石割桜 ; 塗炭の苦しみ

石割桜 ; 塗炭の苦しみ

『ピーターパン』から、自分に合う道

体にぴったりした木でなければ 、上がったり下がったりするのはむずかしいのです。しかも、 おなじ寸法の子は、ふたりといないのです。 木がぴったりとからだにあってしまえば、あとはただ、木のてっぺんで、息を吸いさえすれば、ちょうどいい早さで、下へ落ちてゆきます。上がる時は、息を吸ったり、はいたりして、もぞもぞと上がってゆくのです。もちろん、 一度この動作を覚えてしまえば、べつに一々考えながらしなくても、すらすらとできます し、こんな美しい動作は、ほかにないくらいです。」(岩波少年文庫から抜粋) 

 これは、おとぎの国にある、地下の家に出入りするときの説明です。
 社会への適応の仕方は、人それぞれにある。他の人にとって、良い方法であったからといって、すべてに良いというものではないのです。それぞれに合う、ぴったりとした道であれば、スムーズにできるものだ、ということが表現されている。


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