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「青木高広」背番号47 左投左打 変則気味のフォームから投げ込む長身左腕、これといった特徴ある球種があるわけでもなく、投手版ユーティリティープレーヤーです。それでは成績を書いていきたいと思います。08:24試合 0勝3敗 55.1 69被安打 28奪三振 13与四死球 4・7209:29試合 2勝3敗 74 76被安打 50奪三振 18与四死球 4・7410:19試合 1勝6敗 65.1 102被安打 45奪三振 16与四死球 6・75 と毎年被安打が投球回数を上回り、正直変則フォームの恩恵は少ないような気がします。ただ、制球は毎年20与四死球を与えない安定ぶりを披露しており、奪三振も技巧派の割にはまずまずの数字です。また、彼の直球はプラスを記録しており、十分に通用するだけのものを持っているにもかかわらず、何故こうも防御率が悪いのか疑問な投手です。 恐らく簡単にストライクを揃えすぎることが投球の上で問題なのだろうと推察します。安易にストライクを取りにいくと、特別優れた球種があるわけではない青木ならば痛打を浴びることは当然です。彼に関してはストライク先行がマイナスに作用してしまっているようです。要するに今の青木の投球はただ単にストライクめがけて投げているだけであり、本当の投球とは言わないのだと思います。社会人出身なのだからもっとボール球を投げて投球を組み立ててもらいたいと思います。【送料無料】カープは復活できるか価格:1,470円(税込、送料別)
2011.01.21
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前回のものを読んでいない方はそちらをまずご覧ください。 前回は日本人が投げる特有のドロップ気味の縦カーブの有効性に疑問を呈し、実際に球種的価値のランキングでも上位5人は上記のカーブとは明らかに異なるカーブを投げる投手たちが独占し、反対に岸、金子、前田健などが投げる典型的な縦カーブを得意とする投手らがマイナスを記録するなどこの球種の存在自体に疑問を感じさせ、危ぶまれる結果となりました。それでは、救援投手が投げた場合はどうなのでしょうか?実際にこちらのデータを使って検証してみたいと思います(いつも本当に頭が下がります)。http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=7&id=44 と、ここでもファルケンボークが投げるパワーカーブの評価が高いですが、反対に藤川や久保のカーブはマイナスを記録しており、救援投手の分野でもあまり有効的な役割は担えないと言えます。特に救援投手はスピード重視で投げるため、プロ野球の解説者やドラフト関連の本を書いている方々の理論上では緩急をつける意味でもカーブは有効的なボールのはずなのですが、実際に数字を見てみても分かるように縦カーブではなく、パワーカーブの方が効果的であるという数字が出ています。 結論ですが、やはりこの縦カーブはあまり使えない球種だと言わざるを得ないかなと思います。日本ではこの球種は長い伝統を持ち、重宝されてきていて解説者も「最近は縦カーブを投げる投手が減った」と嘆く方がおりますが、その話はこのデータを見る限りでは特に悲観することではないのかもしれません。球種的価値がない上に有効な使い道が見つからない以上、いずれ日本の球界もパワーカーブという球種が入ってきて縦カーブは死に球となる日が来るのも時間の問題かもしれません。【送料無料】切れ味バツグン!!変化球習得メソッド価格:1,680円(税込、送料別)
2011.01.20
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「林昌樹」背番号53 右投右打 サイドアームながら最速148キロを叩き出し、スーパースライダーの異名を持つ速球派右腕です。それでは成績を書いていきたいと思います。08:17試合 0勝0敗 18 20被安打 13奪三振 6与四死球 4・5009:46試合 0勝2敗 48.1 55被安打 27奪三振 23与四死球 4・2810:26試合 0勝1敗 25.2 40被安打 19奪三振 8与四死球 5・96 2007年までは最速148キロの直球と横の変化を武器に力で押す投球で、被安打数を投球回数以内に抑えるなど打者を圧倒し、奪三振率もサイドにしては割かし高めの数字を記録していましたが、2008年に肋骨を骨折してからは常時130キロ前半~135キロ前後に推移するなどスピードが明らかに落ち込み、以前のような投球ができなくなり、奪三振率が大幅に下がり、目に見えて今までの投球に陰りが見え始めた投手であることが分かります。現実に直球とスライダーもマイナスを記録し、有効的な球種ではなくなってきています。 しかし、林本人はそれを自覚しているようで、今年はパームやシンカーなど緩急や縦の変化球を織り交ぜるなど技巧派スタイルに移行し、力押しではなくて制球重視の投球で、今まで悪かった与四死球率が3を切るなど今年の投球では球威の衰えに気づいていることが窺えます。 まだ自分のものにできないままシーズンを終えてしまいましたが、今年は昨年の投球をもっと昇華して新スタイルを確立してもらいたいと思います。期待はそれほど高いものはありませんが、個人的に最もどういった成績を残すのかが興味深い投手です。
2011.01.20
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「ジャンカルロ・アルバラード」背番号91 右投右打 敏腕駐米スカウトであるシュールストロムの推薦により、獲得に至った投手で登録名は「ジオ」となっていますが、「アルバラード」の方がカッコいいと思うのは私だけでしょうか?それでは成績を書いていきたいと思います。10:20試合 8勝8敗 119.1 110被安打 97奪三振 44与四死球 4・07 と助っ人としては平凡な数字ですが、実は序盤に打ちこまれて一度二軍調整をしていたので、今年は開幕からの活躍を望みたいところです。また、投球の殆どは動く直球とスライダー(カットボール)のみのであり、技巧派投手と称された投手にしては比較的単調な投球なのですが、それでも奪三振率は7・31と高い数字を記録しており、被安打も投球回数以内と技巧派にしては球の威力がある投手だと言えます。現実にジオのスライダーはダルビッシュに次いで二番目に効果的な数字を記録しており、直球も0.04とプラスの数字を記録しています。与四死球率も3・32とまずまず良い数字で、今年はそれ以上の成績を期待できる数少ない投手です。また、この投手はルイスやミンチーらとは違って中四日では本来のパフォーマンスを発揮できないタイプの投手で、中四日で登板した場合は炎上しただけでなく、体に異常を訴えて負傷降板しています。なので、この投手は中五日、中六日で登板したいところです。 課題としてはまだ日本のルールに慣れていないのかボークが5つを記録していること、投球に慣れた相手が研究をしてくることです。特に後者はジオ自身ほぼこの二球種しか投げないので、もう少し別の球種を習得して投球の幅を広げる必要がありそうです(確かチェンジアップ、シンカーがあると聞いていたのですがどうなったのやら・・・)。とはいえ、広島の先発陣の中では前田健太と並ぶ二本柱的存在なので、今年は最低でも二桁いってもらいたいと思います。【送料無料】プロ野球広島カープ投手王国列伝価格:980円(税込、送料別)
2011.01.19
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今日は二人紹介していきたいと思います。 「上野弘文」背番号19 右投右打 最速151キロの直球が売りの剛腕投手というブラウン希望のパワーアームに合致するとして入団した投手ですが、スカウトは一体何を勘違いしたのか実際は140キロ前後の微妙に動くムービングボールを武器に打たせて取る投球が売りの完全技巧派投手です。それでは成績を書いていきたいと思います。08:42試合 2勝2敗 48.2 59被安打 29奪三振 20与四死球 4・8109: 8試合 0勝0敗 7.2 13被安打 3奪三振 1与四死球 7・0410:27試合 1勝2敗 27.1 34被安打 11奪三振 9与四死球 4・94 と主に中継ぎとして働いていますが、防御率を見る限りでは少々信頼性に欠ける投手だと言えます。奪三振が極端に少なく、被安打が投球回数を越えていますが、与四死球率は3を切る程の良好な数字であり、制球力は向上してきていていることが窺えます。なので、もう少しボール球を有効的に使えばもっと良い投球ができるかもしれません。 実際の触れ込みとはかなり違う投球と書いたとおり、変化球はかなり多彩でシュートと書かれますが、実際は微妙に違う球種を投げていることや今年今まで投げていたスライダーとは別の球質(カットボール)を習得するなどかなり向上心のある投手なのかなという印象があります(ちなみにヤフーでは新球種をスライダー、以前の球種をカーブと称されていました)。また、この投手の直球は意外にも-0.04とごくごく標準的な数字には驚かされます。これはこの投手の特徴的な部分で、被本塁打率は今年こそ(某コーチの滅茶苦茶投手起用で)悪いものになりましたが、実は結構低い数字であり、球威があるのです。打者にとっては球が動くわ球威はあるわで技巧派投手にしては厄介な直球なのではないでしょうか(ひょっとすると151キロというのは重量か?)。しかも今年は飛ばないボールになるため、球威型の上野にとっては大きく有利に働くのではないでしょうか。 課題としてはフォークであまり空振りが取れないことやこの手の投手は慣れられると厳しくなる短命型の投球なので、常に新しいことを追求していく必要がありますが、飛ばないボールで比較的有利に働くと見ている私としてはかなり注目したいと投手です。
2011.01.19
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「篠田純平」背番号14 左投左打 2007年ドラフト外れ一巡目で指名された左腕投手、外れながらもビッグ3よりも立派な数字を残して一軍の主力としてぼちぼちな投球をしています。それでは成績を書きたいと思います。08:15試合 3勝4敗 64.2 71被安打 41奪三振 21与四死球 4・3109:13試合 2勝1敗 39.2 29被安打 29奪三振 8与四死球 1・8210:34試合 6勝6敗 108.2 119被安打 58奪三振 48与四死球 4・47 という成績が並んでいますが、2010年は好調だった2009年に左肩痛を痛めてしまった影響で、今まで良かった制球力が悪化し、球の威力も目に見えて下がっており、良い時の感覚を忘れてしまったかのような数字が並んでいます。 課題としては今井同様、あまり突出した球種を持っておらず、球速も大学時代から伸びておらず、成長度合は停滞といったところかもしれません。投球に関しては直球はまずまず通用していますが、直球と同じ割合で投げているスライダーがあまり通用しておらず、もう少し引き下げた方が良いかもしれません。また、殆どがこの二つのみの投球なので先発をするのならばもっと縦の変化を武器とする球種を投げる必要がありそうです。また、この投手は今年も左肩痛によって二軍降格しており、シーズン通しての活躍が難しいタイプなのかもしれません。ただ、やってもらわなければ困る存在だけにもう一ランク上の投球をしてもらいたいと思います。
2011.01.18
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今回は趣向を変えたいと思います。題して、 「日本人=カーブ、フォークですか?」 日本人投手が投げる大きな特徴としてドロンとした縦のカーブ、フォークが挙げられます。メジャーではこれらを投げる投手はおらず、日本側からの見方としては「緩急をつけるのに有効なドロップ気味のカーブ、縦にストンと落ちるフォークはアジア人特有のものであり、非常に有効的な球種であるが、欧米人は体格の関係上投げることができず、代役としてパワーカーブ、SFF、チェンジアップを使っている」といった風潮が目立ちます。ここで現役の日本人メジャーリーガーを思い浮かべてみると、ある事実に気づくはずです。野茂、松坂、上原、岡島、斉藤、黒田、高橋建、藪、高橋尚成、川上、五十嵐、高津など・・・。 そう、確かにフォークを持ち球として所持し、活躍している投手はいるものの、ドロンとした縦カーブを武器にしている投手は岡島くらいで、後の投手は殆ど活躍できていないところにあります。また、岡島にしてもメジャーで評価されているボールはチェンジアップであるため、今カーブを武器にして活躍している投手がいないことが分かります(高津のカーブはサイドスローからのカーブなので除外)。しかし、それでも現代の日本では「最近の投手は縦カーブを使わない投手が多い」とか「沢村は三段ドロップだった」いった者や解説者がいるのはなぜなのでしょうか?本当に日本人が投げるカーブは有効なのか、色々サイトを回ってみた結果衝撃的な事実が分かりました。・カーブ有効性ランキング1位 マーフィー 千葉ロッテ 2位 ペン 千葉ロッテ 3位スタンリッジ 阪神 4位ダルビッシュ 日本ハム 5位 渡辺俊介 千葉ロッテ 6位 村中 ヤクルト 7位 永井 楽天 8位 金子 オリックス 9位 東野 巨人10位 岸 西武 11位 杉内 ソフトバンク 12位 涌井 西武 13位ホールトン ソフトバンク14位 前田 広島 15位以下はラズナー、中沢と続きます(ちなみに田中はランク外ですが、-0.82)。※このデータの出典元はこちらになります。http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=7&id=43 何と、欧米人特有のパワーカーブを投げる投手が上位を独占し、日本人にしてもダルビッシュ以外は渡辺、村中と言う縦カーブではなく、アンダーから投じるカーブ、スラーブ気味のカーブを操る投手の方が数字が良く、反対に縦カーブとして有名な岸や金子、前田健太がマイナスを記録し、あまり有効的な球種ではないという数字が出ています。カーブという球種の使い方はあくまでも主に緩急をつけるためやカウントを整えることが目的の球種です(現実に初球に投げるカーブは見送り率が高いそうです)。しかし、それはパワーカーブも同様であり、同じ土俵でデータが出ています。これは縦カーブよりもパワーカーブの方が有効的な球種であるという決定的な数字なのではないかと思い、はっきり言いますが、ドロップ気味のカーブは非常に有効であるという言い伝えは間違っていたということになります。こうなると縦カーブの存在自体が危ぶまれるのではないかと思います。 余談ですが、格闘ゲームの世界では技の出が遅い、攻撃範囲が小さい、判定が弱いといった使えない技を『死に技』と言います。これまで日本では有効的な球種とされてきた縦カーブですが、実はあまり使えない球種なのではないかと言うデータが出てきてしまいました。いつの日か死に技ならぬ『死に球』となる時代が日本のプロ野球にも訪れるのかもしれません。
2011.01.18
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さて、更新して間もないですがもう一人紹介したいと思います。最近気づきましたが、このままのペースでやるとシーズンが開幕してしまうのでできるだけ早めのペースで更新したいと思います。 「斉藤悠葵」背番号21 左投左打 皆さんがご存じの投手とは違って赤いハンカチ王子の方で、広島の先発を担っています。それでは成績を書きたいと思います。08: 6試合 3勝 1敗 32.1 21被安打 26奪三振 17与四死球 3・3409:27試合 9勝11敗 133 140被安打 71奪三振 51与四死球 3・9910:23試合 4勝 7敗 100 135被安打 49奪三振 40与四死球 5・58 と2008年は素晴らしい成績を残していますが、投球フォームのバランスが崩れたのか?翌年からは数字こそ9勝していますが、あまり打者に通用しているようには見えず、今年はさらに悪化させてシーズンを終えました。何より奪三振が5割にも満たない数字は異常で、被安打も投球回数を遥かに上回る数字を記録しており、制球も悪いとなるとかなり球数を要する必要があることは容易に想像できます。現実に直球、スライダー、チェンジアップと主体の球種全てがマイナスを記録するなど、かなり厳しい数字が並んでいます。ただ、それでもこの数字で収まると言うことはこの投手特有の粘り強さが反映されているのかもしれませんが、球種自体は一軍レベルの球種ではないだけに今のままでは苦しいと言わざるを得ません。 しかし、中国新聞によると秋季キャンプにて149キロを記録して何かを掴んだとのことなので、期待したい・・・と言うよりかはやってもらわなければ困る存在だけに何とか全体的にもうワンランクアップしてもらいたいところです。
2011.01.18
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今日は休みなので早速選手を紹介していきたいと思います。 「今井啓介」背番号62 右投右打 黒田二世と評されている広島期待の若手投手で、比較的まとまった投手です。それでは成績を書いていきたいと思います。09: 9試合 1勝3敗 45.2 38被安打 28奪三振 16与四死球 3・7410:11試合 0勝4敗 37.1 42被安打 24奪三振 21与四死球 5・30 2009年は中々良い内容で期待させましたが、2010年はすべての数字が軒並み下がり、大きく失速しました。やはりシーズン終盤での好投は次の年の糧にはならないと言われていることを証明した投手かもしれません。しかし、同情すべき点はあり、春季キャンプに右ひじを故障して二軍調整をしていましたが、そのファームレポートでは「まだまだ調整が必要」といったコメントが載ったにもかかわらず、その数日後に一軍に昇格して先発として登板させるなどあり得ないコーチのあり得ないとんでも起用で十分な調整ができないまま一軍へ昇格してきたこともあり、二軍でもパッとしない投球に終始しました。 また、この投手の欠点として軸となる球種がなく、投球の5割は直球を投げているのですが、その肝心の直球が-2.16では一軍では厳しいと言わざるを得ません。この秋季キャンプでは全投手に球威アップ中心の遠投練習をしたそうですが、まずは直球をある程度通用する球種にならなければ変化球は活きないので、球威アップを望みたいところです。 一軍でのローテ入りを期待されていますが、二軍でもパッとした成績を残していないので、まずは二軍では寄せ付けないくらいの投球をしない限りはローテ入りをしても今年の小松と同じことになるだけだと思います。【送料無料】広島東洋カープ60年史価格:1,200円(税込、送料別)
2011.01.18
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今日はあまり知られていない選手を紹介したいと思います。 「山本芳彦」背番号59 右投右打 ? 二軍では主力として活躍するも三拍子中途半端でまとまりすぎているせいか中々一軍での出場機会に恵まれず、二軍でも出場機会が減ってきている選手です。また、この選手の最大の特徴は広島ファンでさえも一体どこが正ポジションなのかが一切不明であることです。何と捕手以外のポジションをすべて経験したことがある選手であり、他球団ファンからは知られていませんが、非常に便利屋的な存在なのです。逆に言えば、それだけたらい回しにされるほど特徴がなく、要するにユーティリティープレーヤーの劣化版とされる器用貧乏タイプの選手だと思います。それでは成績を書いていきたいと思います。08:一軍出場なし09:.000 0本 0打点10:.256 0本 2打点 15三振 1四死球 0盗塁 1犠打 .267 とあまり参考になる数字ではありません。しかし、二軍では08:.257 6本28打点 27三振 6四死球 1盗塁12犠打 .279 09:.304 1本 9打点 10三振 5四死球 1盗塁 3犠打 .35510:.212 0本 3打点 5三振 6四死球 0盗塁 0犠打 .293 と2008年まではレギュラーとして出場していましたが、何とも特徴に欠ける数字を記録しており、さすがに首脳陣も活きのある若手を起用した方が良いと踏んだのか?ここ二年間は30試合にも満たず、他の選手に出場機会を奪われているのが特徴的です。しかし、唯一光明を見出す光としては出塁率が高く、代打として起用すれば打率こそ高くない成績に終わるかもしれませんが、意外に出塁率は高くなるかもしれません。しかし、代打として起用するには長打力があまりにもなさすぎる点や一軍の成績から見た限りでは非常に三振が多い点(打率より高い)、足に光る点がないこと、守備においても一応はどこでも守れますが、どのポジションでも満遍なく失策を犯しています。また、二塁手や一塁手、外野手、遊撃手は今現在数が揃っていてそれほど守備固めを必要とせず、守備固めで欲しい肝心の三塁手としての出場でも二軍で26試合守備に就きながら何と6失策もしており、厳しいと言わざるを得ません。このままだと今年中の戦力外通告や構想外で野手不足の球団へトレードされる可能性も否定できないかなと思います。 ここからは余談になりますが、実はこの選手2005年に一時期投手不足により、元投手という経験を買われてファームで投手として登板した過去があります。そこで投げていた直球のスピードは148キロを記録したことがあります。今更ながら体が未だに細いままや高校時代よりも137キロから11キロもスピードが引きあがったことを考えた限りでは、実は投手に適性があったのではないかなと感じてしまいます。過去に萩原という選手が投手に転向して花開きましたが、失礼ですが、このまま野手を続けても恐らく出番が少ないと思います。山本芳彦も今一度考えてみるべきではないでしょうか。
2011.01.17
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さて、先発陣と救援陣の運営について私なりの意見を書いてきましたが、次に若手投手について書いていきたいと思います。 「まずは一軍に招待」 まずは昨年の一軍のシーズンの終盤や二軍のシーズン、フェニックスリーグ、秋季キャンプ中に目立った若手投手に加え、ドラフト指名した即戦力候補をピックアップし、一軍の招待選手として春季キャンプに参加させます。今年ならば例えば中田や今村、武内、中村憲、福井、中村恭、岩見、金丸などがそれに該当するのではないかと思います(中村憲は育成選手)。 次に適性を確かめるためにまずは春季キャンプの紅白試合や練習試合などで全員先発感覚で3、4イニング投げます。やはり決めつけて可能性を狭めるよりは一度先発として投げさせてみた方が良いのではないかと思います。そこで、結果はともかくとしてキャパを大きく落とした投手や球速が持続しない投手はリリーフに適性があるとみなしてオープン戦からは中継ぎとして見ます。 最後はオープン戦で結果を残せば、先発適性があるとみなされた投手はいつでも一軍に昇格できる投手として二軍待機してもらい、外国人や力量の落ちる投手(斉藤、篠田)が不振な場合は入れ替えで昇格します。次にリリーフに適性があるとされた投手は開幕一軍かは分かりませんが、一軍に入った場合はまずはモップアップで1イニングを投げて実戦慣れしてもらいます。そこから徐々にステップアップしていき、最終的にはミドルマンに昇格してもらい、来年からはセットアップや抑えを狙う競争に本格的に参戦してもらいたいなと思います(中継ぎというものは調子のよい選手が一軍にいて、そうでなかった投手が入れ替え要員として今一軍にいる投手の疲労を軽減するためにいる言わばシーズンを乗り切るための共同作業であり、決して競争する場ではないと思います)。 以上が私なりの投手陣構想になります。恐らくこのような運営方法ではないかと思いますが、昨年はスクランブル体制で焦土と化しただけに今年はどのような起用でシーズンを乗り切るのか大野コーチの手腕を拝見したいと思います。
2011.01.16
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「倉義和」背番号40 右投右打 捕手 カープの二番手捕手で、比較的まとまりながらもパンチ力のある捕手で石原との併用が続いていましたが、何故か石原に固定されてからは出場機会が激減し、スタメン出場に恵まれずに冷遇の日々が続いています。それでは成績を書きたいと思います。08:.207 2本 11打点 23三振 6四死球 0盗塁 .24209:.190 0本 7打点 17三振 3四死球 0盗塁 2犠打 .21210:.281 2本 13打点 20三振 12四死球 1盗塁 4犠打 .366盗塁阻止率 08:.464 09:.313 10:.318 と2年間は打撃不振に陥りましたが、今年は出塁率がに高い上に、得点圏打率も.348を記録するなど打撃好調であり、BRもこの時点で-3とまずまずの成績を残しています。また、盗塁阻止率も3年連続して3割台を記録するなど非凡な数字を記録しており、肩の強さは石原よりも上だと見ていいでしょう。つまり、今年の倉は打撃でも得点にある程度絡むことができる上に失点においても防ぐことができたはずなのです。しかし、それでも今年は40試合少ししか出場しておらず、非常に勿体ないシーズンでした。特に今年は投手陣が崩壊気味で未熟な投手が登板しているのですからリードよりも打撃が良く、盗塁を刺して投手の心配をかき消す倉をもっと起用するべきだったと思います。 正直石原と倉の力量差は私の中の評価では全くないと思っています。石原を起用するのは恐らく捕手は固定している方が良いと思ったからでしょうが、過去3年間で優勝を経験しているチームの中で日本ハムやソフトバンクなどは捕手を併用しており、固定する必要性は皆無だと見てよいでしょう。寧ろ力量差がそれほど変わらないにもかかわらず、特定の選手をレギュラーとして偏重起用する方がえこひいきと取られ、チーム内に不協和音がはびこってムードが悪くなる危険性があります。また、今までもそういった起用法により、他の有望選手が試合に出られず辞めていった選手は数多くおり、この偏重起用こそがこのチームが長年低迷する根本的な原因ではないかと思います。現実に石原がFA権を取得した時、大金を積んででも本当に残留して欲しいと願った人は緒方や江藤、金本だけでなく、東出の時とでも比べてかなり少なかったことがそれを証明しているのではないでしょうか。それは広島ファンからはそこまで不動の選手として見られていないということだと思います。 来年は打撃が売りの会沢がいるだけに捕手は非常に面白い展開となっています。守りなら倉だけに打撃でアピールしてこの冷遇を打ち破ってもらいたいと思います。
2011.01.16
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それでは先発陣の運営を考えたいと思います。 「救援陣の疲労とリンクしたローテーション構成を」 私はできれば先発投手を6人用意し、中六日制を敷くのがベストではないかなと思います。まずは先発投手を書きたいと思います。 前田健太⇒斉藤悠葵⇒ブライアン・バリントン⇒大竹寛⇒篠田純平⇒ジャンカルロ・アルバラード 以上の順番でローテーションを廻したいと思います。しかし、大竹は未だに右肩痛に悩まされており、開幕に間に合わないことや最悪の場合先発はもう不可能な状態であることも否定できません。その場合は今井を代わりに先発要員として一軍に昇格し、ジオとローテの順番を入れ替えとなります。 何故これほどまでに順番にこだわっているのかと思いますが、実はこれは重要な意味があります。それは相性云々ではなく、救援陣の疲労度合とリンクさせてローテーションを決めていることです。この中で炎上確率が比較的高めの投手は失礼な話ですが、斉藤と篠田の二人ではないかなと思います(防御率で判断しました)。日本のように先発三本柱を開幕三連戦にぶつけるやり方を踏襲してしまっては広島の場合は力量差があまりにも大きく、スイングマンやロングリリーフが連投する確率が跳ね上がってしまい、すぐに疲労してしまいます。なので、力量の比較的高い投手の間に挟み、連投の可能性を低くすることがシーズンを乗り切る上で重要なことだと思います。 欠点としてはこれだと連勝の可能性が下がってしまい、中々波に乗れないことがある可能性がありますが、これなら比較的体力面が脆い救援陣を助けることができるだけにシーズンを乗り切り、結果的に粘り勝ちできるのではないかなと思います。【送料無料】広島カープ投手王国列価格:980円(税込、送料別)
2011.01.15
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今年はスクランブル体制を敷いたおかげで大惨事を招いた広島救援陣、それだけでは足らず、まだまだ現役でやれる力量のあった高橋建を使い倒して引退に追い込んでしまいました。もう去年の二の舞を防ぐために私なりの考えを書いてみました。 「本当の完全分業制へ」 メジャーに習って日本のプロ野球もローテーションや中継ぎ、セットアッパー、抑えと区分けされ始めました。しかし、メジャーに比べるとまだまだ全然分業できておらず、特に中継ぎやセットアッパーをメジャーに比べてかなり酷使気味に起用しています。また、広島の中継ぎ投手は高齢、右肩の故障歴のある投手が多いだけに他の球団よりももっと疲労を軽減する必要があります。そこで、日本ではまだ馴染みのないポジションもありますが、区分けして広島の救援陣を構想してみました(ちなみに広島は野手陣の層が薄いので投手13人体制で考え、先発は6人体制を敷きます)。スイングマン:青木、大島 ロングリリーフ:上野、林 ミドルリリーフ:豊田、サファテ、梅津、菊地原モップアップ:岸本、若手 セットアップ:横山、シュルツ クローザー:永川 ※スイングマンとはロングリリーフが基本ですが、谷間の先発を任されることもあるポジションです。※ロングリリーフとは先発が早い回に崩れた時に複数回投げるポジションでスイングマンと併用という形に なりますが、谷間の先発は任されません。※ミドルリリーフとは6、7回を任せる投手のことです。 と私ならこういった構想を立てます。また、ここで重要なのは優先順位のように個々の投手の力量を考えて選んでしまっては結局負け試合で投げる必要が出てきてしまい、かつての梅津や横山のように離脱してしまい、ポジションを定めた意味もなく、本末転倒となります。なので、基本的にスイングマン、ロングリリーフ、モップアップ、セットアップ、抑えを各1名ずつ選出し、ミドルリリーフを2名選出します。そして、ある程度登板を重ねたら同じポジションの投手と入れ替えるためにAグループとBグループの二つに分けて分類します。パターンA:青木、上野、岸本、豊田、サファテ、横山、永川パターンB:大島、林、若手、菊地原、梅津、シュルツ、永川 とこのようにして分けておきます(どちらが開幕一軍でも構いません)。ただし、問題はミドルマンの部分で、1イニング型の投手しかいないことです。6,7回を任せるのですから誰か2イニング行ける体力のある投手が欲しいところですが、現状はサファテ一人だけしかおらず、ここが不安点の一つと言えるかもしれません。 しかし、このように役割をあらかじめ分担しておき、登板を重ねたら二軍で控えている投手と入れ替え、休養させていけば少なくとも今年のようなヒトラーの「焦土作戦」を思い起こさせる行為により、誰もいなくなるようなことはなくなるのではないかなと思います。【送料無料】メジャーリーグの書かれざるルール価格:1,680円(税込、送料別)
2011.01.15
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今日も選手を紹介していきたいと思います。 「小窪哲也」背番号4 右投右打 二・遊・三 2007年ドラフト3巡目で入団した内野手、一年目から活躍して遊撃手のレギュラーを奪取かと思われた昨年ですが、梵を優先起用したことでスタメンからは外れて三塁手として主に出場しました。それでは成績を書いていきたいと思います。08:.270 3本 19打点 49三振 29四死球 1盗塁 11犠打 .33809:.295 2本 16打点 33三振 22四死球 2盗塁 4犠打 .37110:.207 1本 24打点 31三振 26四死球 0盗塁 6犠打 .290 と打率の割に出塁率が高いことが特徴的で、小窪よりも打率が高い東出と殆ど変わらない点が特徴的です。BRという数字でも2009年までの二年間は-4、+4と破綻のない数字(今年は-21)と東出と大差がないどころか東出よりも上の数字を記録しており、東出よりも得点に貢献できていると言えます。守備面では本職が二塁手であり、遊撃手としての出場は慣れていないはずなのですが、+3、-4と破綻のない数字で平均的な守備の持ち主であり、本職の二塁手ならばもっと良い数字を記録できるのではないかと思われます。ただ、三塁手としては-15とセリーグ最下位の数字を記録しており、スタメンや守備固めで出場するのは控えた方が良いと思います。私としては東出よりも小窪をスタメンで出場させる方が効率的に得点することができ、チームにとってプラスな選択ではないかと思います。 しかし、ここは日本のプロ野球です。日本の野球では出塁率などよりも特徴的なものを持っていることが条件と言えます。そういう観点からみると、足が特別速い選手でもなく、四死球もそれほど選ぶタイプではなく、やや特徴に欠けるところがレギュラーとして推せる材料がない点が中々レギュラーを勝ち取れずにいる理由ではないでしょうか。しかし、右打ちや犠打などはしっかりとできる選手なので、オープン戦で結果を残してレギュラーをつかみ取ってもらえたらと思います。
2011.01.15
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引き続き、投手の紹介を書きたいと思います。ちなみに選手紹介の順番は本当に気分次第になりますが、ご了承ください。 「大島崇行」背番号46 左投左打 大竹と同期の左腕で、期待されながらも中々期待にこたえられない投手。去年、岸本と共に中継ぎとして登板を重ねてブレイク?しました。それでは成績を書いていきたいと思います。08:16試合 0勝4敗 31.2 35被安打 16奪三振 14与四死球 3・9809: 7試合 0勝0敗 9.2 15被安打 9奪三振 2与四死球 12・1010:53試合 1勝5敗 56 61被安打 46奪三振 27与四死球 5・14 とあまりパッとしない数字が残っています。投球回数以上の被安打率や4を越える与四死球率は課題ですが、奪三振率6・78は大島の投球の印象としては意外に高いと思われる方もいるかもしれません。大島のイメージとしてスライダーやカーブを連想する方がおられるかもしれませんが、私はそれほど効果的な球種には見えず、寧ろ最速147キロの直球とチェンジアップの方に魅力があるのではないかと思います。現実に岸本で紹介したコラムを読んでみると、直球とチェンジアップはプラス評価を受けているのに対してスライダーは全く通用していません。なのでこの投手はワンポイントで力で押す投球がベストなのではないでしょうか。元来、大島は長いイニングを投げる際キャパを思い切り落として投球しています。また、チェンジアップという球種はフォークとは違って絶対的に空振りを奪える球種ではなく、直球のスピードが左右されます。キャパを思い切り落としてしまっては投げても空振りを誘えず、あまり強力な武器とはいえないスライダーやカーブを使わざるを得ず、結局打ちこまれることが目立ちます。なので打者一人に対してキャパ全開で投げる方が適しているのではないかなと強く感じます。 しかし、ワンポイントを任せるには制球があまりにも悪すぎる点がネックであり、非常に使いどころの難しい投手です。
2011.01.14
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今日は野手ではなく、投手を紹介したいと思います。 「岸本秀樹」背番号48 右投右打 最速153キロの直球が売りのカープに数少ない速球派投手で、2008年にトレードで横浜から加入し、2010年は中継ぎとして活躍?しました。それでは成績を書きたいと思います。08:37試合 2勝2敗 35.1 37被安打 21与四死球 27奪三振 5・3509:一軍登板なし10:51試合 1勝2敗 60.1 86被安打 26与四死球 45奪三振 5・97 はっきり言いますが、全く一軍レベルの投手ではありません。速球派投手でありながら奪三振率は低い上に被安打率は12.82とかなり悪い数字を記録しており、彼の投球は打者相手に全く通用せず、投げる球は苦にもされていなことを証明しています。制球力もそれほど光るものを感じず、恐らく広島の台所事情の苦しさによって仕方なく登板しただけに過ぎないのではないでしょうか。 しかし、希望の光が全くないのかと言えばそうではありません。http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=7&id=44 こちらのコラムを見る限りでは、恐らく決め球として位置付けのフォーク、殆ど投げていませんがスライダーは打者相手に通用しています。ところが、投球構成では主に直球とシュートを主体として投げています。しかもこの二球種は-0.88、-1.30と全く通用しておらず、せっかくの有効球であるフォークとスライダーを全く生かせていません。これは岸本が打者心理を読む本当の「投球」をしておらず、ただ何も考えずに勢いで投げていたことを証明する結果となっています。それと同時に石原のリードセンスや眼力に疑問をもたらす結果となっています。しかし、逆に言えばフォークとスライダーはある程度打者に通用しています。なのでスライダーをもう少し多めにカウント球として投げ、直球やシュートは見せ球にしてフォークで仕留めるといった変化球主体の投球に移行する方が良いのではないかなと思います。いずれにしても余程の成長を見せない限りは現時点では一軍で活躍することは厳しいと言わざるを得ず、厳しいシーズンを送ることになるのではないでしょうか。【送料無料】後藤正治ノンフィクション集(第5巻)価格:2,520円(税込、送料別)
2011.01.13
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それでは選手紹介を再開したいと思います。 「栗原健太」背番号5 右投右打 一塁手 ご存じ広島の4番打者です・・・はい。説明不要だと思うので成績を書きたいと思います。08:.332 23本 103打点 68三振 54四死球 5盗塁 .38909:.257 23本 79打点 82三振 55四死球 1盗塁 .32710:.295 15本 65打点 70三振 58四死球 3盗塁 .382 成績を眺めてみますと、どちらかと言えば4番打者と言うよりは3番打者としての方に適性を感じる打者だと思います。2008年はキャリアハイで素晴らしい成績を残しましたが、2009年は明らかに本塁打にこだわるあまり、本来の打撃を崩してしまって打率が急降下することとなりました。その証拠にこの年は二塁打よりも本塁打が上回っており、明らかに4番打者としての意地が感じられました。しかし、今年は不本意な成績となりましたが、2008年の打撃スタイルに戻っており、今年は怪我さえなければ3割20本を確実に計算できるのではないでしょうか。BRを見てみますと、34、3、14と得点に貢献できていますが、4番としてはやや物足りない数字ではないかなと思われますが、今年は怪我あったのでフル出場すれば20は計算できていたのではないでしょうか。また、守備面も、-17、5、3と徐々にではありますが守備面での上達が見て取れるので、できれば一塁手として出場するのが望ましいと思われますが、今年は三塁手としてトレーシーを獲得しましたが、この選手の守備がいまいちという情報があるので、場合によっては三塁手としての出場の可能性があります。ちなみに三塁手としては-9と少し悪いですが、これくらいの数字ならば徐々に守備面で上達している選手なだけに我慢して起用しても構わないとは思います。 この2年間は不振や故障による戦線離脱などで不本意な成績が続いており、岩本やトレーシーなどの新戦力が出てきており、4番とはいえ安泰とは言えません。しかし、2010年は故障さえなければ十分な成績を残せたはずで、離脱しておきながらBR14はチーム2位の数字なだけに得点に大きく貢献できる栗原はチームに欠かせない存在です。今年こそフル出場して満足できる成績を残してもらいたいと思います。【送料無料】カープは復活できるか価格:1,470円(税込、送料別)
2011.01.12
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今日は選手の評価をしていきたいと思っていたのですが、コラムを見つけて読んでみると、大竹が右肩痛で殆ど投げられなかった根本的原因ともとれる内容を発見しました。とりあえずURLを貼ったのでご覧ください。http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=14&id=30http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=14&id=31 広島と千葉ロッテの二チームはまさに対照的な起用法だと思います。一方は黒田、ルイス、大竹(私としてはダグラスもこの過密起用に該当するのではないかと思います)と次々と故障が頻繁に発生して戦線離脱が多くなり、一方では大きな故障もなく、今も一線としてやれているのは紛れもなく、起用法の違いだと思われます。大竹の故障の原因はキャンプで270球を投げたからだと言われることが多いですが、間違いなくこの起用法だと思われます。 そして、今前田健太が酷使されようとしています。既に2010年に体の疲労で一度ローテーションを飛ばしています。確かに勝ちたい気持ちは分かります。日本では勝つためならというのを美徳としていますが、たった一瞬のため人生を棒に振る権利など首脳陣にもないはずです。何とかしてこの起用法を改めない限りでは広島の本当の意味での投壊現象は正常に戻らないのではないでしょうか。 話は逸れますが、日本では球数制限に関しては否定的でメジャーでは中四日で投げることを引き換えに100球で廻し、日本では120球あたりを投げることを引き換えに中六日で廻すのだから問題ない。といった風潮がありますが、これは大きな間違いであると思います。日本の場合はメジャーとは違って春季キャンプやオープン戦でも球数を制限せずに自由にやらせて体の状態がまだまだな時に100球以上投げて挙句の果てには300球を投げることもあり、球数を厳重に制限してオープン戦でも球数が一定に達すると打者との対戦中でも問答無用で交代するメジャーとは大きく異なります。即ち日本ではメジャーとは違い、春季キャンプの時点で既に開幕しているようなものです。そこから公式戦へと突入するのですからメジャーに比べると疲労度は相当なものだろうと思います。こういったことが、30中盤という比較的早い段階で球速が落ちる投手やキレを失い、短命で終わってしまう投手が目立つのだと思います。甲子園大会なども恐らくアメリカで紹介すると、考えられない酷使だと騒ぎたてるのではないかなと思います。こういった大会にもWBCと同じく、球数制限を設けるべきではないかなと思います。
2011.01.12
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不動のレギュラーである東出や石原らを考察しましたが、あまり芳しい評価ではなく、戸惑いを覚えている方もあられるかもしれません。また、考察をするために指標や数字を使って作成する日本ではあまり馴染みのないセイバーメトリクスを使って評価しています。しかし、数字を見てにわかに信じられない方や意味不明な指標を使って選手を表することなどは無意味だと言われる方もおられるかと思われます。なので、ここからはなぜこういった評価をするのか、私の意見や野球観などを分かっていただければ幸いです。 「なぜ数字を使うのか?」日本のプロ野球中継や選手特集で投手を紹介する時はよく「直球のキレが凄まじい」、クルーンの直球を「球速ほど苦にならない」などとよく評されています。しかし、それらは直球の紹介であり、それで選手の評価や年俸を決めるものではないと思います。例えば中里という直球のノビが凄いと言われていた投手がいますが、球速ほど苦にならないクルーンよりも良い選手だと評価する人は誰一人としていません。それはクルーンの方が結果を残しているからです。そう、どちらが上かを評するのは実力、即ち成績であり、数字なのです。守備でも同様で、「一歩目が速い」、「取ってから投げるまでの動作が速い」、「小回りが利く」、「肩が強い」、捕手では「送球動作が1.8秒」などと評価されています。しかし、それらはあくまでもアウトを取るまでの過程のものであり、実際に守備で評価をする場合には不適格ではないかと思います。寧ろ打撃は3割30本100打点など数字がはっきりと出ているにもかかわらず、なぜ守備は数字で評価しないのかの方が私には不思議でなりません。ましてやGG賞というものを記者で決めるなど論外だと思います。実際、二塁手の守備評価では最も足の運びが悪いなどの批判が多かったにもかかわらず、カスティーヨが一番高かったのです。主観と客観がいかに乖離しているかが分かるのではないかなと思います。また、打撃も打率、本塁打、打点だけでは本当に得点に貢献したのかが不透明だと思います。特に野球は共に9回まで交互に攻撃し、一番得点した合計値の高いチームが勝利となるのですから尚更結果の方が大事であり、得点に貢献することができたのかを評価するのがベストだと考えました。 また、主観的に見たら当たり前のことでも客観的に見たら決してそうではないということがあります。例えば日本の野球とメジャーでは得点圏にいる場面において、メジャーでは通常とさほど変わらないにもかかわらず、日本では打率が1割5分跳ね上がるそうです。これは前進守備をしているからであり、本来凡打であるにもかかわらず、安打にしてしまうことによる影響だと思われます。その影響もあり、メジャーでは滅多なことでは前進守備体形はとりません。しかし、日本の野球は未だに「ピンチの場面は前進守備」という思い込みが蔓延しています。他にも一塁に走者を置いた時点で、投手は走者を気にして打たれやすくするために走者がプレッシャーをかけることで打者を楽にさせると言われますが、実際打率はさほど変わらず、寧ろ走者が走るかもしれないという心理を打者に植え付けさせるだけでマイナスなのではないのかとさえ思います。また、「フライを上げるな」という指導がありますが、ゴロ、フライ、ライナーの中で最も得点を結び付けやすい打球はフライがライナーに次いで高く、ゴロは大体マイナスなのです。つまり、その指導は理にかなっていないということになります。また、以前にも書きましたが、犠打や犠飛も全く効果的な戦法ではないことがメジャーだけでなく、既に日本の野球でも証明されています。メジャーでは犠打をすることなど余程の接戦ではない限りありませんが、日本では初回からすることもあります。しかし、それらは確率を下げる非常に勿体ない戦法だと思います。日本ではまだまだこうした思い込みが多く、特に守備に関しては未だに主観的、昔ながらの慣習で進化が見られない印象を受けます。データ野球と言われている日本ですが、実はメジャーの方がデータを活用し、それを実行しているのです。それは野球を客観的に見ているからではないでしょうか。なので、私は「粘り強い」とか「嫌らしい」といった打撃の評価はせず、「一歩目が速い」、「強肩」などといった守備の評価もせず、指標から導き出した結果を重視し、あくまでも客観的に選手を見て評価していきたいと思います。 現在、メジャーから取り入れるものはもうないという風潮が日本のプロ野球では蔓延していますが、セイバーメトリクスこそが新たに取り入れるべきものではないでしょうか。そして、新しく日本なりにアレンジしたものを作成するべきなのではないでしょうか。
2011.01.11
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今日から本格的に仕事再開となりますので、書くのは大体この時間帯となります。それではFAせずに残留したこの選手を取り上げたいと思います。 「石原慶幸」背番号31 右投右打 捕手 2008年から本格的にレギュラー捕手として起用されている石原、規定打席には到達しませんでしたが、今年も正捕手として主に先発出場し、FAせずに1億円で残留を決意しました。それでは3年間の成績を記したいと思います。また、捕手なので盗塁阻止率も書きたいと思います。08年:.265 9本 50打点 80三振 23四死球 10犠打 6盗塁 .30209年:.206 10本 37打点 90三振 43四死球 11犠打 2盗塁 .28710年:.263 8本 41打点 81三振 32四死球 6犠打 4盗塁 .321盗塁阻止率;08年:.309、09年:.299、10年:.286 という成績を残していますが、正直言いますとかなり平凡な数字だという印象を持ち、レギュラー選手として破綻した部分がない一方、特別何かが優れているというものがないのも事実です。前回取り上げた東出は最近こそ陰りが見えますが、守備力がブラウン監督を振り向かせ、打撃も開眼してレギュラーを獲りましたが、石原にはこれがあるからレギュラーが獲れたというものが見当たりません。では、日本のプロ野球では現れない数字が石原を支えているのかを検証してみたいと思います。しかし、BRという指標は-12、-14、-10と安定的に二桁を記録しており、出塁率や長打率、共に高いとは言えない数字なので得点に貢献できているとは言えません。また、打撃も三振を100近く記録しており、四死球も少ないところや打撃成績が一向に向上しないところはベテラン捕手でありながら捕手らしく配球を読む打撃をしておらず、学習能力の低さを感じさせます。守備評価は-1.7、0.1、0.4と特別守備が良いと言うわけでもなく、盗塁阻止率もぼちぼちと特別優れている数字はありませんでした。恐らく特別優れているわけではなく、広島の捕手事情が大きく影響しているのではないでしょうか。倉は既に30中盤に差し掛かっていたことや当時は会沢がまだ二軍でも本格的に出場していなかったことが大きく左右したものだと思われます。しかし、今は会沢が頭角を現しており、石原をレギュラーで起用する必要性は低下しています。そんな状況下で平凡な成績の石原に大して1億円を支払ったところは、やはり球団の資産運用は下手だと言わざるを得ません(実際細川も動いたのは横浜くらいであり、横浜には失礼ですが、森本のような変わり種の選手でない限り、弱小球団に行こうという選手はいなかったと思い、FAになってももう少し安くまとめられたはずでは)。FAせずに残留した石原ですが、今年はレギュラー出場が保証された立場ではないのではないかと思われます。【送料無料】広島東洋カープ60年史価格:1,200円(税込、送料別)
2011.01.11
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「新外国人選手の予測」 新外国人選手には法則があるのか、今回は3Aの成績と日本で残した成績を書いていきたいと思います。シーツ 3A:.294 14本 69打点 実際:.313 25本 75打点ラロッカ 3A:.290 10本 68打点 実際:.328 40本101打点シーボル 3A:.300 32本105打点 実際:.273 15本 53打点マクレーン 3A:.300 29本108打点 実際:.244 18本 52打点フィリップス3A:.315 5本 22打点 実際:.265 15本 50打点ヒューバー 3A:.273 22本 76打点 実際:.220 7本 17打点フィオ 3A:.312 12本 67打点 実際:.246 2本 15打点 とまあバラバラで法則性は一見ないように見えるかもしれませんが、実はないように見えてあります。それは3Aで本塁打をあまり打っておらず、打率が高い選手が日本で活躍する可能性が高いということです。シーツやラロッカは共に3Aで.290打っており、日本でもそれぞれ.300を打つなど打率を2分上昇させていること、本塁打もほぼ10本増やしていることが分かります(ラロッカは一年目こそ40本打ちましたが、後年ではフル出場したとしたら大体25本前後)。また、フィリップスも3A日本共に出場試合こそ少ないですが、140試合出場したとすると3Aは17本塁打72打点という成績であり、日本では28本塁打83打点という成績なので二人に合致しています。 次に微妙だった選手という位置づけはシーボルとマクレーンの二人、こちらは3Aで共に30本前後打つスラッガーですが、打率を5分前後下降させて本塁打も10後半に減り、打点も50という成績になります。 最後に外れという位置づけはヒューバー、フィオの二人です。興味深いのは両者共に5分落ちていることと、打点も10後半に低迷することに挙げられます。まあ外れという時点で一軍登録から外れるので出場機会が少なくなるのでしょう。 最後にどの外国人選手が活躍するのかという話ですが、このデータを見た限りではシーツ、ラロッカ、フィリップス、フィオらのような中距離打者が活躍する可能性が最も高いのではないかなと思います。 しかしながら外国人選手はどう転ぶか分からないので活躍、ぼちぼち、外れという三段階で上記の法則と照らし合わせて予測を立てる方がベストではないかなと思います。では、最後にトレーシーの成績を記して終わりたいと思います。ちなみにトレーシーの成績は40試合の出場ながら.365、11本36打点なので、日本の試合数で換算すると36本138打点となり、どちらかと言うとマクレーン、シーボルタイプの選手だと推定します。なので、日本では.315、11本69打点といったところではないでしょうか。
2011.01.10
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今日は祝日ということで仕事は休みです。今回からは今いる選手の紹介をしていきたいと思います。 「東出輝裕」背番号2 右投左打 二塁手 ご存じ広島のリードオフマンで、内野のリーダー的存在?の選手です。それでは成績を書きたいと思います。08年:.310 0本 31打点 26四死球 24犠打 63三振 13盗塁 .34109年:.294 0本 26打点 45四死球 19犠打 39三振 14盗塁 .34510年:.267 1本 40打点 27四死球 10犠打 55三振 10盗塁 .307 と、年々打率が下降していることがはっきりと分かり、四死球と三振の数を見る限りではそこまで選球眼が優れている選手ではないことが分かります。恐らくその選球眼が優れていない点が打率の割に出塁率が伸びない原因でしょう。また、長打も本塁打はともかく、二塁打や三塁打自体あまり多くない選手であり、盗塁も10前半しかしないので、リードオフマンとしての技量にはかなり疑問符がつく成績です。実際、BRという打者の得点貢献度を計る指標がありますが、毎年東出はマイナスを記録しており、得点への貢献度が低いことが分かります。ただ、犠打などつなぎ役としての貢献を考えるべきという声もあるかと思いますが、実は犠打という戦法は日本でもアメリカでもあまり役立たないということが数字で既に証明されているので私の中では参考材料には入りません(ちなみに犠飛は日本でのみマイナス戦法だそうです)。 次に守備ですが、2008年まで守備得点でプラスを記録し、毎年1位を記録しているほどの名手でしたが、2009年からは毎年マイナスを記録しており、年齢の影響か守備に陰りが見え始めています。元々肩が強い選手ではないので併殺の数自体も少なく、最近の守備得点を加味すると守備での貢献もできているとは言い難いです。 つまり数字で判断すると打撃では得点に貢献できていない上に守備でも足を引っ張っているということになり、正直レギュラーで起用する価値のある選手だとはどうしても思えません。しかし、逆に言えばこういう選手がスタメンで不動のレギュラーとして起用されていること自体に低迷する根本的原因が潜んでいるのかもしれません。 しかし、今年は小窪だけでなく、木村という新たな対抗馬が現れたことで東出の尻に火がついて状態となっています。現状維持を目指すのではなく、もっと上を目指してほしいと思います。今のままでは5年も経たないうちにレギュラーを奪われていることかと思います。合計¥2400以上送料無料!広島カープ公式 プロ野球ティッシュ【合計¥2400以上送料無料!】価格:298円(税込、送料別)
2011.01.10
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「ドラフト成功率を考える」 ドラフト指名選手紹介が終わり、感想も終わりました。余った時間を使って今いる広島のスカウトの中でどの地区が一番選手が大成し、チームに貢献できているのかを検証してみました。東北地区:近藤スカウト関東地区:備前スカウト(2002年退団)、苑田現スカウト部長、尾形スカウト(新任)中部地区:渡辺スカウト(故人) ※2005年までで、翌年からは信越と東海に区分け北陸地区:高山スカウト東海地区:松本スカウト ※2006年から就任関西地区:宮本スカウト、鞘師新スカウト(今年から就任)中国四国:白武スカウト九州地区:村上スカウト(2005年まで)、田村スカウト(2006年から?)以上が広島のスカウト陣営になります。以前までは正直少なすぎると思われても仕方ない程人数不足でしたが、最近になって北陸、東海に分かれたようです。それではデータを書いていきたいと思います(1998~2008年までで、2008年は高卒選手を除外します)。東北地区: 5選手指名 うち2選手が大成(栗原、石原)関東地区:31選手指名 うち16選手が大成(新井、永川、梅津、廣瀬など)、微妙(河内、木村一喜、小松、尾形の5名)中部地区:12選手指名 うち5選手が大成(東出、斉藤、大島、天谷、林)北陸地区:なし東海地区: 4選手指名 うち0選手が大成 微妙(宮崎、上野、青木高、中東)関西地区: 8選手指名 うち2選手が大成(前田、倉)中国四国: 6選手指名 うち0選手が大成 微妙(天野)、(佐竹)九州地区:11選手指名 うち0選手が大成 微妙(末永、井生)となります。 ぶっちぎりなのは関東地区で、まあ大卒・社会人出身の選手が多く、成功確率が高いのは当然のことなのかもしれません。逆に九州地区を主に担当してきた村上スカウトは敏腕スカウトと言われて緒方、前田を指名した実績の影響か高卒選手の指名が多いにもかかわらず、誰一人として大成していません。正直村上スカウトに眼力は残念ながらなかったと言わざるを得ないかなと思います。それとは正反対なことに高卒選手が比較的大成しているのが北陸(当時は中部で一括)地区で、渡辺スカウトが担当していた地区です。渡辺スカウトが亡くなったのは大きな痛手かもしれません。 しかし、これを見て思うのは高卒選手よりも大学・社会人の名前が多いことや微妙と位置付けられている選手は大体地方の大学・社会人出身の選手であること、大成となっている選手は高卒選手や関東地区の大学生であるということです。なのでドラフト戦略の基本は「関東地区の大学生を上位候補」とし、「北陸や関西出身の高卒選手を中下位指名」がスタンスなのかもしれません。また、東海地区から新たに指名されている選手が増えています。まだ結果は分かりませんが、どのような経過をたどるのか注目していきたいと思います。
2011.01.09
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今日で新人選手の紹介は終了しました。さて、ここからはドラフト会議を振り返ってみたいと思います。 「指名選手の傾向」 全体的にスピードがある投手の指名が多く、期待を持たせる指名ではなかったのでしょうか?しかし、その反面間違いなく一年目から行けるという即戦力タイプの投手は情報を見た限りでは福井と岩見の二人のみの指名で、後の投手は素材型と評されているタイプの投手であり、もう一人くらい即戦力選手が欲しかったかなという印象はあります。 また、2009年の武内、今回の金丸、弦本、池ノ内と二年続けて荒削りな素材型投手を獲得するなど徐々にそういったタイプの投手の指名枠を拡大傾向になっています。ただ、かつてはそれで失敗したのでどう転ぶのか期待よりも不安が大きいです。しかし、高卒選手の指名は前田健太や中田以来続くまとまった本格派投手の指名が目立ち、こちらの二人はすぐに出てこられるのではないでしょうか。中村恭平も思ったよりは素材型タイプではなさそうなのですぐに入ってこれる投手だと思います。いずれにしても投手補強が課題であった広島にとっては即戦力としてだけでなく、大学・社会人出身の選手を獲得したことで既存の戦力を刺激することにも効果をもたらす人材を獲得できたのは大きな収穫だったのではないでしょうか。
2011.01.09
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今日は新人選手の紹介とドラフトの感想を書きたいと思います。 「山野恭介」右投右打 明豊高校 最速149キロの直球が売りの直球が売りの投手で、将来性を期待されての育成指名となりました。2009年のドラフト一巡目で指名された今宮の後輩でもあります。それでは成績を書きたいと思います。予選:5試合 40回 27被安打 42奪三振 8与四死球 1・80 と育成枠での指名ながらかなり安定した投球を披露しています。調べたところスライダーやカーブ、フォークなど一通りの変化球を持ち合わせており、被安打率、奪三振率共に良い数字で制球も安定しているだけでなく、体力的にも蒸し暑い夏場、しかも連戦という過酷な状況下で、決勝戦にて145キロを計測している点や平均投球回数8回としっかりしているところを見ると、荒削りな速球派ではなく、まとまった本格派投手の印象を持ち、なぜこの選手が育成枠指名なのかが不思議な投手だという印象です。やはり右ひじの故障が他球団が指名を見送った最大の原因ではないかという印象があり、ひょっとするとその右ひじの状態が思わしくないのかもしれません。しかし、数字や選手紹介などを見てみると、かなり良い投手という印象を持ち、右ひじの状態次第では案外すぐに出てくる本格派投手ではないかなと思います。 「池ノ内亮介」右投右打 中京学院大学最速152キロの直球とスライダーを持つ速球派投手で、制球が課題と言われている投手です。この選手、成績が書かれておらず、全く情報がありません。しかし、10奪三振を記録したことや5四球を出したなどの断片的な情報はありますが、これだけでは推察はできません。ですのでこの投手に関しては特別な推察は行うことができない全く未知の投手なので、今回推察はできませんでした。是非一度彼の投球を見てみたいと思います。【送料無料】プロ野球問題だらけの12球団(2009年版)価格:1,470円(税込、送料別)
2011.01.09
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「弦本悠希」右投右打 徳島インディゴソックス 最速148キロの直球とスライダー、フォークを投げる守護神で、即戦力というよりは21歳という将来性を買われての指名となりました。それでは成績を書きたいと思います。10年:31試合 1勝3敗9S 36.1回 48奪三振 23与四死球 2・72 一番肝心の被安打数が書かれておらず、これでは少々分かりかねますが、奪三振率は11を越えていてかなり高く、決め球は持ち合わせているようですが、制球面は5.70とかなり悪く、防御率もレベルの落ちる独立リーグで2・72では確かに物足りない数字と言わざるを言えません。また、6月の段階で自責点1だったようですが、後半にバテてて自責点10数えるなど体力面でも課題を感じさせます。ただ、まだ前田健太よりも年下の投手だけにまずはファームでしっかりと鍛錬し、結果を残してからということになりそうです。
2011.01.08
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「中崎翔太」右投右打 日南学園 MAX145キロの直球とスライダーが武器の本格派で、西武にいる中崎の弟のようです。それでは成績を書きたい・・・ところですが、口蹄疫の影響で情報が少なく、結果しか分かりませんのでご了承ください。 延岡戦:8回2失点 佐土原戦:4回無失点 かなり情報が少ないですが、佐土原戦ではセーフティバント一本に抑え込む好投だったようで、制球に特に破綻するところはなく、あまり荒々しい投球をするタイプではなさそうです。変化球もスライダーやカーブ、ツーシームなどを兼ね備えており、下位指名ですが、意外に完成度は高いのかもしれません。これだけで申し訳ありませんが、すんなり伸びてきやすいタイプなのではないかなと思います。まずは投球を見てみたいなと思います。
2011.01.08
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それでは今日は新人選手を三人紹介していきたいと思います。 「磯村嘉孝」右投右打 中京大中京強肩強打の大型捕手で、堂林の後輩ということで話題?になった選手です。それでは今回も成績を記したいと思います。今回のデータ元は2010年の甲子園と2009年の秋季大会の成績です。春夏甲: 5試合 17打数 6安打 1二塁打 1打点 3四球 1三振秋大会:33試合 130打数 41安打 13二塁打 4三塁打 3本塁打 22打点 7三振 27四球 3盗塁以上が成績になります。 この数字を見た限りでは強打というのはスラッガーや中距離打者という意味ではなく、あくまで捕手としてはパンチ力を秘めた打者という選手のようです。寧ろ特筆すべきなのはあまり三振が少なく、四球をしっかりと選ぶといったミートセンスや選球眼の方ではないかとさえ思い、そういった意味では同じ「強打」の選手でも会沢や中村とは違ったタイプの打者ではないかなと思います。 しかし、問題はリードで私が見ていた甲子園大会でも大量失点を繰り返すなど捕手としてのセンスにはかなり疑問を感じます。その時でも投手を励ますなどといった行為は見受けられず、ドラフト指名される前まではそこまで魅力的な選手には思えなかったのも事実です。また、今広島には一軍を意識できる会沢や打撃開眼の兆しが見えた白濱、捕手としての守備がしっかりしている中村などがいることから、将来は外野や三塁辺りに転向といった可能性もある選手ではないでしょうか。少々辛口になりましたが、堂林に負けないように頑張ってもらいたいと思います。【送料無料】別冊野球小僧2010ドラフト総決算号価格:1,300円(税込、送料別)
2011.01.08
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2010年のカープは4人ものGG賞を受賞し、守りの広島というイメージを植え付けました。しかし、それはあくまでも記者などの投票で決められたものであり、はっきり言って「参考程度」にしかならないものだと思います。果たしてその評価は正しいのか?そこで、メジャーで新しく指標として使われているUZRを見てみたいと思います。正直、説明は非常に難しく難解なものなので詳しく下にあるURLで確認してみてください。http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=7&id=23 実際にこの数字を見てみると、確かに外野陣は素晴らしい成績を残しており、特に中堅手(恐らく赤松)は31.8点もの失点を防いでいることになります。しかし、それに比べて内野陣は-46点と失点を垂れ流しております。しかも遊撃手の数字が異常に悪く、-22.3であり梵の守備は残念ながら下手だと言わざるを得ないのではないかと思います。また、東出も-26.1とかなり悪い数字で、二遊間がこれでは厳しいと言わざるを得ません。 課題は明らかに内野守備にあるのではないでしょうか。
2011.01.07
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それでは今日も早速書いていきたいと思います。 「金丸将也」左投左打 東海理化最速150キロの直球が魅力の大型左腕とのことですが、まだまだ素材型との評価でした。色々なサイトで調べましたが、スライダーとスクリュー、チェンジアップが持ち球のようです。今回も成績を・・・と言いたいところですが、探してみたところ予選の数字しか見当たりませんでした。サンプル不足ですが、とりあえず書いてみたいと思います。4試合 4回.2 2被安打 3奪三振 0与四死球 1・93都市対抗戦では2四球と制球を乱しましたが、この数字を見た限りでは制球に関してそれほど大きな破綻はないのかなと思い、これに関しては意外な収穫でした。素材型とのことですが、意外に1イニングならば力で圧倒できる期間限定ならば抑えられる可能性はあるのではないかなと思います。少しサンプル不足で申し訳ありませんが、広島なら十分一軍の切符を掴むことができる立場にあるのではないでしょうか。【送料無料】プロ野球問題だらけの12球団(2010年版)価格:1,470円(税込、送料別)
2011.01.07
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今日は年初めということで、何と半ドンでした。その記念?ということで、今日は番外編を作りました。題して「涌井の年俸について」を書いてみたいと思います。 「球団の年俸提示は正しいのか?」 断っておきますが、私は西武のことは一切分かりません。なので、援護が多い少ないなどの詳細な事情は全く知りえておらず、情報不足は否めないかなと思います。しかし、逆にいえば涌井の成績を客観的に見ることができる立場であり、涌井の投球は年俸に見合う働きだったかどうかを冷静に分析できるのではないかなと考えました。まずは涌井に提示された年俸を見ていきたいと思います。 スポニチの記事では「現状維持の2億円+出来高」だそうです。それでは今年の涌井の成績を記してみたいと思います。 27試合 14勝8敗 196.3回 3・67まあ被安打、奪三振、与四死球は(広島の選手でもないので)割愛ということにします。 これを見た限りでは確かに勝ち星は多いですが、少し防御率が悪いのではないかなと思います。なので、ここからは(サイトに記載されていた)指標を使って『今年の涌井の投球の出来を純粋に評価して本来何勝の出来だったか』を計算してみました。すると、『27試合 12勝10敗』と言う成績になります。すなわち、14勝分のうちの2勝分は勝たせてもらった勝ち星ということになり、本来は負けていたはずだったいうことになります。 また、西武の打者を評価しますと、実に5人がプラス評価(一人は±0)を受けています。また、西武の守備面もトータルだと-7と悪い方ですが、特に悲観する数字ではありません。 つまり、西武は打線の援護はしっかりとしてくれる打線であり、守備も下手な方ですが、それほど悲観するほど悪くもない状況で投げているということになります。2番手、3番手投手ならばともかく2億円ももらっているエースがこの投球なら現状維持は妥当ではないかなと思います(広島ならダウンかも)。ちなみに杉内も16勝しておりますが、本来の出来は11勝程度の数字であり、なぜそれほど年俸提示に怒ったのかなと少し疑問に思います。 何はともあれ納得いく形でキャンプを迎えてほしいなと思います。
2011.01.06
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正月休みも今日でラスト、明日からは仕事なので夜からの書き込みになります。それでは今日も新人選手の紹介をしていきたいと思います。 「岩見優輝」左投左打 大阪ガス 最速146キロの直球とスライダー、チェンジアップなどを投げる左腕投手で、大学時代にも上位候補として注目されていたそうですが、志望届を提出せずに社会人入りした実力派投手でもあるそうです。春先では一巡目候補として挙がっていましたが、ドラフトでは3巡目まで残り、ラッキーと思った広島が指名しました。それでは成績を書きたいところですが、探してみたものの、昨年と断片的な成績しか残っていないのでそこら辺は了承してもらいたいなと思います。2009年:12試合 51回 36被安打 45奪三振 32与四死球 1・59都市対抗戦: 1試合 4.1回 2被安打 3奪三振 4与四死球 0・00日本新薬戦: 1試合 6回 6被安打 6奪三振 1・50三菱重工戦: 9回 2被安打 9奪三振 2与四死球 0・00日本通運戦: 1試合 7.1回 8被安打 6奪三振 2・45 何とも成績がバラバラで申し訳ありません。一つ言えることはとりあえず打ち難さは兼ね備えているようで2010年は4試合しか把握できませんでしたが、通算で26.2回で18被安打と投球回数の約6割に抑えています。しかし、奪三振は21奪三振と社会人相手にしては少々物足りないものがあり、中村恭平同様直球で押すタイプなのかもしれません。もう一つ課題だと評されていたのは制球力で、2009年はかなり悪い数字であり、確かに制球が課題ですが、三菱重工戦では2四球に抑えており、徐々に改善傾向なのかなという印象はありますが、他の2試合が不明なので制球力が良くなったかどうかは現時点では不明です。 数字上を見て課題を挙げるとすれば、変則フォーム故に調子の良し悪しがあるのか?打者を抑え込めている時とそうでない時の被安打数が両極端に分かれています。これは恐らく武器が直球のキレのみで、調子が悪い日は簡単に打ち込まれてしまうの傾向が強い可能性が高いと思います。ただ、それでも要所を締められるところは中々粘ることができ、先発タイプなのかなと感じました。寧ろリリーフだと余計に力任せになってどこに行くか分からなくなるのではないかなという印象があり、球団はリリーフとして考えているようですが、この数字を見た限りでは意外に先発タイプなのではないかなと思います。先発として登板しても144、145キロとほぼ自己最速と変わらない数字を叩き出しているので余計にキャパを落としているというわけでもなさそうなので、問題なさそうです。将来的に見ても岩見のようなキレ型の投手は体に疲労が溜まると途端に打ち込まれやすくなるので、長く活躍しようと思うのならば左の中継ぎが不足しているチーム事情があり、連投が考えられる中継ぎよりも先発ではないかなと思います。 最初は篠田や斉藤がいることもあって中継ぎとしてマウンドに上がるでしょうが、6月辺りから先発に廻っているかもしれません。【送料無料】別冊野球小僧2010ドラフト総決算号価格:1,300円(税込、送料別)
2011.01.05
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それでは引き続き新人選手の紹介をしていきたいと思います。 「中村恭平」左投左打 富士大学大学3回生の神宮大会で突如姿を現し、140キロ後半を投げ込んだことで一躍有名になったそうです。球速は最速で153キロを叩き出すほどに成長しました。ただ、課題として変化球が投げられない投手で完全な素材型投手と評されています。それでは大学3回、4回の成績を書きたいと思います。3回生: 2試合 1勝0敗 10回 5被安打 6与四死球 12奪三振 2・004回生:13試合 4勝2敗 60.2回 38被安打 19与四死球 57奪三振 1・34 本格的に主戦投手となったのは4回生からのようで、急激な成長を遂げているようです。大学のレベルは福井のいるリーグよりは劣るのかもしれないが、福井と同じように球の威力が凄いことは被安打率が物語っています(脅威の5・63)が、奪三振はほぼ同数とやや福井に劣る点は恐らく変化球の精度が低いからでしょう。プロに入ってからは持ち球のスライダー、カーブなどの変化球の中で空振りを奪える決め球として磨く必要がありそうです。また、制球力は神宮大会での投球がイメージとして残っており、悪いのかなという印象がありましたが、2.81と意外に良いことは大きな収穫ではないでしょうか。防御率も1・34と非常に安定した成績を残しており、福井よりも先発としての適性を感じることができます。ただし、課題はスタミナ面で今のところ直球だけが最大の武器なのか?平均投球回数が4・67と低く、先発ならば5、6回あたりは投げてもらいたいところです。 体力面と変化球の精度を磨く必要があるところは素材型投手なんだなという印象を感じますが、制球力や試合をまとめるセンスなどは意外に長けたところがあるところは比較的育てやすいタイプなのかな思い、好印象を抱きました。いきなり一軍の戦力として活躍するのは厳しいのかもしれませんが、変化球を覚えれば数少ない左腕投手であり、しかも153キロの直球を投げるだけにまずは中継ぎあたりでの起用で夏場に一軍昇格してくるかもしれません。将来的には先発として左のエースとして君臨していることを期待したいと思います。
2011.01.04
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ドラフトシリーズが終わり、昨年の新人選手の一年回顧が前回済んだので、続いては今年の新人選手の紹介をしていきたいと思います。 「福井優也」右投右打 早稲田大学最速152キロを越える直球と落差ある縦のスライダーを武器とする投手で、斉藤と二本柱を組んだ投手、ただ実年齢は1歳年上のようで巨人のドラフト指名を蹴ったものの、一年浪人したそうです。それでは大学時代の成績を書いていきたいと思います・・・と言いたいところですが、全部書くと膨大になるので3回、4回生の成績を書きたいと思います。3回生:13試合 5勝2敗 53回 48被安打 16与四死球 57奪三振 3・274回生:11試合 5勝1敗 64回 34被安打 31与四死球 66奪三振 2・11 ハンカチ王子と違って実に順調な成長曲線を描いてきた印象を受け、プロに入ってもホップステップジャンプの順に行けるのではないかなと思います(昨年入った菊池や今村は選抜の結果が良すぎて描いてこれなかったのが引っ掛かりました)。この数字を見た限りでは投球回数を大幅に下回る被安打数、投球回数を越える奪三振数と球の威力は凄まじいものがあり、先発を任されながら力で圧倒してきたタイプではないでしょうか。しかし、その反面これだけの球の威力を持ち、与四死球率もそれほど悲観するほどでもないにもかかわらず、意外にそれほど防御率が圧倒的な数字ではないところは集中力が持続せず投球が雑であることと、直球とスライダーしかない長いイニングを任せるだけの球種の貧困さや肝心なところで打ちこまれるタイプなのではないかなと言う印象を持ち、あまり試合をまとめられるセンスは持っていないのかなという印象を受けます。 首脳陣は彼を先発として期待しているみたいですが、成績を見た限りではどうもリリーフとしての方が良い投球をするのではないでしょうか。特に試合をまとめるセンスに欠け、球の威力で圧倒してきた投手であることや集中力や投球自体が長く持たないだけに短イニングで直球とスライダーで押す投球の方が向いているのではないかなと思います。最初は勿論先発で試すのでしょうが、個人的にはリリーフとして期待したい投手です。ポスト永川や横山を担う存在になってもらえると嬉しいと思います。プロ野球問題だらけの12球団(2008年版)価格:1,470円(税込、送料別)
2011.01.04
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このシリーズは今回で最終回としたいと思います。最後の選手紹介はかつて広島がリストアップした選手と新聞に取り上げられていた選手を紹介したいと思います。・高橋周平(東海大甲府)右投左打 内野手強肩強打の大型内野手としてプロから注目されている選手だそうです。ただ、左打者なので指名の可能性は低そうです。・垣ヶ原達也(青山学院大学)左投左打 投手高校時代にリストアップされた実戦派左腕、大学でも先発として登板を重ねているようで球速も144キロを出しているなど成長を遂げています。試合をまとめるセンスと制球力を兼ね備えているので再び指名を検討する可能性がありそうです。・佐藤達也(ホンダ)右投右打 投手最速150キロを叩き出すリリーフ投手。ただ、制球や投球技術に課題とのことで指名の可能性は低そうですが、どうも野村監督や大野コーチは球速・球威を持った投手が好みらしく3巡目に武内や今年金丸など同タイプを指名しているので意外に指名があるかもしれません。・祖父江大輔(トヨタ自動車)右投右打 投手最速152キロの直球が売りの将来性十分の速球派投手。この投手も佐藤と同じく中位での指名があるかもしれません。共に企業とのパイプがあるのでどちらかの指名があるかもしれません。以上となりますが、まだまだ情報が足りません。なので、もう少し各サイトから情報を集めてから徐々に番外編でやっていきたいと思います。次回は新人選手の紹介と展望を書きたいと思います。【送料無料】プロ野球問題だらけの12球団(2010年版)価格:1,470円(税込、送料別)
2011.01.02
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それでは機能の続きを書きたいと思います。・中後悠平(近畿大学)左投左打 投手変則フォームから繰り出される直球は150キロを計測する変わり種だそうで、プロ選抜と対戦した左腕です。しかし、この投手は広島が未だに指名したことのない関西周辺の大学ということもあり、指名の可能性は低そうです。・中根佑二(東北福祉大学)右投右打 投手しなやかな腕の振りから繰り出される直球は148キロを叩き出し、一通りの変化球を持つ本格派右腕だそです。この秋には防御率0・75を記録するなど安定感のある投球を披露しながらまだまだ潜在能力は十分とのこと。ノビシロとある程度のまとまりを持つ投手で、広島好みの投手でリストアップされるかもしれません。・丸子達也(広陵高校)左投左打 一塁手岩本に続く広島出身の大砲候補、長打力と対応力を兼ね備えた一巡目候補ではありますが、広島の伝統に大きく合致しており、指名は高い確率でないと思われます。しかし、もし彼を指名したとしたら私たちは歴史的瞬間に立ち会うことになるでしょう。・伊藤拓郎(帝京高校)右投右打 投手一年生時に147キロを叩き出して注目された大物投手で、スライダーのキレも抜群とのことです。甲子園でんでの投球を見たことがありますが、試合をまとめるセンスがあるタイプと言うよりは力で圧倒するタイプなのであまり広島の好みとは言えないと思われます。また、投球が直球とスライダーなのも広島視点ではマイナスポイントではないでしょうか。・井上晴哉(中央大学)右投右打 一塁手数少ない大学屈指の岩本に続く地元広島出身の大砲候補、打率もほぼ毎年3割を超える確実性を持つ逸材で、中国新聞に密着マークすると報道されました。右の長距離打者にこだわりのあるドラフト戦略に加え、栗原のFA権取得が迫っている広島にとっては是が非でも獲得したい選手なのではないでしょうか。ひょっとすると一巡目で獲る可能性もありうると思います。・土生翔平(早稲田大学)右投左打 外野手ある程度のパンチ力と打率.386を記録した功打を兼ね備えた好打者で、足と肩も兼ね備えた三拍子揃った外野手です。実は広陵高校を卒業した地元広島出身の選手で広島との縁も深い選手であり、若年層の外野手に三拍子タイプがいないことやポスト緒方、前田を考えていると思うので、指名の可能性もありますが、早稲田大学からの指名は3巡目までという暗黙のルールがあることや広島が是が非でも補強したいというポジションでもないので、指名の可能性は微妙だと思われます。【送料無料】プロ野球問題だらけの12球団(2010年版)価格:1,470円(税込、送料別)
2011.01.01
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それでは、実際にドラフト選手を検証していきたいと思いますが、はっきり申し上げてかじった程度しか知りません。なので、名を挙げる選手は主に広島と縁がありそうな選手や過去にリストアップした選手、有力校からの選手しか挙げません。なのでドラフトに詳しい方は是非、この広島ドラフト傾向シリーズと照らし合わせて検証してみると面白くなる・・・はずですのでお試しください。・野村祐輔(明治大学)右投右打 投手中国新聞に載っていたので真っ先に挙げましたが、この選手は確か広陵高校出身の選手です。色々なサイトを見てみると、MAX149キロの直球とスライダー、カーブ、チェンジアップ、シュートと多彩な変化球を織り交ぜるだけでなく、制球力や試合をまとめるセンスに優れた完成度の高い投手と評されていました。他の投手に比べて名前の露出度は低いですが、典型的な先発タイプの投手であることや試合をまとめる投球センスなどを考慮すると、この選手が最も前田健太に近いタイプの投手であり、苑田スカウト部長が惚れ込みそうなタイプの投手ではないかなと思います。なので、余程のことがない限り一巡目候補に最後まで残るでしょう。・菅野智之(東海大学)右投右打MAX157キロの直球に加えて高速スライダー、カットボールを武器とする剛腕投手で、原監督の甥だそうです。ただ、野村と違って本格派投手と言うよりは速球派投手なので、好みの投手ではないかなと言う印象や原監督の甥ということで指名の可能性は低そうです。・藤岡貴裕(東洋大学)左投左打MAX150キロを叩き出すだけでなく、スライダーやカーブなどを織り交ぜる投手だそうですが、正直この投手のことはあまりよく知りません。ただ、左よりも右を重視するのが広島流なので今現在は野村の次点といったところでしょうか。以上がビック3と紹介されている投手たちの検証です。少し尺がピンチなのでそれ以外は次回に廻したいと思います。
2010.12.31
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いよいよ2010年も1時間半を切りました。皆様はテレビにくぎ付けかもしれませんが、そんな中でも書いていきたいと思います。ただ、少し長くなりそうなので2編に分けたいと思います。 ・今年のドラフト指名選手と補強箇所を検証するなどと大きなことを言って申し訳りませんが、私はそれほどドラフト候補選手に詳しいわけではありません。なので、有力選手や過去に注目されていた選手などを中心に照らし合わせて検証してみたいと思います。それではまずは今年指名された選手の特徴を書いていきたいと思います。「投手とバッテリーの指名」、「速球派投手ばかりの指名で、スピードや球威重視」、「福井や岩見、金丸、弦本、池ノ内など主にリリーフタイプの指名」以上が今年のドラフトの特徴だと思われます。従って今年の上位候補はこれらのタイプではなく、先発タイプのドラフト候補が上位指名されるのではないでしょうか。 また、投手と捕手の指名で内外野手の指名はありませんでした。特に外野手は昨年のドラフトでも指名がなく、広島が掲げるポスト緒方、前田のような三拍子タイプの若手外野手も突出した選手がおらず(岩本はタイプが違うので除外)、そろそろ中位か下位での指名があるかもしれません。内野手も若い選手が小窪だけでそれ以外の選手はまだまだ心もとないので大卒か社会人あたりの選手の指名も考えられるかと思われます。【送料無料】別冊野球小僧2010ドラフト総決算号価格:1,300円(税込、送料別)【送料無料】別冊野球小僧2009ドラフト総決算号価格:1,200円(税込、送料別)
2010.12.31
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本来、これは書こうとは思わなかったのですが、一応過去の広島のドラフトの傾向を書いていきたいと思います。ただし、前回までに掲載したものは割愛します。・強豪大学の中での指名は主に東北福祉大学、青山学院大学、法政大学のみで、それ以外の強豪大学での指名は滅多にない。これは自由枠があった時代の弊害だと思います。資金とパイプがない広島には昔から馴染みのある大学からの指名しかありませんでした。・関西の大学からの指名はほぼ皆無これも同様のことが言えると思います。最近で指名した選手と言えば森だけですが、関西外大とあまり強豪とはいえない大学です。ただし、これは今も続いています。・社会人チームからの指名は主に自動車関係社会人チームでの指名は主にトヨタやホンダ、日産などが殆どであり、その他にはTDKやJFE西日本など地方のチームです。・隠し球的な選手を上位、中位指名せっかくの貴重な枠を隠し球選手に使っていました。井生や吉田圭、丸木、今井などがその例に挙げられます。・故障している選手を中位指名かつて大怪我をした選手、故障中の選手を中位、下位指名していました。国木、鞘師、尾形などが挙げられます。 以上がその他の過去の指名傾向になります。ただ、上のものは自由枠が廃止された今、自由に指名できるので支障はないと思われます。
2010.12.30
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それではより深く広島が過去に指名した選手の共通点や傾向などを書いていきたいと思います。 「広島指名選手の傾向」・左腕よりも右腕優先これは広島の大きな特徴と言えるものであり、同じ力を持った投手ならば右ではなく左を優先する傾向にあります。・投手は総合力重視かつてのように直球だけの投手の指名はなくなり、例え素材型でも変化球を一通り持っている投手を指名するようになり、ノビシロよりもまとまりを重視しています。前回前田健太の名前を挙げましたが、その他にも外しはしましたが、唐川を指名しています。・左腕は打ち難さ重視大島や金城のような荒削りな大型左腕を指名する傾向は影を潜め、斉藤や山中、中村憲、伊東など打ち難さを売りとしたフォームをした投手を指名する傾向があります。身長は高い投手を基本的に好みますが、山中や外しはしたものの、長谷部などを一巡目指名しているので、その傾向は薄らいできているようです。・高卒左腕の指名今年は指名がなかったものの、基本的に毎年下位での指名が目立ちます。・長距離打者は右打者松山や岩本も指名こそありましたが、広島は基本的に山本浩二、衣笠、江藤、新井、栗原など長距離打者は右でなければいけないというこだわりすらあるように思います。・捕手は打撃優先型かつての指名は強肩であることは勿論、ある程度足が速い選手を好んで指名してきましたが、最近は会沢や中村、磯村など長打力を持ち味とした選手を指名する傾向があるようです。また、これら3選手も右打者であることからやはり長距離打者は右というこだわりが見え隠れします。・育成枠での指名は2人まで入団テスト実施後、数名の名前が挙がりますが、基本的に育成指名は2人までとなっています。これは育成ドラフトが行われてから続いています。・外野手は三拍子重視ポスト緒方や前田らが出てくることにこだわっているためか?長打力が売りの選手よりも三拍子そろった選手を指名する傾向があります。・スカウト会議でのコメントした分野は指名するちなみに今年スカウト会議後のコメントは「左の中継ぎ、大学・社会人選手を3巡目まで指名(実際は4巡目まで指名)」とあります。・広島出身の高卒選手は指名しない過去に起用法に口出しした経緯があり、それ以降広島出身の高卒選手らは指名しないようになりました。しかし、大学・社会人選手は永川、梵、中東、岩本など指名しています。・センス重視過去は荒削りで大成が微妙ですが、身体能力が凄まじい選手を指名していましたが、最近はセンスを感じさせる選手を指名する傾向があります。ノビシロよりもセンスを重視するようになり、前田健太や小窪哲也などがそれに該当します。前田健太はノビシロはないが、すぐに活躍できると評されていましたが、直球は152キロを叩き出し、投手3冠を獲得するなど素晴らしい活躍をしており、いかにノビシロや将来性などという言葉がいい加減なものかを実感します。・二遊間は小柄な俊足選手を重視これは広島の伝統的な決まり事であり、小窪のようなタイプは例外だと言えるでしょう。東出や梵、尾形など決して身長は高くない俊足選手の指名が多い傾向があります。ちなみに右よりも左打者の方が多いのも特徴的です。・三塁手は右打者この部分もこだわりみたいなものを感じるところであり、衣笠、新井、栗原、退団した比嘉や新人の比嘉などもやはり右打者でした。・1巡目指名は西日本選手?これは傾向と言うよりは特徴ですが、ここ最近は結果的に西日本出身の選手が指名される確率が高いのが大きな特徴だと言えます。 以上が主な傾向です。次は来年のドラフト候補選手達と照らし合わせてみたいと思います。【送料無料】別冊野球小僧2010ドラフト総決算号価格:1,300円(税込、送料別)
2010.12.30
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実は昨日このテーマで書こうと考えていましたが、本日の中国新聞で実に見事にこのテーマに合致した内容だったので丁度良かったです。 「獲得選手傾向の変化」・C級即戦力投手枠が復活か?苑田スカウト部長が就任する前までの時代はよく下位で社会人投手の指名がありました。しかし、成果が皆無で確実に3年以内で戦力外通告をされるのでブラウン監督になってからはこの枠は廃止されました。しかし、野村新監督になってからは頻繁に社会人投手の名前が挙がるようになり、昨年は川口が指名されました。ちなみにC級即戦力というのは私が名付けた名称です。・即戦力投手を重視こんなこと書くこと自体に違和感がありますが、昔の広島は異常でした。しかし、ブラウン監督になってからはマシになり、今年は他球団が名前を挙げた即戦力候補を積極的に指名するようになりました。・素材型左腕投手の指名今年はなかったが、ここ数年必ずと言って良いほど素材型左腕投手を指名してきており、主に下位、もしくは育成での指名が目立っています。・ついに東海地区選手を指名今まで広島とは無縁といっても良い地区で、殆ど指名してこなかった地域ですが、松本スカウトが就任してからは堂林や庄司、川口、磯村、池ノ内など二年連続で東海地区から指名しています。選択の幅広がるのは良いことだと思います。・センス重視の指名今までは大成するかは分かりませんが、身体能力に優れた選手を重視して指名していましたが、今はノビシロなどはそこまでないが、センスを感じられる選手を指名してきています。前田健太や小窪などがその傾向の選手達ですが、前田健太は凄い投手になったあたりノビシロなどという言葉がいかにいい加減なものか実感します。・左腕は打ち難さ重視?今までは大島や金城、小島など荒削りですが、将来期待できる大型左腕を指名する傾向が強かったのですが、最近は斉藤や山中、中村、伊東など打ち難いフォームを特徴とした投手の指名が目立ちます。身長も高い選手が好みなのは相変わらずですが、外しはしましたが長谷部を一巡目したこともあります。・左の長距離打者獲得これまでは長距離打者は右打者に限定され、一種のこだわりに近いものを感じていましたが、岩本や松山など左でも指名するようになりました。しかし、まだまだ「長距離打者は右打者」というこだわりがあるように感じます。 以上がここ最近のドラフト戦略の主な変化だと思います。次はより深く広島のドラフト指名傾向を書いていきたいと思います。【送料無料】プロ野球問題だらけの12球団(2010年版)価格:1,470円(税込、送料別)
2010.12.29
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このシリーズも今回が最終回です。 「今村猛」背番号16 右投右打 清峰高校 春の選抜優勝投手として菊池雄星と並び称された投手、152キロの直球とスライダーを操ることやクレバーな投球で制球も良く、賛否両論の「省エネ投球」を高校時代からしていた大物で、ソフトバンクと競合するかと言われていた中で運良く広島が単独指名に成功しました。全球団のスカウトが一年目から行けるかもしれないと言われていたので、前田健太のように早い段階で一軍に昇格することを期待していました。それでは一軍、二軍、フェニックスリーグでの成績を書きたいと思います。一軍成績:2試合 0勝1敗 4回 7被安打 7与四死球 0奪三振 15・75二軍成績:13試合 4勝4敗 63.2回 77被安打 39与四死球 43奪三振 防御率4・81Fリーグ:4試合 2勝0敗 21回 22被安打 6与四死球 3奪三振 3・86 フレッシュオールスターでは148キロを叩き出したものの、一軍の登板では140キロすら届かない球が多く、130キロ前半にとどまっていて正直がっくりしたのを覚えています。二軍でも制球難で四球が多く、被安打や奪三振の面でも直球とスライダーしかないので、高校時代騒がれた投手と比較するとやはり物足りないと言わざるを得ません。実際に投球を見ましたが、直球が球威型の球質で空振りを奪うタイプの直球ではないことや球種が少ないことが最大の原因だと思います。 ただ、それでも普通の高卒の投手にしては悪くはなく、寧ろ良く頑張った方だと思いますが、クレバーな投球が売りだと新聞記事などには載っていましたが、防御率が二軍でも4・81と被安打率や奪三振率の割にかなり悪いところなどは意外に精神的な面が脆く、二軍の終盤戦でも140キロに届かない球が増え、少し迷走していました。 しかし、フェニックスリーグでは制球力が少しずつ復調し始め、3奪三振が示すように8割くらいの力で投げた代わりに制球面がしっかりして2勝をあげています。その割には被安打もほぼ投球回数と同数に抑えており、少しずつですが立て直してきている感はあります。 そして、秋季キャンプでの西武との練習試合では西武の主力打者(栗山、中島、中村、坂田、大島など)を相手に4回を投げて4安打5奪三振とここにきて完全に復調してきました。ただ、球速は140キロが最速とまだ本来の姿には戻ってはいないので、まずはその投球に高校時代の球速がプラスすることと、変化球の種類を増やすことが今後の課題となりそうです。伊東と同じく、このまま順調に行けば来年は夏場に一軍昇格も夢ではないと思います。前田健太と共にチームを支える投手になってもらいたいと思います。
2010.12.28
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今日も寒く手を動かしにくいので誤字脱字が目立つかもしれません(そういえばストーブなどをつける習慣がないなぁ)が、頑張って書いていきたいと思います。 「武内久士」背番号12 右投右打 法政大学 154キロの直球が持ち味の法政大学の守護神で、春にはメジャーのスカウトが視察するほどの剛腕でしたが、右肩を故障して春のリーグを棒に振ったものの、秋に復活したことで再度ドラフト候補として名前が挙がり、広島から3巡目指名を受けました。ただ、スカウトは一年目から期待とコメントしていましたが、実際にその投球やフォームを見たときはかなり時間がかかる荒削りな大型右腕で、かなりの素材型だなと思いました。それでは一軍、二軍の成績とフェニックスリーグでの成績を書いていきたいと思います。一軍成績:6試合 0勝0敗 6.1回 7被安打 1奪三振 5与四死球 防御率7・11二軍成績:40試合 2勝2敗17S 42回 37被安打 31奪三振 29与四死球 防御率4・93Fリーグ:3試合 0勝0敗 3回 1被安打 1与四死球 2奪三振 3・00 一軍での成績はファームのレポートで少し疲れてきているようだというコメントがあったにもかかわらず、その直後に一軍昇格しているので少し割引いて考えたいと思います。二軍での成績の特徴は序盤は絶対的な守護神として投げていましたが、夏場から直球の力が影を潜め、140にも届かない時期が続き、成績が悪化して今の数字に至りました。しかし、それでも被安打が防御率の割に低く、直球はプロの打者相手にも通用したことは大いなる自信につながったのではないでしょうか。課題は制球力と体力の低さなどが挙げられます。特に体力の低さは大学時代からのもので、実際に見た投球でも135キロ前後と状態を落としていたものでした。将来リリーフをするであろう武内にとっては重要課題で、夏場にスピードが落ちるようでは困ります。まだまだ成長するノビシロがある投手だと思うので、制球や決め球の精度なども磨く必要がありそうです。来年は一軍を目標にしていると思いますが、まずは一年間状態を落とさない体力を身につけることが先決だと思います。
2010.12.28
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「堂林翔太」背番号13 右投右打 中京大中京高等学校 夏の甲子園優勝投手、評価は完全野手の評価で的確にミートする打撃センスとと長打力が持ち味と評価されて広島に2巡目指名を受けました。広島に入団してからは三塁手として出場しています。それでは二軍の成績とフェニックスリーグでの成績を書きたいと思います。二軍成績:100試合 打率.207 7本塁打 32打点 2盗塁 13四球 111三振Fリーグ:打率.300 0本塁打 2打点 将来の和製大砲候補として期待されたことや素質を買われてほぼレギュラーとして出場しましたが、7本塁打を放つなど片鱗は見せましたが、打率が2割7厘、111三振と一番の持ち味と評価されたミートセンスが影を潜めてしまいました。しかし、フェニックスリーグでは打率3割を記録して片鱗は窺えます。野手転向一年目なこともあって守備は23失策と大きな課題を残しています。 恐らくこの選手は長距離打者というよりは確実性に優れた中距離打者と言うのが本来の姿なのではないでしょうか。球団が彼に長打力を求めすぎるあまり長打重視の打撃をするようになり、本来の持ち味が出なかったのだと思います。幸い秋季キャンプでは「長打力はいったん封印」と発言しているので、来年は本来の自分の打撃をしてもらいたいと思います。 今、広島は三塁不足なのでレギュラーを取るチャンスは十分にあるので、巨人の坂本のようにレギュラーを獲れるように頑張ってもらいたいと思います。
2010.12.27
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少し遅い更新となりましたが、早速新人選手の一年を振り返ってみたいと思います。 「庄司隼人」背番号52 右投左打 常葉学園橘高等学校 高校時代は投手として149キロの直球とスライダーを操る速球派でしたが、それと同時に打撃センスに定評があり、野手として4巡目で指名しました。ただ、本人は投手にこだわりがあったようで当初は複雑な様子でしたが、本人も野手として勝負する決意をしたようで、玉山のようなことにはならないだろうと安心しました。それでは二軍の成績とフェニックスリーグでの成績を書きたいと思います。二軍成績:65試合 打率.180 0本塁打 9打点 0盗塁 8四球 25三振Fリーグ:打率.216 0本塁打 4打点 1盗塁 高卒選手なので打率が低いのは致し方ないかと思います。ただ、打撃センスは定評があると言われた通り三振率は.188と素質の片りんを覗かせました。守備も46試合で4失策と野手転向一年目としては悪くない数字だと思います。ただ、気になるのは走力の部分です。このような功打者タイプは一定の長打力を秘めているか一番を任せられるような走力を持っていないとレギュラーとして起用されるのは厳しいと思います。しかし、65試合に出場しながら盗塁は0とあまり足を武器にするタイプではないのかなという印象を受け、正直残念な気持ちです。ただ、まだ体は高校生の体つきなのでまずはプロの体にしてからどのような選手になるのかを模索していってもらいたいと思います。【送料無料】プロ野球問題だらけの12球団(2010年版)価格:1,470円(税込、送料別)
2010.12.27
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「中村亘佑」 背番号126 右投げ右打 横浜商科大学高等学校 高校通算46本塁打の長打力と1.8秒台のスローイングが売りの大型捕手との触れ込みで入団した選手で、会沢や今年指名された磯村のように最近広島がよく指名する「強肩強打」の大型捕手です。ドラフトで指名されてもおかしくない選手だったようですが、育成ドラフト2巡目で指名されました(最近のドラフト戦略の特徴はこのシリーズの後に書こうと思っています)。それでは二軍の成績とフェニックスリーグでの成績を見てみたいと思います。二軍成績:21試合 打率.185 0本塁打 4打点 2四球 13三振Fリーグ: 打率.188 0本塁打 2打点 育成選手であることや会沢、白浜など期待株の捕手がいることもあってはそれほど多く出場しておらず、僅か21試合の出場にとどまりましたが、出場機会が非常に限定されがちな捕手にしては多く出場機会を与えられた方ではないでしょうか。ただ、高卒選手なだけにプロの球にはまだまだ手こずり、打率は2割も届かずに三振も13三振と非常に多い結果となっています。それでも数少ない出場数の中でも捕逸が0、失策も0と堅実な守備を見せており、捕手としての基礎はしっかりしている捕手なのではないかなと思います。 来年は会沢が三番手捕手として一軍での出場機会が増えるのではないかと思うので、二軍のレギュラー捕手を白浜や上村と争うことになりそうですが、打撃を磨いてレギュラーを掴んでもらいたいと思います。 【送料無料】プロ野球問題だらけの12球団(2010年版)価格:1,470円(税込、送料別)
2010.12.26
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今日も寒い中、外にいたので手を動かしにくいのですが、頑張って書いていきたいと思います。 「永川光浩」 背番号120 左投左打 龍谷大学 言わずとも知れた守護神永川の実弟で、142キロの直球が売りの左腕だが故障がちでノビシロに期待と評されて入団してきた育成選手です。大学時代は殆ど投げておらず、実力は全く不明の投手だったのでかなり荒削りな素材型投手なのだろうという印象を持ちました。それでは二軍の成績を書いていきたいと思います。二軍:7試合 0勝0敗 7.2回 13被安打 2奪三振 11与四死球 防御率15・26 故障でもしていたのかは分かりませんが、シーズンのほとんどを三軍で過ごしていたので二軍での登板すらあまりなく、育成の難しそうなかなりの素材型投手だなという印象を数字でも読み取ることができます。一応成績を挙げてみましたが、論ずるまでもなくまだまだプロの投手とは言えない数字が並んでいます。 しかし、シーズンの殆どを三軍で過ごし、実戦登板から遠ざかっていたにもかかわらず、しかも緊張するはずのプロ初登板で自己最速の142キロを叩き出すところはやはりかなりのポテンシャルを秘めた投手であり、鍛えれば150キロも夢ではなさそうなかなりの素材型大型左腕なのかもしれないという印象を持ちました。変化球はスライダー、カーブ、フォークと一通り持っているそうなので、オフの間に故障することのない体力作りをして一年間過ごせばかなりの成長を見せるのではないかと期待しています。 正直、大成するかは微妙なところですが、大成した姿をぜひ見てみたいと思わせる投手だと思います。【送料無料】プロ野球問題だらけの12球団(2010年版)価格:1,470円(税込、送料別)
2010.12.26
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このシリーズはできれば一日に二人書こうと思っていますので、続きを書こうと思います。 「伊東昂大」背番号67 左投左打 盛岡大学附属高等学校 ドラフト5巡目指名を受けて広島に入団、143キロの直球とカーブが武器の大型左腕との触れ込みで入団した。この投手は最近広島がよく獲る「打ち難さを売りとする左腕」という今広島に所属している斉藤の二匹目のドジョウを狙った指名と言えます。ただ、どこの新聞記事でも荒削りな素材型投手との紹介だったのでてっきり時間のかかる投手なのかなという印象を持っていました。しかし、私の印象とは裏腹に今村よりも先に頭角を現して一軍に昇格して初登板を果たしました。それでは一軍、二軍の成績とフェニックスリーグの成績を見てみたいと思います(フェニックスリーグでの登板は1度なのであまり参考にならないかもしれません)。一軍成績:5試合 0勝0敗 4.2回 4被安打 3奪三振 3与四死球 防御率7・71二軍成績:18試合 1勝8敗 79.2回 72被安打 55奪三振 50与四死球 防御率3・84Fリーグ:1試合 0勝0敗 6回 10被安打 3奪三振 2与四死球 4・50 まず特徴的なのが一軍でも二軍でも被安打が投球回数と同等、それ以内に抑えていることが分かります。これは打者が伊東のボールをそこそこ苦にしていることの証明であり、奪三振率も高卒としては立派な数字を記録し、一軍では3つも奪えています。ただし、制球力にまだまだ課題を持っており、二軍では四死球率が5・65とかなり悪いことが挙げられます。しかし、逆に言えば制球さえ改善されれば元々打者が苦にしているだけでなく、球の威力もまずまずのものがあるので、このオフにしっかりと制球を整えることができれば十分に一軍を意識できるかもしれません。来年は伊東も川口のように慣れられるとは思いますが、高卒なのでまだまだ成長できる余地は十分に残されていると思います。現実に今年は143キロを更新する144キロを計測し、スピード面での成長を見せています。実際の投球では変化球もカーブだけでなく、シンカーも持っているので意外にまとまった投手という印象を受けました。 今の投手陣は左腕不足なので来年はぜひ一軍でその雄姿を見せてもらいたいと思います。私の予想とは違って早い段階で大成するかもしれません。
2010.12.25
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今日からは広島に所属している選手達の成績を見ていきたいと思います。まずはドラフト6巡目指名された川口盛外から見ていきたいと思います。 「川口盛外」 背番号57 左投左打 王子製紙 ドラフト時には最速143キロの直球にキレのあるスライダーが武器の投手と紹介されていました。しかし、ドラフト適齢期でありながら下位指名と言うことから察するに広島特有の「広島だけ即戦力評価」の典型的な投手だと言っても良いと思います。川口のファンの方には申し訳ありませんが、正直言って最初からあまり期待していませんでした。しかし、心のどこかで社会人出身なのだからある程度やるのではないかという淡い期待を持っていましたが、予想通りあまり戦力にはならず、一軍での登板は0に終わりました。それでは二軍の成績とフェニックスリーグでの成績を見ていきたいと思います。二軍成績:25試合 0勝0敗 26.2回 23被安打 14奪三振 14与四死球 防御率3・38Fリーグ: 5試合 0勝0敗 5.2回 10被安打 1奪三振 2与四死球 防御率4・76 二軍では被安打を投球回数以内に抑えていますが、フェニックスリーグでは投球回数の倍以上打たれています。これは最初は新入りの投手なので手こずったが慣れられた印象があります。奪三振率も5に届いておらず、球自体が通用していないと思われます。与四死球率も4・72と悪く、これでは一軍に昇格することはできないでしょう。触れ込みでは143キロと書かれていましたが、実際に投球を見たところ135キロ前後の球速で推移し、スライダーもそれほどキレのあるわけでもなく、寧ろスライド気味に変化する癖球に特徴があるタイプではないかと思います。 新聞記事などによると腕の位置を横に下げてフォーム改造を計画しているようですが、腕がそれほど長くないのでサイドに下げてもあまり効果的ではないのではないかと思います。ただ、このままでは慣れられた来年はそれ以下の数字で終わる可能性も否定できず、新人ですがいきなり正念場に立たされている投手だと思います。まずは直球とスライダーだけの単調な投球から脱却するためにもう一つ新球を習得することや力投派のようなモーションから投げるのでもう少しゆったりしながら投げてみた方が面白いのではないかなと思います。 来年は勝負の年になると思いますので、一層頑張ってもらいたいと思います。【送料無料】プロ野球問題だらけの12球団(2010年版)価格:1,470円(税込、送料別)
2010.12.25
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