軽井沢のブログの更新途中でお休み状態に入ってしまいました。
楽しみにしていてくださった皆さん、申し訳ありません。
言い訳がましいのですが、この10日間ほど、ひたすら祈りの日々を送っておりました。
何のための祈りか?
実は以前から調子の悪かったあびぃが緊急で手術を受けました。
病名は “心膜横隔膜ヘルニア” …難しい病名ですね。
あびぃの場合、横隔膜と心膜がつながってしまって、心臓を包む心膜の中に肝臓と小腸が入り込んでいました。
当然、肺は圧迫され、本来の大きさの4分の1まで縮んでいました。
きっかけは肝臓の検査データが元に戻らなかったため、一時的にお世話になっていた実家近くの動物病院から、いつものかかりつけ医の姉崎動物病院に戻って相談をしたことでした。
血液検査と腹部エコー検査をした先生が私に言った言葉は
「ここではこれ以上のことはできません。高度医療の病院を紹介しますのでできるだけ早くそちらにいらしてください。」 でした。
あびぃを連れ、姉崎動物病院の先生の紹介を持って、訪れたのは川崎にあるアニマルメディカルセンターです。
ここはテレビでもよく特集を組まれている24時間救急を受け入れている動物病院です。
簡単な病気であって欲しいという祈りもむなしく、私の目の前に示されたレントゲン写真は胸(本来肺のあるべきところ)の中にある肝臓と小腸の画像でした。
「いつからこうなっていたのかはわからないけれど、このまま放置すれば遅かれ早かれ生きてはいられない。」と話す医師の言葉が遠くで聞こえました。
「生きていてもらうにはどうしたら良いのですか?」
これは私と杏さんの最初の質問でした。
「すぐに手術をしましょう。明日の朝、開腹します。大丈夫ですか?」
医師の言葉にすべてをかけ、祈ることにしました。
そして今日、痛々しい姿ではありますが、あびぃが退院してきました。
携帯で撮影したのでちょっと暗いですが、大きな傷をおなかに作って命をつないできた(これからも大変なんですが)あびぃです。
人間だったら、生きてはいられなかったそうです。
今は生きて私の胸に戻ってくれたあびぃの生命力に感謝です。