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6/23の最高裁判決にあたっての、倉林明子『ジェンダー平等委員会』責任者の談話。より。「現在でも改姓する95%以上が女性」なのは、共産党でも同じだろうし、「両性の平等」に反するわけではない。(個人の問題でしょ。倉林議員も強制されて「夫の姓」になったわけであるまい)「改姓による精神的な苦痛」がかわいそうだ、という戦いでは、前に進まない。本丸は、「戸籍制度」そのもの。憲法学者の故・川口是先生が、「国立京都大学が、戸籍名の『森』を強制するのは憲法違反だ」なんて言われるのを聞いたことがない。
2021年06月24日
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別に、住民票は、「架空転入」でなければ、同じ住所にいても、「同一世帯」である必要はない。(後期高齢者医療で、保険料が高くて、親子で別世帯にしている人はいる。)むしろ、「◯◯家」に固執する人達の問題じゃないか?「戸籍」なんか、儒教思想の国にしかない。(右翼のみなさんが嫌いな中国や韓国など)これを、廃止するべきじゃないか?進歩的な人達が、21世紀になっても「◯◯家の墓」を建てるのを、長男の役目だと思ってたりするし。
2020年09月22日
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河野太郎防衛相が25日の記者会見で、『女系天皇や旧皇族の皇籍復帰などの選択肢』に言及。時事2020.8.25https://news.yahoo.co.jp/articles/f3bd4017e1d4061e7da1e8431cc2e4b35cbbc1e0「男系」というのは、生物学的には「Y染色体」を「一系」で引き継ぐ意味。(「女系」であれば、ミトコンドリアDNAを引き継ぐ)それが『皇室の価値』だったら、無理に伝統を崩してまで存続させる意味はないんじゃ?(京都の『大文字送り火』の価値が、LEDで存続させるものでないような)
2020年08月25日
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「家」制度。(2020.4.23赤旗。~二宮周平教授)過去の歴史はともかく、「制度としてはなくなった」のに「実態」が残るのは、「みんながしてるから合わせる」の連鎖が70年たっても続いてるせい。「夫の姓」にする女性が96%の数字も、「昭和」の頃から変わってない。(妻が現職教員、夫が共産党専従、の人達でさえ「夫の姓」にしている。)法制度の前に、「意識」が変わらないと、何も変わらないと思う。「マイナンバーもあるし、『戸籍』なんていらんのと違う?」という話を、誰もしないのか。(中国嫌いの保守派の皆さん、戸籍制度って、中国産ですよ。)なお、戸籍や住民票は「次男・次女」でなく、「二男・二女」ですが、一人っ子だったかな?二宮先生。
2020年04月24日
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2/26の「赤旗」新聞より。選択制夫婦別姓の超党派勉強会を取材した記者さんの『発見』した、新鮮な当事者意見。「夫は○○家長男、妻は△△家最後の子孫で墓守」というカップルの、「先祖代々守ってきた『家名』を受け継ぎたい」という訴え。どちらもが一人っ子、というわけでなく、「夫は長男だから『○○家の墓』を守る(~弟や姉妹は守る義務がない)」「妻は最後の子孫だから『△△家の墓』を守る(~姉は嫁いで守らない)」という理屈らしい。で、「別姓」なら、『○○家』、『△△家』それぞれを継ぐつもりだろうが、じゃあ、「その次」はどうする?お子さんが一人っ子だと、○○家も△△家も継がなきゃならんし、(二人以上産む義務のもと)「お一人様」を選択する自由もないのか?何十年の先延ばししたいだけか?「超党派」だと、自民党基盤の人達からの要望も当然あるだろうが、「封建的お家制度」の打破は目的でなく、「お家制度存続」手段としての「別姓」に協力するのは本末転倒じゃない?ということぐらい、記者さんは心得ていてほしい。~韓国の別姓制度は、「そういう理屈」でできている。
2020年03月03日
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「だったら結婚しなきゃいい」ヤジの記事。https://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3886674.htm?1579737600182(TBSニュース2020.1.23)【・・玉木氏は代表質問で、選択的夫婦別姓の導入を提案する上で、「交際中の女性から姓を変えないといけないから結婚できないと言われた」と20代の男性から相談を受けたことを紹介しました。 玉木氏によると、その際、自民党の女性議員から「だったら結婚しなくていい」というヤジが飛んだということで、「非常にショックだった。こういう自民党に任せていたから少子化が止まらなかった」などと批判しました。・・】もちろん、ヤジるほうのレベルの問題だが、玉木議員も、相談を受けたとき、「女性が変えなきゃならない理屈はない。あなた自身はどうなんだ?」ぐらい言わんかったのか?(玉木議員自身が「女が変えて当たり前」と考えていたんだろうなあ。)
2020年01月24日
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=2xxx-xxx-xxxxx049-dal-spoノルディックジャンプの「レジェンド」・葛西紀明氏に長男誕生。12/21(土) 10:13 (デイリースポーツ)おめでたいことではあるが、「昨日の午後 葛西家を継ぐ待望の第二子が誕生しました!」と喜びの声。『長男が家を継ぐ』・・って、天皇家か?
2019年12月24日
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NHKの人気番組。「チコちゃんに叱られる」の視聴者おたより紹介。おたよりの主は「慶林坊」さんという珍しい名字の方。(本当は25歳の五歳)https://www4.nhk.or.jp/chikochan/x/2019-12-14/21/24901/1490073/「うちは3人姉妹なので、このままでは『慶林坊』の名字が消えてしまう」という心配のおたよりでした。スタッフが某教授に伺うと、「全国に30人ぐらいはいらっしゃるので、すぐには絶滅しない」との答えで一安心。でも、おたよりの主の不安は「日本から慶林坊さんが消えること」だったんだろうか。(どこかに存在しても、自分が知らなければいないのと同じなんじゃ?)そもそも「3人姉妹だから名字が消えてしまう」というような、18年前の天皇家みたいな心配を25歳の若者がしているほうが心配だなあ。 (~結婚できない心配なら、姉妹も兄弟も関係はない)「結婚したら夫の姓」とかいう、家父長精神の前提なのか?「佐藤や鈴木より慶林坊のほうがカッコいい」と思う人がいるんじゃない?(当の慶林坊さんが、「こんな名字は面倒くさいから変わりたい」と思ってなければ。)
2019年12月14日
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夫婦別姓巡る訴訟で請求棄却 東京地裁判決https://r.nikkei.com/article/DGXMZO5xxx-xxx-xxxxxQ9A930C1CR8000(日経新聞記事2019.09.30)【・・品田裁判長は判決で、「(夫婦同姓を合憲とした)2015年の最高裁判決後、夫婦別姓の導入について議論が高まっているものの、民法の規定が違憲になるような事情の変更があったとはいえない」と指摘。国会が選択的夫婦別姓制度を導入しなかったことは違法といえないと結論づけた。・・】議論が高まっているなら、立法化に向けて議論を進めたらいい。だからといって違憲であるとは言えない。私が裁判長でもこういう判決だろう。「戸籍」が「戸籍」であるかぎり、そういう話になる。(あるいは韓国の戸籍みたいに「○子さんは外の人」前提のものか)原告の弁護士自らが「別姓」を届けようとして断られたのなら、【なぜ法的に必要なのか】をハッキリさせる必要があるが、たいていは「戸籍制度」の問題である。「戸籍に入っていればフリーパスなのに、入籍してないから不利になる」というのは、「不利になる制度」(市営住宅の入居資格とか、相続権とか・・)のほうをどうするか?でしょ。せっかく「マイナンバー制度」があるんなら、戸籍制度をなくしても構わない(世界の200何ヵ国の殆どで戸籍制度はない)ぐらいを、論点に議論を進めりゃあいいのに、戸籍は認めた上で姓だけ、というワカラン議論をするから議論が進まない。かつて、憲法学者の森是教授(旧姓川口)から、「京大が旧姓を認めないのは憲法違反だ」なんていう議論があった話なんかは聞いたことがない。(大学の講義登録は「森」。論文は「川口」。知事選挙も「川口」。)(どのレベルの法律家が議論しているのか知らないが、)こだわる人達は、何の所でこだわっているんだろう。「○○家」が大事だから改姓したくない、という、封建制だったり?少子化で「私が継がないと○○家がなくなっちゃう」人達。
2019年10月08日
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共産党の吉良よし子参院議員と、松嶋祐一郎目黒区議の夫妻インタビュー。(altoさん)https://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/a1ef8a6ff2a6c81e82d35c4943655997「夫婦別姓」の質問もあった。じつは、松嶋区議が「吉良」姓なんだとか。「絶対に改姓したくなかった」吉良さんと、「そんなにこだわらなかった」松嶋さんの兼ね合いで、「妻の姓」にした。とか。(なんで「吉良」にこだわったのかは分からないが)こだわらなかった松嶋さんも、日常活動はそのまま「松嶋」でいくのに、銀行口座や健康保険は「本名」で、病院で呼ばれるときに「吉良さん」で戸惑うとか。不便で仕方ない。として、「夫婦別姓」制度の実現に尽力している。(「吉良さん」なんか、そんなに多くないから目立つと思うが、逆に吉良さんが「松嶋さん」の呼び出しだったらスルーしてしまうかも?)二人とも議員だから、立場としては同じだけど、「夫が共産党の専従活動家。妻が現職公務員・教員」の人達。そんなに「こだわりの強い夫」が多いんだろうか?(京都の渡辺委員長はじめ、あたりまえに「夫の姓」にしている夫妻。)&
2019年06月18日
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東京地裁、「夫婦別姓を認めない」のは憲法違反だ、という訴訟の判決(3/25)で、「合憲」との司法判断だった。たぶん、最高裁に行っても覆るまい。毎度のことだが、このへんの理屈は、「お家」制度の根本からなくさないと、解決しないと思う。「戸籍」が「○○家の籍」であるかぎり、「○○家の○子さん、○夫さん」であることは変わらない。旧民法の「家単位」が、「大家族」から「核家族化」しただけで、「家単位」であること自体は変わってないから。世界のメジャーである「戸籍制度のない国」と比べて、「夫婦別姓」だけ論じても意味がない。自ら「進歩勢力」と名乗るような人が、「○○家」でお墓を建てたり結婚式を催したりする。単に「可哀想だから別姓も認めてやれよ」という、【上から目線】が、結局は、解決を遅らせているんだと思う。新憲法70年過ぎても、「当たり前に夫の姓」がほとんどだし。(どちらにするか考えて、どういう理由で決めた、という人を、見たことがない。)「1人娘だから妻の姓」という人は時々いるが。(普通に「妻の姓」にした男性に「婿養子か?」と尋ねる人は多い。~「夫の姓」にした女性に「養子か?」と尋ねる人はいない。「嫁養子」という単語が存在していない。~「婿養子」はWikipediaにも載っている。)
2019年03月26日
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自民党・杉田衆院議員が、同性カップルを「子供を作らない、つまり『生産性』がない」と指摘した発言があちこちで問題になっている。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=2xxx-xxx-xxxxx003-bfj-pol【「しかし、LGBTだからといって、実際そんなに差別されているものでしょうか。もし自分の男友達がゲイだったり、女友達がレズビアンだったりしても、私自身は気にせず付き合えます」(『新潮45』P.57~58より)】この前の「部落差別解消推進」法なんて、何をもって部落差別なのかもはっきりしないで可決成立したが、(先祖の身分がエタだった・・とか、差別されたのか?)「同性カップル」の場合は市営住宅に入れない(男女なら、「内縁」でも入居できる)などの現実的な差別が存在する。「私が付き合う」かどうかの問題ではないから、議員の発言として批判を浴びているのがわからないか?さらに、【教育研究者の藤岡信勝氏は「一方的に批判する人は、文章を正しく理解していない」と指摘。「『生産性』という言葉は、杉田さんが日常的に使っている言葉ではなく、引用符が施されており、政策論議のための次元の違う用語として引用されているだけだ。今回のことは、誤読に基づく冤罪(えんざい)というべきものだ」という。】「言葉としての問題」じゃないだろう?教育を語るやつ(例の「愛国教科書」の推進者)ってのは、こんなレベルだな。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=2xxx-xxx-xxxxx114-asahi-pol
2018年07月24日
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=2xxx-xxx-xxxxx009-asahi-pol「改元」後も、しばらくは、一部の役所や金融機関のシステムで、「平成」を使い続ける、という話。(5/13朝日新聞)【・・行政機関と民間の金融機関など複数がネットワークでつながっているシステムが対象で、納税や年金支給などで混乱を避ける狙い。こうしたシステムを利用する場合には、改元後も「平成」を使う必要がある。・・】いや、役所のシステムは、「入力」の時に「平成30年5月20日」を元号入力するが、(「明治:1、大正:2、昭和:3、平成:4、」で登録だから)「4300520」と入力したものを「20180520」と西暦に自動変換して登録するようになってる。(Excelの年月日でも、元号は西暦に変換している)もちろん、初めから西暦で入力してもかまわない。次の元号を「仮称:5」で登録しとけば、改元日は判ってるんだから、今から設定はできるし、新元号が決まった時点で名称を修正したら問題ない。むしろ、「絶対に存在しない」【平成35年~月~日】まで有効の運転免許証のほうがおかしい。住基カードやマイナンバーカードの有効期限は「西暦」だし、パスポートなんか、西暦でないと話にならん。わざわざ「平成」を延長するより、今から「西暦」に合わせたほうが手っ取り早い。(仮に、あさって、現天皇がナニの場合でも、「予定日」までは「平成」を使う。)小学生に英語を義務化するより、こういう「国際化」が先なんじゃないか?
2018年05月15日
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かつて、「赤旗」で話題を巻き起こした連載に、「現代葬儀考」(柿田睦夫)というがあった。(私も、せっかくだからと、単行本を買った。)以来、10何年たって、「お墓と家族」の連載が始まった。(日刊紙・毎金曜日)初回は「桜葬」という、樹木葬の企画の紹介から始まったが、続きも「桜葬」だった。どうも、「お墓」の形は単なる「入り口」で、記事で追うのは「それに至る人生いろいろ」なんだろうと思う。しかし、「赤旗」に、「本家」とか「婿養子」とかの前代的な単語が並ぶとは思わなかった。(記事の内容は、前代的であるのを踏まえてだが、読者は、それを「当たり前に」思って読んでいるのではないだろうか?)「夫婦別姓」を求める人達が、必ずしも進歩的ではなく、「私が『嫁』に行ったら『○○家』が途絶える」という、封建的な目的もある。この十数年のうちに、「○○家の墓」に縛られる風潮からどれだけ解放されたのだろう。(みんなが解放されたら儲けにならない『ハイエナビジネス』は、逆行させたいだろうが)段階世代が70代を迎える「多死社会」に、需要はあるだろうが、単なる「桜葬」の紹介に終わったらもったいないと思う。(昔から『お墓を持たない』村というのがあるが、そっちのほうがよほど進歩的に見える。)
2018年03月13日
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性別変更の取り消し、家裁が認める 医師「誤診した」ニュース(朝日新聞) 【性同一性障害と診断され戸籍の性別を変更した人が、「変更は誤りだった」として取り消しを求めた裁判手続きで、西日本の家裁が、性別を戻す訴えを認める判断をしていたことが分かった。昨年11月30日付。専門家は「本人の社会生活のため、歓迎すべき判断だ」としている。・・】 「気持ち」としては、気の毒だからとか、可哀想だからとか、あるとは思うが、「戸籍」って、そんなことで変えられるものだったの? 「戸籍として女(男)でありたい」から、という理由だけ? 「やっぱり男(女)でした」そんなものを「誤診」だと言われる医師もかなわん。(客観的にみたら、遺伝子的には間違いない性別を、「思い込み」でどうだと判断するんだから) 「戸籍としてはどうであっても、不利益を被らない」という前提を作らなければ、小手先の作業でごまかしても解決しないだろう。 (どこかのK同だと、どんなに制度や生活が変わっても、「非差別部落民」は代々変わらないそうなんだが?)
2018年03月02日
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昨年に婚約発表のあった、秋篠宮さんの長女が、結婚延期だという。宮内庁関係者の発表はあるが、婚約者さんについては憶測記事ばかり。個人の事情はいちいち他人が踏み込むことではないが、皇族は「主権者たる国民」でないから、プライバシーを守る・・という概念がない。(「別な意味」での情報隠しはあるが)「両性の合意」だけではすまないのが、「お家」優先業界だな。こういう時に、「結婚、就職にあたっての調査は人権侵害だ・・」というネタ(だけ)を、「同和ネタ」にしているK同や、「~解消法」賛同者の皆さん方は、「国民である」婚約者さん男性の身元調査に断固とした抗議をしないのかな?
2018年02月06日
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180109-00000076-mai-soci(1/9(火) 20:15配信 毎日新聞) 【9日付で弁護士から最高裁判事に就任した宮崎裕子氏(66)は同日、最高裁で記者会見し、最高裁判事としては初めて旧姓を通称使用すると表明した。また、夫婦別姓を巡る議論にも触れ「選択的別姓であれば全く問題ないのでは。価値観が多様化している現代では、可能な限り選択肢を用意することが重要だ」との見解を示した。・・】 まだ、「表明」だから、実際の判決に「通称」が使われた訳ではない。 【・・第19代最高裁長官に就任した大谷直人氏(65)と、東京高裁長官から最高裁判事に就いた深山卓也氏(63)も9日、最高裁で会見。大谷氏は「国民から信頼される裁判所の実現に全力を傾けたい」と語り、裁判員制度の課題に関し裁判官同士で議論を深める必要があるとした。また、深山氏は「最高裁の判断が国民生活や経済社会に与える影響を考えると、非常に大きな責任を感じている」と述べた。【伊藤直孝】】 あとあとまで記録の残る最高裁判決の判事が「通称」でいいのか?という疑問はあるが、まあ、「荒井由実(松任谷由実)」みたいな記録があれば、問題はあるまい。 まず、過去の判事で「旧姓」を使うのが全て「女性」である現実が問題だとは思うが。どうだろう。(宮崎さんの夫がどんな人か知らないが、「妻の姓」を選ばなかったのは、弁護士みたいな自営業者は自由だから、という理由だろうか。夫婦とも弁護士、って人もたいてい「夫の姓」にしてるが、このへんが、率先して「5割ぐらいは妻の姓」になるぐらいでないと、世の中は変わらんだろうなあ。) 元京大の憲法学者・川口是先生が、「国立大学が、戸籍名である【森】の使用を強制するのは憲法違反である」と訴えた話は聞いたことがない。(普通に大学は「森」、論文は「川口」使い分けですんでいた。) 単に、「名前を変えたくない男」前提の論議で、「かわいそうな女」の救済策としか見てない話だろう。
2018年01月11日
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「ハリー・ポッター」に登場する、『闇の帝王』ヴォルデモートのことは、ハリーとか、ダンブルドア校長とか、勇敢に戦おうという一部を除いて、みんな『あの人』としか呼べなかった。アホなことだと思うが、21世紀の日本で、「陛下」としか呼べない「元首」がいる。(「エリザベス女王」とか「チャールズ皇太子」とは言う)べつに皇族を畏れているわけでもない「赤旗」なんか、「明仁天皇」「徳仁皇太子」でいいんじゃない?(「雅子皇太子妃」でいいものを、商業マスコミが「雅子さま」にするのに追随して、ただの「雅子さん」では、どこのおばちゃんだ?となっちゃう。 安倍首相の昭恵夫人、みたいな言い方でもいい)戦国時代に、織田信長を「上様」呼ばわりしたのは家来(秀吉とか勝家とか)だけで、上杉や武田は「名前」で呼んだはず。明治時代の「臣民」ならともかく、「主権者」だぜ。今の国民は。
2017年12月05日
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=2xxx-xxx-xxxxx009-mai-soci【戸籍法の規定で外国人と結婚した場合は夫婦別姓を選べるのに、日本人同士だと夫婦同姓しか認められないのは法の下の平等に反して違憲だとして、岡山県に住む日本人で事実婚の夫婦が来年1月にも、慰謝料など約220万円の支払いを国に求める訴訟を岡山地裁に起こす。民法の夫婦同姓の規定を巡って最高裁は2015年に合憲と判断したが、戸籍法の規定に着目した提訴は初めて。・・】(毎日新聞2017.9.15)外国人は、「戸籍制度」がないから、日本人と結婚しても、「姓」を変える規定がない。(希望すれば変えることが可能というのは、帰化の時に「三都主」とか「闘莉王」みたいな戸籍名を作るようなことみたいなことか?いや、違うか。)【・・戸籍制度を規定する戸籍法は、民法を実現するための付随的な手続き規定とされている。このため専門家からは、戸籍法の規定を根拠に民法の妥当性を争うのは難しいという指摘もある。・・】こんな面倒なことより、「戸籍法」そのものをどうにかしよう、という話はないのか。これは、「立法権」の問題だから、国会議員が動く(つまりは、国民が議員を動かす)必要がある。無謀な提訴ではあるが、「可哀想だから別姓も認めてやれよ」のレベルの「賛同」議員を、根本から動かすことが出来るか?「家制度」そのものが、憲法違反なんだと。(難しいだろうなあ。実際は。K同まで含め「お家」の好きな人は多いし、「改憲派」が狙うのも「お家」制度だが、「進歩派」も、このへんを荒立てないようにしてるらしいし。)
2017年09月12日
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NHK「クロ現+」8/29「置き去りにされる遺骨」の話題。行き場のない「骨壷」放置が年に400件もあるという。「処分に困った遺骨」のために「散骨ビジネス」も流行っている。番組で紹介された業者の場合、ネットで注文し、宅配便で送ると、骨を粉砕から海に「散骨」までしてくれる。(何件ぶんもまとめて、船から海に次々と「投棄」しているのだが、扱いは「葬送」だという。以前の「海洋散骨」だと、遺族が船をチャーターして「海上葬」のイメージだったが、このへんが、商売。)引き取り手のない骨壷がたまって「処分」に困っている自治体もある。浜松市は76万円の公費を使って業者に「処理」を依頼していた。ドラム缶3本分の骨を高温溶融して「石」に固めるとか。そういうニーズがあるんなら、各市の斎場も、欧米なみに「1200度で焼いて灰にする」コースを作ればいいと思う。絶対に利用者はいるはず。「お墓ビジネス」に惑わされて無理なお金を貯める人もいる一方で、「そんなお金もない」という人は「放置」のほかの手がない。だいたい、日本でプロレタリアートが「○○家の墓」なんて持つようになった歴史なんて、明治時代の軍国主義以来のこと。むしろ、「門徒王国」北陸の、豪華仏壇を誇るようなリッチな人の中で、「お墓を持たない」主義が根付いている。(大谷本廟に納骨するだけ)平安仏教に「家の宗教」として縛られている人達も気の毒だが、「脱・家の宗教」からS学会にそそのかされた挙げ句、結局、「学会墓地」の高い買い物をさせられている人達もけっこういる。(「高い買い物」が功徳だというのが、昔からありがちなコース。)「死」を避けるようなことだと、ハゲタカ業界の思う壷。
2017年08月29日
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8/11の「赤旗」記事。東京高裁の判決で、「同和補助金の廃止」や「同和団体専用施設の廃止」を決めた埼玉県の自治体に対して、K同が「無効」を求めていた裁判が、「控訴棄却」の判決。「部落差別解消法」の成立をタテにした控訴だったが、結局、「補助金」がなくなって困るのはK同の組織だけであって、「補助金のおかげでどういう効果をあげていたのが、なくなったらこういう被害になった」という因果関係が語れないまま。K同側の全面敗訴。そりゃあ、「私は、被差別部落出身者だから結婚できませんでした」という人がいたとして、「補助金」は何のつながりにならない。「結婚できない理由」はいろいろあるが、「被差別部落出身」だけを取り上げてどうこう言う意味がない。(職業差別や宗教差別や、法律に規定のない差別はいくらでもある。)だいたい、「同和住民が住んでるから同和地区」なのか、「同和地区に住んでいるから同和住民」なのか、定義も怪しい。たとえば、「朝田家は先祖代々、由緒あるエタの家系だ」とかいう主義なのか?(以前は、「父系の先祖」で京都市の同和市営住宅の申し込み資格を問われていた。~どうやって「先祖の身分」を調べるのかというと、「父親が同和住民の認定を得ていること」だという。世襲制。)そういう事務をするのに必要な補助金がなくなったら困る、という話。しかし、判決は6月だったのに、記事になるのが8月って、そんなに「片隅」の判決だったんだろうか?K同なら、絶対に「糾弾闘争」を呼び掛けてそうだが、地元しか話題にもなってないから、「赤旗」の記者も気付かんかった?(地域人権連の会長さんも、いちいち「赤旗」に連絡することなく?)
2017年08月15日
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【今春、発刊された宗教年鑑に、真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)が2015年末の信者数(門徒数)を、前年の約2・5倍の791万8939人と掲載し、「急に増えたのはなぜ」と話題になっている。・・】日本の信者総数1・8億人 教団まかせで総人口超す京都新聞 5/15(月) 17:20配信 普通に考えて、大谷派が新人獲得キャンペーンもしないのに、門徒さんを増やしているはずはない。「会員カード」のあるメンバーとちがって、どこまでを「信者」とみなすか、というへんのカウントによる。【・・近年、東京や大阪など都市部に住み月参りなどを近くの寺で行う一方、墓のある地方の寺にも盆に参拝するなど、2カ所以上の寺とつながりのある門徒が増加していることから、重複を避ける独自の数値「門徒指数」で算出している。 さらに「法事などでは門徒として把握している人だけでなく、子どもや孫世代まで参加している」との理由で、子や孫など「2世帯」を加え、世帯人数を3倍にした。その結果、国内最大級の浄土真宗本願寺派(本山・西本願寺、下京区)の792万2823人に匹敵する791万8939人と届け出た。・・】東西本願寺合わせて、本当に「日本の人口の1割以上」も門徒さんがいるのなら、、世間に「永代供養ビジネス」なんかはびこらないだろうと思うが・・。また、【・・宗教統計調査には神道系、仏教系、キリスト教系、諸教を合計した全国の信者総数も記載されている。各宗教団体が届け出る信者数を文化庁宗務課が合算して総数を出す。戦後、信者総数は増加傾向で、最多の1985年には日本の総人口の2倍弱にあたる2億2379万人を記録した。 21世紀に入ってからは微減が続いているものの、最新の2015年末段階でも総人口を上回る1億8889万2506人となっている。宗務課は「政教分離の原則に基づき、何をもって信者とするかは各宗教団体に任せており、各団体が報告した数字をそのまま載せている。神社の氏子と仏教の檀家(だんか)の双方に計算されている可能性などもある」としている。・・】明治の「氏子制度」は、ほとんど強制割り当てだから、人口に匹敵しただろう。江戸時代の「寺請制度」では、キリシタン弾圧のために「寺への所属」は義務付けられたが、「どの寺に所属するか」は選択可能だった。(世帯の中で、それぞれ別の宗派も可能)21世紀になって、「思想信条の自由」が保障された日本で、堂々と「家単位」が蔓延っているのが時代遅れだと思わなければ。数字を増やすことよりも、「永代供養」商法がにぎわう時代こそ、「思想」でアピールするべきじゃないのか?
2017年05月16日
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「天皇退位」問題にて。(そもそも、象徴天皇が「位」なのか? の疑問もあるが。)「赤旗」新聞によれば、「どんなに高齢になっても仕事を続けなければならない」というのは、「憲法の根本原理である【個人の尊厳】と相容れない」ことだから、「退位立法」に賛成だという。(内容はともかく、立法そのものに)「象徴」は「主権者」ではないから、憲法に保障される「基本的人権」の対象でない。(【個人の尊厳】というのは、人道的配慮で、外国人もちゃんと守りますよ、というニュアンスだろうか。)「国事行為」については、皇太子の代行も可能(「昭和の終わり」はそうだった)だから、「立法」は必要でない。「皇室外交」とか「ご訪問」とか、「公務」と言われるものは、「呼ぶ側の都合」で「陛下のご臨席」が欲しいだけのことで、「しなければならない仕事」と決まってはない。新天皇が「即位」したら、国会の開会式の「お言葉」に出席(起立・礼)するんだろうか?共産党議員団。(このへんで中途半端に「迎合」すると、「基準」がどこまでも曖昧になっていくぞ?)
2017年05月02日
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「宮型霊柩車」絶滅の危機 派手な葬送を敬遠され、火葬場出入り禁止の自治体も産経新聞 3/15(水) 15:03配信【・・「全国霊柩自動車協会」(全霊協)によると、昨年4月時点で、全国にある霊柩車は計約5千台。洋型とバン型が約8割で、宮型は約650台と霊柩車全体の約1割だ。宮型はピークの平成12年には約2150台あったというがその後減少。21年ごろには洋型を下回った。料金体系は宮型、洋型ともに距離10キロで2万~5万円程度だが近年は減少傾向が続く。 全霊協が16年ごろに加盟業者の協力で行った調査では、全国150以上の火葬場がすでに宮型の入場を規制していた。大阪府枚方市や埼玉県越谷市は条例で火葬場への出入りを禁止。宮型霊柩車を敬遠する住民に配慮する自治体が増えている。・・】 「ピーク」の時代は、「昭和1ケタ」から「団塊」の世代が喪主をつとめた時代だろうか。 昔は、霊柩車といえば、キンキラの屋根付きが当たり前だったが、「昭和天皇の葬儀」でバン型を使っていたのを、全TV局が他番組を自粛して放送したのを見て、「バン型でも貧相なことはない」という意識が広がったのではないか? 業者にしたら、「宮型」だと「手作業」でないと洗車がしづらいから、同じ料金なら「バン型」のほうが助かる。 (たぶん、「豪華」に見える宮型で料金アップを狙ったのだろうが、「それなら使わない」人が多数派。) しかし、自治体が、霊柩車の「型」で差別するのはアカンだろうと思うが、枚方市の条例には、「そういう項目」は見られなかった。 「利用案内」でも、そういう注意書きはない。 ちゃんと調査したのか? そもそも、「規制する」ぐらいなら、「市営」でやればいいのではないか?
2017年03月16日
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「死後離婚」とも言われる、「姻族関係終了届」の続きの記事。(ポストセブン)2/13(月) 11:00配信 【・・こうした事例をまとめた『死後離婚』(洋泉社刊)が、女性たちの間で密かに話題となっている。・・】【・・ 2005年に1772件だった姻族関係終了届の提出数は、2015年には2783件と、10年で1000件以上も増えている。共著者の一人である行政書士の中村麻美氏が言う。「死後離婚は、夫婦どちらかが死んだ後の自由を約束するものですが、相談者は60~70代の女性が圧倒的に多い。それぐらいの年齢で夫を亡くすケースが多いからでしょう。また、長寿社会になり、夫の親が生きていることが多いのも理由のひとつです。亡夫、あるいはその家族からの解放を求める女性が多いことがうかがえます」・・】実の子でさえ、親の面倒を見ないのに、「長男の嫁」というだけで、姑の世話をするのが当たり前の風潮があるからこそ、この手の本が売れる。(別に、こんな「紙」がなくても、「長男の嫁」を縛る義務関係はないのだが)「私は○○家に嫁いだから、実家は義姉さんにお願いね。」とかいう娘も結構いる。(じゃあ、その「○○家」は、どうするのかというと、「兄嫁」に任せっきりだったりする。)「夫婦別姓」を言う人達の中にも、じつは、「○○家」存続のために娘に改姓させたくない親、という、「お家」要求が、かなりあるんじゃないかと思う。(21世紀になっても「○○家の墓」を建てているような人達には。)
2017年02月14日
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さいきん、「姻族関係終了届」を出す人が増えているとか。産経新聞 2016/12/30(金) 7:55配信 ■姻族関係終了届、10年で1000件増 【亡くなった配偶者の親やきょうだいとの関係を解消する「姻族関係終了届」を出して“死後離婚”する人が急増している。こじれた嫁しゅうとめ関係の継続や、義理の親の介護を担うことへの不安などを背景に、専門家に相談する女性も増加傾向にある。(中井なつみ)・・・】1000件増、というより、倍増といったほうが正しいだろう。(元の件数を知らないのにプラス1000では、多いのかどうかわからない) 【・・夫の死でショックを受けているところに、義母の心ない言葉が突き刺さった。相続の相談のため、たまたま訪れた弁護士事務所で姻族関係終了届のことを知った。法的には家庭裁判所が「特別な事情」と認めた場合を除き、義理の親を扶養する義務はない。だが、「紙切れ1枚で『絶縁宣言』できると思うと前向きになれる」と女性は言う。 手続きは市区町村の窓口に届けるだけで、相手の了解は不要だ。法務省の戸籍統計によると、平成17年度に1772件だった姻族関係終了届の提出数は、27年度に2783件に増えた。・・】法的には存在しないはずの「義務」を、「嫁(とくに長男の)」に求める風潮は、戦後70年を経ても残っている。「紙切れ1枚の『絶縁宣言』」を突き付けないと納得しない親戚(ほとんどは戦後育ちだろうが)が多いのだろう。【・・こうした背景について、夫婦問題カウンセラーの岡野あつこさんは「配偶者の家族とのつながりが希薄になっていることの表れ」と指摘する。岡野さんの元にも5年ほど前から死後離婚に関する相談が増えてきた。「夫が亡くなったことを自分のせいにされた」「介護に巻き込まれたくない」…。30~50代の女性が多く、嫁しゅうとめ問題に起因するものがほとんどだ。 「夫の親と同じ墓に入りたくない」という女性も増えており、岡野さんは「縁あってつながった家族の関係。紙切れ1枚で消してしまうのは寂しい。まずはよく話し合って」と訴える。・・】21世紀になっても、「○○家の墓」なんていうのを建てる人が多いし、「○○家」はそのまま「夫の実家」であることも多い。 べつに「お墓」は単なる「お家の象徴」であって、死んだ人が心配することはないんだが。
2017年01月05日
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「生前退位」は「歴史の書物にない表現」 皇后さま違和感表明 NHKの反応は…(Yahoo!ニュース:楊井人文 | 日本報道検証機構代表・弁護士 2016年10月22日 7時8分配信 )美智子皇后が、「生前退位」の報道を受けて、大きな衝撃を受けた、という談話(宮内庁)に関して。7月中旬に「天皇陛下が生前退位の意向を示された」と一斉に報道されたことについて、「新聞の一面に『生前退位』という大きな活字を見た時の衝撃は大きなものでした。それまで私は、歴史の書物の中でもこうした表現に接したことが一度もなかったので、一瞬驚きと共に痛みを覚えたのかもしれません。」と述べ、表現に違和感があったことを明らかにした。天皇陛下が意向を関係者に示されたときに実際に使った言葉は「譲位」だったことが明らかになっている。しかし、現在も各メディアは天皇陛下の意向を「生前退位」という表現で報道しており、見直しの動きは出ていない。 本人の意図が「譲位」なんだから「譲位」と報道しろ、というニュアンスである。「今まで歴史に登場していない」のは、「象徴天皇」そのものが歴史上に存在しなかったのだから、それが「退位」する前歴がないのは当然だ。「譲位」というのは、文字通り「位を譲る」という行為であり、「位」を所有しているのが、「権力者」である場合である。(たとえば、会社で、社長の座を「譲る」というのは、同族会社などで社長が会社の株をガッチリ握っていて、他の株主や取締役に文句が出せない場合。 日産のゴーン社長は、前社長が社長の座を「譲った」わけでなく、(株式は譲渡したとしても) 株主総会で選出されて就任したものである。)本来ならば大日本帝国とともに消滅する運命だった「天皇制」を、「象徴制」として残したもの。「象徴」が、憲法に規定される地位を、自らの権限で「誰かに譲る」ことなど、ありえない。(その場の言葉遣いで「譲位」と言っちゃったとしても、)公式に「譲位」を主張したら、憲法違反だ。「象徴」が「位」なのか? という疑問は根本的にあるが、まあ、「辞めたい」というのは感想だから許されるとしても、「変わってくれ」は、アウト。弁護士がこういうことを平気で言うから、こまったもんだ。
2016年10月22日
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電車から仏壇までカープ一色 日本一へ沸く広島朝日新聞デジタル 10月1日(土)23時32分配信【「カープ仏壇」も登場。赤色を基調に金色の「コイの滝登り」も施したが、球団から販売許可が出ず展示のみ。・・】さすがに、カープ商標はアカンと思うが、「赤い仏壇」自体は売れるんじゃないかと思う。ご本尊さえちゃんと祀ってあれば、「外観」は問われないはずだ。(お仏壇の外観は、お寺の本堂の外観と同じ扱いだし、 石州瓦は赤っぽいし。)広島は、「安芸門徒」王国で、本願寺派のお寺が多いが、「赤門」を備えたお寺はあるだろうか?ちなみに、カープ元選手会長・梵選手の実家は本願寺派のお寺だが、門も本堂も、地味な色だった。 ※ただし、「鯉の滝登り」は(宗派によってOKかもしれないが)、意味的には「他力本願」に合わんと思う。
2016年10月07日
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象徴天皇の「退位」について、ご本人より「お気持ち」表明があるというので、高校野球の中継まで中断して特別番組になっていた。「象徴の務め困難に」 というのは、何が「困難」なのだろう。憲法で定められた「国事行為」は、皇太子による「代行」が可能であるし、体力的にもたない、ということではない。「皇室外交」や「ご訪問」などは、何も既定のない行為だ。「昭和」の最後を思い起こせば、「象徴としてみっともない姿をさらしたくない」という意味のことは考えられそうだ。いちばん身近なところで体験された当事者だし。(「そういう言い方」をしたんではカドが立つから、「こういう言い方」なんだろうが。)『更にこれまでの皇室のしきたりとして、天皇の終焉に当たっては、重い殯(もがり)の行事が連日ほぼ二ヶ月にわたって続き、その後喪儀(そうぎ)に関連する行事が、一年間続きます。その様々な行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行することから、行事に関わる人々、とりわけ残される家族は、非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。』「平成」の最後がオリンピックに重なったとき、あの「自粛」ムードは大変だ。メダルをとって喜んだら咎められるようなことでは困る。(しかし、「前天皇なら『自粛』しなくてもいい」という理屈なんだろうか?)『・・天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思われます。・・』 本当は「無理」なことでも何でもないが、「縮小されたら困る人たち」がいるということだ。(70年代、当時の皇太子時代に「浩宮が最後の天皇になると思う」という「お気持ち」があったなあ。)
2016年08月08日
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夫婦別姓認めない規定は合憲 最高裁初判断毎日新聞2015年12月16日 15時18分【夫婦別姓を認めない民法の規定が違憲かどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)は16日、夫婦別姓を認めない規定は「合憲」とする初判断を示し、原告側の上告を棄却した。・・】また、再婚禁止期間 最高裁が「違憲」初判断 賠償請求は棄却毎日新聞2015年12月16日 15時06分【女性だけに離婚後6カ月間の再婚禁止期間を定めた民法の規定が違憲かどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)は16日、再婚禁止期間の規定を「違憲」と初判断した。・・・】だいたい、このへんは予想できた。「女性のみ再婚禁止期間」は、明らかに男女差別だ。いっぽう、「夫婦同姓」は、とくに男女差別ではない。 「姓を変えたくない男性」を前提として、「旧姓を使いたい女性」のために・・という発想だから「差別」になる。 それは、法律が押し付けたモノではなく、意識の問題。 「意識」は地道に変えていく努力しかない。 せめて、「妻の姓」にするカップルが3割ぐらいにならないのか。 (明治憲法や教育勅語をありがたがる自民党は言わずもがなだが、 夫が共産党の常任で妻が現職教員・・でも、あたりまえに「夫の姓」にしてるようでは「法改正」は無理だろう。)基本は「戸籍制度」のほうの問題であって姓をどうする、というレベルではない。既婚者は、自分の「除籍謄本」(あるいは、お子さんが結婚された方は自身の戸籍謄本)を見てもらえばいいが、「〇〇(筆頭者)の戸籍に入籍につき除籍」となっている。旧民法で「戸主に連なる家」が単位であったのものが、「夫婦と未婚の子」を単位とする戸籍に変わったが、「戸」というのは、結局、「家」が単位であって、「個」ではない。欧米で「別姓」があたりまえなのは「戸籍制度」がないから。欧米をまねて「マイナンバー」まで作ったら、「戸籍」は要らんだろう。 という原則論では戦えんのか?
2015年12月16日
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渋谷区「同性パートナー条例」に「国が分裂する」 自民政務官が鳴らした警鐘は波紋を広げるか産経新聞 3月7日(土)16時38分配信 【東京都渋谷区が区内に住む20歳以上の同性カップルを「結婚に相当する関係」と認め、証明書を発行する条例案を提出することを決めた。他の自治体からも同様の動きが出ている。これに対し、政府・自民党から異議が出ている。「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し…」としている憲法24条に反しかねないのが理由だ。地方分権のあり方も問われそうだ。・・・】「お家主義」第一の自民党が、「同姓婚」のために憲法まで改正しよう・・なんて考えるわけがあるまいが。(「両性の合意のみ」の意義は、「合意以前」の問題として、「家柄」だとか「親の許し」だとかいう「お家主義」から個として自由になろう、という前提であって、条例の趣旨からすれば、まったくのスジ違い。) 【・・区がホームページで公表している条例案の概要には参考資料もついており、世界各国の状況を明らかにしている。それによると、パートナーシップ(何らかの夫婦に準じる権利)を認めているのはドイツ、イタリアなど25カ国、同性婚(同性同士の婚姻を認めること)はオランダ、スペインなど19カ国が認めている。世界に“追随”することで条例案の正当性を訴えようとしているのは間違いない。・・】 これも、「戸籍制度」を持ってない「世界」を基準に「パートナーシップ」を考えちゃいけない。 自治体としたら、 【・・同性カップルがアパートの入居や病院での面会を、家族ではないことを理由に断られるケースがあるのを踏まえたという。条例は法的拘束力を持たないが、区は不動産業者や病院などに、証明書をもつ同性カップルを夫婦と同等に扱うよう求める方針だ。・・】というように、あくまで「業者への事情説明」が目的の証明であって、「お家制度」にたてつくつもりはまったくない。・・過敏反応する人たちには、ニュースになるほどの一大事なんだろうが。
2015年03月07日
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「夫婦別姓」最高裁が憲法判断へ「結婚前の姓を使うためペーパー離婚した」原告も期待弁護士ドットコム 2月18日(水)21時5分配信 Yahoo!ニュース【・・・榊原弁護団長は「いまの制度は、名前か、結婚かの二者択一状態だ。結婚前の姓を使えなくなることは、憲法13条の人格権を侵害する。結婚できなくなることは、憲法24条で認められている結婚する権利を侵害することになる」と述べ、民法750条が憲法違反だと強調した。 弁護団の大谷美紀子弁護士は「国連の女性差別撤廃委員会も、民法750条を改正するよう日本政府に勧告している」とつけ加えた。・・・】国連加盟国の大半は「戸籍制度」がない。それを前提にしないと、なぜ「改正するよう勧告」するのか、まったく理解できない。(※民法上「女性差別」は存在しない。)「戸籍制度」によって「イエ」が単位になることが問題であるのを、「姓の問題」に矮小化しているんじゃないだろうか。原告側も、地裁高裁判決も。 (「姓」が「人格」の支えなのか? っていうことから考えれば、上告棄却の可能性が高いと思う。 それが妥当かどうかは別として。)婚姻時に「〇〇戸籍に入る」という前提が変わらなければ「別姓」にはなるまい。(旧民法で「戸主」制度だったのが、夫婦単位になっただけで、「筆頭者の戸籍」に入る原則は維持されたまま。 筆頭者が亡くなっても、配偶者が存命中、子が未婚のあいだは、「この世にいない人の戸籍」に入ったままが自動的に続く)問題は「入籍しないと不利益」になる制度や環境のほうであって、「入籍することでしか解決しない」と決めつけている原告のほうも、残念だなと思う。もともと、支配者による「単なる識別記号」(封建制度のもとでの「家来」)なんだから、重大そうにしがみつかなくても・・・。 と思う人が多数にならないと、進歩しないんじゃないか?’82京都府知事選に立候補された、憲法学者の故・川口是先生(本名:森是)が、国家公務員としての京大教授は「本名(戸籍)の森」。 論文、著作、講演などは(知事選挙のポスターや公報も)「旧姓の川口」だった。「たかが姓」と思えたら、「自分の名前が本物じゃなくなってしまった」とは感じないんじゃ?「別姓」を望む最大勢力が、「実家の〇〇家が消えたらたいへんだ」と心配する、少子化時代の長男長女さんだろうか。(「夫の姓」が当たり前で、「妻の〇〇家」を守るための努力?)せめて、「夫の姓」「妻の姓」を選ぶ人が、「ダブルスコア以内(65:35)」になるぐらいの意識でなけりゃなあ。 現在は97:3ぐらいかな。
2015年02月18日
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共産党・吉良よしこ参院議員が、ご結婚の報告。 ・・がニュースに。 (おめでとうございます。)急に決まったわけでなく、急に決まった選挙で、年末ぎりぎりに押し込まれたんだろうと思う。(地方公務員が、結婚式が投票日に重なってずらした、という話は「解散話」のときにもあったが、まさか、議員が・・・。) これが「出産」だと、勝手にずらせないから、解散のない参議院でよかった・・?ところで、こういうときに気になるのは「夫婦ともに、党専従。 妻は名のとおった現職議員。 普通なら『妻の姓』にするのが合理的。」 だと思うのだが、さて。 お相手の松嶋氏は、浪人中の地方議員候補者。 「吉良」票が有効となれば、次回選挙で有利だろう。(党内や国会内で「通称」は自由だが、戸籍は「同姓」。 「別姓」法案とは別に、「あたりまえに夫の姓」 という「お家主義の伝統」を安易に踏襲しない、というアピールも、法案の審議には必要だと思う。(「選択夫婦別姓」は「予算を伴わない」法案だから、共産党にも提案権がある。)(夫が党の専従活動家、妻が現職の教師。 どっちが姓を変えて影響が少ないか明白だと思うが、 安易に「夫の姓」にするのを何とも思わない人たちが、けっこういるのも事実。 京都の渡辺委員長とか。)
2014年12月21日
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NHK NEWS Web 9月24日 “無縁墓”急増 その実態に迫る“無縁墓”10年で2倍に【・・・引き継ぐ人がいなくなって放置された墓について、墓を管理する寺や自治体は、撤去する1年以上前に埋葬されている人の名前などを官報に公告することになっています。 私たちは“無縁墓”の実態をつかもうと、去年までの10年間の官報の記載を詳しく調べました。その結果、去年は福井県、長野県、長崎県を除く全国44の都道府県で、合わせておよそ9000人分の墓が“無縁墓”として公告されていたことが分かりました。・・・】NHKといえば、「無縁社会」が流行語になったこともあるが、(無縁墓のほうが言葉は早かったと思う)こんどは、お墓の実態追跡。お墓の「9000人分」というのは、「何人分」(1つのお墓に何人分?)なんだと思う。公告されるのは、「使用権利者」対象を1人とするのか。ただ、市営墓地が無縁「仏」として改葬するのは、思想信条の自由を侵すんじゃないか?墓石に南無阿弥陀仏とあれば、まあ、仏さんだろうが。印刷した看板を用意してるのは、はじめから「仏さん」呼ばわりだな。【・・京都市生活衛生課の川崎いつかさんは「墓は家族が代々受け継いだ財産で、簡単に撤去してよいものではないと思う。親族を見つけ出し判断してもらいたいところだが、たどり着けずに撤去せざるをえないのは心苦しい」と話していました。・・】お墓を「代々受け継いだ」歴史、というのは、そんなに長くない。【・・こうした状況について、墓と社会の関係に詳しい京都女子大学宗教・文化研究所の槙村久子客員研究員は「都市への人口の集中が続いていることに加え、ふるさとや先祖を大切にするという考え方が変わってきている。ふるさとの墓を守り続けることにこだわらない世代が高齢者となるなか、墓の無縁化や流動化はさらに進むだろう。墓の在り方は新しいフェーズに入っているという認識が必要だ」と指摘しています。・・】そのへんの大学ならともかく、京都女子大の先生なら、「ふるさとや先祖を大切にする」のと「お墓を守る」のと、違うだろう・・という話が、宗門から指摘されないのかな、と思うが・・。(いちいち、教育研究に宗派が口を出すのはアカンが、)「お墓のない村」というのも、「門徒王国」にあるんだから、「新しいフェーズ」でも何でもないんじゃ?)【・・「極点社会」とも呼ばれる東京を中心とした大都市圏への人口の一極集中。そして、解決の見通しが立たない少子化や高齢化。日本が抱えるさまざまな課題が人生の最期にたどり着く墓を通して見えてきました。 団塊の世代が高齢者になる時代を迎え、日本はこれから多くの人が亡くなる、いわば「多死社会」に入ろうとしています。 墓だけでなく「多死社会」を迎える日本が抱える、死をとりまくさまざまな課題について今後も取材を続けていきたいと思います。・・】今後の取材が楽しみだ。
2014年09月27日
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アベカイゾー内閣の「目玉商品」らしい、「女性大臣」5人組。http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/meibo/index.htmlしかし、ナントカ担当大臣、というのは、何でも作れるらしい。女性活躍担当 行政改革担当 国家公務員制度担当 内閣府特命担当大臣 有村 治子(ありむら はるこ) 何じゃそれ?肩書きをつければ、議員歳費以外に大臣のボーナスまでもらえちゃう。そういう「お飾り大臣」に、「靖国派」の女性陣を並べて「参拝」見ばえの絵を描く。という構図。しかし、「女性大臣」がこれだけウサンクサイと思う(であろう)革新勢力が、「女性知事」を「官僚知事」の対極として掲げていたのが、8年前?世の中が見えてなかったな、と反省しただろうか。あるいは、これらの「靖国派女性大臣」に対して、「女性なのに・・」というレベルの批判をするんだろうか。
2014年09月10日
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某都議会の「セクハラやじ」事件。「結婚しろ」のヤジを飛ばした自民党議員は名乗り出たが、「産めないのか」発言については、結局、「不明」のままで幕引きだという。都議会:「早く結婚」ヤジ以外は特定せずで幕引き毎日新聞 2014年06月25日(大阪で、「同和差別発言だ」とK同がイチャモンつけたら、そんなもんで済まないだろうが・・。「~止められなかった自分も差別者だ、」とかの吊し上げ?)同じタイミングで、「慰安婦」の河野談話の「検証」が問題になっている。個々の文言の使い方について、河野氏と韓国政府との調整があろうとなかろうと、「慰安婦問題」そのものの中味とは次元の違う問題だ。 いろんなところで発表される「天皇のおことば」だって、関係者と調整があっての産物。 でないと、昭和天皇が「戦争中だから原爆はしかたなかった」って、口を滑らす事件が繰り返される。 昨日今日の事件で、対象者も議場で限定されるセクハラヤジが「誰か不明」で終わるぐらいだから、70年も前の、軍が証拠隠滅しまくった事件で「いつ、どこで、誰の命令で誰が実行した」 なんて解るはずがない。はっきりしているのは、「犯人」が特定できなくても「事件」が消える訳ではない。ということ。(H下みたいに、「どこの国だってやってる」という奴こそ、どこの国がやったんだ、と、明らかにしなくちゃならないし、 どこの国かの被害者とともに告発する責任があるだろう。)さらに、「・・少子化、晩婚化の中で早く結婚をしていただきたい、という思いがある中であのような発言になった。本当にしたくてもできなかった方への配慮が足りなかった。深く反省しています。」という「反省」。「したくてできなかった人」「産みたくて産めなかった人」はかわいそうだから配慮する・・というレベルが、自民党的(産む機械・・の延長)な「反省」なんだろうが、「べつに結婚しなきゃならないと思ってるから結婚しない人」「産まなかった人」は、ヤジられても当然だと、依然として考えているのだろう。そのへんが、ほとんど誰にも語られていないように思う。
2014年06月25日
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先代までの天皇家が「土葬」だったのに対して、現天皇が「火葬」を希望だという。2013/11/14 日経 【宮内庁は14日、天皇、皇后両陛下の意向を受けて検討を進めてきた「今後の陵と葬儀のあり方」を発表した。陵の墳丘の形状は従来通りで、天皇・皇后陵が隣り合う形にし、敷地面積を昭和天皇・香淳皇后陵の8割程度にする。また江戸時代前期から続いてきた土葬を火葬に変更し、火葬のための新たな儀式を行う。・・】「柩」が「骨壺」にかわったからといって、「陵墓」のサイズは変わらないはず。「火葬のための新たな儀式」を増やすより、そのまま土葬のほうが、国民生活への影響は少ないんじゃないか?実際に火葬するとして、「火葬場」はどこ?一般人を締め出さないと、無理だろうが、東京近隣なら「友引」休業してる市がいっぱいあるから、休業日に貸し切りすれば、回りに迷惑にはなるまい。東京都内は「民営」の火葬場が多いので、どうなのかわからんけど。【・・宮内庁は昨年4月、新たな陵と葬儀のあり方の検討を行うと表明。両陛下は武蔵陵墓地の用地に余裕がなくなっていることや国民生活への影響を少なくすることを考慮して検討を進めてほしいとの意向を示されていた。また一般社会で火葬が通常化していることなどから火葬を希望された。・・】ただ、「天皇家が友引に葬儀をしたんだから…」ということで、「友引迷信」に穴を開けたら、意味はあるかもしれない。
2014年06月07日
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「性別変更」した「元女性」を、精子提供で生まれてきた子の「父親」と認めるかどうかの、最高裁判決。性別変更の男性、「父」認定=民法の「嫡出推定」適用-戸籍めぐり初判断・最高裁2013/12/11時事【性同一性障害のため女性から性別を変更した兵庫県宍粟市の男性(31)と妻(31)が、第三者の精子提供による人工授精で妻が産んだ長男(4)の戸籍上の父親を男性と認めるよう求めた家事審判で、最高裁第3小法廷(大谷剛彦裁判長)は10日付で、申し立てを却下した一、二審の判断を覆し、父親と認める決定をした。「妻が婚姻中に妊娠した子は夫の子と推定する」とした民法の規定(嫡出推定)が適用されると判断した。・・】民法の規定には、「DNA」とか「遺伝子」の文字はなく、「父親は男性に限る」との指定もない(たぶん)から、裁判の結果としたら、まあ妥当な判決だと思う。ただ、「そもそも戸籍とは何なのか?」という問題は次元が違うし、「父親とは何かなのか?」の問題は別にある。「嫡出子差別は違憲」の判断もあるし。「戸籍上の父親と認められないと不利益となる社会」のほうの問題が解決しないまま、原告の権利主張が認められたと喜ぶ「人権擁護」派も安易だと思う。「戸籍制度」が存在しない国も多い(戸籍は儒教思想の国で定着した~中国から文明輸入した~制度。)から、そもそも論を考えてみるべきだろう。「性別変更」しても、「長男」が「長女」になるわけではないだろう。今後、「性別変更」した人が、離婚したりすることもあるだろうし、(アラ還で性別変更する人はいないだろうと思うが)男女で年金受給の年齢が違うのはどうなるのか?細かいことも気になる。素朴な疑問。「性同一障害」というのは、「心の病気~障害?」だと思うが、外科的に「体の方を心の性にあわす」のを当たり前にしていいのか?医学界では、外科と精神科の影響力が違うと思うが、生物学的の女性に、「女性として生きるためにどうするか」を追求することをあきらめてしまうのは、精神科の敗北だと思う。(もちろん、当事者さんの苦痛はあると思うが、足がなくなったから義足を、という感じで、男性の体を身に付けるのはどうなんだろう)「神様が心と体をつけ間違えた」というもんなら、「体の方を心にあわす」のもあるだろうが、あくまで、肉体あっての精神じゃないのか? しろうとの発想で。
2013年12月11日
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「天皇への直訴」手紙事件が世間のニュースになっている。田中正造を引き合いに出す人もいるが、根本的には、「国権の最高機関」である国会の構成員が、「ただの象徴」である天皇にご注進する意味がない、ということを知らん、非常識を問うべきではないか?「懲罰」を言っている自民党などは、「直訴は死罪」だった江戸時代の感覚で、「陛下への直訴はけしからん」という発想があるのだろうが、田中正造の時代と違って、今は、「国民主権」だ。賛否両論それぞれ、本質からずれているぞ。国家権力(立法権)を行使するために、自ら何をしたいのか?山本太郎。
2013年11月06日
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嫡出子差別の違憲判決のあと、「元女性」の判決。【性同一性障害で性別を女性から変更した兵庫県宍粟(しそう)市の自営業男性(31)が、第三者から精子提供を受けて妻(31)が出産した次男(1つ)と父子関係があることの確認を求めた訴訟の判決で、大阪家裁は十三日、請求を棄却した。・・】2013年9月13日東京新聞【・・民法は妻が婚姻中に懐妊した子を「夫の子と推定する」と規定しているが、久保井恵子裁判官は「母が夫との性交渉で次男を懐妊することが不可能だったのは戸籍の記載から明らかだ。民法の推定は及ばない」と判断した。・・】戸籍上の「父親」が、DNA上の「父親」と一致しないのは、他の条件で証明するまでもなく明らか。「実子」と認められないのは仕方ない。「戸籍とは何か?」という問題でもあると思う。(「戸籍で差別される」ことの問題と、「戸籍の記載について」の問題は次元が違う。)
2013年09月14日
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「戸籍による差別」の判断が問われた、「婚外子」相続権裁判は、予想通り、「差別は違憲」との最高裁判決だった。日経2013/9/4「家」から「人」を中心とする時代に変わったことを、今になって追認したのだと言えよう。DNAが繋がっていれば自動的に相続権、というのも、問題はあるが、同じようにDNAを引き継いだ者どうしを差別する合理的な根拠はあるまい。「そういう時代」にあっても、なお、「○○家」の墓に執着する人、それを当たり前に思って何の疑問も感じない人、単に、「可哀想だ」ということでなくて、「判決の意義」を考えてほしいな。判決を当然視しながら、「お家」に固執してる人はけっこういると思う。
2013年09月04日
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民主党が政権与党になる前に「夫婦別姓」を認めるなどの「民法改正案」があったが、廃案になったまま、どうなっているのかわからない。(あの民主党のことだから、党として審議もせずに思いつきで言ってただけだろうとは思うが) 自動的に「同じ姓」になるのは婚姻時だけでなく、「養子縁組」でも同様だが、こっちのほうはあまり問題になってない。 憲法学者・京大教授だった川口是先生は、子のいなかった叔母さんの「養子」になり、戸籍上は「森」姓だった。国立大学の教員名簿は「本名」だったので、講義の登録は「森教授」だが、憲法学者としては「川口先生」だった。(府知事選挙の出馬要請も「川口ただし」さんへの要請だった。~選挙は「通称」で戦える。)川口先生自身が「京大の戸籍名強制は憲法違反だ」などと言われてたわけではない。 名前とは「ただの個人識別記号」。 子供が親を呼ぶ時、「おかあさ~ん」と言えば、名前を呼ばなくても一人に特定されるのが普通である。天皇家に「姓」がないのも「陛下」で特定されるから。大名を名前で呼ぶのは将軍だけで、家来はみんな「殿」と呼ぶ。将軍は「上様」。 封建制とはそういうもんだ。「ただの識別記号」だと思えないで、「お家」にこだわる前提に立つ点では、「夫婦別姓」制度の促進派も反対派も同じ。「〇〇家の墓」というのは、「お家」の象徴だが、「封建制度」を否定する立場のはずの共産党役員でも、「家」にこだわる人が多い。(自民党は言うまでもないが)たぶん「理屈」で「家」(それも男側の)に固執しているわけではないんだろうと思う。(いや、こういう理屈で「○○家」なんだ、という方がいらっしゃったら教えて下さい)(「赤旗」2012.1.22より)(「名前が悪いから変えたら?」という人も、「名前を変えないことに意義がある」という人も、「たかが名前」と割り切れないこだわりは同じ。現実には、もし名前を変えたら、「変な団体に同じ名前を使われるリスク」がある、ぐらいのデメリットだと思う)「みんなが…」に流されるのか、あくまで「理屈」を貫くか、路線をしっかり持つのが「科学的」立場というもんだろう。「理屈」で門川市長を支持する市民はそういない。「何となく」で共産党推薦候補を敬遠する人は結構いる。 ・・・の結果が「投票率36%」の中での善戦となるんだろう。今さらながら、「脱・なんとなく」、「脱・みんなが」 が最大の「敵」だと思う。
2012年02月07日
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サザエさんの舞台設定は、70年代に固定してあるらしい。(サザエさんちもノリスケさんちも「黒電話」。通勤電車はグリーンの103系:山手線) 昨日の放送で「使い捨てマスク」が登場したのは、ちょっとびっくり。 固定してあるから、カツオ君はずっと小学生なんだけれど、将来、成人したカツオ君が結婚、という時にありそうなこと。 カツオ君をお気に入りの「花沢さん」と、その親父さんが、カツオ君に花沢不動産の「跡取り」を請う。 21世紀の現代を舞台の橋田ドラマ「結婚」(テレ朝)でさえ、「一人息子と一人娘」となれば、どっちの養子だ…云々の話でもめる。 (「明治憲法」そだち設定の)波平さんの発想では「磯野家の長男をよそにやるわけにはいかん!!!」が、「自然」だろう・・・。 いま、日本人の97%が「夫の姓」にしてるという。民法では「どちらの姓」を名乗るのも自由。「お家」制度は存在しないので、「長男」も「二女」も、扱いは同じ。 それでも97%が「夫の姓」は、意識として「自由」なのは1割たらず。の反映(数学的に)。21世紀になっても、この「9割」は変わってないんだろうな。 なぜ変わらないんだろう? …という疑問を、なぜ誰も持たないんだろう?
2009年12月14日
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いわゆる「選択制夫婦別姓」の話題の中で、「いちいち旧姓から変更、連絡するのが煩わしい」という、「実務」論と、「生まれた時から名乗った名前は権利(人格権)なので変えられたくない」という、「権利」論がある。「名前」については、まず、親に命名権があり、何かの理由で変更することもある。(昔、「田中角栄」くんが変更を認められた話題があった) ただ「姓」というのは、もともとが「権利」ではなく「義務」である。江戸時代まで殆どの日本人に「苗字」はなかった。個人の識別は「名前」だけ。 「苗字」が必要なのは、封建制度の中で「家来」になった人々。(だから、権力の頂点である「天皇家」に苗字は存在しない)将軍を「徳川」と呼べるのは「任命者」の天皇家だけで、諸大名は「上様」 明治以後は「戸籍」管理により、すべての国民が「臣民」として天皇家の「家来」になったので、「○○家」が成立した。『○○家の墓』というのは、庶民の墓ではない。 「権利」だと思ってる人は、いまだに、明治政府に騙され続けているわけだ。 ( 「はかない」の続き をしなくっちゃ…) 民主主義の時代であれば、「個人の識別」さえできれば、「イチロー」でも「MEGUMI」でも問題ない。 ・・という前提に立てないかなあ。 (少なくとも国民の3割ぐらいが「どっちでもいい」という立場で「妻の姓」を選ぶような下地を作らなければ、「お家」主義前提の「別姓」にしかならない)(ちなみに、「お家」制から最も遠いはずの共産党議員でさえ、「妻の姓」にしてる人は「国民平均」と変わらないように思う。) ※おまけで、 いま「衆議院」の名札は「通称」可能(=届けた通りの名前になる)だが、 「参議院」は「本名」のみ。戦前の「貴族院」の流れで、「お家としての本名」義務。 自民党・橋本聖子議員。名札は「石崎」 共産党・紙智子議員。名札は「内山」 「お家意識」の問題、ほおっておいていいのかな? 法律がどうなる前に、「誰」にでもできる運動でしょ?
2009年12月11日
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「その1」より、つづき。 (たぶん「その3」につづく、はず。) 黒澤映画の傑作「七人の侍」にて。野武士との戦いで死んでいった人たちの遺体は、村のはずれの小山に埋められ、(土葬)百姓の「土饅頭」には、木の棒。侍の「土饅頭」には、刀が刺してある。「葬」という漢字は「艸」(くさ)と「艸」の間に死者を置いた形でできている。「立派な墓」が必要なのは、権力者だけ。古墳やピラミッドは権力の象徴。 武田信玄が、影武者まで使って、「自らの死を3年隠せ」と命じたのは、単に、信玄不在で織田軍に攻められる、からではなく(織田軍は、そんなことは知ってるだろう) 「葬儀」というのが「お家」の引継ぎの象徴であり、勝頼にそれを「仕切る」だけの基盤ができていなければ、崩壊するから。 そんなに、守らなきゃならない「お家」がある日本人、いまどき、どれだけいるんですかねえ・・・。 単に「偉い人」の真似をするのが立派だ、という「すりこみ」なんじゃないかと思いますが。 いえ、ちゃんと、お参りして、ご先祖様に感謝する気持ちを新たにすることは、立派な心がけなんですよ。 しかし、「石相が悪いからタタリにあう」とか、「子孫が絶える」とか、「気持ち」と別なところでの【雑音】に振り回されること自体が、すでに、「ご先祖」を大事にしていない。 それは「感謝のため」でなく、「脅されて」祀ってるのと同じ。(平安京が、菅原道真のタタリが怖くて社を建てたようなもん) いくら高級液晶ハイビジョンTVを買っても、番組自体は変わらない。「ハコモノ」よりも「内容」の問題です。
2009年05月12日
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ことさら「伝統」(明治以後の伝統だが)を強調する安倍内閣の誕生によって、「選択的夫婦別姓」制度の実現が遠のいた、という話があった。「同姓でなければ家族の一体化を失う」という強い意見がある。 (同姓でなけりゃ一体化を失う、というのが正しいなら、子どものときから兄弟で「○○宮」「□□宮」をつけられてお育ちになった皆様方は、たいそう××なご一家なんでしょうね。安倍さん。) ただ、私が懸念するのは、「いまの日本の状況」のもとで、夫婦別姓が新たな差別、人権侵害につながらないか?ということ。 世界の「別姓」制の国の中で、たとえば韓国北朝鮮は、基本的に女性差別に立った別姓制度である。昔の日本でもそうだったが、跡取りは長男であり、「嫁」は跡取りを産むための存在。(「お家」の存続で大変な皇太子妃の苦労でも分かるとおり) じゃあ、いまの民主主義日本に封建主義は残っていないのか? たとえば、離婚するときに「佐藤花子さんは山田家の人間じゃない。跡取り息子の太郎君は山田家のものですから、花子さんだけ出て行って下さい。」というようなことを堂々とやられるのが、韓国式別姓制度。 日本で結婚するとき「妻の姓」にする人が約3%。どっちの姓を名乗るのも自由であり、どっちの姓を名乗っても、戸籍は新たに作られるから、「別の家」の扱い。 現実では、結婚のとき「養子縁組」するのは圧倒的に「妻の両親と夫」であり、「夫の両親と妻」というのを聞いたことがない。(私の交友範囲で) ※養子縁組してない姑さんと嫁さんは、血縁がない以上、基本的に「他人」である。扶養の義務も相続の権利も発生しない。すべては「人情」による関係である。 したがって、「妻の姓」にした男性は「養子になったんか?」とよく言われるが、「夫の姓」にした女性が「養子になったん?」と聞かれることはまずない。妻の実家は「跡取り」が欲しいから、養子縁組をして「○○家」を継いでほしい。けれど、夫の実家は別に養子縁組しなくても、「○○家」は存続できる、というところに差がある。 別姓に反対する人が多いほど、こういう状況も強いと想像がつく。 「苗字がかわるのは不便だ」「慣れ親しんだ姓名を変えたくない」という事務や感情で論議するのもいいけれど、「家制度」にもとずく「実害」の可能性をまず潰すことを、「別姓制度賛成」の側の皆さんは積極的に考えてほしい。「別姓」を悪用する連中は必ずいます。
2007年01月11日
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