紅ノ蝶

紅ノ蝶

うさぎからのおせっかい






…最近、ユウの様子がおかしい。




















いや、ユウがおかしいのは前からだ。



だから、そういうのじゃなくて!



怒ってるんだ。



いつも以上に『不機嫌です』というオーラを纏ってるんだよ!!!






















「ユウ。」


「………。」


「ユウっ!」


「…っ!うるせー、クソうさぎ。」


「ひどいさー!」


「それと、何度俺の名前を呼ぶな…。」


ギロっと睨みつけられ背筋が冷たくなる。


「ゆ…神田。最近、機嫌悪いさ。」


そんなのにも負けずに話を続ける。


「んなことねぇーよ。」


相変わらず俺の方を向かずに右手のシャーペンをクルクルと回している。


「そうさ?アレンが来てからずーっと、機嫌悪いさ。」


「………。」


無言でシャーペンをクルクル回し続ける。


長い付き合いだからわかる。


ユウの無言は肯定と同じなんさ♪


一向に話さしそうもない感じだったから、俺は少しからかってみることにし
た。


「アレンってさ、リナリーと仲良しさ。神田もそう思わない?」


まだ無表情でシャーペンをクルクル回している。


「知らねぇよ。」


「ふーん。アレンもリナリーの事狙ってるかもねー。」


「………。」


回していたシャーペンがカタンと音をたてて落ちる。













…図星だったんだ…。



ユウってば分かりやすすぎさぁvvv


「ユウはさ、リナリーに告白しないんさ?」


「…何で俺が。」


落としたシャーペンを再び握る。



「好きなんだろ?昔からずっと。」


俺の言葉に驚いたのかやっとの事で、俺の方を向いた。


「………。」


『何で知ってんだよ』という視線が痛い。







俺、悪いことしてないのに。







「ユウは分かりやすいさ。昔から。」


「うるせー。」


「早く自分の気持ち伝えないと本当にアレンに取られるさ。」


「………。」

















―キーンコーンカーンコーン―
















タイミングを見計らったように授業終了のチャイムが鳴った。





























今日の放課後、あのふたりが手を繋いで帰ったのは言うまでもない。













…本当にユウは分かりやすいさぁvvv



















-----
2008.4.11
神リナでラビ視点。
原作でラビはリナリーにぞっこんだけど、最後は神田に譲って自分は静かに教団を去るって言うのがアゲハの理想です。
神リナ←ラビならアゲハはいいです。
ラビは片思いがいいね。



© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: