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近代ジャズの巨匠
マイルス・デイビス
ジャズを聴かない人もマイルス・デイビスの名前だけなら聞いたことがあるでしょう。おびただしいアルバムが出ているなかで、一番好きな一枚を紹介します。
映画「死刑台のエレベーター」のサウンドトラックです。
この映画は1958年英仏合作で、監督のルイ・マルは当時25歳。音楽を担当したのがマイルス・デイビスで、出来あがった無音の映像を見ながら、場面に合わせて即興でBGMを作って行ったという逸話が残っています。
お話は単純ですからちょっとだけあらすじを。
主人公ジュリアンは、不倫相手のフローランスの夫である社長を殺害する計画を立てました。ある週末、会社のあるビルの屋上からロープで社長室に降り、自殺に見せかけて首尾よく目的を達します。休日をフローランスと過ごすため表に停めていた車で出発しようとしたところ、ビルの上からロープが下がっているのに気が付きます。
「しまった!忘れてきた。あれが残っていればすぐに他殺とわかってしまう」
ジュリアンは車をそのままにして、ビルのエレベーターに乗り込みますが、週末はビルそのものが閉鎖されるため、警備員が電源を切ってしまい、エレベーターの中に閉じ込められてしまいます。
その間に、路上に放置していた車を若いカップルが盗んでドライブにいき、旅先のモーテルでドイツ人夫婦を殺してしまいます。モーテルでは偽名を使いジュリアンと名乗っていたため、月曜日にやっとエレベーターから解放されたジュリアンが、閉じ込められている間にモーテル殺人の犯人として手配されていて、不倫の成就はできなかったというストーリーでした。DVDも出ているので観てみてください。
緊迫した殺人の場面、閉じ込められてあせるジュリアン、待ち合わせに来ないジュリアンを探して街中を放浪するフローランス等々、それぞれの場面でマイルス・デイビスのサウンドがとてもマッチしています。アルバムの最初の曲は 色々なドラマやテレビのBGMなどで使われることも多いです。
今日のお話はつまらなかったかな?毎日毎日、福留のことでイライラするのでちょっと話題を散らしたくなって・・・