『アガルタ通信』

『アガルタ通信』

UNSURPASSED MASTERS VOL.10


1999年10月30日 ライブ@札幌スターライト・キャビン
参加メンバー:濱 雅寛g、山田 賢g、西村伸雄tp、河合伸哉ss/ts、瀬尾高志b、三輪雅樹ds、

*9月の小樽でのライブから約1ヶ月で札幌スターライト・キャビンでのライブ。この時期は三輪・河合の子供も産まれて落ち着いてきた頃だったのかメンバーがちゃんとそろっている。これはビデオ録画してあり、それを観ながらコメントを書くので映像ならではの感想も出ると思う。

*1曲目は『プレリュード』だ。アルバム『アガルタ』の1曲目の曲だ。瀬尾がエレキ・ベースを使っている。これは濱gの希望でエレキに持ち替えてもらった記憶がある。リズムの輪郭を際だたせたかったんだと思うが、今の瀬尾ならウッドでもこれくらいは出来る。しかしきちんと髪の毛を分けた西村tpにどうしても目がいってしまう!全員若い(6年前だからなあ)瀬尾なんか20歳になったばかりだ。相変わらずPAのモニターが悪いらしく西村tpしきりに頭を傾げる。全体の演奏はかなりまとまっている。2曲目は『ビッチズ・ブルー』瀬尾がウッドに持ち替えイントロを弾く。この頃からきっかけも瀬尾が出している。エフェクトが深くかかった西村tpが切り込む。山田gソロでドンドン自分のアンプの音量を上げていく。映像では山田gのソロの時もフロントの2人が突っ立ったままで非常に観にくい(今はこんな事はありませんフロントはソロ以外はステージから出る決まりになっている)河合のソロの後、瀬尾+三輪のコンビネーションでしばらく演奏。20歳の瀬尾頑張る!3曲目は『ウォータ-・ベイビーズ』河合のワン・ホーン曲だ。河合は普通。三輪のバッキングが素晴らしい。三輪のソロから『スパニシュ・キー』に突入。西村tp調子が悪いのか音程ふらつき、あちこち調整している。今回のライブでは2回ほどミキサーが西村tpに耳打ちをしに来ていた。電化トランペットは難しいのだろう。この曲はやり慣れてるので全体としてはかなり自由に演奏していて良い。これで1部は終わり。2部は『イン・ア・サイレント・ウェイ』からだ。この頃はフロントがこの曲のテーマをきれいに吹くことが出来なかったため2ギターでの演奏になっている。続いて『イッツ・アバウト・ザット・タイム』かなり原曲に近い演奏だ。これは河合のソプラノが結構良いソロを吹いている。ようやくウォーミング・アップが終わったのかな。『ヴゥードゥー・ダウン』が始まる、この曲は西村tp得意なのか、好きなのかロング・トーンが乱れずに続く。途中で瀬尾エレキ・ベースに持ち替え『バック・シート・ベティ』になだれこむ。山田g、濱gこの頃は今とほとんど変わらない芸風である。今では滅多に観ることの出来ない瀬尾のエレキ・ベース・ソロだ!頭がアフロ・ヘアーなのでまるでソウル・バンドのお兄ちゃんだ。この曲は今ではほとんどやってない(今度やろうかな)。続いて『タイム・アフター・タイム』だ。テーマの最後の方で西村tpがミス・トーンを出し段々ボロボロになっていく、河合のソロも行き当たりばったりのソロだ。アガルタのフロントはどうもバラードが苦手みたいでバラードのレパートリーが全然増えない。最後は『スピーク』これは初期の『アガルタ通信』の重要なレパートリーだったので、かなり余裕で演奏している。相変わらず山田gのソロが変態だ!

*このライブでメンバー紹介を初めて『自己紹介』でさせてみた。皆、各人それなりに個性的にしゃべってくれたし暴走する奴もいて楽しかった。前年スターライト・キャビンでやった時は50人以上の人が来てくれていたので、そのつもりでチラシ(アガルタ通信のライブで配る、曲紹介や雑文を書いたもの)を50枚持っていったら20枚位余ってしまった。残念!この時2代目ドラマーGDが見に来ていたらしい。


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