ザ・スーパー・ポップ宣言

オーパーツ・ミュージック 有り得ない音楽

オーパーツ・ミュージック 有り得ない音楽



第1回 BEATLES / PLEASE PLEASE ME '63



オーパーツとは、それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物品を指す言葉。「場違いな工芸品」という意味です。有名なところでは、アステカのクリスタル・スカルやコロンビアの黄金スペースシャトルなどが上げられます。音楽、ポップス界にもそのような不可解な曲が存在し、一部では『オーパーツ・ミュージック』として発掘・検証作業が行われています。当ブログで取り上げる第1回目は『BEATLES / PLEASE PLEASE ME』。

ビートルズのデビュー曲はLOVE ME DOで1962年10月5日の発売、デビュー2曲目のPLEASE PLEASE MEは1963年1月11日発売。前者はチャートで17位を記録したけど、イモ臭く暗く湿った垢抜けない楽曲で個人的には全く評価できない。その僅か2ヶ月後に1位になった後者は実に洗練された楽曲で、ポピュラー音楽史上最も活躍したバンド、ビートルズの原点とも言える曲。個人的には後追いでしかないけれど、1950年ぐらいからのヒットチャートの楽曲を順に聴いていくと、このPLEASE PLEASE MEの洗練されたスマートさは将にオーパーツ。若者向けで爽やかで瑞々しく垢抜けて実にスマート&キャッチー。この時代では明らかに異質で抜きんでた存在。特にLOVE ME DOのイモ臭さと比べるとその飛躍的なスマートさの向上ぶりが際立つ。

当然の如く、この曲を含めたビートルズの初期シングルは世界中の若者の爆発的人気を得、1964年のアメリカのチャートでは、抱きしめたい、シーラブズユーなどと共に上位5曲を独占してしまうという音楽史上今も昔も他に誰も成し遂げていない快挙を達成してしまう。これは、ビートルズが悪魔に心を売って手に入れたのか、はたまたビートルズが未来の世界のヒット曲をもって1963年の世界にやってきたのか、あるいは宇宙人から譲り受けた楽曲なのか、、、等と考えないと全く説明がつかない将に『有り得ない音楽』と言えるでしょう。

「YOU TUBE」 で聴けます。

明るく元気 テンション 高揚感 疾走感 グルーヴ メロディ 器楽 瑞々しさ ボーナス(オーパーツ) ポップ偏差値合計
8
8 9 7 7 9 8 10 5 71



参照: オーパーツ・ミュージックのすすめ


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