PR
Keyword Search
Calendar
Comments
妙な衝動が抑えられません。
たぶんそれは中学生くらいからずっと。
私の中学は自転車登校でした。
周囲を田んぼで囲まれた、田舎の学校です。
行き帰りは車より田んぼに落ちないように注意するようなところ。
で、ある日の帰り道、自転車で友達と走りながら思ったのです。
今私が友達を蹴ったら彼女は自転車ごと田んぼに落ちるだろうな、と。
だから絶対、絶対絶対蹴ってはいけないな、と。
そんなことしたら友達は相当怒るな、と。
本当にもう、絶対絶対しちゃいけないな、と。
思えば思うほど「衝動」が抑えられず、ついつい、
「ごめん」
と言いながら蹴ってしまいました。
友達は「え?何が?」と言いながら田んぼに落ちていきました。
めっちゃ怒ってた。
また別の日。
学校の廊下を友達と歩いてた時、ふと思いました。
今友達に体当たりしたら、
その勢いで彼女はきっとすぐそこにある男子トイレに入ってしまうな、と。
だから絶対体当たりなんかしてはいけないな、と。
そんなことしたら怒られるな、と。
数秒後、男子トイレから男子の「ギャー!」という声と友達の悲鳴が聞こえました。
体当たりしてしまいました。
友達、めっちゃ怒ってた。
晩御飯のときのこと。
ご飯を入れようとお茶碗を持ったとき、ふと思いました。
手をパッと放したらお茶碗が落ちるな、と。
お茶碗が落ちたら割れるかもしれないな、と。
だから絶対パッと手を放しちゃいけないな、と。
絶対パッと放しちゃ、パッと放しちゃ…。
パッ。
お茶碗、割れました。
絶対アカン!と思えば思うほどやりたくなる。
「押すな押すな」は「押せ押せ」の合図だと思い込んでしまうのは私だけ?
それとも関西人の血がそうさせるの?
Yのすけは冷静に言いました。
「それはお母さんだけ」
昨日は駅のホームで線路に向かってケータイを投げ落としたい衝動と戦いました。
今日は布団干すときにベランダから布団を落としたくなる衝動と戦いました。
ケータイも布団も今のところ無事です。