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<わたしの転機>度胸つき 発言きちっと
自閉症の娘が縁 年1回の芝居に出演
愛知県北名古屋市の素人劇団「福祉座」で、
女優として活躍する福井昌子さん(69)は、
自閉症の娘(43)を支える母親だ。
出演するうちに、控えめな性格が積極的になった。
「いろいろ経験できるのも娘のおかげ」との思いを胸に、
今年も晴れの舞台に立った。
かつて盛んだった村芝居を復活させようと、
旧西春町(現北名古屋市)の福祉関係者が結成した福祉座。
一九八七年の初舞台が好評で、今も年一回、
江戸時代の人情物を専門に市内で公演を続けています。
「福井さんも役者になってみない?」
福祉担当の町職員から声をかけられたのは
、二回目の公演が計画されていた九二年でした。
演劇なんてやったことないし、さんざん迷いましたが、
「せりふが少ない役ならできるかも」
と、思い切って飛び込むことにしました。
当時、娘は十九歳。
夫が経営する会社を支えながら、
心身障害者団体の役員を務めていましたが、
そこに役者というもう一つの役割が与えられたのです。
初舞台はただの通行人役で、
せりふは「どこへ行かれるのですか?」などわずかでした。
それでも、出番の前には心臓がドキドキしてとても緊張しました。
幕が下りたら、無事に演じ終えた安堵(あんど)感とともに、
稽古がなくなる寂しさを感じました。
その気持ちが忘れられず、今も続けています。
これまで茶屋のおかみさん役が多く、
自分なりに演じられるようになりました。
娘はパニックを起こすこともありますが、
私に用事があるときは娘を預かってくれる人もいます。
夫は十二年前に仕事上の事故で亡くなりましたが、
娘と二人で自宅で暮らせるのは、地域の人たちのおかげです。
毎年春から週一回程度ある稽古には、娘と出かけます。
出番のときは他の出演者やスタッフが見守ってくれるんです。
教員や郵便局職員、警察官など、
さまざまな立場の団員との雑談が楽しみです。
家にいるだけでは、人付き合いの範囲は限られますからね。
全国各地の村芝居との交流で、
愛媛県や大分県などで出張公演をしたこともあります。
もちろん娘と一緒に参加しました。
今、娘の将来のため、
市内にグループホームを建設する運動に取り組んでいます。
以前は、人の前に出るようなタイプではありませんでしたが、
勉強会や行政との懇談の場では、芝居で培った度胸で、
言うべきことはきちっと発言できるようになりました。
古い友人からは「娘に感謝しなさい」とよく言われます。
【東京新聞 http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201607/CK2016072002000177.html 】

人生、思わぬご縁が実は必然なんでしょうね。 🌠
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