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今朝の『信濃毎日新聞』26面に脚本家の
渡辺あやさん
が書いている。
そうだ!と思った。地方紙に出たこの意見、他の新聞で読めるのかどうか?
【無断転 載】させていただく。お許しください。
大震災 私にできること――「感謝」が心と体助ける
16年前の阪神淡路大震災を経験して、「その街のこども」というドラマを書きました。
でも私はなにかそこから確固たる真理を得て表現に至ったわけではなく、今まだ大いに迷い続けている一個人としてのその「迷い方」の一例を描いたにすぎません。
このような時に多くの方に語りかけるための賢者的なヴォイスを私が持ち合わせているとは言い難い。それでも私が申し上げるとしたら次のようなことです。
直接の被災者ではない私たちにできる最低限のことは、まず事態の対応に追われている方々を「安易に責めない」ということだと思います。
人は「怒っている」ほうが状況に対して危機感を強く持っているように見えるが、決してそうとは限らない。
今回のような誰も経験したことのない非常事態に対し、最善を尽くしておられる方々に対して、傍観者である私たちが「怒りをぶつける」というのは、非常に配慮に欠けた振る舞いであり、慎むべきことだと思います。
まずは「感謝」ということが何より大切だと思います。つとめて「ありがたい」と思うこと、あるいは相手にそう伝えることは、単に倫理や道徳的な意味をはるかに超え、状況を、そして混乱の中にいる私たち自身の心と体を助けるのに、もっとも効果的な方法です。
「怒る」あるいは「責める」ことで何かが改善するようには、決して私たちはできていない。本当に有益なのは「感謝する」ことだと思います。
それから、被災され避難生活を送っておられる方々に申し上げられるのは、「とにかく体を、特に足元を温めていただきたい」ということです。
下は乳児から上は70代までの家族の、その身体と精神の健康を20年近く観察してきた主婦として、このごろ特に強く実感しているのは、「足元を温めると、体と心は非常に安定する」ということです。
「足が温かい」という状態は、それだけでかなり心を楽にしてくれます。続けると風邪をひきませんし、体調も想像以上に改善されていきます。
どうかお子さんにも、寝たきりのお年寄りにも、靴下やズボン下をたくさん重ね履きなどさせて、冷やさないようにしていただきたいです。
==2011年3月16日信濃毎日新聞朝刊26面より引用==
多くの人に知らせたくて 【無断転載】をお許しください。