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2009年08月21日
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 マイケルの父は生まれついて怒りを抱いています。普段から口喧しく全てに干渉します。
父は自分のことしか考えない自己中心的な人で、感謝しない人です。都合の悪いことは何事も人のセイにして、責任を人に押しつけます。人を見下す傲慢な人です。あらゆる手段を使い家族を支配しようとします。こういう人を『虚人』といいます。
 『虚人』は悪念・虚害を出しますが、マイケルの父は狂気の人なので強烈な悪念となります。
 マイケルは2才の時に父親からの『虚害』を受けました。男性からの『虚害』は右側に憑きます。
 首筋を『虚害』で冒されると、迷走神経のエネルギーが奪われるので、先ず肺と横隔膜が硬くなり、酸素の供給能力を落とします。
 脳への酸素も不足ギミとなり集中力散漫、思考力衰退、記憶力低下が顕著となります。

 昔に科学者が酷(ひど)い実験をしました。それは、強くて大きな犬、シェパードを檻の中にいれて強い電気ショックを鼻に与え続けたのです。
 その結果、強くて大きな犬はどうなったかと言えば、檻を取り払っても逃げることもせず、吠えることも忘れたかのようにその場で悲しそうに寝そべったままだったそうです。
 あまりにも強烈な苦痛から逃れる術(すべ)がなく、自分ではどうしようも無かったため、無気力に陥ってしまいました。

 人の場合でも、ストックホルム症候群というのがあります。
 1973年、ストックホルムでの銀行強盗人質立てこもり事件において、犯人が人質を解放後、人質が犯人をかばい警察に非協力的な証言を行ったという事件から名付けられました。 
 誘拐事件などで、犯人と人質が閉鎖空間で長時間非日常的体験を共有した場合、人質はこのような恐怖で支配された状況下においては、犯人に対して反抗や嫌悪で対応するより、協力・信頼・好意で対応するほうが生存確率が高くなるため起こる心理的反応と思われます。

 ごく最近日本でもありました。母親が目の前で殺され、やむなく犯人に連れ回されたが、逃げる機会はたくさんあったのですが、どうしても犯人から逃げることができなかった。
 この事件について「なぜ逃げなかったのか?」という論調もあったようですが、犯人から与えられた恐怖で絶望感や無力感に陥り自分ではどうすることも出来なかったと思います。

 子供が親からの虐待を受けた場合、親に衣食住の全てを頼っているため、子供はその場から逃げることができません。
 子供にとっては、じっと我慢する以外に方法はないでしょう。虐待を受け続けると自分ではどうしようもないため無力感をおぼえてしまいます。このような状態を『学習性無力感』があるといいます。

 マイケルには父親からの酷い虐待を受け続けたため『学習性無力感』がありました。(父親も我が親から虐待を受けたためか、無力感があります。虐待が連鎖しやすいのはこのためです。)

 マイケルは5才でアイデンティティが確立し、強くなったとはいえ自我ができる5才までの親からの仕打ちにより、忘れがたい『傷』として心に刻まれました。

 『学習性無力感』も気質となり一生ついて回ります。この無力感は普段は意識されることなく心の奥に潜んでいますが、(32)憤慨・鬱憤の原因となります。
 マイケルには普段から鬱憤があり、いつもイライラ状態でした。その結果(35)気難しい人で、(36)愚痴〈ぐち〉っぽくなっていました。(数字は気質の項目を表しています。詳しくは人間塾ホームページを見てください)

 身体がストレスに反応すると、アドレナリンを大量に放出し、脈拍が早くなり、血圧が上昇します。よく言われる『闘争か逃走』反応です。しかし、コルチゾールというストレス防御ホルモンも同時に出します。
 コルチゾールは少しの量でストレスの非常に不快な側面を消し去り、人の精神を正常に戻します。しかしこのコルチゾールは悪者ホルモンで、中枢神経に入り込み脳を冒します。ストレスホルモンと言われています。

 憤慨・鬱憤はストレスを四六時中受けているのと同じことです。そのような人の根底には無力感があるので、免疫を無力化します。憤慨・鬱憤/憤怒心は免疫力を弱めます。

 ストレスとウツ病については、(40)神経質/取り越し苦労 の気質に関係があります。
ストレスが強くあっても神経質でなく、取り越し苦労もしない人はウツ病にはなりにくいです。脳の機能が弱るためにウツ風にはなることもありますが、ウツにはならないです。

 マイケルと他の兄弟姉妹のなかではジャクソンファイブのメンバーで、四男マーロン・ジャクソンの(40)神経質/取り越し苦労のエネルギーが高くなっているから彼はウツ病を患っているかもしれません。
 マイケルは酷い虐待を受けたにもかかわらず、幸いにも神経質でもなく、取り越し苦労もしないためウツ病には罹らずにすみました。

 気質の項目に(10)外向性/内向性 があります。 外向性、内向性はユングが提唱した概念です。マイケルの数値は【5/1】です。外向性が優位になっています。

 外向性対内向性は、感情対思考、感覚対対応力、観察力対洞察力、精神論対論理、実践対理論、痛みに鈍感対痛みに敏感、などに対応しています。
 外向性向の人は、身体を鍛えることに熱心、物事を考えるよりも感覚を大事にします。

 マイケルの心はつねに外を向いていました。つまり体内、病気のことよりも外面に興味を持っていました。病気のことにあまりにも無頓着でした。  ・・・・・続きます






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最終更新日  2009年08月21日 18時57分55秒
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