へっぽこのととほでくだらなな生活録

へっぽこのととほでくだらなな生活録

へっぽこどらいばーになる2003の巻

自画像

 沖縄の島唄がやたら好きである。
 あの独特の音階と高い声。蛇皮線の音。あかるくて、あったかくてなんかなつかしくてほのかにものがなしくて、ついつい歌いたくなる。
 なんだかとっても沖縄に行きたくなってしまった。
 そーだ! 沖縄に行くのダ!!! 生の島唄を聞きながら、チャンプルー食べて泡盛呑んで、シーサーに挨拶してこよう。で、浜辺にひとり坐って島唄を歌ってくるのダ!!! そうしようそうしよう。
 気が向かないコトには腰が重いが、思いたったら即行動のワシである。
 早速、ホテル・民宿をチョイス。ガイドブックも沖縄本島用と石垣・竹富・西表島用と2冊購入。飛行機のルートを検討。あとはお休みをもらって・・・と。
「へっぽこさんどっか行くんすか?」
「むふふふふ。聞いて驚くなかれい。沖縄ひとり旅ってなもんやね~」
「へえ~! いいっすねいいっすね。ああ、美しい青い空碧い海」
「ウラヤマシーだろぉ」
「ソーキそばめっちゃ美味しいよー」
「ハブvsマングース! ってまだやってんの」
「パイナップルも絶対食べなね」
「うんうんうん!」
 友人ら盛り上がる盛り上がる。
「島唄唄ってくるんだヨ~!」
「…ところでさ、へっぽこんって免許持ってるっけ?」
「ないけどさ」
「…沖縄初めてでしょ」
「うむ」
「…沖縄って車無いと楽しさ半減だよ~」
「そ、そーなのぉ!?」
「はあ。知らなかったんすか」
「だってだってさぁ」
 ワシが購入しているガイドブックは『ブルーガイドてくてく歩き』である。なかみの充実さと、手描きの地図の楽しさに併せて、帯には『マイカーではなく徒歩と電車やバスで旅する人のための日本ではじめてのガイドブック』となっていて、これに惹かれたのであった。
「ま、まあ、確かに歩いても楽しめないことは無いと思うけど…」
「へっぽこが、ひとりで、でしょ~」
「向かうところ敵無しの方向音痴へっぽこんが…」
「初めての場所に行く…か」
 友人らしばし沈黙。
「ま、まあまあ、みんな! そ、それでへっぽこんはどこに向かうん?」
「えっとねー、まず、飛行機で石垣島に行ってねぇ…」
「それから竹富島と西表!? で、本島も回りたいって!?」
「え? 由布島にも行くんすかっ!」
 友人達はそれぞれに沈黙した。
「な、なんだヨ~」
「…言っていいかなあ」
「無理!! 絶対無理!!」
「多分、あんた、楽しめナイ!!」
「歩いて迷って終わりっす」
「そんなことないよぅ。ほらほら地図見てみてよう」
「あんたは地図をナメテイル!!!!!」
「アノサ」
「こういっちゃなんだけどサ」
「あ、言っちゃいますか」
「しょうがないよ、わかってないもんコイツ」
「っすね」
「あんたさ、沖縄より先に免許取ったらどーお」
「そのほうが今後の旅行、何倍も楽しめると思うっす」
「な、なにいっ? 今沖縄に行くなとな!」
「へっぽこんのためなんよ」 
 なんだよなんだよなんでだヨ~!!!
 みんなでよってたかって莫迦にして莫迦にして莫迦にして~!!! 免許なかったら旅行にも行けないんかい! 免許ってそんな偉いんかい! ぐるぐるハンドルまわしてるだけだろーくっそぉ(←完全に八つ当たり)ワシだってゴーカートで乗り回した時期があるんだぞー(←完全に勘違い)車乗ってれば超かっちょいいのに降りてみたらイマイチだったなんて奴なんかゴマンといるくせによ~(←完全にコンプレックス)
 取ればいいだろぉ取れば! とったるとったるで!! そうすれば沖縄に行ってもいいんでショー(←完全に責任転換)

「あのー、教習申し込みたいんですけど……」 
 かくして、へっぽこ教習生が誕生したのである。
 さて、この話は、世紀のへっぽこ野郎が思いたって沖縄旅行行きたい→友人の助言(?)を頂き→旅行延期→自動車教習生になっちまっただ→沈黙の日々が今始まる・・・というただ、意地、意地、意地を張っちゃった無鉄砲な行動を記録したものであります。
 ちなみに、記録は残っていたり残っていなかったりで、内容は飛び飛びになることは必至ではありますが、見守ってやってくだされば光栄です。
 さあ、幕開けです。どうなることやら・・・・。










― 仮免実地試験 ― JUNE.28 あめ→くもり

 ぐお、ぐお、ぐおーくわっくしたっっ!!!
 仮免実地試験、合格したなりよ~!!!!!
 いやあ、信じられません。頑張った!
 無線中止、見極め三回、やっただけはありました。
 うれしい~うれしいよ~!!!!

 久々に緊張いたしましたヨ。
 運転中はかなり集中していたせいか気がつかなかったんだけど、車を止めたら、ドドッときんちょーがあふれてきて、脱力いたしました。
 教習所の近くにある森に散歩に行ってリラックスしてから受けたんだけど(ホントに美しい森でお気に入りなのだ。こんな森が近くにあったなんてラッキー♪)なにをやってんのかわからないうちに終わってしまった(駄目じゃん)
 クラッチをブレーキの先に踏んでいると言われたけど(駄目駄目じゃん。でも、どーしてもやってしまう)車を停車した瞬間エンストしたけど(ぜんぜん駄目じゃん)とにかく、がんばったようです。

 受験番号がね~
 なんと27人中27番目!!(申し込み順か?)
 なんで、合格発表もモチロンラスト。
 あとで聞いたら、だめだった方は事前に呼び出されていたらしく、発表会場に集合できたのは全員合格メンバーだったらしいんだけど、そんときゃそんなの知らないし。
 心臓ばくりばくりでしたわ。
 ふう。
 まあ。
 よかったっつーことで。
 かんぱーい!!!!

 追記
実施試験後時間が無く、仮免学科の合格を頂いたのはそれから一週間後のJULY.6。
 いやー、学科は思った以上に難しくって、一回では無理かと思ったんですけどね。なんとかかんとか。合格しました。(もしや、受ければ合格なのか? まさかね…)
 てなことで、今ワシは仮免許取得の身!!
 車に「仮免練習中」って張って横に運転暦三年以上のおひとが乗ってくれれば、路上にもいけんだよー。
「絶対にイヤ!」
「お断り致します」
「許して、申し訳ない」
「勘弁してくださいよー」
 ち!
 友人らはワシをむかつく程にわかっていらっさるのだな。


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