あきあき時々ムシキング生活

私と父



 ひとりっ子の私と父の関係

 父は、一度も叩いたことがありません。これは、とても尊敬します。
一度だけ疲れて寝ていたのを無理やり遊んでと起こしたら、ムッとして「あ、怒ってる!叩かれるかも」と思いましたが、叩きませんでした。

 今になると、父の威厳がないけど私が父を慕っているのは、母の言葉かけのせいではないでしょうか?
 大人になった今、嫁姑問題で困っていた母を助けなかった父と思います。そんな父を母は、私の前ではいいお父さんとしか言いませんでした。

 私が父を好きなわけは、厳しい母から守ってくれた感があるからです。
以前、熱湯のやかんを投げられた時、父がかばってくれました。他にも私の手紙や物を母が捨てた時、こっそり拾って届けてくれたり、私の避難所だったから。

 反抗期は、父に対しては無く、授業参観、入学式も父でよかったと思っていました。(母がくると怒られるともいう)
 高校生の時も寒いといえば仕事場と反対なのに自転車を積んで高校まで送ってもらいました。
 母が入院中、半分お金を出してもらい大きなラジカセを買ってもらいました。「いつも我慢して、欲しいものを言わなかったのを知っているから」って。買ってくれたことも嬉しかったけど、理解されてるってことが嬉しかった。
 母に内緒だったのでばれた時は、大騒ぎ!父は、もちろんかばってくれました。

 父は、文章のあと必ずと言っていいほど「~だろ?とちとちあきあき?」と句読点の。のように私の名前を付けます。
 そんな父に似て?私も気がつけば「~でしょ?とっちー?ようちゃん?」と言うようになっていました。

 お父さん、私より若くして親となり、大変だったでしょう?そして、今の私より優しいとても大人だったお父さんに感謝します。

 またつれづれと思い出しから書き足します。


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