留学した街について


前から憧れていた町だった。
でも、この町のことが好きで来る人は聞いた事がない。
来たことのない人は、昔のイメージのまま
工場から排出される煙がもくもく広がる荒廃した町、
と思っている。

私が初めて訪れた時、私はなんの偏見も聞き合わせていなった。

はじめてこの町を訪れたその日、
それはそれは青い空が、どこまでも続きそうに高く、
それに追いつこうとするかのようにマルクトにある5本の尖塔は、
天を仰いでそびえていた。
それだけで私はこの町に一目惚れした。
その日マルクトにはたくさんの屋台が出てにぎわっていた。
それはお祭りだったからなんだけど。
人々がたくさん行き交う明るい美しい町だというのが私の印象だった。

それからこの町に住んでみたくて住んでみたくて仕方がなかった。


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: