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三味線13年、自閉症克服へ 臼杵の河久さん
臼杵市野津町の河久一昭さん(41)は、
13年にわたり三味線を続けている。
自閉症の影響で人前に出ることが苦手だったが、
三味線を介した交流を重ね、徐々に克服している。
母のナヲミさん(66)が、
障害の兆候に気づいたのは、一昭さんが1歳半の頃。
抱いても目を合わせず、言葉をなかなか話せなかった。
じっとしていられず、度々周囲を困らせた。
地元の小学校に通ったが、
他の子供たちとうまくつきあえず、
中学時代までいじめに遭ったという。
修学旅行先で発作を起こし、
自閉症と診断された。
高校は障害のある生徒らを受け入れる竹田南高に進学。
卒業後の数年間、
縫製工場での仕事やボランティアを経験したが、
その後は自宅で家事や飼い犬の世話をして過ごした。
28歳になった2000年。
趣味で三味線を習うナヲミさんから
「三味線ができれば色んな所へ行ける」
と勧められた。
演奏会の時、楽しそうに出かける母をうらやましく思っていた一昭さんは、
ナヲミさんの師匠の渡辺かつ子さん(65)に自宅で教えてもらうことになった。
きちょうめんな性格でこつこつ頑張り、
流派の家元から絶賛されるまでに上達した。
当初は演奏会への出演を苦手にしていたが、
お年寄りたちが喜ぶ姿に
「いいことをしているんだ」
と思えるようになった。
「演奏会で拍手されるのがうれしい」
と語る。
10月には地元の公民館でのコンサートに出演。
渡辺さんとの共演や20人近くの合奏をミスなくこなした。
幼い頃から一昭さんを知る住民らは、
涙を流しながら聞き入ったという。
ナヲミさんは
「少しずつ対人関係が理解できるようになり、
社会性が格段に成長した。
三味線をきっかけに周りとつながり、
人生の可能性を広げることができた」
と喜んでいる。
【自閉症】 対人関係やコミュニケーションの障害、
特定の物事への執着などを特徴とする障害。
生まれつきの脳機能の障害が原因と考えられ、
知的障害を伴う場合もある。
児童、青年期には
注意欠陥・多動性障害やてんかんを合併しやすい。
約100人に1人いるとされる。

三味線という日本独特の伝統ある楽器を、
母を伝に学び、自分の技の宝とする。
なかなか思っても叶うことではなく、
やはり本人の意思の強さ、
頑張りに集中力の賜物かと察します。
一生の趣味として音を奏でられるって、
心の安定の為にも素晴らしいことですね。 🌠
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