ＬＩＦＥ　ｉｓ　・・・

< 新しい記事

新着記事一覧(全1305件)

過去の記事 >

2014/12/17

命に付き合う

(2)

テーマ：愛犬のいる生活(76842)

カテゴリ：ペットの事

今朝はカーテンを開けたら、一面の銀世界でした
いよいよ、冬本番です・・・。

ずっちーは
「やったぁ、雪遊びが出来るぅ～」
と大喜びで登園していきましたが
今日は午後に卒園児の集合写真を撮るようで
多分、外遊びは出来ないんだろうなぁ～

先月、ちょうどずっちーの誕生日に近所のママ友さんから
朝早く電話がありました
そこのお宅では、黒のラブラドールを飼っていて
我が家の前が散歩コースになっていたせいもあり
しかも、ゴン太と同じ14歳のワンちゃんだったので
ママ友さんになる前から、よく話はしていたのですが
偶然、子供たちが保育園も一緒で、送迎で会う度に
最近は「犬の介護」の話をしていました

ゴン太よりも、足腰が丈夫で元気一杯だったので
本当に昨年くらいまで散歩に行っていたのに
やはり同じくらいの時期から、寝たままの状態になり
会う度に「こういうのが良いよ」とか「こういうのを喜んで食べるよ」って
お互いに意見交換をしたり、介護の愚痴を話したりしていました。

その子が亡くなったという電話でした
本当にゴン太よりも元気だったのに・・・。
形見分けじゃないけど、オシッコシートを頂く事になりました。
お花を買って、顔を見に行きました
ずっちーには、せっかくの誕生日だし。ダンナさんと家で
留守番をしているように言ったけど

「ワンちゃん、可哀想だから一緒に行きたい」

と言って、結局2人で行きました。
1週間前から食事を摂らず、前日からは水分も摂らなかったそうで
3日前から、家の中でパパさんが一緒に寝ていたそうです。
黒ラブちゃんなので、筋肉モリモリだったのに、いつのまにか
痩せ細っていて、ビックリ
でも、とても安らかな寝顔でした

ずっちーは、あまりのショックに触れる事が出来ず
少し離れた所から目に涙を浮かべてずっと見ていました

私はそのママ友さんの介護を本当に尊敬していました。
家と外の両方で飼っていたので、寝たきりになってからも
オシッコの度に身体を拭いてあげたり、我が家も今はそうですが
長時間外出が出来なくなり、パパさんと子供さんがお出掛けして
ママさんは家で介護の留守番
本当に本当にスゴイなぁ～っていつも思っていました。

「子育てもあるけど、これから何をして良いか
分からなくなっちゃったよ・・・」

本当なら大変な介護が終わって、少しは気楽になれたかと
思ったのに、彼女が発した言葉は意外でした

そして、今ゴン太が精一杯、生きています
ここ2週間程、昼夜を問わず、頻繁に鳴く事が多くなり
食事も食べたり、食べなかったり・・・。
動けないクセに、立ってオシッコやウンチをしたいようで
鳴きながら、身体を一生懸命動かしています
本当に犬の言葉が知りたい・・・とこんなにも思った事がないくらいに
分かってあげられないのがもどかしく、寝不足になったり
一所懸命考えたご飯を食べてくれなかったりして
イライラになって叩いてしまう時もあります
それでも、与えられた命を全うしようとしている姿に涙が出ます。
先日も思わず叩いてしまったら、ずっちーに

「かーちゃん、それはゴンちゃんが可哀想だよ。
ちゃんとゴメンナサイって言いなさい」

と、マジ顔で怒られました。
何かと介護に時間を取られてしまって、ずっちーの相手も
儘ならないのに・・・。
そんな優しい子に育ってくれて良かった

先日、心療内科の先生にも

「今は子供にとって甘えたい大事な時期。でもね。
ちゃんと親の事を見ているから、そういう子に育ったんだよ。
今までの事は間違いじゃなかったんだから、子育てに
自信を持って、今まで通り介護や子育てしてあげて・・・」

と言われて、思わず泣いてしまいました
ゴン太の介護が始まって以来、ずっと私の中では
優先すべき順位の葛藤があったのですが

「どれが正しいか・・・なんて正解はないけど
今目の前にある命、それを守ろうとする親の姿を
子供に見せる事は決して間違ってはいないよ」

って。
正直、本当に大変で自分が一体何をしたら良いのか
イライラしたりして、子供や家族やゴン太に当たって
自己嫌悪になる時もあったけど、今はとりあえず
“ゴン太の命に寄り添い、付き合っていこう”と思ってます