戸田恵梨香と大原櫻子がダブル主演した感動のヒューマンドラマ。実話をもとに、地方に集団疎開した子どもたちを預かる“疎開保育園”で働く保母たちの奮闘を綴る。
名匠・山田洋次監督の下で修業を積み、「ひまわりと子犬の7日間」で監督デビューした平松恵美子が久保つぎこの小説を映画化。戦争がテーマながらも直接の戦争描写を極力避け、保母たちと子どもたちのふれあいと日常を、ユーモアを織り交ぜながら描く平松演出は、まさに山田門下生の面目躍如。主任保母を演じる戸田は、NHK連続テレビ小説「スカーレット」で主役を務めただけあって堂々たる座長ぶり。大原演じる光枝など若い保母たちを叱咤激励しながら、自らの弱さを見せない強さを表現する演技が出色だ。
1944年。戸越保育所の主任保母・楓は、園児たちを空襲から守るため“疎開保育園”を発案。子どもと別れることに反発した親たちも、やがて子どもだけでも生き延びて欲しいという一心でわが子を託すことを受け入れる。楓は若い光枝、好子らの保母たちを連れ、受け入れ先である埼玉県の寺へ赴く。だが、そこはボロボロの荒れ寺で、楓たちは環境を整えながら、親元から離された幼い子どもたちの世話に四苦八苦することに。
2019年公開の日本映画。
「日本中のどこにも安全な場所なんてないのよ!」と叫ぶ楓先生の
言葉が絶望を語る。本土空襲は怖かったでしょうね。
★★★
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