星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2022.07.05
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カテゴリ: 日本への帰省




 7合目辺りで小雨が降り出しましたが8合目に到着する頃には止み、そして雨のお陰で奇麗な虹を見ることが出来ました(1つ目の幸運)。そして程なくして地上の花火が見えました(2つ目の幸運)周りで「明治神宮の花火ね」と言うのをずっと信じていたのですが、どうも明治神宮の花火は富士山から見えないのではと後で言われ今でも謎ですが、小さく見える花火が可憐でしばし見とれました。

8 合目の山小屋に無事到着し夕食と仮眠となりましたが、寝返りも打てないほどの狭さ等々で熟睡どころか一睡もできないまま「ご来光」を目指し午前 2 時頃ガイドさん無しで友人と助け合って頂上を目指しました。

 ヘッドライトの列が山頂へと長く長く続き、時には金剛杖を使って岩をよじ登りました。暗い空は曇り空のようでご来光はほぼ諦めていました。山頂に向かうにつれ寒さも厳しくなりやっと頂上に到達した時は寒さのため震えが止まらないほどでした。

 売店の温かい飲み物で暖を取った後、取り合えずにと写真撮影に良い場所を探しているうちに曇り空が徐々に明るくなって来ました。そして周りの人たちから感動の拍手や歓声が起こり私も目を見張りました( 3 つ目の幸運)その時ふと湧いた感情は「これから先、悪い事が起こるはずがない!」という不思議なものでした。



 そして 4 つ目の幸運はは翌々日の朝便でシンガポールに戻る時空から見た富士山の頂上です。雪の景色は見えず真っ黒な山頂がはっきりと見え、思わず隣の人に「私一昨日山頂に立ったんです!」と叫んでいました。



 そう言えば「古事記」の中で「神武天皇」の曽祖父にあたる「ニニギ」と結婚した「コノハナノサクヤヒメ」は
富士山の頂上から桜の花びらを撒き、国中に桜を広めたという言い伝えから「桜の神」とか「富士の神」として 富士山山頂の「本宮浅大社」に祀られています。そして大社は桜の木を神木にしているそうです。登山の前に古事記を読んでいればどんなに寒くてもしっかり拝んでいたかなぁと・・。

 でももう一度登ってみたいかというと答えは「ノー」で、1泊2日で4つの幸運を味わった登山の思い出は私には「宝物」で「二度登る〇〇」にはなりたくない永久保存版です。


浮世絵師「歌川広重」の「江戸名所百景」  左に小さく「富士山」が描かれています。








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最終更新日  2023.07.01 09:38:56
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