☆cocoa☆

出産1


もう、何日か前の前駆陣痛であ~痛いかもなんて言ってた自分が恥ずかしくなってくる。そんな痛み、蚊にさされる程度だよ。痛いってこういう事いうんだよ。
でも分娩台の上で叫びまくるのは嫌だからぐっとこらえる。
でも痛さの余り呼吸が速くなってだんだん手がビリビリしてきた(-.-)
「ふーふーだよ」なんて言われて酸素を吸いすぎないように顔の上にタオルをかけられる。無理だっつーの!こんな苦しいのにタオルを顔にかぶせるなんて、殺す気!?なんてだんだんいらいらしながらなんとか耐える。
AM3:00
もう嫌だよ~痛すぎだって><
看護婦さんに「何時くらいになりますか」って聞いたら「そうね~陣痛が早まってきてるからだいぶ早いかもだね~」って。
俄然やる気がでてきた私は「ホントですか??何時くらい??」
なんて身を乗り出して聞きました。「うん、順調にいって8時くらいかな?」
・・・はぁ??今3時なんですけど。8時って後5時間もあるんですけど!
勘弁してよ~。隣にいてずっと手を握っててくれてる母が汗を拭いてくれる。
それも痛くなる手前とかだとちょっとやめてと振り払って陣痛がくると指の骨が折れるぐらい強くてを握ってました。ごめんね、お母さん。
AM5:00
気が遠くなる位長い時間がたってもう疲れたし限界~なんて思っているとだんだん陣痛の痛みの間にふんばりたくなって自然と力がはいるように。
なにこれ~痛いし><我慢してってこれが噂のいきみ逃しってやつですか~。
今までの陣痛も比べものにならない位辛い!
いきみ逃しなんて未だかつてしたこと無いんだから体が自然と踏ん張るのをとめるなんてどうすりゃいいわけ!?
体の力をぬいて~ゆっくり息をはいて~なんて言われて心の中で無理だってと反抗しながらなんとかいきみ逃しの感覚をつかんできた。
いつまで続くんだろ・・・もう限界・・・とうつろうつろとしてきたときようやくAM7:00
「全開になったよ!もういきんでいいよ!」と看護婦さん。
それはもう天使の声のようでした。気づいたらいつのまにかたくさんの看護婦や先生達が。暗闇のなか出口が見えた気がしました。
よ~しやっと産めるぞ!!


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