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2014.09.15
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カテゴリ: アット・ランダム

 祈りを捨てた現代社会 石牟礼道子さんの語り 映画に

 石牟礼(いしむれ)道子さん(87)は、ミナマタの語り部だ。

その語りを記録した映画「花の億土へ」(金大偉監督)が各地で公開されている。

水俣事件や「3・11」が現代に落とした心の影に、

不知火海(しらぬいかい)の風土の中から紡ぎ出された言霊が、

ほのかな明かりを投げかける。 

 熊本県水俣市のチッソ水俣工場から垂れ流された猛毒のメチル水銀は、

魚湧くといわれた水俣湾や不知火海を"死の海"に塗り替えた。

 水俣病の"公式確認"から半世紀を経た今も、

手足のしびれなどを訴える被害者は全国に散らばっている。

その多くはいまだ、

国から患者としての認定を受けていない。

生まれながらに重い脳障害がある胎児性患者も懸命に生きている。

 石牟礼さんは、水俣事件の実像を、不知火海の風景や伝承、

人々の暮らし、そして犠牲者への深い祈りとともに記録し続けてきた。

代表作「苦海浄土(くがいじょうど)」は、

現代日本文学を代表する作品として、高い評価を受けている。

 その石牟礼さんという人間を記録し続けてきたのが、

藤原書店社長の藤原良雄さん(65)。

 多くの石牟礼作品を世に送り出すだけでなく、

これまでに「しゅうりりえんえん」(二〇〇四年)、

「海霊(うなだま)の宮」(〇六年)という、石牟礼さんが主役のDVDを制作した。

しかし、劇場公開をにらんだものは「花の億土へ」が初めてだ。

 撮影期間は一〇年十月から一三年三月まで。

延べ約二十時間のインタビューを中心に百十三分に編集した。

 ほぼ全編が、石牟礼さんのインタビューと自作の朗読、

四季折々、朝な夕なに姿を変える不知火海やその周辺、

石牟礼さんの生まれ故郷、熊本県天草の風景だけで構成されている。

 パーキンソン病の進行を押して語る石牟礼さんの表情は童女のように穏やかで、

その言葉は音楽のように風景と響き合い、心に届く。

 途中に挟み込まれた東日本大震災の映像が、

水俣事件と重なり合って、

経済成長と引き換えにこの国が失ってしまったものをあぶり出しているようだ。

 <電気はありがたいですが、

無残なことと引き換えに文明はやってきたんだと思いました>

 <近代文明が発達してくると真実よりもお金を拝むようになったんですね。

近代になるほど祈りを捨ててきたような気がします>

 <一人の人間の一生とは言わない。一日分でもいい。

思いを寄せていただきたい。苦しんでいる魂に寄り添っていただきたい。

それだけでどれだけ助かるか。そういうことが祈りだと思うんですよね>

 石牟礼さんの言葉が、

一筋の希望になって、心に染みる。

 今後は、東京都中野区の「ポレポレ東中野」で来年初めに上映予定。

自主上映会の問い合わせは藤原書店=電03(5272)0301=へ。

◆藤原良雄プロデューサーに聞く 世界に発信すべき「言霊」

 五月に「石牟礼道子全集・不知火」(全十七巻、別巻一)を完結させた。

だが、石牟礼さんという人のすべてを記録したいと思ったら、

今映像を捉えておくしかない。

文字だけでなく肉声や表情など石牟礼さんの言霊を映像に残したことで、

全集は本当に完成をみたといえるだろう。

 文明社会、そして地球も来るところまで来ているようだ。

サイエンスもテクノロジーも限界まで来ているのではないか。

そして「3・11」を経て、「文明とは、近代とは何だろう」と問い続け、

書き続けてきた石牟礼さんの哲学が、

ようやく深く理解されるようになってきたのではないだろうか。

 文明が悪いのでも、近代が悪いわけでもない。

人間という頭でっかちな、二本足で歩けるようになった生き物が、

同じように生きている存在を、適度にではなく、

大量に殺しながら、ここまで来た。

生態系のバランスを崩してしまった。

それは人間の責任であると、

ようやくわれわれ自身が感じるようになってきた。

 自らの罪に対して祈る。

祈らざるを得ない。

一方で、罪の許しも必要なんだと-。

 石牟礼さんの言葉は、

公害とか環境という枠組みには収まらない。

水俣の風景、風土に自分自身が根ざし、引き合いながら、

石牟礼さんは、近代や文明の根っこの部分を問うてきた。

五感の中から紡ぎ出された言霊は、

フクシマの事件を経験した今だから、

世界に発信すべきメッセージになったと思う。  【東京新聞】

震災、天災からのメッセージを一つの形にする、

そしてまた次世代へと引き継ぐことが大切なのでしょうね。 🌠

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Last updated  2014.09.19 13:08:49
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