*.・゜・.*君に花束を*.・゜・.*

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おじいちゃん 2 <文>




正直、話していいものかどうか迷うけど此処には

アタシを知る人なんていないから云ってしまおうと想う。

と言うか此処は私の唯一の逃げ場だと想ってるから。




アタシのおじいちゃんは、『自殺』だった。

車で、家の近くの川原で一酸化炭素中毒で亡くなった。

おじいちゃんは、癌だった。

発見が早かったから命に別状も無く、退院もした。

しかし、おじいちゃんの体には尿を溜める袋がつけられた。

お腹の、脇のほう。

おじいちゃんは、ダンプの運転手だった。

小さい頃、よく乗せてもらった。

おじいちゃんのダンプはとても好きだった。

大きくて、格好良くって。

もう、運転できない・と想ったのではないかとおばあちゃんが云った。

おばあちゃんは、「あの人が選んだ道だから。」と云っていた。


アタシは、おじいちゃんが大好きだった。

ダンプを運転する格好いいおじいちゃんが大好きだった。

甘いものが大好きで、よく一緒に羊羹食べたおじいちゃんが大好きだった。

我儘なアタシに付き合ってくれたおじいちゃんが、大好きだった。

何処でも連れて行ってくれたおじいちゃんが大好きだった。

何をしても決して怒る事はしなかったね。

いつでも優しかったね。

大好きで、大好きで。

アタシは、兄弟の中で一番おじいちゃんにかまってもらう事が多くて

だから余計おじいちゃんが大好きだった。

中学校の制服姿を見せたらニコッて笑ってくれたね。

今でもちゃんと覚えてるよ。


どうして死んじゃったの?

助けてあげられなくて御免ね。

大好きだった。

今でも大好き。

おじいちゃんの声、忘れないよ。

亡くなる何日か前におばあちゃんから電話がきたとき

電話の向こうでおじいちゃんの咳払いが聞えた。

多分、それが最後のおじいちゃんが生きていたって言う声だったかもしれない。


おじいちゃん。本当に大好きで

大好きで

大好きで

何にも出来なくて

アタシ、まだおじいちゃんに恩返ししてないよ・・・

ごめんねごめんね。

何時までも忘れないよ。

大好きだよ。おじいちゃん。

出来ることなら、もう一度、逢いたいです。


大好きなおじいちゃん。



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