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明日の「ヴィノスやまざき」でのイタリアワインテイスティングのためにシンガポールで飲んだイタリアワインを州別に復習しました。【イタリア北東部「ロミオとジュリエット」の舞台の街ベローナがあるヴェノト州】①陰干し葡萄で造られる高級赤ワイン「AMARONE(アマローネ)」葡萄品種はコルヴィナ、ロンデイネッラ。 ②アマローネより手軽な値段で買える赤で発酵が終わり搾りかすの残るアマローネの樽に普通のワインを注ぎ、2~3週間ほど熟成させる製法「RIPASOO(リパッソ)」のワインで葡萄品種はコルヴィーナ、ロンデイネッラ、メルロー、カベルネソーヴィニヨン等。③ブルゴーニュのピノ・ノワールと同じ品種「ピノ・ネロ」100%で造るロゼは辛口ながらも程よい甘さが長く残るワイン。③シャンパンに次ぐ売り上げを上げるイタリアのスパークリング「PROSECCO(プロセッコ)」もこの州のワインでした。使用を許可されている葡萄品種はグレラ、ルンガ、ヴェルディゾ、シャルドネ、ピノ・ノワール等。 【赤の筆頭「バローロ」を産するイタリア北西部の「ピエモンテ州」】①バローロの葡萄品種はネッピオーロ100%、最低熟成は38ヵ月(リゼルヴァ表記は62ヶ月)で持ち寄りパーティーで数回しか飲んだ記憶がありません💦明日のテイスティングには必ず出てくる1杯である事を願って🍷②意外に秀逸な白ワインが多い州で葡萄品種コルテーゼ100%で造られる「GAVI」はフランスの白とは一味違う辛口すっきり感が特に気に入っていました。そして「ロミオとジュリエットのハッピーエンド版」が残る村の逸話もまたワインの美味しさを引き立てます。『フランク王国の王「クロドメール(6世紀頃)」の娘「GAVIA(ガヴィア)」は父親の警備係の男と恋に落ちます。身分の違いを理由に結婚の許しを得られず、2人は駆け落ちしアルプスの反対側にある小さな村に辿り着きます。泊った宿で美味しい白ワインを頂き、美酒に酔いしれた2人はこれまでのことを宿の主人に話します。ところが宿の主人は同情を見せながらもクロドメール王に2人の居所を教え、おまけに莫大な報奨金まで受け取ります。連れ戻された2人はそれでも陳情を続け、それに負けた王はついに2人の結婚を認め、お祝いに小さな村を2人に与え彼女の名前に因んでその村は「GAVI」と名付けられました。』 【番外編としてイタリアのブーツの踵に当たるプーリア州】 葡萄品種「Primitivo(プリミティーヴォ」はシンガポールで気に入っていたイタリアレストラン「CARUSO」でブラータチーズ、生ハム、水菜のピザに合わせてよく飲んだワインです。実はオーナー兼シェフがこの州の出身で後でこのワインを特に勧める理由が分かった次第です。 トスカーナやシチリア等など、銘醸ぞろいのイタリアワインで果たして明日は自分の予想とぴったり合うワインに出会えるかどうか日記の内容もしっかり頭に入れて参加予定です。
2024.05.08
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シンガポールのワインショップ「Wine Connedtion」でワインを買う事が出来なくても毎週のニューズレターは懐かしさもあり目を通すようにしています。先週の10%オフの1本にお気に入りだったイタリアの赤があって「JUPITER」に似たようなワインがあるかどうか探しに行ったところラベルのデザインがよく似ている1本を見つけ購入しました。 アルコール度数14% 24ヵ月の樽熟成 「TRONO NERO D’AVOLA SICILIA doc RISERVA 2019」はシチリアのワインで葡萄品種は「ネロ・ダーヴォラ」で同州で最大の生産量のようですが、私はこの葡萄品種は初めてです。調べてみると「凝縮された甘み、ボリューム感がありエキゾチックな印象」とあります。 手作りのハンバーグステーキに合わせましたが、抑えた甘みと適度なボリューム感でかなりの好相性でした。裏のラベルに「肉料理やハードタイプチーズと合う」とありますが、次回は最近嵌っている鯨肉ユッケとブルーチーズを合わせてみたいと思っています。何と言ってもシンガポールと違ってこのレベルの高いワインも千円台で買えるのが嬉しいです。 BISCARDO NEROPASSO(ビスカルド・ネロパッソ) アマローネで有名なヴェネト州のワイン シンガポールにいた時にお気に入りだったほんのりとした甘みが特徴のイタリアの万能ワインでワイン友達とはラベルのデザインから網ワインと呼んでいました。因みに葡萄品種はコルヴィーナ、メルローとカベルネ・ソーヴィニョンの3種のミックスです。このワインについて一昨年書いた日記を見てみると値引きで26ドルとあって今年になって2ドル上がっているので更にワインの値段は上がっているのだなぁと・・。
2024.04.05
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写真のワインは今年本帰国して初の甲州ワイン「2023 黄金の丘 新酒 Blanc」でデパートのワインショップで購入しました。長くシンガポールで生活していたのでボトルにある大きな漢字には惹かれます。特に海外のレストランで和食に合わせてテーブルに置くと、料理の味わいも一層増すような気がします。 「新酒」のラベルに惹かれアルコール度数の11度を見逃していたため私には酸味や渋みに物足りなさを感じましたが、山梨県産のぶどうの新酒ならではの爽やかな柑橘系の香りは十分に満足できるものでした。 改めてボトルの裏のラベルをじっくり読むと「ワインは生きています。開栓されるその時まで熟成を続けます。高温になる場所は避け、出来るだけ環境変化の少ない冷暗所で横にして保管してください。より美味しくお飲みいただけます。」と書かれています。ワインセラーにワインを並べる時には確かに横にしますが北海道の今の時期、玄関先であればセラーと同じ13度ぐらいなので立てて置いている事に今日気付きました。 早速今晩飲むワインは横に(右は昨日飲み干した空のボトル) シンガポールは年中高温多湿のためセラーは必需品で、長く使った物は昨年末の引っ越し時に処分しました。日本に戻って来てやはり気になったのはセラーで中古の家電ショップですぐ購入しました。ただ買ってから気が付いたのは果たして北海道で夏以外に使う必要があるのかという事です(笑)13度でなくても陽の当たらない冷暗所での保存で十分であれば1年のうち果たして使用するのは何か月?という事で今はオブジェのように飾っています。セラーを使うようになる季節の到来や日本の美味しい果物や海鮮に合わせた「手造り日本の美味しいワイン」がたくさん飲める事を願って🍷
2024.03.15
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本帰国してそろそろ2か月、スーパーやデパートでワインを見て歩く楽しみが増えました。酒税の高いシンガポールでは2千円以下で質の良いワインを見つけるのは難しく、改めて酒税を抑えている日本に感謝です。チリ産は勿論、フランス産でも「Vin de Pays(ヴァン・ド・ペイ)」であれば500円台から1000円以内で質の良いワインが味わえるのが嬉しいです。 チリ産でも特に「麻婆豆腐」との絶妙の相性は葡萄品種「Carmenere(カルメネール)」と信じていてカルメネール100%を何軒か回って探しましたが結局見つけたのは写真左がカベルネ・ソーヴィニヨンとのミックス(アルコール度数13%)で右がプティ・ヴェルトとのミックス(12.5%)です。もし2本のうち1本だけを選ぶとすると特にボルドーワインで数パーセントしか使用されない脇役クラスのプティ・ヴェルドを選ぶのですが、飲み比べと思い2本購入して早速試しました。 シンガポールでのカルメネール100%の味わいを思い出しながら飲み進めましたが、麻婆豆腐との相性はどちらも甲乙つけがたい何物足りなさを感じます。ミックスした葡萄によって麻婆豆腐の辛味を包み込む絶妙な甘みが少なくなっているせいかなぁとか思ったりします。 もう少し色々なお店を回って価格と葡萄品種を確認してみようと思っていますが、ちょっと残念なのは白に関しては「Chardonnay(シャルドネ)」が主流で選択肢がかなり限られている事です。手頃な値段で気に入った葡萄品種の購入はやはりオンラインショッピングなのかなぁと・・・そろそろオンラインデヴューになりそうです。
2024.02.21
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今年「噛み噛みビューティ」のテーマで噛む事の健康・美容効果を日記に書いたのですが、張り切り過ぎて固いナッツ類を噛み続けているうちに右下の奥歯のブリッジに問題が生じて、10月末の一時帰国時に仮歯の処置をしてもらいました。仮歯はプラスティック製なので歯医者さんからお餅とか固い物は食べないようにと釘をさされたので、肉類も食べるのをやめて柔らかい魚や練り物中心の食生活となりほぼ2ヵ月が経ちました。 それまでは肉も魚もバランスよく摂るのが健康に良いと思っていたので肉を食べない事に不安がありましたが、ほぼ毎日使用しているTANITAの「体組成計・インナースキャン」で体重、体脂肪率、体内水分率、筋肉量、消費エネルギー量、骨量、体年齢の数字を見る限り、意外にも私の場合は肉は食べない方がいいんじゃない?という結果で驚いています。何故か特に体内水分率が高くなっています。 普通に肉と魚を週の半々くらいに食べていた時(7月~9月までの平均)と肉を食べない時(10月下旬~12月現在)を比べると、食べない方が体重は860g減少し、個人的には結構気にしている体脂肪率0.75%減少、そして肝心の筋肉量は130gしか減少していません。筋肉は体を動かすというだけではなく、体を守る、基礎代謝をあげる、血液やリンパの循環を促すだけではなく体内の水分を貯蔵する働きがあり夏に熱中症になりにくいそうです。 BMI(Body Mass Index)【体重(㎏)÷身長(m)の2乗】を計算してみると肉を食べていた時は22.29でしたが食べるのをやめてからの平均は21.94でかろうじて女性の理想値の21.0に近づきました。男性の理想値は22.0でこの数値に近いほど統計的に病気にかかりにくい体型と言われていて、私はこれを信じています。 本帰国して仮歯を卒業したらまた肉を食べるんだろうなぁと思いますが、今度は肉を食べなかった時と比べるという楽しみもあります。毎日組成計に乗ってノートにメモするというのは8年間続けていても面倒だなぁと思う時もありますが、自分自身の健康管理という意味で貴重な物だなぁと実感します。と言う事このTANITAは日本へ送って使い続けるつもりです(日本ではもっと高性能で手頃な値段の物が出ていると思いますが💦)
2023.12.24
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我が家で愛用していたステンレス・ワインクーラー(脚付き)を飲み友達のK子さんが受け継いでくれる事になり、引き取りのため昨日K子さんと彼女の友達のM子さんが我が家に来てくれて本当に最後の「お家ご飯」となりました。 オリーブオイルはギリシャ旅行で現地購入品💓 ベトナムで食べた生春巻きに劣らぬ逸品 「お家ご飯」で何より嬉しいのは手作りの料理を持参してくれる事で’M子さんは「筍のアヒージョ」K子さんは「生春巻き」と「スコッチエッグ」、私はおつまみに一番好きなチーズ「ブリー・ド・モー」にドンクの「塩パン」と頂き物の「いぶりがっこ&クリームチーズ」を用意しました。アヒージョ(小さなニンニクの意味)はスペイン料理、生春巻きはベトナム、スコッチエッグはイギリス、チーズはフランス、いぶりがっこは日本と料理は国際色豊かなものとなりました。真ん中のボトルが「Biscardo OROPASSO 」アルコール度数13% そして何とそれぞれがワイン・コネクションで購入したのが全てイタリアワインで、本来なら最初にスパークリングのProseccoを開けてというところを「いちご」も持って来てくれたのでデザートと一緒に最後という事になり「Biscardo OROPASSO 2022」から始めました。このワインメーカーの白がワインコネクションの店頭に並ぶのは初めてです。葡萄品種は裏のラベルに「Garganega(ガルガーネガ)とChardoney(シャルドネ)」がメインとあるので何種類かのミックスです。初めての品種ガルガーネガのお陰か酸味はかなり抑えられフレッシュでミネラル感があり国際色豊かな料理とも抜群の相性でした。 次に開けたトスカーナ地方の「CASTELIANI」葡萄品種は「Montepulciano(モンテプルチアーノ)はアルコール度数が13.5%なのに白の後に飲むとちょっとっ気の抜けたような味わいで料理ともまずまずというのがちょっと不思議な感じです。 最後の締めのProseccoで程よい酔い加減になって、K子さんには漫画「神の雫」のあまり汚れがない14冊ほども引き取ってもらいました💦シンガポールでの再会を誓って次回はK子さん宅で引き取ってくれたワインクーラーできりりと冷やした白ワインで乾杯したいものです。
2023.12.18
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アルコール度数 13.5% 先週の金曜の「お家ご飯」でY子さんが持参してくれたボルドー右岸「Saint-Emillion(サンテミリオン)」のGrand Cru Classe 2003年のラベルでテンションが上がりました。ただコルクが少し劣化していて2度コルクが途中で折れてしまって(単に開け方が下手だったのかも💦)ワイングラスに注ぐと最初コルクの小さい破片が少し入ってしまい、味の劣化もあったようで本当に残念です。「Chateau Fonp;egade(シャトー・フォンプルガード」を調べてみるとサンテミリオンで最も古い葡萄園の1つだそうで葡萄畑の誕生は西暦400年にまで遡るそうです。現在はメルロー85%、カベルネ・フラン15%を栽培していて残っていたカベルネ・ソーヴィニヨンの葡萄の樹は2010年に全て伐採したようで、目標は時間をかけてカベルネ・フランの量を植え付けの20%まで増やす事だそうです。右岸の特徴を生かしたスムーズで味わい深い赤ワインに大いに期待です。 ふとヴィンテージ2003年は私がシンガポールに来た年で、Y子さんの特別な心遣い(値段も高いワインなので)と思ったら「ワイン・コネクションのスタッフに勧められて買ったの」という事でした。それにしても在星20年の思い出をあれこれ思い浮かべるのに最適なワインでした。
2023.12.13
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シンガポールでほぼ15年間飲み友達でいてくれたM子さん、Y子さんと先週の土曜日我が家で最後の「お家ご飯」となりました。 各自持ち寄ったワインと料理の中で私がかなり嬉しかったのはM子さんが持参してくれたウクライナワインでした。今年9月頃にシンガポールでウクライナの展示会があってそこで購入したまま飲まずに何かの機会にとキープしていてくれた貴重なサプライズワインでした。 アルコール度数 14.0% 初めて飲むウクライナ産のワインの葡萄品種は「Pinot Noir(ピノ・ノワール)」で、開けて一口飲むとブラインドだったらフランスブルゴーニュ産のピノ・ノワール?と思ったかもしれません。検索してみると2017年、2018年と高い評価を受けていてメダルも受賞していますが、ボトル裏のラベルもウクライナ語だけなので、どんな賞なのかまでは分かりません。 赤色の州がザカルパティア州でスロバキアとハンガリーが隣接する国 ワイナリーはウクライナ西端の州「Zakarpettia(ザカルパティア)」にある「Chateau CHIZAY」でウクライナの4つの主要ワイナリーはこの州に位置しているそうです。北緯48度は札幌の43度より北にあるんだあと思ってフランスブルゴーニュ地方の銘醸地ボーヌの緯度を調べると北緯47度でした。何となくウクライナ産のピノ・ノワールの品質の良さが理解出来た気がします。2018年はウクライナ戦争が始まる前のワインですが、昨年、今年のワイン造りがどんな状況だったのかと思いを馳せながらもウクライナワインを満喫しました。
2023.12.11
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在星歴20年で本帰国まで1ヶ月を切って周りの人達からは「シンガポールに未練はないんですか?」とよく聞かれます。正直なところシンガポールは満喫し尽くした感があって、未練はほとんど無いのですが敢えて言えば「ワイン・コネクション」には未練があります。 昨日もジムの帰りに明治屋で食材を買ってすぐ近くのワイン・コネクションにお刺身に合わせる白を買いに立ち寄った際に、スタッフから入荷したばかりのアルゼンチンの「ZUCCARDI」のお薦めがありました。葡萄品種「TORRONTES(トロンテス)」は私は今まで飲んだ記憶がないですが、スタッフによるとアルゼンチンでは人気の品種でシャルドネとソーヴィニョンブランの中間のような味わいと説明がありました。家に帰ってすぐ飲みたい場合はお店のセラーに入れてあるのを買うのですが(白とロゼは大体全種類1本以上は冷やしてあります)運悪くこのワインは入荷したばかりでセラーには入れていなかったので、後日購入する事にして冷やしてある別の白を購入しました。葡萄品種を調べてみると確かに「アルゼンチンで唯一認められている伝統品種」とあるので飲むのが楽しみです。 ワイン・コネクションの強みはチェーン店で店舗数が多い事、スタッフが契約を結んでいるワイン農家の中から吟味・厳選したワインを仕入れているため比較的手頃で品質の良い物を提供している事だと思います。輸入量も多いので温度管理に優れたコンテナーを利用している事もあるのではと思っています。 店舗が違っても同じようなディスプレィでその月のお薦め割引ワインが赤のタッグで表示され、壁1面には値引きではないワインが所せましと並べられていて見ているだけで楽しくなります。 日本の地方都市ではこの品揃えは難しいと思うので、やはり楽天ショップとかのネット販売で購入するのかなぁと思うとやはり未練です。そしてそろそろシンガポールで最後に飲むワインを決めなければと思い、やっぱり白かなぁ~と考えています。
2023.12.08
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TOSCANA BIANCO SANGIOVESE VINIFICATO 2022年 アルコール度数12.5% ワインコネクションの12月の値引きの1本です。葡萄品種「Sangiovese(サンジョベーゼ)」と言えばイタリアのトスカーナ地方で作る赤ワイン「Chianti(キャンティ)」しか浮かばず、白ワインを見て驚きました。 検索すると「皮を漬け込まずに絞る事で白ワインとして仕込まれたもので味わい豊かで綺麗な酸もありマルチに活躍してくれるワイン」と説明があります。 そして「専門誌(Luca Maroni)で高評価の96点(2019年~2021年まで3年連続)」「長らく完売していたワイン」「飲まずにいるのは勿体なさすぎるお値打ち白」と激賞のコメントです。 「Luca Maroni」も調べてみるとローマ生まれのルカ・マローニ氏はイタリアで最初のティステイングによるワインのガイドブックを作った人物で、3つの項目について33点満点で評価するので計99点が最高点だそうです。その中の96点はかなりの高得点です。 肝心のワインの感想ですが、初日は例えようのない独特の香りと味わいで正直言って美味しいワインかどうかも微妙でしたが、翌日は円やかになって若干の甘味も感じ程よい酸味とも相まってネギトロとも抜群の相性でした。このワインを輸入・販売してくれたワインコネクションにちょっと感謝の気持ちです。
2023.12.03
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本帰国まで後1ヶ月となり、昨日はA氏とK子さんと最後の「フィッシュマートさくらや」でちょっと早い送別会となりました。ビールで乾杯の後はやっぱり日本酒となりA氏が北海道に帰る私のために「男山」を選んでくれました。 どんな和食にも合う日本酒の美味しさを久々に味わいました。ボトルにある「さわのはな」も「羽陽」も特に気に留めずに北海道旭川の「男山酒造」で作ったお酒と思っていましたが、今朝ネットで調べて見ると「さわのはな」は山形県尾花沢市を発祥とするお米で農家が自分達ために作っていた幻のお米という事でした。蒸す時に立ち上がる香りが芳ばしく柑橘にも似た独特の芳香があると説明にあります。残念ながらお酒を飲んでいる時にはその香りを感じる事は出来ませんでしたが、このお酒の特徴は「食事中も邪魔しない穏やかな香り」だそうです。「羽陽男山」も山形県山形市に位置する酒造でした。裏のラベルにある詳細です。特定名称 :純米酒原料米 :さわのはな精米歩合 :58%アルコール度数 :14度以上15度未満日本酒度 :+2.0 ネットではお薦めの飲み方は「常温」となっていますが、店員さんがワインクーラーに入れてテーブルに持って来てくれたのでギンギンに冷やして飲みましたが、お薦めの常温でもう一度飲んでみたいお酒です。 その後飲み足りずに💦同じショッピングモール内にある「Wine Connection」でイタリアの赤を🍷よって今日は程よい二日酔いですが、頑張って今日もブログを書きました💦💦
2023.12.02
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先週の火曜日からWine ConnectionのPromotion(値引き)ワインがクリスマス用に一新して飲みたいワインが目白押しですが、その中の1本でラベルの女の子の表情があまりキュートとも思えないけれどTシャツの柄に合わせたスクリューキャップの縞模様が何とも可愛らしいスペインの白に目が留まり「Marieta」を購入しました。 Marieta 2022年 アルコール度数12% アルコール度数 12.5% ラベルをよく見ると生産地はスペイン北西部ガリシア州のRias Baixas(リアス・バイジャス)で、葡萄品種はこの地を代表する「Albarino(アルバリーニョ)」100%のワインです。すぐに初めて飲んだ生産地も葡萄品種も同じでラベルの魚が何とも愛らしいワインを思い出しました。初めてアルバリーニョの美味しさを実感したワインですが、通常価格が40ドル台(4000円以上)なので高値の華になっていました。Marietaは値引きで29ドルです。 1日目は「魚」のラベル方よりちょっと気の抜けたような味わいでしたが(多分アルコール度数の違いで)2日目に実力を発揮し白桃の香りと控え目な酸味は白身の刺身と抜群の相性でした。 因みにMarita(マリエッタ)を調べるとスペインで最もポピュラーな女性の名前として「マリア」の愛称で呼ばれていて、言うなればマリアちゃんと言った意味合いで皆に愛されるワインになってもらいたいという思いで付けられたワイン名だそうです。縞模様のTシャツに飾られた赤い花も気になって調べるとスペインの国花はカーネーションだそうで聖母マリア(またしてもマリア)がキリストを見送った時に流した涙のあとからカーネーションが生えてきたと伝えられているそうです。ちょっとカーネーションには見えませんが💦
2023.11.28
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HOUGHTON Reserve Cabernet Sauvignon 2020 アルコール度数14% チャンギ空港の免税店で西オーストラリアのパース郊外にあるワイナリー「HOUGHTON(ホートン)」のワインを見つけて2005年にパースを訪問しワインの銘醸地「マーガレットリバー」や「スワンバレー」に行った事を懐かしく思い出しました。パース訪問はマーガレットリバーでのワイナリーツアーが一番の目的でスワンバレーの事は現地に住む友人から聞きその時初めて知りました。 改めて「地球の歩き方 オーストラリア」を見るとスワンバレーは4万年前のアボリジニの集落村が発見された事や30ほどのワイナリーがある事で観光名所にもなっていると書かれていました。スワンバレーのワイナリーの中で友人のお薦めの「HOUGHTON」に連れて行ってもらい、中に入ると試飲コーナーの雰囲気とか「お金持ちのワイナリー」という感じがしたのを今でも覚えています。そしてそこで購入したのが「White Burgudy 2005」でワインの知識が多くない私でもフランスのブルゴーニュ地方のワインの呼称である「Burgudy(バーガンディー)」を果たしてワイン名に使っていいのだろうか・・?という疑問が実は今でもずっとあって、私にとっては忘れらないワイナリーの1つです。 今回購入のCabarnet Sauvignon2020年のラベルにはHOUGHTONが1836年設立の歴史あるワイナリーであること、このワインは10年間セラーに寝かせておけるワインである事が書かれています。勿論待ち切れずにすぐ飲みましたが、味わいよりも2005年のパース訪問の事を懐かしく思い出させてくれたのが何よりです。
2023.11.23
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久々の一時帰国で酒税の高いシンガポールに比べて日本で販売しているワインの値段が店頭ではいくらぐらいになっているのか興味津々でした。 2020年 375ml アルコール度数14% 「神の雫」で紹介した2001年 まずはJR札幌駅内にある大丸デパートのワイン売り場で色々物色していると何と「Chateau Mont -Perat(シャトー・モン・ベラ」のハーフボトルを見つけました。漫画「神の雫」の記念すべき1巻目の第3話でヴィンテージ2001年を紹介して以降、酒屋でもネットショップでも入荷卸売り切れが続いた伝説のワインです。ラベルをよく見ると2001年が「Grand Vin de Bordeaux」の表示があるので2020年は格下と思いますが、それでもモン・ペラは一度飲んでみたかったワインで2200円というお値打ちです。 漫画「神の雫」の巻末の「Ch.モン・ペラ '01 試飲会」のページに「凄い力強さですね。2時間前に開けておいたのにこんなギンギンなんじゃ、開けてすぐだとアタック強すぎて飲みにくいかも」「一番目立っているのは、プルーンのエキスのような完熟した黒い果実の味わい」「黙ってこのワインを出されたら5大シャトーだと思っちゃいますよ。それぐらいのレベルですよ。重みもあるし、品もあるし」等々激賞のコメントが並んでいます。 果たして2020年の味わいは・・Grand Vin~とはやはり違うのかなというのと、待ち切れずに開けてすぐ飲んだせいかやはりちょっと硬さのようなものがあった感じです。悔やむのはもう1本購入してシンガポールに持ち帰らなかった事です。少しセラーで寝かせて飲む2時間前に開けて・・とか色々考えますが、それは本帰国の後で🍷Corbelli Primitivo 750ml 2021年 アルコール度数13% 同じ大丸デパートで1700円(シンガポールに比べてかなりのお値打ちです)で購入のイタリアのプーリア州の葡萄品種「プリミティ―ヴォ 100%」はやっぱりイタリアワインは飲みやすいを実感しました。
2023.11.19
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2022年 アルコール度数13.4% ワイン・コネクションの今月の値引きの1本はオーストラリア南西部の「Margaret River(マーガレット・リバー)」のソーヴィニョン・ブラン100%で通常価格から18%引きで34.9ドルです。マーガレット・リバーのワインはテーブルワイン用には少し高めで、南部の銘醸地バロッサバレーより生産量が少ない事も高値の理由かなと思っています。そしてマーガレット・リバーは2007年に1度だけ訪れ至福のワイナリーツアーを体験したので、どうしても当時の事を思い出して飲んでみたくなります。 フランスやチリのソーヴィニヨンブランとはちょっと違う味わいを感じ、調てみるとトロピカルフルーツでも特に「グアバ」の味わいがあるようで、ビタミンCや食物繊維が多く含まれるスーパーフルーツなのに(しかもシンガポールでは安価なのに)私はあまり得意ではなく普段食べていないので一味違う独特な味わいを感じたのかもしれません。「GRALYN ESTATE Cabernet Sauvignon Margaret River 2001」 ふとワインを飲みながら久し振りに2007年のパース&マーガレット・リバー訪問の写真を見返していたら「GRALYN」の1枚があって、これはパース在住の友人夫婦(ご主人が日本人で奥さんがオーストラリア人)の息子カイ君の誕生年2001年のワインで、ワインに造詣が深いご主人が「息子の18歳の誕生日に開けるつもり」とお宝のように保存していたのを写真に撮らせてもらった1本です。こんなロマンティックなワインの開け方があるんだぁと感動したのとコルクで作ったボードや装飾品も披露してくれてそれを私は今も継承しています。 マーガレット・リバーの「GRALYN ESTATE」を改めて検索してみると1975年にワイン造りを始め、特にシャルドネとカベルネソーヴィニヨンを使ったワインが好評のようで、2022年のロンドンワインコンペティションで優勝しているほど実力のあるワイナリーでご主人がこのワイナリーの1本を選んだ理由が今更ながらに分かる気がしました。カイ君が今年既に22歳になっている事に気付き、パースで会った時は6歳の泣き虫で「イヤイヤ期(6歳でも?)」特有のNO!を連発していたカイ君がこのワインをどんな風に飲んだのか・・想像するだけでも楽しくなります。私も機会があれば是非飲んでみたい「GRALYN」です。
2023.10.23
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「ZONTE'S FOOTSTEP Vegan」2022年 アルコール度数13% ワイン・コネクションの10月の値引きの1本、南オーストラリアのAdelade Hills(アデレード・ヒルズ)のソーヴィニヨン・ブロン100%ですが、ほぼ白黒のラベルが謎っぽいデザインで試しにと購入しました。 ワインオープナーをしっかり両手で支えていますが、ワインオープナーではなく「剣」のようにも見えます。ワイン名「Excalibur(エクスカリバー)」を調べてみると、5~6世紀に実在の可能性があるブリテン島の正統な統治者(=イングランド王)「アーサー王」が持つとされる剣でした。「アーサー王にエクスカリバーを授ける湖の乙女」Alfred Kappers 1880年 アーサー王伝説の初期から登場していたらしく、この伝説が発展するにつれて「アーサー王が石から引き抜いて血筋を証明した剣」と「王となった後に湖の乙女から与えられた魔法の剣」の二振りが登場するようになったそうですが、どちらもエクスカリバーと呼ばれているようです。 イギリスの歴史をよく知っていればすぐピンと来たのかもしれませんが、まるで日本神話に登場する天皇継承の証の「草薙剣」のようです。 アデレード・ヒルズのワインと言えば何と言っても私はシラーズですが、肝心のソーヴィニヨン・ブロンの味わいはフランスのロワール地方の「Pouilly-Fume(プイィ・ヒュメ)」と比べると味わいは劣るものの葡萄の味わいがしっかり感じられる満足のいく1本でした。
2023.10.18
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今朝の「あさイチ」で「オリーブオイル」を取り上げていました。来星してスーパーで売られているオリーブオイルの種類の多さや当時はサラダ油よりカロリーが低いという情報を信じて揚げ物や炒め物以外はあまり効能も考えずにオリーブオイルを愛用していました。 値段は少し高めだけれど「エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル」の方が体に良いに違いないと数年前から買い始め、特に刺身に多めにかけて塩を振るだけのカルパッチョ風がお気に入りです。この一品以外はサラダが主でオリーブオイルをかけるメニューは我が家では限られていました。 改めてオリーブオイルとサラダ油について検索すると、実はカロリーは同じですが、悪玉コレストロールを抑える働きがある「オレイン酸」の含有量がサラダ油が41gに対してオリーブオイルは74gと多めです。視力の維持に効果があるβカロチン(人参にもこの効果が)はオリーブオイルだけに含まれています。 そしてエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルの優れている点が熱処理をせず自然な油として抽出している事というのを今日初めて知りました。今のところ一番気に入っているギリシャ産のエキストラ・ヴァージン・オリーブオイル ちょっと驚きの番組お薦めの一品は「納豆にオリーブオイル」で、共に主な成分の1つであるビタミンK2がカルシウムが骨になるのを助ける働きをするそうです。キッコーマンのホームページに白米に納豆を載せオリーブオイルをかけている画像がありましたが、残念ながら私は「試してみたい!」という気にならないので何かワインにも合う一品を考えてみたいものです。すぐ浮かぶのは納豆オムレツですが、出来れば熱を通さない物の方がいいかなぁと・・。 余談ですが番組を見て気になったのが保存場所で冷蔵庫に入れると固まるのでNGというのは知っていますが、酸化を防ぐため出来れば25度~30度以下の場所でと説明があり、今までコンロの横に置いていて料理をしている時は30度を軽く超えていたはずです💦早速今日から温度計を使って30度以下の場所をチェックするつもりです。それでも今まで酸化で味が劣化したとか感じた事がないので、今までのままでいいのかなとか単に私の味覚が劣化しているだけなのかなとか色々考えます。
2023.10.17
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今週の「サッポロビールのニューズレター」に「SORACHI 1984」の紹介がありました。紹介記事の初めに「1984という数字を見てあなたは何を連想するだろうか?」とあり、村上春樹ファンとしてはやはり小説「1Q84」です。この小説のタイトルはイギリス人作家のジョージ・オーウェルの「1984」を意識して付けられたようで1984年というのがちょうどアナログからデジタルの世界への分岐点だったというのを何かで読んだ記憶があります。 「伝説のホップ 凛として、香り立つ」 ニューズレターではこの1984年はサッポロビールの「SORACHI 1984」の原料となるホップ「ソラチエース」が北海道空知郡上富良野町に誕生した年で35年の時を経て2019年にこのビールが誕生したと説明があります。唯一無二の香りが特徴とあり、シンガポールでの販売は無いと思うので今月の一時帰国の際には絶対飲みたいビールです。 1980年代の小ネタも満載で1984年は日本はバブル前夜で日経平均株価は初めて1万円の大台を突破、1991年に始まるバブル崩壊まで束の間のような好景気を経験しました。音楽では今世界的なブームになっている山下達郎等のシティ・ポップ全盛期、そして携帯電話は未だ登場していない時代でした。映画「サタデーナイトフィーバー」にも言及して「何故金曜の夜ではなく土曜の夜なのか?」に当時は未だ週休二日制ではなく土曜の午前は働かなければならかったからだそうです。そして「土曜は半ドン」という言葉は今は死語かと思いますが「ドン」の由来はオランダ語の日曜日「zondag」でゾンの部分が訛ったものだそうです。豆知識です。 余談ですが海外に住んでいると「それって死語じゃない?」と言われるのがかなりのドッキリです。「わぁ~ドンピシャ」と言った後で「それって💦」と言われ、数日後にテレビで若いタレントが「ドンピシャ!」と言ってホッと胸を撫でおろしたのは最近の事です。
2023.10.13
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2021年 アルコール度数13% Certified Sustainable(持続可能)Wine of CHILE 鰻のかば焼きや牛筋とゴボウ等の根菜野菜の味噌煮込みがメインの料理の時は大体葡萄品種メルロー100%を用意しています。今月のワイン・コネクションの値引きの1本がチリ産メルローで黄色いトラックのラベルのレトロっぽさに魅かれて購入しました。他の値引きのワインに比べても残り本数が少なくなっていたので(現在は品切れ)このラベルに魅かれて購入した人が多いのかなぁと想像します。 ワイン名「CABINA '56」とラベルの車はオーナーの「Aresti(アレスティ)」家が葡萄の収穫に長年使用した「ピックアップトラック」を記念しているそうです。このトラックモデルが素晴らしいキャビンを持っていた事から「The CABIN」と呼ばれ、アレスティ家では60年以上に渡ってこのトラックを使っていたそうです。 黄色の車で思い出したのが1973年公開の映画「アメリカン・グラフティ」で、この映画に登場する黄色い車を調べてみるとフォード社の「デュース 32年型」でした。監督ジョージ・ルーカス自身の高校生活をベースにした映画で車のレースシーンは今でも記憶に残っています。この映画から50年が経って、車と言えば流れは完全に電気自動車ですが古き良き時代のエンジン車を見ると何だかホッと和みます。 肝心の「Valle De Curico(クリコ渓谷)」の24ドル台のメルローの味わいは果実味豊かでタンニンも控えめで美味しく鰻のかば焼きで頂きました。気になるのはチリの特産である葡萄品種「カルメネール」も生産しているようで「麻婆豆腐と言えばカルメネール」と信じ込んでいる私は、是非ワイン・コネクションにクリコ渓谷のカルメネールの取り扱いもお願いしたいところです。
2023.10.04
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Gewurztraminer 2021年 Riesling 2020年 アルコール度数は両方とも13% 今月のワイン・コネクションの値引きのワインにフランスのアルザス地方の「Gevurztraminer(ゲベレツトラミネール)」もあって、特に好きな葡萄品種ではないけれど35%オフの29.9ドルは魅力的なのと久々に花の密のような味わいを確認したくて購入しました。 以前にワインティスティングの会で日本人でワインエキスパートの資格を持つ方からゲベルツトラミネールはタイ料理との相性が抜群と教えてもらい、甘辛いタイ料理も実はあまり得意ではないので敢えてこのワインを選ぶ事はありませんでした。 ゲベルツトラミネールはドイツとフランスのアルザス地方が主要栽培地で、特にアルザスでは「Riesling(リースリング)」と並び最も重要な葡萄品種の1つです。「ゲベルツ」はドイツ語で「香料・薬味」の意味で香料でも含んでいるような強く際立つ香りから名付けられたようです。一般的には「ライチ、カリン等の果物、アカシア、薔薇等の花、シナモン、コショウ等のスパイスが混じり合った鮮烈な香りのまろやかで力強く魅惑的なワインだそうです。 ワイン・コネクションのホーム・ページの説明では「マンゴーとパッションフルーツ」の香りともあるので2回目の今日はシンガポールでは手頃な値段で買えるこの2つのフルーツに合わせるつもりです。 初回の昨日はこのワインに合わせて甘酸っぱい一品「酢豚」を思い出しCookDoのレトルトでレシピ通りに作ってワインと合わせてみました。「マリアージュ!」というほどでもないですが、ゲベルツトラミネールの私にはちょっときつめの甘さとも程よく合い一応満足のいく味わいとなりました。 ただアルザスと言えば私には極上の葡萄品種は「リースリング」で白の美味しさをシンガポールで初めて味わった1本なので、個人的には記念碑的な存在です。ゲベルツトラミネールと一緒に29.9ドルで購入のリースリングは先週の「お家ご飯」の時に締めのワインで出してこれもまた大好評でした。
2023.09.27
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今月ギリシャ旅行に行っていたK子さんと先月一時帰国から戻って来ているA氏と昨日は「お家ごはん」となりました。K子さんからは早々に「グリークサラダ、スブラキ」とワインを持参しますと詳細があって、最近ギリシャのオリーブオイルに嵌っている私は特にサラダを楽しみにしていました。スブラギは初めて聞くので先に調べるとギリシャの串焼きで肉だけでなく魚介でも野菜でも同じ「Souvlaki(スブラキ)」と呼ぶそうです。 奥が「スブラキ」ギリシャ産オリーブオイルが決め手。 アルコール度数11% ギリシャ産のオリーブとフェタチーズ入りのサラダに持参してくれたオリーブオイルを食べる直前にもかけてくれて絶品サラダを堪能しました。先月ワイン・コネクションの最大50%オフで20ドルで購入し、未だ開けていなかったロワール産のスパークリング「Veuve Moisans」がマリアージュ!と思いましたがBrut(辛口)のはずが少し甘味も際立ち、後で調べると葡萄品種「シュナン・ブラン」も使われていてそのせいかなぁと・・。 K子さんお手製のスブラキは鶏肉で塩、ニンニク、レモン、オリーブオイルでしっかり味付けし焼いたのを持って来てくれました。一口食べると不思議と行った事がないギリシャにいるような気がして、K子さんも「ギリシャにいる時毎日のようにサラダとスブラキを食べてたの」と言うぐらい地元で定番の一品だそうです。 スプラキに合わせて持って来てくれたイタリアの「Neropasso」は私達にしっかり定着したどんな料理にも合う「万能ワイン」で、A氏が持参してくれた高級お刺身(本マグロも!)にはアルザス「Wolfberger」のリースリングが完璧マリアージュで、お2人の日本滞在やギリシャ旅行の話も大いに盛り上がりました。 ところで最近よく耳にする「オーバーツーリズム」ですが、人気の高いギリシャは特にサントリーニ島の混雑が想像以上のものがあったようで、アテネはパルテノン神殿など満喫できたけれど、サントリーニ島はもう行きたくないなぁという事でした。オーバーツーリズムはイタリアのヴェネチアや日本の富士山の事が大きくニュースで取り上げられていましたが、ちょっとみんなで考えなきゃいけない問題だなとしみじみ思いました。
2023.09.23
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昨日は2008年が初開催で今年で14回目になる「F1 シンガポール 」のGP決勝の日でした。シンガポールの9月の風物詩としてしっかり定着していて2028年まで開催契約があります。早々にワイン・コネクションのニューズレターで3店のみで「PV」実施のお知らせが来て「ウエスト・コースト・プラザ」店がちょうどお世話になっているA氏のご自宅のすぐ近くなのでそのお店を選びました。 シャンパンとセットになったスペシャルメニューもあり「何故F1はシャンパン?」と調べてみると、1950年フランスでのレースでシャンパンメーカー「モエ・ド・シャンドン」が優勝者に贈った事がきっかのようです。 アルコール度数12.5% 48ドル 特にF1好きという事もない私達は赤ワインと思っていましたが、スクリーンが設置された屋外の席は夜8時スタートの時点でも結構蒸し暑く、あれこれ迷いながら店内で「Petit Chablis(プティ・シャブリ)」を選び(お店の売り値でレストランで飲む事が出来ます)ギンギンに冷やして暑さを吹き飛ばすように堪能・完飲しました。「Chablis」だと60ドルから70ドルぐらいするので、品質を考えると48ドルは正にPetit・プティ・手頃なワインです。トリュフ入りのポテトフライ、牛肉のたたきとの相性も良く、締めはあさりの入ったパスタ「ボンゴレ」で締めました。 スタートしてからしばらくは車好きのA氏の「360㎞は出ているんだよね。自分はシンガポールで160㎞出した事が合って💦」とか「車から激しく上がる火花は果たしてどこから?」とか「タイヤの交換をどうしてあんなに速く出来るのかボルトを何本使っているんだろう?」とか私1人だったらあまり疑問にも思わない事をいろいろ説明もしてくれました。スクリーンに映し出される会場の「マリーナベイストリートサーキット」の空からの夜景が美しくてしばし見とれました。ただ徐々に普段の世間話に華が咲いて優勝を決めたシーンはすっかり見逃してしまって・・。 かなり満足度の高かった「Petit Chablis」のボトルは記念のために持ち帰り、ふとプティ・シャブリとシャブリの違いは?と調べてみるとプティが「小さい」ではなく「手頃な」という意味で使われている事を今朝知った次第です🥂
2023.09.18
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先月たまたま見つけた南アフリカの食材店「African Market」で今や南アフリカ産の白ワインの代表格になっている葡萄品種「Chenin Blanc(シュナン・ブラン)」を試しに1本購入しました(32ドル)ラベルが貼られていないシンプルな鳥と花とパイプのデザインにちょっと魅かれました。 コルクの絵柄も同じです。 シュナン・ブロンだけで9種類。20ドル台~30ドル台。 ワインメーカーは「Babylonstren(バビロンストレン)」2020年 アルコール度数13.5%で3日で完飲しましたが、初日はシュナン・ブラン特有の爽やかでしっかりした酸味以上の酸味が際立ちこれはシャルドネでは?と思う程でしたが、セラーに入れて2日目は酸味がかなり抑えられ白い花の香りも漂い本来の味わいに近づいた感があり、そして3日目は完璧なふくよかな味わいになっていてイタリアの食材店のビーフ・ラザニアとも相性は抜群でした。白ワインでここまで味わいの変化を感じたのは珍しいかなと思います。 「Kleine Zalze Celler Selection Chenin Blanc 2015」 南アフリカのシュナン・ブランに興味を持ったのは漫画「マリアージュ 神の雫・最終章」の11巻目で「南アではイタリア系の料理をよく食べるんですが、このシュナン・ブランはそれによく合わせられます」とあり、トマトソースに白ワイン?と思いながら試してみると驚くほどのマリアージュでその時以来嵌っています。トマトソース料理だけでなくお刺身でもサラダでも結構万能選手です。 ワインメーカーのバビロンストレンを検索すると今回購入のワインについて詳しい解説がありました。ビンテージも2020です。PCで邦訳出来ないのが残念ですがちょっと時間をかけてじっくり読んでみようと思います。未だこの味わいが記憶に残っているうちに2回目の別のシュナン・ブランを買って、その後は南アフリカ原産の葡萄品種「Pinotage(ピノタージュ)」を試そうと思っています。
2023.09.14
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先月のワイン・コネクションの最大50%オフに6本纏め買いすると更に10%オフでスタッフお薦めの1本がポルトガルの赤でした。今年6月のお薦めのポルトガルワイン「DOURO(ドウロ地方)」の「Duorum」は満足度の高い1本だったので、今回お薦めの同じ地方の「Quinta Dos Quatro Ventos(キンタ・ドス・クアトロ・ヴェントス・ㇾセルヴァ 2018年」を値引き価格29.90ドル(3千円くらい)で1本購入して先週末にやっと開けました。 葡萄品種も「Duorum」と同じ「ティンタ・ロリス(スペインではテンプラニーリョ)」「トウリガ・フランカ(ポートワインにも使われアロマ豊かなワインに)」「トウリガ・ナシオナル(収量が少なく高価)」の3種類でアルコール度数は14%です。「IWC」で90ポイント獲得だそうです。IWCは「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」の略で1984年にロンドンで設立されましたが、調べてみると日本酒部門もあって2020年は和歌山県の「平和酒造」が受賞していました。 そしてポルトガルワインと言えば私にはボルトガルの缶詰で明治屋でツナやサバやイワシ等数種類も並ぶ中から今回は「サーディンのトマトソースとオリーブオイル漬け」を選び、イタリア食材店でトマトスープを買って玉ねぎと赤ワインも入れて煮込んでみました。仕上げには健康のために茹でたブロッコリーをたっぷり添えました。ポルトガル産というのが頭にあるからだと思いますが、絶妙なマリアージュだったと思います。おまけに数分で出来る簡単料理です。 前回「Dourum」に合わせたイワシのオリーブオイル漬け缶詰、イワシの卵も入っている優れ物。 缶詰を包むパッケージの色やデザインを見るだけでも明るい気持ちにもなります。今朝のNHK「あさイチ」の特集は「最近暗いニュースが多く影響を受けて気持ちが沈んでしまった時の対策・・」でしたが、ちょっとした食材のパッケージからも元気が貰えるんだとしみじみします。
2023.09.11
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先日スイス人が経営する食材店「Huber's Butchery」に行った時にビールコーナーもじっくり見てみました。いつもチーズコーナーを時間をかけて見て、次に野菜、総菜、肉という順番でしたが、最近シンガポール産のタイガービールや日本産以外のビールを飲んでいるうちにビールにも奥深い物語があって「駆けつけ三杯」以上の興味深い飲み物という事に目覚めました。330ml 賞味期限は2023年10月14日 ドイツ産やベルギー産のビール以外にも数種類あったスイス産ビールから選んだのは「Appenzeller Bier(アッペンツェラー・ビール社」の「Quollfrisch(クウォルフリッシュ)」で、決め手はいかにもスイスという感じのラベルのデザインです。 聳える山々の前に湖らしき風景と民族衣装(トラハト)を着た3人の男性の左横に犬が一匹、そして右側には放牧された山羊が描かれいかにも牧歌的な雰囲気です。家に帰って調べてみるとビール会社名は町の名前「アッペンツェル」が由来で1886年に創業しているので137年の歴史があります。ビールに使われる水はアルプスで生まれる硬度が低く飲みやすい天然水(ミネラルウォーター)で麦とホップもスイス産だそうで期待が大いに高まります。 アルコール度数が4.8%と軽めですが、一口目はやはり「アルプスの天然水」と言う前情報のせいか今まで味わった事がないような水の美味しさが際立つビールでした。「Huber's Butchery」で購入のラム肉のソーセージに合わせましたが、もうちょっとあっさりしたソーセージの方が相性が良かったかもしれません。アッペンツェルはスイスチーズの銘醸地でもあるようなので次回はこの町のチーズを探しにお店に行く楽しみが出来ました。 ところでWine Connectionではドイツビールの取り扱いがあって、ワインと一緒に一本買ってスイスビールの後に飲んだのですが、このビールのコクが本当に美味しくスイス対ドイツはどらちに軍配?と考えるとドイツかなぁと思ってしまいました。アルコール度数が5.5%なので理由はそれかな?とも思いますが消費期限をチェックすると2024年4月になっています。消費期限を考えるとスイスに軍配ありとも思ってしまいます。
2023.09.08
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ワイン・コネクションの第二弾「最大50%オフセール」がBukit Timah(ブキ・ティマ店)で先月25日から1週間あって様子を見に行って来ました。第一弾の時よりお店の一画に数量限定でセールのワインが並んでいて通常の半額近い値段になっている上に、6本纏めて買うと更に10%オフと言う事で纏め買いしました。 その中の1本チリ産「MAIPO Valley(マイポ渓谷)」の「MAGIS」はカベルネソーヴィニヨン100% 2019年です。ラベルの手摘みした葡萄を入れたバスケットを頭に捧げ持っている女神(MUSE)の姿はワインメーカーが慎重に手造りしたワインの象徴だそうです。長期保存のためボトルの重量もかなりあるのと金色のメダルが3つも貼られているのには購買欲をそそられます。調べてみると「CWSA」は中国の「ワイン&スピリッツ賞」で「DES COR CHA DOS(デスコル・チャドス)」は南米産のワインガイド誌の賞で91点です。色んな賞があるものだとそれだけで感心します。 1週間ほどセラーで寝かせてから開けてみると、綺麗な濃いルビー色とカベルネソーヴィニヨン特融の香りが立ちましたが、一口飲んでみると渋みというか舌に少しざらざら感があって「?」と思い、簡易デキャンタを使ってみましたがざらざら感は残りました。ただそれ以外は特に問題はなくラム肉のソーセージと美味しく頂きました。 2日目も同じざらざら感が多少あり、ボトルの裏のラベルにある「UNFILTERED」に気が付きました。調べてみると「ろ過しないワイン」所謂「濁りワイン」だそうです。全ての濁りワインがこのようなざらざら感があるのかどうかは分かりませんが、ある意味自然なワインである濁りワインは舌に残る感じを気にしなければ、十分美味しく頂けるのではという感じでした。アルコール度数14%、オフセールで16ドルは酒税の高いシンガポールではちょっと涙ものでお得感がありました。
2023.09.04
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ワイン・コネクションから今度は「最大で50%オフ」のお知らせが来てBukit Timah(ブキ・ティマ)店のみのセールなのでバスと地下鉄を乗り継いで初めて行ってみました。お店のある通りには面白そうな店舗が数軒並び、その一軒が「African Market」でした。アフリカと聞いて反応してしまうのは「未だ果たせていないアフリカ旅行への未練」だと思います。 ラベルには「ヨハネスブルグ 南アフリカ産」と明記 こじんまりとしたお店(ネット販売が中心だそうです)で1人だけ女性スタッフがいて、私以外にはお客さんがいなかったのでゆっくりとワインやビールやスナック類を見た後「アフリカのどの地域の商品を扱っているんですか?」と聞くと「肉類以外は全て南アフリカ産です」という事でした。私の好きな南アフリカ産のワイン「シュナン・ブロン」や「ピノタージュ」も比較的手ごろな値段で種類も多く並べられていましたが、南アフリカ産のビールの種類の多さに目を引かれスタッフに質問しながら「AMSTEL Lager」にしました。決めてはアルコール度数が5%、ラベルにある「Slow Brewed」と「Extra Matured」です。どちらも意味はスタッフも分からないという事でしたが、以前にアフリカン・カフェ「UTU」で飲んだちょっとがっかりビールの「Tusker(東アフリカ産)のリベンジの気持ちもありました。 グラスに注ぐと正にラガービールの濃い褐色が際立ち、一口目は苦みが強い感じでしたが徐々に苦みは和らいで(おつまみの北海道産おいしいさきいか効果かも・・)満足度の高いビールでした。飲み終わってから「AMSTEL」ってオランダのアムステルダムの事?と調べてみると、確かにオランダのビール会社(現在はハイネケンの傘下)でした。「アムステル運河の上流にある氷のみを採取し使用」と説明があるので、まさか氷をオランダから?と疑問が残りますが、オランダと南アフリカの歴史もふと思い浮かびました。 15世紀にアフリカ大陸南端の「喜望峰」が発見され、その後17世紀にオランダ東インド会社がこの地をを中継地として占領しています。そして19世紀にオランダからイギリスに壌土されるまでの約200年間オランダに統治されていた歴史の跡が色濃く残っているのかとあれこれ考えます。 余談ですが、アフリカと言えば良質のコーヒー豆と思い「コーヒー豆はありますか?」とスタッフに聞くと「南アフリカではコーヒー党より断然紅茶党が多いんです」という答えで、確かにイギリスは「紅茶の国」でした。ここにも歴史が・・。 次回はどのビールにしようかと撮った写真でちょっと勉強してから買いに行くつもりです。そしてワインも🍷
2023.09.02
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「Manulife」の1日1万歩を半年続けて50ドルのご褒美で今回はワイン・コネクショでフランスのロワール地方の「Pouilly-Fume(プイィ・フュメ)」を選びました。プイィ・フュメを前回いつ飲んだのか自分の日記を見てみると昨年3月でその時は40ドル台がプロモーション(値引き)で30ドル台(ビンテージは2018年)だったのが58ドル台になっていてワインもしっかり値上がりしています。 2020年 アルコール度数 13.5% スーパーで購入のイタリアのパスタ(フェットチーネ) ソーヴィニヨン・ブラン100%のプイィ・フュメを選んだのは友人が日本から送ってくれた茅乃舎の「だし炊きパスタのだしとつゆ」に合わせてみたかったからで、昆布だしやあご魚醬入りのつゆの味と私には高級ワインのプイィ・フュメの相性がどうなのか楽しみでもありました。「だし炊き~」の袋の裏にある作り方通りにお薦め具材(きのこ、ベーコン、ほうれん草)も加え、フライパン1つで僅か10分くらいで完成です。 チーズはプイィ・フュメと完璧マリアージュの山羊のチースを探しに「Huber's Butchery」に行って「Chabichou du Poitou(ポワトー・チャビチョウ)」を初めて購入しました。チャビチョウはラテン語の山羊に由来しているそうです。金ぴかのラベルの上部にチーズの名前が、横から見ると山のような形で金色のラベルには高級感があります。切ると四隅の色と中の色が違っていますが歯ごたえが違う程度で味は同じような感じでした。 「ワインの味は値段に比例する」を実感し、山羊のチーズとプイ・フュメの相性も完璧で、それではパスタとの相性はと言うと文句なく美味しく至福の時でしたが、このパスタにはそれほど高価ではないテーブルワインでも十分美味しく頂けるのではという感じもありました。 だしとつゆはもう1回分あるので次回は昆布だしやあご魚醬入りつゆに合うワインを検索してみて手頃な値段のワイン探しをするのも楽しみになって来ました。
2023.08.29
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今週、久々にチャンギ空港からクアラルンプール空港(KLIA)利用となり、一番の楽しみはやっぱり「Duty Free」でのワイン・ウオッチングで出来ればフランスのロワール地方の「Pouilly Fume(プイィ・フュメ)」購入と思っていましたが、残念ながら同じロワール産、同じ葡萄品種「ソービニヨン・ブラン」の「Sancerre(サンセール)」だけの取り扱いで40ドル台はお買い得ですが、結局迷って買ったのはオーストラリアの「Barossa(バロッサ地方)」の「Shiraz(シラーズ)」でした。32ドルが特別割引で29ドルはお買い得だと思います。来星時から変わらず何故か国際線のはずなのにKLIAへの往復ではワインは1本しか購入出来ません😿2021年 アルコール度数 14.5% シンプルなデザインだけどお洒落なラベルの色合いと「Honoring the 1865 Pioneer(1865人の先駆者に敬意を表して」や「Fifth Generation(5世代目)」とワイナリー「Grant Burge(グラント・バージ)」を引き継ぐ5世代の名前と多分生年月日が記載されています。初代「John 1811年」そして5代目が「Grant 1951」とあり、1855年から家族経営でワイン造りを続けている歴史がラベルに凝縮されています。 マレーシアのホテルに到着後、我慢出来ずに開けてちょっと飲んだのですが、正に「これぞバロッサの果実味溢れるシラーズ」でアルコール度数が高くフルボディながらとても飲みやすいワインでした。残りはスーツケースに入れてシンガポールに旅をさせたのに味わいはさらに良くなっているようで質の高さを実感しました。グラント・バージの歴史の長さから樹齢80年を超える葡萄の木が15%を占め、また100年以上の古木もあるようです。 もう10年ほど前ですがバロッサを旅した時、ワイナリー「KAESLER」へ徒歩で向かう途中にあった看板です。「Home of the August Shiraz(8月のシラーズの故郷)」旅行中、美味しいシラーズを沢山飲んで(作家村上春樹氏風に言うと人生観が変わるほどワインを飲んで・・)シンガポールに戻った直後のワイン仲間との「ブラインド・ティスティング」での1本を飲んだ時、バロッサの風景や味が脳裏に浮かび正にそれがバロッサのシラーズだったいうまるで漫画「神の雫」体験は後にも先にも一回切りでバロッサのシラーズは私にとっては今も貴重な「宝物」です。
2023.08.24
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今月初旬に日本から届いた「サプライズ プレゼント」に初めて見る茅乃舎の「カレーつけ麺のつけだれ」と「だし炊きパスタのだしとつゆ(どちらも3回分)」が同封され、まずは「カレー~」を先に試してみました。説明には「たれ」と「だし」を器に入れ水を加えてかき混ぜ電子レンジで1分チンするだけ!とありますが初回はミニトマトを刻んで入れてみました。お薦めの麺は「細麺うどん」とありますが冷蔵庫にあったパック入り茹でうどんを使いました。ワインも飲み残しのイタリアの「Biscardo Neropasso (ビスカルド・ネロパッソ)」にしましたが、つけだれの最初のちょっと塩辛い味をワインの甘味が円やかなつけだれの味に変えてくれて驚きました。ビスカルド・ネロパッソは程よい甘味が特徴で料理を選ばない万能選手のようなワインでここ2年ほどリピートで購入していて以前にも日記に書きました(葡萄品種はコルヴィーナ、メルローとカベルネ・ソーヴィニヨンの3種類のミックス) 2020年 アルコ―ル度数13.5% 2回目の昨日は気合を入れて、細麺のうどんを用意して「つけだれ」には玉ねぎ、ミニトマト、オクラを茹でたのを入れてレンジでチンしました。ビスカルド・ネロパッソは今月の値引き(26.9ドル)ワインなのでもう1本購入しました。 茹でて甘味が増した野菜の効果なのかつけだれに塩辛さは全くなく、細うどんにちょうど良い加減でたれが浸み込み、お薦めが細うどんの意味が良く分かりました。そしてカレーとワインの相性は前回以上に格別で至福の時でした。 カレーに合うワインと言うと葡萄品種「ゲベルツトラミネール」がありますが、これは40ドル後半でテーブルワインとして高値です。オーストラリアの「ソーヴィニヨンブラン」も試しましたが、これは今一つという感じでした。もう1本、ポルトガルのロゼワインを試しに買ってあるので(19ドル台)3回目の「カレー~」で試してみるつもりです。
2023.08.17
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日本からのサプライズプレゼントに入れてくれた「豆源」の「黒胡椒ビーンズ(醤油味のそら豆)」がとても美味しく、壁掛けカレンダーの8月のビールを毎日見ているとビールが飲みたくなってスーパーへビール探しに行きました。日本産のビールも多種売られていますが、ドイツかベルギーか迷って結局ベルギー産を選びました。 「Stella Artois(ステラ・アルトワ)」は1926年にベルギーのルーヴェンで醸造が始まったピルスナービール(ラガービールと同じ分類の下面発酵ビール)」だそうで、キャップのところに「LAGER BEER」の表示とワイングラスの絵が入っているので、ワイングラスに注いでみると重量感のあるような泡に驚きましたが、一口飲んでみると「ビールってこんなに美味しかったかなぁ?」という程の味わいでした。ピルスナービールは国の基準ではアルコール度数が5.2%だそうですが、このビールは5%でコクといい喉越しの爽やかさといい、最近飲んだビールの中ではかなり満足度の高いものでした。 検索して調べて見ると「ステラ・アルトワ」の成分ははホップ、麦芽大麦、トウモロコシ、水の4つのみで、微量の酵母を除去するのに2008年まで使われていた魚の1部分が現在は使われなくなったので動物性の物を使用しない「ビーガン・ビール」だそうです。ビーガンという言葉は最近ワインで知りましたが、時代を先駆けしていたビールなのかなぁと・・。330mlの小瓶で黒胡椒ビーンズの後はお刺身を肴にグラスを空けましたがどちらも本当に美味しく頂きました。 ところでキャップに記載がある「ANNO 1366」が気になって、これも調べてみるとルーヴェン市の醸造の起源を示す年で税務記録が残っているそうです。1366年と言えば日本は室町時代の前の天皇が2人存在した南北朝時代、ベルギービールの歴史の長さに脱帽です。因みに日本で最初のビール工場の設立は明治3年(1870年)アメリカ人によるものだそうで、僅か150年ほどの歴史で質の高いビールを提供している日本の技術力はやっぱり凄いと思いました。
2023.08.12
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先週日曜のワイン・コネクションの「在庫セール」の2本目は葡萄品種「Montepulciano(モンテプルチアーノ)」と生産州「D'abruzzo(ダブルッツォ)」が先日購入した「Coste di moro」と同じなので飲み比べと思い1本購入しました。 生産者「ウマニ・ロンチ家」の画像 ワイン・コネクションのサイトから。 左が今回購入の「PODERE(ワイン名)Umani Ronchi(生産者名)度数13% 2021年」で通常価格から22%引きの24.9ドルです。右が先日日記に書いた最近注目を浴びている「ビーガンワイン」で清澄財に動物の脂や卵等を一切使わないのが特徴で、そのためか味わい以上に透明度のあるルビー色が何とも魅力的なワインです。 今回のワインは清棲財に動物性の物を使っていると思いながらグラスに注いで色を見るとやはり透明度が劣るように見えます。ワイン・コネクションのサイトではこの色は「紫がかったルビーレッド」と表現していて早飲みワインだけれどタンニンも豊富と書かれています。色合いのせいか香り、味わいともビーガンワインに軍配ありという感じで次回買うとするとやっぱりビーガンワインです。 サイトの中に生産者や畑の写真があるのも何か親近感を感じ、また今回のワイン「ポデーレ」に使われる葡萄は「ぺルゴラシステム」と言って降雨の多い日本や日差しが強すぎるイタリアで高い位置に棚を作りそこに葡萄の樹を誘引させて葡萄の実を強い日照から守る方法で栽培していると説明がありました。 ところで持ち帰った在庫セールのリスト4ページを良く見ても60%オフのワインは未だ見つけられず、その中で目を引いたのは84本の中で一番高値のワインです。ボルドー左岸の銘醸地「Pauilac(ポーリャック地区)」の「Chateau Pichon Lalande 2016 Grand Cru Classe」で通常価格が750ドル、6本纏め買いで3,450ドルで、これでも24%引きです。記念のために写真を撮っておけば良かったなぁと・・。「シャトー・ピーション ラランド」を検索すると「真のスーパーセカンドワイン」「ボルドーでも最も需要の高いワインの1つ」「ポーリャック地区にしては葡萄品種のメルローを多用している」等々説明があり、まさかこのワインの試飲はあったのかなぁと今更ながらに思っています🍷
2023.08.11
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先週の日曜にワイン・コネクションで「1日限定1店舗のみ」で開催の在庫セールの一番の売り「最大で60%オフのワインはどんなワイン?」と興味津々で行って来ました。 注文用の4ページのリストを見るとフランス、イタリア、オーストラリア等々11ヶ国のワインを13のブース(Pallet)に分け全部で84種類のワインセールでした。程好い混雑ぶりで音楽が大きい音で流れていて気分を盛り上げていました。 ざっと見渡すと「結構ワイン・コネクションのワインを飲んでるなぁ~」と思う程見慣れたボトルがあり、出来れば今まで飲んだ事がないワインと会場を見て回り、1本目はフランスのロワール地方の赤を選びました。 Saumur Champigny 2019 度数13.5% 通常価格と1本、3本、6本購入の値段を表示 ロワールと言えばこの地方を代表するソーヴィニヨンブランの「プイィ・フュメ」は個人的にはかなり好きなワインですが、赤は暫く飲んでいませんでした。この地方を代表する葡萄品種カベルネフランで造られる「シノン」は「ピーマンを使った料理と相性がいいのよ」と以前教えて貰った事も思い出しました。通常価格40ドルが29.9ドルに値引きですが、6本纏めて買うと150ドルなので40%引きになるようです。纏め買いすると随分値引きになるというセールである事に納得です。そして1本買うと1本無料も数本あるのでこれだと50%引きです。なるほどという感じです。 今まで飲んだ事がないワインを纏め買いする勇気もなく取りあえず1本購入の「ソミュール・シャンビー」を昨日開けました。ワインを検索すると「柔らかくて、フルーティーで芳ばしい」とあるのですが、一口目は硬いという感じで渋みもあり、グラスをグルグル回して空気に触れさせて飲みましたが、私には中々手ごわいワインという感じでした。一晩寝かせて今日はピーマンを使った料理をと考えていてどれだけ円やかな味に変わってくれているか楽しみです。 60%オフについてはリストを良くチェックして2本目購入のワインに続きます。
2023.08.08
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スーパー「Cold Storage」のチーズコーナ―で目を引かれたのは表皮が赤く、まるで蒲鉾みたいな楕円形のチーズでラベルには牛乳で作られたスペイン産とあります。スペインのハードタイプチーズでは羊乳の「マンチェゴ」が一番有名かと思いますが、どんな味なのか試しに買ってみました。スペイン産のチーズにはやっぱりスペイン産のワインと思ってワイン・コネクションに白を探しに行きましたが生憎、白で値引きのワインはなく1本だけ値引きになっていた赤を購入しました。 「Prado Rey(生産者名)」2019年 度数14.5% 手前はカニカマで色比較 「プラド・レイ」の下の 「Crianza」はスペインの早期瓶詰の表示で「Single Vineyard」とあるので単一畑から収穫された葡萄品種「テンプラニーリョ」100%のワインです。 一口飲むと前日に飲んだイタリアのパワフルな「モンテプルチアーノ」のせいかちょっと物足りない味わいでしたが、スペインのチーズの後に飲むと味わいがかなり出てきた感じです。 バルセロナから南東にある右端の島が「メノルカ島」 「Mahon Whole Cheese」というチーズは初めてで、まずMahonを検索してみるとバレアレス諸島のメノルカ島にある町の名前でそこが生産地でした。そして驚いたのはこの町がマヨネーズの発祥の地であった事です。 18世紀半ばイギリス領だったこの島をフランス軍が攻撃をしかけ将軍達がマホンの料理屋で食べたソースをフランスに持ち帰った事からマヨネーズが生まれたと説明があります。チーズもどうりで美味しい訳です。というか歴史を知って更に美味しく感じました。 メノルカ島の観光案内に「信じられないほど透明な海のリゾート」と紹介があって、写真を見るだけで清々しい気持ちになります。ヨーロッパの長い歴史を持つ乳製品の偉大さをまたまた痛感です。
2023.08.04
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ボトル裏のラベルの右下に「Vegan Wine」のマーク 今月のワイン・コネクションのプロモーション(値引き)の1本がイタリアの「Coste di moro montepulciano d'abruzzo(モンテプルチアーノ・ダブルッツオ)」で30%引きの29.9ドルだったので、試しに一本購入しました。スタッフからは「飲みやすくてチョコレートのような味わいがあるけれどアルコール度数は高くて(14%)飲み応えがあるわよ~」とお薦めの言葉もありました。 まずは開栓するとブラックベリー系の香りが強くして、グラスに注ぐと見とれるほど透明感のある濃いルビー色でした。ワイン・コネクションのサイトではこのワインの色を「impenetrabelruby red color(不可解なルビー色)」とちょっと謎の表現しています。葡萄品種のモンテプルチアーノの少し甘い味わいが絶妙でイタリア食材店のお持ち帰り「ビーフラザニア」に合わせましたが絶妙なマリアージュでした。 そしてショップのサイトでこのワインが「バイオダイナミックワイン(有機栽培)」と今、注目を浴びているらしい「ビーガンワイン」である事を知りました。ビーガンというのは初めて聞くので検索してみると以下の説明がありました。 【化学肥料や除草剤、殺虫剤などの化学肥料を使わない有機栽培に加え、オーストラリアのシュナイダー博士が農業暦をもとに作ったビオディナミカレンダーを用いるなど有機栽培を更に発展させた農法で、具体的には動物の脂や卵等を清澄財に一切使わず自然界に存在する粘土等を使って時間をかけてろ過して透明感のあるワインを造っている】とあります。グラスに注いだ時のワインの色の理由がちょっと分かった気がして、ワインも日々進化を続けているんだなぁと感心しながらも動物性の物をを使っていないのが味にどのように変化をもたらしているのかは私にはまだまだ分からずですが、美しい色あいの力強いこのワインを満喫しました。
2023.07.31
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先月NHKの「未来は一枚のピッツァの上に 日本の職人 世界に挑む」で東京でイタリアンレストランを経営する「岩澤正和」さんがパロマで開催される「世界ピッツァ選手権大会」で出すピッツァにトッピングする野菜について焦点を当てた番組を見ました。通常お店でも産地や品質を厳選した野菜を使い、今日はどんな野菜が食べられるのかと楽しみに来店するお客さんも多いらしく行列が出来るお店というのにも納得です。 「和ハーブの女王」ヨモギ(精油成分があるためヨ・良く モ・燃えるが語源らしい) パロマでの選手権大会用にと考えた食材は「ヨモギ」で、岩澤さんは「最近は香りに癖があるという事もあってヨモギを食べる人が減っている」という言葉に、子供の時に近所に生えていたヨモギを使って家族でヨモギ餅を作った事を思い出しました。改めて効能を調べてみると体温を高めて新陳代謝を良くする、豊富な食物繊維、リラックス効果、デトックス効果と嬉しい効能がたくさんあり、温活の「よもぎ蒸し」はシンガポールでもあるようです。そう言えばお灸の「もぐさ」もヨモギを利用していました。 ヨモギ餅の事が妙に気になってシンガポールで売っているお店はあるのだろうかと何軒か見てみましたが「草餅」しかなく、果たしてヨモギ餅と草餅の違いって何?と調べると、元々草餅は母子草というのを使っていたのが「母と子を割く」とは縁起が悪いという事で今はヨモギを使っているそうで、ほぼ同じと言う事なので今日早速草餅を買いに行こうと思っています。右上の透明な袋に入っているのが「Moringa Powder」 そして思い出したのはミャンマーに滞在していた友人夫妻からお土産にもらったミャンマーのGreen Hill産の「Moringa Powder(粉末モリンガ)」です。ほぼ粉末緑茶と同じ香りで「体に良いのでふりかけみたいに使ってね」と言われ何回か試した後、冷蔵庫に入れたままなのを思い出しました。調べると「ワサビノキ科」の植物で食品だけでなくスキンケア用品の原料にもなるスーパーフードでした。今日からは日本の粉末緑茶とミックスで試そうと思っています。古くから生活に密着していた植物はやっぱり大きな力があるんだなぁと改めて思い、特にヨモギ茶はネットでも手頃な値段で売られていて改めて手軽に長く続けられる健康管理を心掛けようと思いました。【追記】8月4日 左が髙島屋の吉兆庵の「草餅(3.8ドル)」で右がドンキの「草大福(2.5ドル)」です。草餅の方が色が濃くしっかりとヨモギの味がしてちょっと幸せな気持ちになりました。
2023.07.30
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ワイン・コネクションで今月のプロモーション(値引き)のアルゼンチン「INTIS」のカベルネソーヴィニヨンとシャルドネの2本を購入して完飲しましたが、酒税が高いシンガポールで20ドル以下で質の良いワインを提供してくれるのは有難いの一言です。もし葡萄品種も値段も同じだったらチリ産かアルゼンチン産かと言われると、どうしてもアルゼンチン産に魅かれてしまうのはずっと以前に「アルゼンチンワインは元々国内消費用で造られていて良いワインは海外にはあまり輸出されていない」というのを何かで読んで「いつか本当に美味しいアルゼンチンワインを現地で・・」と思いを馳せるためなのかなぁと思ったりします。 「ALTA」葡萄品種「マルベック」2021年 アルコール度数13.9% 先週目を引くニューズ・レターがワイン・コネクションから届き、何かレター以外の情報があるのかスタッフにどうしても聞きたかったのと他に値引きになっているアルゼンチンワインがあるか見に昨日お店に行きました。 アルゼンチンワインと言えば元々はフランスボルドー地方で栽培されていた葡萄品種「Malbec(マルベック)」が今や代表格で1本値引きのワインがありましたが、13ドル引きで59ドルはやはり高値です。年齢と共にシラーズやマルベックのようなパワフルなワインを飲む機会が減っていて、今回はボトルを眺めるだけにしましたが持ち上げてみると凄い重量で「長熟の可能性を秘めたワイン」が手から伝わってきました。 肝心の8月6日(日)の「ワイン在庫 100種類 最高で60%オフ」はやはりワインコネクションの常連客が「一体どんなワインが買えるの?」と直接質問に来る人が多いそうで、スタッフもその対応にしっかり慣れている様子で「実は店頭のスタッフには詳細は伝えられていないから、当日私もどんなワインがあるかチェックしに行くつもり。当日お店で会いましょう!(会場は1店舗のみで8時間限定)」と言われてしまいました。ティスティングも出来るので味わってからどのワインを購入という流れになるようで、今までワイン・コネクションでこんな大きな在庫セールは経験がなく今からワクワクしています。アルゼンチンのマルベックがセールの中にあったら必ず買います🍷
2023.07.27
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バターで今一番気に入っているのはフランス産の「Le Beurre Bordier」の無塩バターで、フランス食材店「So France」の方がスーパーよりちょっと安いので先日買いに行き、前回は店頭になかったスイーツ「カヌレ」があるかどうかショーケースを先に見に行くと今度はしっかりありました(前回は材料が届いていないの焼けないということでした) 手前の右が「Home-Made Canele」3.5ドル/個 18ドル/グラス ドリンクメニューのグラスワインの赤は5種類でメニューの最初にある「ボルドー M de Monsegun 2016 カベルネフラン100%」も気になりましたが、「Bechereau Montagne St Emilion 2020 メルロー& カベルネソーヴィニヨンのミックス」を選びました。スイーツ「カヌレ」はカフェ・クレーム(カフェ・オレ)で食べるのが常道だと思いますが、初めてカヌレを食べたのがサンテミリオンだったのでどうしても同地の赤ワインを合わせてみたいと・・。 濃いルビー色で香りを嗅いだだけでまるでサンテミリオンにいるような気持ちにさせてくれました。そして相性は決して悪くなく満足のいくものでした。それとお店で初めて見るチーズ「Arbois(アルボア)Wine Racle」のワインの文字に魅かれて試しにと買ってワインに合わせてみましたが「これって沢庵の味」というぐらいに沢庵に激似の味わいで驚きました(どちらも発酵食品にしても・・。)後で調べて見るとコンテチーズで有名なジュラ地方のチーズのようです。これは是非沢庵の上に乗せて試してみたいものです。 このお店はスタッフがフレンドリーなのが気に入っていて、今回はお店を出る時に「ワインはどうだった?」と声をかけてくれました。「ワインもカヌレも最高だったんだけど、何故かテーブルに小さな羽虫のようなものがしつこく・・・💦」と言うと「そんな時はすぐに私を呼んで!キッチンスタッフにはクレームするから!」と言ってくれました。多分羽虫たちも美味しいカヌレの香りに魅かれてやって来たと信じて・・。取り合えずずっと試したいと思っていた事が実現出来て満足の一言です。 フランスの無塩バター125g 8ドル ジュラ地方のアルボアチーズ 106g 6.36ドル
2023.07.17
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今週のワイン・コネクションからのニューズレターで今週の金曜日(7月14日)が「Bastille Day(フランス建国記念日/パリ祭)」である事に気が付きました。1789年7月14日に民衆がバスティーユ牢獄を襲撃したことに端を発し王政の廃止に繋がった革命で、フランスではシャンパンを飲んでお祝いする人が多いのかなぁと想像します。ワイン・コネクションでもこの日のためのプロモーションワインが5本あり、値段の事も考えてアルザスのリースリングを買いに行くと1店舗目は売り切れになっていて、スタッフが在庫があるお店をチェックしてくれて2店舗目で無事購入出来ました。 写真左の「Alsace Grand Cru Eichberg Molfberger Riesling 2019」アルコール度数 14% 通常価格の30%引きの39.9ドルで「アルザス・グラン・クリュ」なのですぐ売り切れになる店舗があるのにも納得です。右から2番目のボルドー右岸「Les Hauts De Croix De Labrie Saint- Emilion Grand Cru」にも興味深々ですが、59ドルはやっぱり「自分にとっての特別な晴れの日用」の値段です。 アルザスリースリングの裏のラベルにはお薦めの料理としてシーフード、ロブスター、エスカルゴ、鶏肉料理とあり流石にロブスターやエスカルゴは無理ですが、白にしてはアルコール度数も14%と高いので明日何を合せようかと考えるのが楽しみです。肝心のチーズはアルザスを代表するウォッシュタイプの「Munster(マンステル)にしようと思っていて、明日は特にじっくりとワインとチーズのマリアージュを堪能するつもりです。『追記』7月14日 アルザス地方のチーズ「Munster(マンステル)」、DONQの塩パン、鱈に塩コショウして片栗粉をまぶしオリーブオイルで焼いた3品を合わせました。特にチーズは同じアルザス地方と言う事で完璧マリアージュで至福の時でした。
2023.07.13
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イタリア系食材店「Providore」はシンガポールで8店舗展開していて、その中でカフェ、チーズルーム、クッキングスタジオ等があり一番広いスペースを保有しているのがチャイナタウンの近くにあるDown Town店です。先日チーズを買いに行った時、ワイン以外のビールと日本酒のそれぞれのセラーの中を見てみると珍しいラベルのビールが目に止まり、早速試しにと購入しました。何か軽いおつまみをと店内を物色していると日本の手焼きせんべいがあったのでこれも1枚(2ドル)購入しました。購入した全てのお酒や食べ物はテーブル席に持って行って自由に飲食可能です。 ビールの350ml缶とほぼ同じ33clで10.5ドル(千円くらい) 「Duchesse de Bourgogne(ブルゴーニュ侯爵夫人)」という名前のビールで、カップに注いでみると黒ビールや薄いぶどうジュースのような色合いで一口飲んでみると私には甘口ながらアルコール度数の高さが際立っているビールでした(裏のラベルにはアルコール度数6.2%とあり納得です)おつまみの手焼きせんべいはこの多少甘いビールには砂糖を絡めたおせんべいの方が良かったかなぁと・・(おせんべいも5種類くらいあって迷いました) ボトルのラベルが素敵なので何かに使えるかなと持ち帰って、よくよくラベルを眺めた後ネットでこのビールについて調べるとベルギーの「ブロウウェリヴェルヘーゲ」によって製造された「フランダースのレッドエールスタイル」のビールで、一次発酵と二次発酵の後ワインのようにオーク樽で18ヵ月間熟成させるそうです。ちょっとワインの味わいも感じた理由が分かりました。 そしてビールの名称は「シャルル・ザ・ボールド」の一人娘のブルゴーニュ侯爵夫人(1457年ブリュッセル生まれ)に敬意を表してつけられたそうです。乗馬事故で亡くなったという説明もあり話は飛んで源頼朝が落馬で亡くなった事まで思い出してしまいました💦フランス旅行の時にビールを飲んだ記憶も無くブルゴーニュという名前が付いていてもフランスよりベルギーで人気のビールなのかなぁと・・。ちょうどベルギービールが飲みたいと思っていた時だったので異文化食体験も満喫させてもらいました。
2023.07.10
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昨日の日記に蟹味噌にワインを合わせるのは無理と書いた後で蟹味噌缶の「食べ方レシピ」に「パスタにエビ(蟹ではなく)味噌」に気が付き、食べ残しの「イカ墨パスタ」をフライパンで焼き蟹味噌を入れてみました。そしてこれも飲み残しのイタリアのワインに合わせてみると、焼いた事で蟹味噌の強い磯臭さが和らいでマイルドな味になり(火を通すと濃い旨味が出るそうです)これが中々の相性なのに自分でも驚きました。 アルコール度数 13% トスカーナ地方の「Vino Nobile Di Montepulciano 2018」でワインコネクションの値引きで29ドルでした。イカ墨パスタは真っ黒なので少しでも美味しく見えるようにまず少量をお皿に置いて周りに豆苗とトマト(ドンキで購入の日本産)を散らしてみました。添えたのはイタリア系食材店「Providore」で見つけたちょっと珍しいキューブ型のパロマハムとフランスのロワール地方の白カビチーズです。 後で久し振りに「トスカーナ・ワイン紀行」の本を開いてみると(2000年発行 シンガポールで未だ古本屋さんがある時に購入)「ワインの王様 モンテプルチアーノ)」というテーマで町と「Vino Di Nobile Montepulciano(ヴィーノ・ディ・ノビレ(高貴の意味)・モンテプルチアーノ)」について5ページほど説明がありました。9世紀頃にワイン造りが始まり17世紀に「すべてのワインの中の王様」と詩人フランチェスコが詩の中に書いた事が高貴なワインという名称に繋がったそうです。名前からなのか海外では王室関係に人気が高いとも書かれています。葡萄品種はサンジョベーゼが中心でキャンティ・レゼルバと似ているとも言われるようですが、実はキャンテイとは違った種類のサンジョベーゼ「ブルニョーロ・ジェンティーレ」という葡萄らしく、全体に辛口で渋みが少なく濃いガーネット色のワインを造るそうです。 どんなワインにも興味深い話があるなぁと感心しながら、少しだけトスカーナ地方を旅した気分にもなりイタリアワインもやっぱり良いなぁと蟹味噌のパスタを味わいながら今更ながらに思った次第です。
2023.07.08
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先日「髙島屋」の地下2階にある日本のパン屋さん「DONQ」にパンを買いに行くとすぐ近くのブースで「岡山県産の日本酒フェア」が開催されていました。 岡山県産のお酒よりまず先に目に止まったのは300ml入りの3本セットで山口県産「獺祭」はシンガポールでは依然人気断トツ1位なのでここで立ち止まる人は多いはずです。左から「大吟醸 獺祭(磨き3割9分)」「大吟醸 特吟十四代(山形県産)」「吟醸 黒龍いっちょらい(福井県産)」で、何と3本で530ドル(5万5千円くらい)でこの値段には驚きました。帰ってから検索すると楽天市場ではセットで1万5千円くらいなので輸入品という事以上にシンガポールの酒税の高さを実感しますが、それでもシンガポール人はポンと買うんだろうなぁと想像します(以前に飛行機代やホテル代を考えたら安いでしょ・・・と言われた事があります💦) そして岡山県のお薦め3本(左から「吟醸 備前幻」「大吟醸 雄町米の里」「極大吟醸 室町時代」)はキンキンに冷やしてあるのを3種類とも試飲させてくれました。個人的には上品ですっきりした味わいの大吟醸よりも普通の純米酒が好みで、比較的手頃な「瀬戸雄町(せとおまち)」を1本購入しました(手頃と言っても180mlで16ドルです💦💦)精米歩合65%、アルコール度数が14%以上15%未満でラベルには「旨味辛口純米酒」とあります。岡山県産の日本酒を飲むのは初めてで使用される「雄町米」というお米の事も初めて知りました。 普段家で日本酒を飲む事は稀なのでそれに合わせようと蟹味噌缶を明治屋で購入しました。蟹味噌の独特な風味はワインとは合わせるのは無理と勝手に思っています。まず一口目は思った以上に円やかでもっと「かぁっ~」と来るのを期待していたのですが・・。それでもやっぱり焼いたししとうの横に沿えた蟹味噌との相性は抜群でした。日本にいる時にはあまり感じなかったのですが、日本酒の良さはどんな日本料理にも合う「優れたお酒」という事なのだと思います。ワインであれば魚だったら白、肉だったら赤かなぁとあれこれ考えるのも楽しいですが、日本酒の場合1本用意して「さぁ、どんな料理でもいらっしゃい!」という懐の深さが大きな魅力なのだと思います。
2023.07.07
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7月のワイン・コネクションのプロモーションの1本がラベルに大きく「M」の文字がある「Bordeaux Superieur(ボルドー・シュペリュール」で私は今までシュペリュールというのはボルドーのある地区を指しているのかと思っていましたが「上級」の意味で「AOCボルドーよりヘクタール当たりの収穫量が制限され、アルコール度数制限も高いワインである事を今更ながらに知りました。 2018年 アルコール度数13.5% メルローとカベルネフランのミックス ラベルに「M」があるのはこのワインを造るシャトー名が「Croix-Mouton(クロワ・ムートン)」だからと気付きますが、果たしてボルドーのメドック格付け1級の「Mouton-Rothschild(ムートン・ロートシルト)」とちょっとでも繋がりがあるのかと検索してみると「エノテカ」のウェブサイトにクロワ・ムートンについて下記の紹介記事がありました。『ボルドー右岸に位置するジャヌエ家所有のシャトーで、元々はシャトー・ムートンという名前でした。2004年から現在のシャトー名に変更しましたが、格付け1級のムートン・ロートシルトよりも昔からムートンを名乗っていた歴史あるシャトーで日本でも密かに人気のシャトーです。更に現在フランス・パリの3つ星レストラン「アラン・デュカス」でもグラスワインとして提供された実績があります』 裏のラベルには現在の所有者である「Jean-Phillpe Janqueix(ジャン・フィリップ ジャニュエ)」の名前も記載され「3世紀にローマ人によってこの地に葡萄が栽培されたのが始まりです。特に1997年から品質向上に務めこの地を代表する品種メルローはシュペリュールの土壌のテロワールが存分に生かされています。このワインはデキャンタージュの後に肉料理、パスタ、チーズ等に合わせて下さい」とあります。 イタリアの食材店で購入の「茄子とパルミジャーナ(モッツアレラチーズも入っています)」で頂きましたが、最初の一口目でただただ「これがボルドーワインだ!」という感じがしました。日本ではヴィンテージ2016年が2千台後半、ワインコネクションでは値引きで34ドル(3500円くらい)でテーブルワインにしては高めですが、これはコスパとしてはかなり上級レベルだと思うので今月中にもう1本購入して次回は肉料理かパスタに合わせて見ようと思っています。
2023.07.06
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フランスの食材店「So France」でボルドー地方発祥のスイーツ「カヌレ」を見つけ、今度は店内でボルド―ワインに合わせて食べてみたいと思い行ったのですが残念ながらショーケースにはなくスタッフに尋ねると「原料が入らないと作れないので・・次回いつというのは分からないんです」という事なのでもしかしたら原料の卵をフランスから輸入?と次回への期待が膨らみます。 カヌレに合わせたい「モンターニュ・サンテミリオン」2016年 店内ではグラスで19ドル 何も買わずに帰るのもと思ってまずチーズコーナーを見ると、ちょうどお試しサイズにぴったりのハードタイプチーズの「ミモレット」がありました。何となくチーズは白色の物が好きで濃い色は敬遠してしまいミモレットは数回食べたきりです。早速店内でアップルパイ、ベリー入りドーナッツ、カプチーノと一緒にミモレットを頂きましたが思った以上にコクのある味わいはカプチーノにしっかりマリアージュでした。 フランスでは「村の数だけチーズがある」と言われているので、ミモレットも村の名前?と調べてみるとフランス語の「ミ・モレ(半分柔らかい)」に由来しているそうです。起源としてはオランダの「エダムチーズ」を真似して作り始めたらしくオレンジ色は植物色素「アナトー」に因ると説明があります。若いうちはマイルドだけれど(熟成期間は6週間以上)熟成が進むと濃厚になって「からすみ」のような風味になるため日本酒とも相性が良いようです。 そしてネットではミモレットを使った料理が紹介されていて、一番気になったのは「すりおろしミモレットxご飯」です。左の写真がネットの画像でオリーブオイルをお好みでかけるのも良しとあります。早速ミモレットをすりおろし、白米と玄米1:1のご飯を電子レンジで温め、焼き海苔を上に散らしてみました。オリーブオイルを掛けずにまず一口食べてみるとミモレットの優しくて程よい塩味とご飯が絡みあって私には絶品でした(オレンジ色が食欲もちょっとそそります)どちらかというとワイン抜きで食べる時はオリーブオイルをかけない方が癖がない味わいになるような気がします。これは次回の「お家ご飯の締めご飯」に決定です!
2023.07.02
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久し振りにブルーチーズが食べたくなってフランスの食材店「So France」に行きました。ちょうど手頃な量と値段の牛乳で造る「フロム・ダンベール」があって支払いにレジに行くと横のショーケース中に今まで気が付かなったフランスのお菓子「カヌレ」が目が留まりました。フランスを旅した時に1回だけサンテミリオンのカフェで食べた時の事を思い出し小ぶりで5ドル(500円ほど)は高めですが試しにと購入しました。 「Bistrot Le Clocher」ではカフェ・クレーム(日本ではカフェ・ラテ)を注文すると、1個サービスのようにお皿に載せられていました。厳寒の2月で心身共に温められた思い出があります。左がフロムダンベール 右が色が濃い目のカヌレ So Franceの「カヌレ」は色が黒っぽいですが、ちょっと縦長の独特な形が特徴です。早速食べてみると外側は硬めの食感ですが、中はとろけるように柔らかく旅行の事も思い出し満足度の高い一品でした。 気になってカヌレの誕生について調べてみるとボルドー地方の赤ワイン造りと大きく関わっているお菓子だという事です。ワイン製造工程で不純物などを取り除くために使われるのは卵白の部分だけで、大量に余ってしまう卵黄で何とかお菓子か作れないかと修道院の中で試行錯誤の末生まれたお菓子で1789年のフランス革命で修道院を追われた修道女達が他の地方にもそのお菓子を伝えていくという歴史が絡んだ奥深い話もあるようです。次回は是非「So France」の店内でちょっと高めのボルドー赤のグラスワインに合わせて試してみたいものです。 肝心のブルーチーズのフロムダンベールですが、「世界三大チーズ」には入っていませんが羊乳のロックフォールより円やかで塩分も少なく私には食べやすいチーズです。このチーズも改めて調べて見ると、フランス中央部「オーヴェルニュ地方」発祥のチーズで8世紀頃に造られ始めたようです。「地球の歩き方」の中にオーヴェルニュ地方のボルヴィック村が観光のお薦めとあってヨーロッパでは珍しい軟水のミネラルウオーターの故郷がこの地方にある事を初めて知りました。そしてパリのカフェを形成したのはこのオーヴェール地方からパリへ出稼ぎに行った人達によるものとネットの記事にあって、また1つ新しい事を知るとフランスをまた旅してみたい気持ちになります。 軟水(マグネシウムやカルシウムなどの金属イオン含有量が少ない)のミネラル・ウォーター 「Volvic」・・シンガポールでも結構な高値でよほどの事がないと買いません💦💦
2023.06.25
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今月の「ワイン・コネクション」のプロモーションの1本でフランス最南端の生産地「ラングドック・ルーション」地方の「Mas Janeil Le Petit Pas GSM 2022」です。先日、ラベルのデザインが「カバ」のこの地方のワインを日記に書きましたが、今回のラベルは「馬と鶏」でフランスへ旅行した時の「馬の思い出」がふと浮かび試しにと購入しました。 葡萄品種は「グルナッシュ・ロワール(G)」「シラー(S)」「ムールヴェ―ドル(M)」「カリニャン」の4種で3つの葡萄品種の頭文字をとってパワフルなワインを意味する「GSM ワイン」でアルコール度数は14.5%です。相性料理は「焼肉等の肉料理」でチーズは「熟成コンテチーズ」がお薦めのようです。鶏肉レバーと豚バラのレバニラ炒めに合わせましたが、まずまずの相性でした。 ロマネ・コンティの畑の前で。ガイドさんと右に雪がうっすらとある葡萄畑 「馬」で思い出すのは2006年にワインのために「ボーヌ」を訪れ、ツアーに参加した時の事です。2月のシーズンオフで何とか見つけたツアーは葡萄畑を見て1つだけドメーヌ(ワイナリー)を訪問出来るものでしたが、その時のガイドさんとの会話が今でも記憶に残っています。 昔々は馬が葡萄畑での貴重な働き手であった事を熱心に話してくれて、ふと受け狙いで「私、馬肉好きです!」と言ってしまいガイドさんが「信じられない!馬は人間の大切な友達でもあるのに・・」と何とも言えない表情をし「かなりの失言だったかなぁ」と・・。その後は普通に「エシェゾー」や「ロマネ・コンティ」の畑を見て回りワインのティステイングもして和やかにツアーは終了したのですが、今思うとガイドさんはツアー中「こいつ・・・」と思っていたのかもしれません💦 日本一と言われる熊本県産の「馬刺し」は未だ食べた事がないですが、日本にいた時は故郷北海道で普通に居酒屋さんで「馬刺し」を食べていました。今更ながらに気になって「馬肉を食べる国」を調べてみると日本以外では中国の東北部、ヨーロッパでは食べる国と食べない国が大きく分かれているようです。イギリスでは馬をペットとして愛玩する人が多いためほとんど食べないけれどもフランスでは安価と言う事もあって食べられていると説明しているものもあります。「うーん、あのガイドさんはイギリス系だったのかなぁ・・。」何気ない会話でも何年経っても記憶に残る物があるんだなとしみじみ思い、この馬のラベルのワインに馬刺しを合わせてみたいと性懲りもなく思ってしまいます。そう言えばシンガポールでも以前に長野県出身の方が経営する居酒屋で何回か馬刺しを食べた事も思い出しましたが、残念ながら数年前に閉店してしまいました。世界中に広まる日本食文化ですが果たして「馬刺し」の今後は・・?
2023.06.24
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前回、シンガポールで唯一の本格的アフリカンカフェ「UTU」に行った時に「次回は是非アフリカのビールを試して下さい。スーパーでは買えませんよ!」とお薦めがあったビールを昨日飲みに行ってきました。 Tusker Lager (Kenya ケニヤ産)18ドル スペインのししとう「Padron」をおつまみに。 ビールのメニューはこのビール以外は「Lion Beer(スリランカの醸造所)」と「Seasonal African Craft Beer(Market Price 時価)」の3種類だけです。迷わずスタッフお薦めを注文し、まず一口飲んでみると軽口ですっきりタイプでシンガポールの高温多湿の気候には合っていますが、残念ながら私にはビールの美味しい程よい苦みは感じず薄いという感じで、ラベルをよく見るとアルコール度数4.2%に納得です。 「Tusker」は英語で「(象やいのしし等)牙のある動物」という意味でアフリカを代表するビール醸造所らしく時価(ビールで時価というのを初めて見ました💦)のクラフトビールでアルコール度数がもっと高い物であればと次回への興味が湧いてきます。それにしても残念ながらビールの美味しさをあまり感じないのは鮮度のせい?と裏のラベルをじっくり見てみました。製造日は2023年2月で消費期限は2024年2月です。以前にビール通の方からビールの美味しさは製造月日が新しいほど美味しいと教わったので「UTU」では注文する人が少ないのかもしれません。原料にはBarley(大麦)が使われていますが日本の大麦とはやはり質が違うと思うのでそれが原因なのかもしれません。 3階のパーティ用のテーブルとイス。家具や装飾品は全てアフリカから輸入しているという事です。 今回が4回目の「UTU」で最初はエチオピアのコーヒー、2回目はアフリカのカクテル、3回目はアフリカのロゼワインを試して、特筆すべきはそれに合わせたスイーツの質の高さです。そしてお客さんはアフリカ系の人、欧米人、ローカルと多種多様でお店の雰囲気といいお客さん達を見ているだけでまるで未だ行った事のないアフリカを旅しているような気分にさせてくれるのが私にとっては一番嬉しい事です。
2023.06.19
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以前に友人のK子さんから「飲み友達の間ではオーストラリアワインはあまり人気がないの・・」と言われ「それではワインコネクションにラム肉に合わせて「Barossa Valley(バロッサ・ヴァレー)」の「Shiraz(シラーズ)を飲みに行きましょう!」と誘い昨日行って来ました。10年ほど前にワインのために南オーストラリアを旅した時に一番感動したワインはバロッサ・ヴァレーのシラーズでその味わいは今でもしっかり覚えています。 ワインとミディアムレアのラムTボーンは期待以上のマリアージュで至福でしたが、2本目のデザートに合わせるワインにK子さんからロゼが飲みたいとリクエストがあり、何となく以前に飲んだ事がある「Poison Rose(毒・ロゼ?)」を選び、デザートはスタッフのお薦めでレモン・タルトにしました。相性は特に「可もなく不可もなく」という感じで、近くにある人気のローカルアイスクリームショップに飲み残しのワインを持って移動しました。 ピノ・ノワール100%のロゼに合わせて。 ワインコネクションのレモン・タルト ドリアン(果物の王様)好きのK子さんはドリアン入りを私は紅茶のアールグレイ風味を選び分け合って食べました。ワインとの相性はこちらも微妙ですが、私にとって初めてのドリアンアイスクリームが絶品で驚きました。シンガポールに来てから新鮮なドリアンはあまり臭いがしない(酸化による臭い)と言う事を知りましたが、進んでドリアンを食べる事はあまりありませんでした。「ワインとドリアン」の初体験に昨日はちょっと興奮でした。 2020年 アルコール度数 14% 肝心のバロッサ・ヴァレーのシラーズは50ドルとちょっと高めのワインですが、店頭と同じ値段でレストラン内で飲む事が出来ます。勉強のため空いたボトルを持ち帰りました。ワイナリーの名前は「Three Bridges 」で「Calabria Family Wines」とあるので家族経営のワイナリーだと思いますが、やっぱり期待を裏切らないバロッサ・ヴァレーのシラーズでした🍷
2023.06.17
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最近「ワイン・コネクション」でプロモーション(値引き)になっているポルトガルワインを薦められる事が多く(大体20%引きで30ドル前半)この値段にしてはコスパは最高だとちょっと嵌っています。 2019年 アルコール度数14% ポルトガルのイワシの缶詰に蒲鉾とチーズ「ブリー・ド・モー」 今回の「DUORUM」はかつては甘口のポートワインで有名だった「DOURO(ドウロ地方)」の赤でポルトガルを代表する葡萄「ティンタ・ロリス(スペインではテンプラニーリョ)」「トウリガ・フランカ(ポートワインにも使われアロマ豊かなワインに)」「トウリガ・ナシオナル(収量が少なく高価)」のミックスで適度な渋みとバランスのとれた酸味等などワインの深みという意味では今までのポルトガルワインの中で一番満足度の高いワインでした。 イワシのオリーブオイル漬け バカリャウ ちょっと気合いを入れてポルトガル名物の「タコライス風」を作り、ポルトガルの缶詰が明治屋に売っているかどうか見に行くと「Bacalhau(バカリャウ 干しタラの缶詰)」の他にも「ツナ」「サバ」「イワシ」があって今回はイワシのオリーブオイル漬けにしました。 以前NHK「せかほし ポルトガル」の回で紹介していたバカリャウは塩味がちょっときついのとレアな缶詰のせいか値段も12ドルと高めですが、今回のイワシは半分くらいの値段です。塩味も程よく驚くほど魚の新鮮さを感じる缶詰で卵が入っている身もありワインとは完璧マリアージュでした。 ポルトガルワインと言えば思い出すのは「織田信長」で日本で最初にワインを飲んだ人と言われていますが、飲んだワインはポルトガルの甘いポートワインだったのではと思っています。そう言えば「金平糖」もポルトガルから伝わった砂糖菓子で、大河「どうする家康」でもその高いお菓子が登場する回がありました。シンガポールの日本の和菓子店(吉兆庵)」で見かけた記憶があるので、今度ポルトガルワインを飲む時は金平糖風をデザートに用意してみようかなぁと・・。画像を見ているだけでカラフルで幸せな気持ちになります。語源はポルトガル語の「コンフェイト(糖菓)」
2023.06.15
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右は 昨年購入のピノ・ノワール100%ロゼ 度数12% 昨年9月にフランスのラングドック・ルーション地区のワイナリー「Fat Bastard」のパワフルなロゼを飲みましたが、ワイン・コネクションの先月のプロモーションにロゼに加えてに白と赤も登場したので、飲み比べと思って購入しました(3本とも24ドル)ラベルのカバはインパクトが強いです! 下記は昨年9月の日記に書いたワイナリー「Fat Bastard」と「何故ラベルにカバ?」です。 「Fat Bastard」はフランス、カリフォルニア、チリ、南アフリカ等でワインを造る醸造学者「Thierry(ティエリー)」と彼の友人で「ワイン界の反逆者」と呼ばれるイギリス人「Guy(ガイ)」が共同で「伝統や習慣に捕らわれない新しいワイン」を目指し、1998年に発売開始したフランスのワイナリーだそうです。そしてラベルに「何故カバ?」と思いますが、ボトルの裏の説明には「・・this cute hippo decorating the royal gardens of Marie Antowanetto~(マリー・アントワネットが愛した王室庭園を飾る愛らしいカバ~」の説明があり薔薇の花のようにも見えるピンク色に囲まれたカバにちょっとだけ納得です。」 今回は「Le FAT bastard」とワイナリーの名前もヴァージョンアップしたような感じで3本のうち真ん中のロゼのラベルのデザインはカバを取り囲むようなピンクの蝶々になっています。「Shiraz(シラーズ)」100%のロゼで2022年、アルコール度数は12.5%でやはり力強いワインですがどんな料理にも合う万能ロゼは健在です。 左の赤「Pinot Noir 2021」、右の白「Chardonnay 2021」は共にアルコール度数が12.5%でラベルには「Full Bodied」とあります。個人的には赤より白のフル・ボディについそそられてしまいますが、ボトルの裏の説明にはシャルドネ本来の酸味も抑えられ円やかで「Vanilla(バニラ)」や「Honeysuckle」の香りとあってHoneysuckleって何だろう?と調べて見ると「スイカズラ」でした。白いスイカズラの花は甘い香りがするようですが「このワインはスイカズラの香りが・・」はちょっと私には上級者レベルを超えているという感じです。それは兎も角、個人的には3本の中で一番気に入ったワインなので未だプロモーションになっているかどうか見に行こうと思っています。
2023.06.12
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