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家事にまつわるプライベートをちょっと暴露>
これくらいで、まーまー、ヨシとしようと自分にも他人にも甘い私は、自分
の乏しい能力レベルから見て、ある程度の所で満足したいのですが、問題は夫。
夫は私とは正反対で、体力があってスポーツマン、手先は抜群に器用、理系の
学者ですから物の道理を冷静に見る能力は非情に高いもの持っています。長い
独身生活の間、家事をこなし外食嫌いの自炊派でした。それだけに、私がいく
ら日々精進努力しても鼻先でせせら笑うような感じ。励ましてくれるどころか、
常に愚かな女だなーという冷たい視線ときつい言葉の暴力で、精神的支えのな
い生活でした。
「おいおい、そっちから惚れ込んで、おがむように頼み込んだから結婚して
やったんだよ。体力ないし、何にもできない不器用人間だってこともちゃんと
言ってあったろうが!」と、私にしたら大事に扱ってもらえないことに不満満
開。(^_^;)家事能力に限らず、人間としてもあまり侮辱され続けるなら、もう
ダメなんだろうかと結婚を後悔したこともありました。
子供でもいて、育児に精一杯で家事の細かなことなんて二の次三の次になる
環境に新婚後すぐになれば、それどころじゃなくなるんでしょうが、晩婚で体
力に問題のある私は、子供は生まなかったし、そうすると、専業主婦として、
こういうことばかりにこだわってしまうことになっていたのかもしれません。
とにかく「アンタは家事センスがないから」と常にけなされなじられ続け、
夫のスポーツ仲間のホムペでも「うちの奥さんは家事センスなくて」などと悪
口も書かれたりで、しょっちゅう、くずれそうになってはハップンの繰り返し
でした。35歳になってゼロからスタートした私にとっては「よく頑張ってる
ね」とか「だいぶよくなったんじゃない」とかの優しい言葉を年甲斐もなく熱
望していたのですが、それは、全くかなえられません。こういう状況では、面
白半分に雑誌取材には応じられても、TV出演などいくらしつこく要請されて
も引き受けられるはずはありません。当然、きっぱり断りました。「家事の達
人」に出演するなんて、夫がどんな冷たい目で見るか考えると恐ろしい。(^_^;)
実際、夫から見たら「見ちゃいられないレベル」だということは、事実なんで
しょうし、それは一生続くことで(夫が合格サイン出す段階まで何百年たって
もムリ!)、私のやることなすことに、我慢し続けるのは夫側のストレスです
から、夫も気の毒です。しかし、夫の考える水準に達する人って、どれだけい
るのかなぁ?という素朴な疑問も芽生えます。(^o^)
優れた素因をいっぱい持って生まれてきた夫のような人にはない良さが、私
みたいな人間にだってきっとあるはずだと信じて、夫のかわいいイタズラっ子
な部分を愛するようにし、仲良くおちゃらけてます。おちゃらけの才能だけは、
夫より私の方が上ですからね。唯一、私が優越感をもてるこの「おちゃらけ」
につきあってくれる時は、ほんと優しくて最高の旦那様です。無口でうまく口
で表現できないところがあるし、スパルタ式の励まししか知らないのかもしれ
ないし、学校時代から、ほとんど男性ばかりの中で過ごしてきて女の扱い方が
わからないからだろうと、いいように解釈する努力をしてます。現に私だって、
男性とおつきあいしたことなんてないまま結婚したので、男性理解には疎いで
す。理解が十分でなかったのはお互い様ですよね。(学業や仕事にいつも精一
杯、恋愛なんてしんどいこと、私には関係ない世界でした。(^o^))
根はとてもいい人なんだから、やっぱり、夫と結婚してよかったと思ってま
す。皆さんに仲良し夫婦だという風に日記などで見られてるようですが、えへ
へ、その通り
なの・・・かな?(おのろけモード満開にしては、間の・・・は一体?(^_^;))
四十路半ばになっても、こんなレベルのことで苦しんだり悩んだり、、ほんと、こんな
子供っぽく脳天気な主婦も珍しいんでしょうね。では、このへんで・・・。