『アガルタ通信』

『アガルタ通信』

UNSURPASSED MASTERS VOL.11


1999年11月29日  リハーサル@Gクレフ
参加メンバー:濱 雅寛g、山田 賢g、西村伸雄tp、河合伸哉ss/ts、瀬尾高志b、GD-ds、

*10月のスターライト・キャビンのライブが終わった直後!ホントに直後。三輪dsが打ち上げはやらないんですか?と珍しい事を言ったので、どうしたのか聞いたところ『アガルタ通信』を辞めたいとのこと。打ち上げで酒でも飲みながら『辞めてやる~』と言いたかったのかどうかは知らないが、とにかく決意は堅いようだったので平静を装い『わかった、今までご苦労様』と言ったが内心『どうしよう!?』と思った。しかしそこは切り替えの早い俺のこと、すぐ次の候補を探し出す。前からインターネットで目を付けていた男がいたので、すぐ連絡をとった。俺達のライブを観ているという事も知っていたので、あとはそいつの腕を確認するだけだ。『ジェリコ』のセッションや『161倉庫』のセッションで見てテクニックは無いが鍛えれば良くなると思い『アガルタ通信』のセッションに誘った。これが11月29日、GDの初参加セッションである。

*1曲目はなんと『ドルフィン・ストリート』まあ、お互いに様子を見ようってところだ。GDおとなしく4ビート風にリズムを刻む。ジャズ研1年目の演奏程度だ。2曲目は『タイム・アフター・タイム』西村tpテーマで音程ふらつく、河合ssのソロも全く歌わない、西村tpソロもミストーンが多い。GDはおとなしく小さな音でほとんどクリック状態。『ははははは』西村の笑い声で終わる。3曲目『VoodooDown』いちいち曲の前にどういう風にドラムを叩いて欲しいか説明する。これはかなり長く説明している。とりあえず8ビートで刻んでもらうことにして皆のウォーミング・アップにする。この曲になると西村tp俄然張り切る!余裕でソロを吹く(ほとんどノー・エフェクト)『バック・シート・ベティ』に切り替わる。瀬尾の16に、GD8ビートでドンドン続ける。皆知らんフリしてそのまま続ける。途中で演奏が終わり、濱gもっと、大きな音を出すようGDに指示。GDは、このセッションで何回も『大きな音で』と言われた。彼はなんと耳栓をしているのだ。まあ個人の自由なのでほうっておいたが。『イッツ・アバウト・ザット・タイム』はGDのリム・ショットで始まった。この曲は原曲がds単調なので、それに近い感じで今聴くとなかなか良い。ただ河合tsのソロが田舎臭い。山田gのディストーション・ギターはロックしている。『ビッチズ・ブルー』はGD以外はもう余裕の曲なので軽く遊ぶ感じだ。しばらく待ってもdsが入ってこないので西村tpが『4ビート!』と叫ぶ。ようやくds入ってくるが音が小さい。まだ自信が無いのだろう。結局、最後までリズムを刻んでいるだけだった。この曲の濱gのソロはジョン・スコみたいなフレーズが多い。この頃影響受けていたんだ。瀬尾bのソロも長くガンガン弾いている。『SoWhat』これはセッションでよく見かける光景を思い出してくれればいい。それ以上でもそれ以下でもない。ジャズをあまり知らないGDのために『スモーク・オン・ザ・ウォーター』が始まる(笑)なんと西村が歌う!!濱gギター・ソロの途中でリッチーのフレーズをわすれ撃沈。大爆笑のなか終わる。最後のセッションは『オール・ブルース』ようやくGDも慣れてきてリズムがハッキリしてきた。このメンバーで2000年3月までやっていくのだ。


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