバコを吸っているの」

お母さんは、こういうしかないでしょう。

「うすうすは知っているのでしょう」と。

ーつづくー

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