夢  宵  桜

夢  宵  桜

江戸時代末期 『各月の名前』



江戸時代末期には、それぞれの月に 色の名前が付けられていたそうです。

こんな名前で呼ばれていたなんて とってもロマンチックですね。


1月 『想紅(おもいくれない)』 一面の雪景色、雪の下に咲く一輪の寒椿

2月 『恋待ち蕾』 土から顔を出した蕗の薹(とう)はうぶ毛があって白っぽい

3月 『夢宵桜』 春霞、遠くの山に咲いた桜、白ともピンクとも

4月 『花舞い小枝』 若い枝の色

5月 『初恋薊(あざみ)』 青紫系統の紫

6月 『憧れ葛』 青梅の緑、緑青の色

7月 『咲き初め小藤』 淡い藤色

8月 『夢見昼顔』 淡いローズピンク

9月 『恋路十六夜』 山葡萄のような深い藍色、銀の月が出れば、恋路十六夜

10月 『想われ紫苑』 赤紫

11月 『恋染め紅葉』 紅と朱を混色

12月 『忘れな菫(すみれ)』 ブルーグレー、青みがかったグレー、ブルー、夕方の雪の色


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