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うさぎ仙人

うさぎ仙人

2017年12月22日
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・・・金波・銀波が輝く大海原は遠い処へつながっている、海が自然の城壁の日本・・・。

 朝までは厳しい冷えが来てたが日中は寒さも少し緩み始めたようだ。夕暮れに為るとまた冷えこみ始めるのだろうが束の間の穏やかさを、陽射しを楽しむだけに為ったこの季節。

 寒くなると家の中に閉じこもりがちになり、本や音楽やネットサーフィンに走り肥えてしまうことに為る環境は十分整い、つい甘んじてしまい春近くにはオロオロする事に為る毎年の恒例行事。

 お正月や忘年会・新年会、帰郷や友人達との飲み食いは冬の美味しい食べ物に誘惑される。寒さは身体に脂をつけると凌ぎやすくなるので無意識に脂は付く事に為り易い人間ナノでしょうがないネ。

 冬の間は冬眠の時間でクマや沢山の動物たちも静かに眠る雪の下、人間も中には冬眠する人も居てもいいのではないかと、充電して春へ向かうのもいい冬と言う季節の生き方だろうか?ナマケモノには素敵な季節と言えるネ・・・。

 クラシックを流しながら一日中、半隔世で半覚醒を続ければハンカクサイ状態に為る?それも良いだろうネ、ベートーベンやバッハやモーツアルトの古くて新しい音楽は時代を超えて訴求するモノがある、この時代にも多大な影響を与え続けているクラシックには音楽の完成形があり、オーケストラやその時代の楽器はこの時代にすら超えられない完成された姿が在り、それからの人間は何をしていたのだろうか?とさえ思うのだが・・・ただ、良いモノは良い、それだけ・・・。

 表題はベートーベンの傑作『エロイカ』を頂いたが、この傑作エロイカ以降の十年間はロマン・ロランをして「傑作の森」といわしめた程の作品群だ。運命と闘争と勝利と未来を雄渾に予見させる楽曲は天才と呼ばれるに相応しいネ・・・作品の好き好きはそれぞれだが・・・。

 そのベートーベンがドイツ語で小さな川を意味する『バッハ』を、小川ではなく大河だと言ったとか、その時代に忘れ去られようとしていたバッハに対し天才は天才を知る?そんなベートーベンは流石と言えるネ・・・。
 バッハは完璧な音楽といわれる『平均律クラヴィーア曲集』をモノしている。ポリフォニーの至高の曲でありながら同時代人には受け入れられなかったが、バッハの死後30数年後にモーツアルトが古い楽曲を見つけ、それが「二十四の前奏曲とフーガ」と名付けられた楽譜に愕然とした。

 モーツァルトは天才の名を欲しい侭にし「書けない音楽はない」と父へ手紙を書いていたモーツァルト。しかし取り入れようとフーガやポリフォニーを目指すも多くは失敗し断念した。

 しかしホモフォニックだったモーツァルトに大きな影響を及ぼし晩年のポリフォニックの傑作を生み出す元と為った。

 バッハは天才モーツァルトの作風までも変えたこの曲「平均律クラヴィーア曲集」、バッハの代表作と為った・・・「ピアノの旧約聖書」と言われているほどだ、「ピアノの新約聖書」と呼ばれているのはベートーベンの三十二曲のソナタだ・・・。
 〈平均律・ポリフォニー・ホモフォニーは、それぞれ調べて欲しい・・・申し訳ないが〉

 天才としての名声は今では当たり前だが当時、モーツァルトは当時の名声から一転し評価されなくなり失意の中に居たが、実は同時代人の遥か先に進んでいた故の評価だったからだ。
 彼の傑作は無数に在る、二つだけ在る短調の曲の第二十五番と第四十番ですが、第四十番はモーツァルトの最高傑作とも言われている交響曲だ。

 貧困の中で三十五歳でこの世を去ったモーツァルト、最晩年のモーツァルトが到達した音楽世界は「魔笛」、貧困のモーツァルトが田舎芝居に添付した魔笛は天上の音楽といえる程で、芝居の低俗さに比べ突き抜けている音楽と為っている。

 それも三十五歳の若さで亡くなる数か月前に魔笛は上演されたが、魔笛の上演は死の床に在りつつも舞台の時間を気にしていたと言うモーツァルト、魔笛は最も世界で上演回数が多いオペラと言われる傑作楽曲だ。

 聴力を失ったベートーヴェン、この人も失意と孤独と金銭に困窮の最晩年を過ごしていたが、五十歳にして激しく闘争的な「第九交響曲」を完成させたが三年後に亡くなった。ベートーヴェンは最晩年にして人生に挑み芸術に対峙し激しい戦いの結果『第九交響曲』を生み出した。

 いずれにせよ三者三様、恵まれた人生とは言えない中から生まれた作品群は時を経ても尚、心を揺さぶるエネルギィを秘めて聴く人を離さない音楽の力は時間を超越する。

 一連のクラシック音楽はすべて時空を超えている天上からの贈り物と言えるネ、心の痛み、どん底を覗いた心眼が時を超えて尚も心を胸を打つ音楽を紡ぎだすことができるパラドクス・・・。


・・・夕焼けは素晴らしい眺めだ、昨日の月は下弦の月だったが今にも折れそうな月、細く弓に変身した月だった・・・時々刻々と地球は今日も回っているネ・・・。





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最終更新日  2017年12月23日 06時32分26秒
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