PR
Calendar
Freepage List
Keyword Search
知的・発達障害児 住まいの工夫
知的障害や 発達障害 のある子どもは、
自宅の窓から急に外に飛び出したり、
台所の火に強い関心を示したりする場合があります。
危険を防ぎ、
落ち着いて暮らせる住まいにするにはどうすればいいか、
様々なアイデアを盛り込んだ本が出版されました。
著者の1人で1級建築士の西村顕さんは
「あまり情報がない分野。困っている人たちの役に立てば」
と話しています。
この本は
「知的障害・ 発達障害 のある子どもの住まいの工夫ガイドブック」
(中央法規出版、税別2400円)。
西村さんは 横浜市 総合 リハビリテーション センター職員で、
医療や福祉の専門職と共に高齢者や障害者の住宅改修相談にのったり、
住宅関係の調査研究をしたりしている。
身体障害だけでなく、
知的障害や 発達障害 の子どもがいる親も、
住まいに関わる悩みがあった。
「高齢者や身体障害者向けの住宅改修に関する本はあるが、
こうした子どもたちが対象のものはない」
と思い、
これまでの蓄積をB5判144ページにまとめた。
自閉症と知的障害のある男の子(8)と家族が暮らす一戸建ては、
療育センターから紹介された西村さんの助言を受けて改修した1軒だ。
1回目は、3~4歳の頃の掃き出し窓。
男の子は外に興味を引かれるものがあると、
車の往来などに構わず窓から飛び出しがちだった。
母親(41)は
「事故に遭ったり、誘拐されたりしないか心配でした」
と振り返る。
そこで、内側から鍵をさして施錠する窓に改修。
「外に出たいときは親に伝えて、玄関から手をつないで一緒に出かける」
というルールにし、
飛び出しを防ぐようにした。
さらに5~6歳の頃、
おむつを外してトイレに1人で行けるようになることを目指して改修した。
トイレに関心がなかったため、
母親がトイレに誘っても途中で2階に駆け上がったり、
好きな食べものがある台所に行ってしまったりして、
たどり着けていなかった。
そこで、
リビングからトイレに着くまでに台所や階段が目に入らないよう、
扉を新設。
おしっこがかかると、
お気に入りの乗り物のキャラクターが浮かび上がるシートを
便器に置く工夫もした。
徐々にトイレを使うようになり、7歳でおむつがいらなくなった。
母親は「トイレの自立はもう少し先かと思っていた」と喜ぶ。
ゴミの日までたまるおむつの量や臭いのストレスからも解放された。
最も多い相談は、
この事例でもあった無断で外に出る悩みといい、
玄関や窓の鍵などの改修案も示した。
共著者の本田秀夫・信州大学医学部付属病院子どものこころ診療部長は
「本人が開けられない鍵をかけることは、
一歩間違えると不当な行動制限になりかねない。
子どもを管理する方法として使ってはいけない」
と話す。
鍵の設置には子どもが「出たい」という意思を伝える手段の確保と、
介助者と一緒に外出することの保障が不可欠とし、
改修前にまず医療や福祉の専門家への相談を勧める。
ガイドブックでは、実例をもとにした家全体の改修方法のほかに、
台所やトイレ、テレビなどの場所やテーマごとに
「すぐできる工夫」「しっかりと改修」
といった複数の方法を紹介。
費用の目安や、医師からのアドバイスも載せている。
台所に関しては2014年度、
西村さんが大学の研究者と 横浜市 内の療育センターや
特別支援学校 (小学部)に在籍する子どもの保護者にアンケートを実施。
回答した794人のうち、子どもが「やけどした」が
93人「やけどしそうになった」が149人と、
約3割がやけどの危険に遭っていた。
こうした場合、入り口やカウンターに鍵付きの扉設置を提案。
熱気がこもらない格子戸を勧めている。
スイッチなど特定のものに強いこだわりを示すときは、
カバーなどで見えないようにするのも効果的としている。
◇
西村さんは、12~14日に 東京ビッグサイト ( 東京都 江東区 )で開かれる
「国際福祉機器展2016」に参加。
「障害児のための『子ども広場』」で各日14~16時半、
住宅相談に無料で応じる。
福祉機器展は入場無料。
ネットか会場受付で登録すれば入れる。

アップが遅れてしまい、展示会は既に終わってしまいましたが、
福祉機器展、何かしら暮らしのヒントが得られそうですね。 🌠
218万アクセス達成しております。
いつもご訪問にコメント感謝です。
高齢者46人を虐待・介護放棄 広島市が指… 2026.05.12 コメント(8)
高齢者や障害者、幼い子ども…災害弱者の関… 2026.05.08 コメント(9)
進む難病患者採用、東京都や山梨県が専用… 2026.05.07 コメント(7)