紅ノ蝶

紅ノ蝶

『好き』というひとことが







『好き』というひとことが














せっかく僕がにいるというのに隼人は雑誌ばかり読んでいる。


前髪をあげて癖のある後ろ髪をキュッと結んでいる彼はもしかしたら、女の子より可愛いかもしれない。


さっきから話しかけても空返事ばかりの恋人に相手にしてもらおうとわざと困るような質問をしてみた。









「隼人は僕のこと好き?」


「なっ…!」


予想通りの反応。



「ねぇ、どうなの?…僕のこと好き?」




顔を覗き込むと目を逸らしながらこくんと小さく頷いた。








「ふーん。」


「っ!何笑ってんだよ!!!」


「真っ赤になっちゃってかわいい。」


「ふざけた事言ってんじゃねーよ。」


ぷいと反対側の方を向いてしまった。






…この反応は照れているようだね。






耳まで真っ赤だよ。












まったく、分かりやすいんだから。




















「…隼人は僕に『好き』って言ったことないよね。」


「それがなんだよ………。」


「なんで言わないの?僕、聞きたいんだけど。」


「だ、だって恥ずかしいだろーが!」














やっとこっちを向いたと思ったら、はぁ…。












反則だよ…。そういう顔。





「僕だって隼人に『好き』って言うの恥ずかしいんだよ。だから、隼人も僕に言ってよ。」



「………。」



少し考えたのかよし!と小さく呟くのが聞こえた。



隼人は床に座っているから、ベットに座っている僕の目を見ると自然と上目遣いになってしまう。



ああ、これが無意識だから怖いんだよね。



なんて考えてると左腕の袖を弱々しく引っ張られているのに気がついた。




きれいなエメラルドグリーンの瞳には自分の顔が映っていた。





















「………Ti amo…」


「!?」







「い、言ったからな!!!だから、二度とこんな事言うな…っん…んん!」



偉そうに話す彼の言葉を自分ので塞いでやった。



ゆっくりと離し、耳元にそのまま唇を寄せた。



そして、お返しと言うように甘く低めの声で呟いてやった。

















「隼人…L'amo anche.」








































*おまけ*

「なんで、お前イタリア語話せるんだよ。」

「僕に出来ない事なんてないよ。」

「…けっ。」

「隼人。」

「何だよ…。」

「Ti amo」

「っ///」















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2008.3.25
イタリア語ってわかんないです。
中国語ならできるけど。
一応一番最初が「愛してる」で次が「僕も愛してる」って意味です。
そうなってるといいなぁ・・・。

やっばい、自信がないです。
本当に知ったかで書いてしまった物です。

しかも現社の時間にひっそりと(笑)


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