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2014.12.06
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カテゴリ: SF
またいろいろ思いついちゃったので、書きます。
「寄生獣」の漫画原作、アニメ、映画についてネタバレしてますので、よろしく!

以下ネタバレ改行。











アニメの「セイの格率」見てます。
賛否両論あるみたいだけど、私は面白いと思うんよ。
作画がちょっと(かなり(^_^;))酷いときあるけど、やっぱ話がいい。
いちいち盛り上がるし、伏線も見事。
原作がよいから、アニメ化しても面白いんじゃないかなー。

例えば、新一が出会うパラサイトが、
まずはミギー (変形できる!、知性がある!)、次が
→ 犬パラサイト(脳を奪うのが重要、同種を食う)
→ 人食いパラサイト(人を食う!、手に移動できるって言われた)
→ 田宮良子(人間のフリが上手いのもいる、「この種を食い殺せ」でパラサイトが人を食う理由がわかる)
→ A (ミギーと協力したバトルスタイル)
という順番で、それぞれ見せ場(これからどうなるの?というドキドキ感)があるし、パラサイト達がどういう生き物なのか小出しにしてくるし、伏線も貼ってるし、すごくよくできてるんよ。

その後も、お母ちゃんがパラサイトされ、新一は死んで、生き返り、合体新一になり、ジョーさんに会って、ミギーは眠るようになったし、と盛りだくさんなんだけど、うまーくごちゃごちゃせずに胸熱展開を続けていくの。
ドラマチックなのよ!
熱い! 熱いよ!

なんか「寄生獣」といえば、メッセージ性がどうこうって、哲学的な漫画として評価されてるような風潮なんだけど、イヤイヤ、普通に面白いよって思うんよ。
月刊誌だからかなあ、話に無駄がない!
いや、カナちゃん周りはちょっとなくてもよかったかなって思ったり、ジョー組はもっと活躍させたれよって思ったり、そもそも新一の母親がたまたまパラサイトに乗り換えされるって偶然が過ぎるんだけども!
でも!
田宮良子の妊娠から、新一の母喪失、胸の穴、田宮良子の死、後藤という存在、と続いていく、全てがつながる伏線(?)が見事なんだよー。
カナちゃんは浦上につながってるし、ジョー組は、、、まあとにかくパラサイトの可能性をあらわしてるし!

毎回ドキドキさせつつ、全てが繋がってくって神がかった展開でないですか?

私にとって「寄生獣」の一番のポイントって、グロ画像なのね。
当時、一般の漫画誌であそこまで堂々とグロ表現したのなかった。
最初の顔パクおじさんなんて、一歩間違えればギャグでないですか。
それをマジでやったった!

「デビルマン」なんてのもかなりグロかったんだけど、「デビルマン」は怨念とか憎しみとか人間の業とか、苦しめるための殺人とかなんとか。
で、「寄生獣」のグロさって、感情的なもんじゃないから、捕食とか生き残るためとか、そんなんだから、余計残酷だわ。
たんたんと人が死んでくし、あるいはパラサイトが死んでいく。
えっと、殺すことが目的なので、効率がよいやり方しかしないのね。
鉄砲なんて持ってないから、肉弾戦バトル、てゆうか斬り合いメイン。
だから刀状のものに変形する、という理屈。
理屈がある! かっこいいからじゃなくて!

顔ピシッとヒビ入ってからのうにょーんって変形は、効率よく攻撃形態になるための変形考えたらこうなった、みたいなことをインタビューで言ってた(ような気がする)。
目増やせばいいとか、触手に刃をつけるとか、よく考えられてるよー。
あの一つ目に口だけっていうミギーお馴染みの表情(?)も最小限で効率的でしかも可愛いという、なんて秀逸なデザイン!
目があるデザインって知性ありそうに見えるよね。

とにかく真面目なのよね、話の作り方が。
実際にパラサイトがいたらどんな生き物で、どんな性格で、どんな暮らしをしているだろう。
戦うときはどんな変身?
主人公はどうやって戦う?
そんな設定を真面目に考察して話を作ってる。

そりゃ漫画だし、昔の話だし、今見たら突っ込み所もあるんだろうけど、でも姿勢としては真剣に思考実験してる。
マジンガーとガンダムの違いというか、平成ゴジラと平成ガメラの違いというか。
だってフィクションだし〜ファンタジーだし〜ってフワフワしたとこに逃げてない。

例えば、パラサイトの見分け方で、髪の毛抜くって出てくるでしょ?
もう、やられた!って思った。
そうだよ、髪の毛抜いたら、髪の毛の擬態が解けてばれちゃうのよ。
レントゲンとかサーモグラフィなら思い付きそうなもんだけど、こんな簡単で納得な方法ありますか?
し、か、も、
新一は髪の毛抜かれてもバレないの!
こういうこといちいち設定するの、すげー。

だ、か、ら、
映画で、お母ちゃんの愛が奇跡を起こした的な展開が気に入らない!
他の映画でやってもいいけど、「寄生獣」でやってほしくなかった。
フワフワせんでほしい。
性別違う人間に乗り換えるのは難しいって設定も無視だし。(こういう細かい表現がリアル感を産むんやん)

でまあ、こういう時は強引に解釈するのが精神衛生上よいんです。
屁理屈をこねてみる。
男体から女体に乗り換えたことで体の拒絶反応が出たってのはどうだろう。
特に古傷がある個体だし、常に痛みの信号が手から出てるんで、神経のコントロールが上手くいかなかった。
で痙攣的ななんかで手が勝手に動いた、みたいな。
う〜ん、なかなか説得力持つとこまでいくのは難しいっすね(^_^;)。

男と女の違いってホルモンだよなって考えたら、そもそも、脳を奪ったパラサイト達がなんで人を食うのかって話だけど、ホルモンが欲しいんじゃね?
首から上やり変えて、神経系は代替できても、ホルモン系までは合成するの無理でしょ、あれ薬みたいなもんだからさー。
生の人肉食ってホルモン補充しないとしんどくなる、とか。(ホルモンのいいところは、なくてもすぐに死にゃしないってとこ)
あ、胃は人間のだから消化しちゃうかなあ。
ネタバレになるけど、「東京喰種」っぽく理由があると面白いかなって思った。

ミギーが分裂してたからさ、分裂したら増えられる、繁殖できるんじゃね、て思ったけど、しないってことは、ひょっとしてあいつら細胞増やせられないんじゃね。
一番最初に頭部やら腕やら乗っとったけど、しばらく外見が変わらんとこを見ると、人間の細胞を自分の細胞に変異させてるんでしょ。
ウイルス的ななんか?
ほんでこん時の細胞からそれ以上はもう増えないんじゃない?
増えるんなら繁殖できるってことになっちゃう。
怪我をしたらどうなるのか?
死んだ細胞を切り捨てたら怪我自体はなくなるけど、総数が減るよなあ。
なんか長生きできなそう。
しかも、人間を捕食するってのは、人間に敵対されるリスクがあるでしょ。
ほんまか弱いよなあ。

あの、田宮の言ってた「パラサイトは人間の子供」だとかなんとか、あれってさ、裏を返せば「子供」って寄生してるってことだよね。
あの、社会的なとか比喩としてとかじゃなく、胎児って寄生だよなーって、思うのですよ。
胎盤とかさ、卵子の着床とかさ、知れば知るほど違和感があるんよねえ、何かすごい二度手間っていうか。
胎児は母体にとって異物なの、分身なんかじゃない、血液の交換も行われない、寄生してるとしか思えない。
もちろん、体内に入れとくってのは、種を残すためには効率的な育て方だけどさー。
かなり気持ち悪いのよね。
それを誤魔化すために、すっごいホルモンが出て、母性という感情が生まれる。
男も妊娠できるような説があったけど、ホルモンをうまくコントロールできないと、発狂すんじゃね。

でもまあ別の考え方もあって、そもそも野生動物は寄生なんてあんまり気にしない。
寄生虫博士が言ってたけど、寄生虫がいない動物って現代の人間くらいで、我々が例えばライオンを見たとき、ライオンと体内にいる寄生虫も含めて見て、それがライオンだと思っているそうだ。
ナマコだっけ?体内に魚飼ってるやつ、そんなんもいるしさー。
野生動物は人間ほど潔癖じゃなくて、それこそ寛容だよなあ、と思ったり。
「みんな寄り添って生きてる」んだよ!
とまあ寄生ネタはここらへんで。

あと、シェイプシフターものってなんか夢があるよね?(よね?)
変身願望的なさー。

元祖はやっぱり手塚治虫かなって思ったけど、案外そのものは見つけられず。
一番近かったのが「ブルンガ1世」かな。


ブルンガ1世(大都社版)(2)

これシェイプシフターってより、動物タイプな変身パターンが4つくらいあって、それを使い分ける感じ。
何でもありだとキャラが立たないからかなあ。
こいつが残念ながら人間には化けない(多分)。
シェイプシフターに関しては手塚治虫がよく見た夢の話が面白い(詳しくはwikiを見て)。

人間に化けるといえば「火の鳥」のムーピーとか


火の鳥 望郷編(角川書店版)(6)


「バンパイヤ」のウェコとか


バンパイヤ(新装版)(完)(4)

ムーピーはあらゆる生き物に変形できて、精神感応力によりコミュニケートもできて、更に交配も可能!という宇宙生物。
劇中では変形能力よりも、精神感応力や交配能力の方が大きく扱われてて、あんま変身はしてくれなかった。

ウェコは、猫に似た動物で、擬態に特化していて人間(特定の人間)にも変形できる。
ただ、元がケモノだから賢くなくて、人間のフリをする練習したり勉強したり、健気に頑張っとったよ。(箸で食べる練習とかさー)

と、ここまで考えて、気付いた!
これ、大原まり子の「未来史シリーズ」の「猫」じゃね?

rblog-20141205112717-00.jpg

ムーピーとウェコくっつけたら、身体が変形できて、あらゆる種と交配可能になる生物。
まんま「猫」じゃん。
えーと、元ネタ(オマージュ)なのか、偶然(シンクロニシティ)なのか、はっきり断定はできないけど、私の中ではつながった感じです。

話は戻って、シェイプシフターだけど、「Xメン」のミスティークも変身能力者だよね。


X−MEN ファースト・ジェネレーション

ミスティークさん、アメコミ版では知らんけど、映画では人間にしか変身しなくて残念(スパイ活動には十分だけどさ)。
やっぱ変形できるなら羽伸ばして空飛んだりとか、夢じゃないですかっ!
(ミギーはバカにしたけど犬パラサイトの「空を飛ぶ」はシェイプシフターの夢だからいいの!)
案外まともというか、脳とか内臓は動かせない設定なんだろうね。

で、「ターミネーター2」のT1000さんですよ。


ターミネーター2 劇場公開版

これはもうぶっちゃけ「寄生獣」のパクリというか、オマージュというか(^_^;)。
CG技術の進歩により、夢のシェイプシフターが画面に降臨!てゆう。
人間に化けてスパイ活動もするし、身体の一部を刃状に変形させての攻撃とか、液体化して隙間から脱出とか、シェイプシフターならではの見せ場が多かった!
こういうのって核があって壊せば倒せるのがパターンぽいんだけど、T1000さんは全身を構成しているナノマシンがそれぞれが思考回路だそうで、つまり「寄生獣」タイプですな。
物理攻撃しても、バラバラになるだけで、すぐに元通り、無敵。

更なるCG技術の進歩により、夢のシェイプシフターが画面に降臨パート2、「スタートレック ディープスペース9」の創設者。


スター・トレック ディープ・スペース・ナイン シーズン1

流動体生物です、人はもちろん鳥や魚、なんなら火とかにもなれる(?)ようで。
創設者さん達は、ざっくり言うと主人公側の敵です。
無茶苦茶強いです。
仲間に化けられたら見分けつかないし、殺すの大変だし。
飯を食わないらしい、どうやってエネルギーを得ているのか謎。
あまり肉弾戦はしないでスパイ活動的なやらしい戦法が多い(たぶんCG予算的に(^_^;))。

あと「バビル二世」のロデムってキャラが有名だそうですが、残念ながら読んだことないです。
身体の一部を刃状にした攻撃はあったんかなあ。
あの表現は岩明均のオリジナルなんか気になる、、、。

こんなとこでおしまい。





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Last updated  2014.12.06 22:27:10
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