PR
Calendar
Freepage List
Keyword Search
自閉症画家の半生描く 「プレイボーイ 伝説の西岡」
譜をモチーフにした絵画作品がフランス・パリのギャラリーに所蔵され、
国内外で高い評価を得ている西岡弘治さん(45)の半生をつづった絵本
「プレイボーイ~伝説の西岡~」
が完成した。
教会の屋根に上り、線路に飛び降りる-。
西岡さんの破天荒なエピソードとともに、
周囲の愛を受けて才能を開花させた姿を
イラストレーターの村井英晃さん(44)=奈良県在住=が
温かみのあるイラストと文章で描いた。
大阪市で生まれた西岡さんは、幼いころに重い自閉症と診断された。
他者とのコミュニケーションは苦手だが、
音楽や文字にこだわりをみせた。
知的障害者の介護施設「アトリエコーナス」(大阪市阿倍野区)で、
2005年から絵画制作を始めると、
楽譜と文字を組み合わせた「楽譜シリーズ」が
障害者アートの枠を超えて大ヒットした。
タイトルの「プレイボーイ」は、西岡さんの作品「プレイガール」から。
村井さんは
「気分が乗らないといつも寝ているし、
食べたい時に食べる。
でも、かっこよく見える瞬間がある。
自分のペースを守る姿がかっこいい」
と、
タイトルを西岡さんの姿に照らし合わせる。
出会いは6年前。
雑誌の取材でコーナスを訪れた。
町家を改装した開放的なスペース、
利用者が自由に過ごす空間に西岡さんはいた。
西岡さんの制作活動が10年を越えた今年2月、
コーナスの白岩高子代表から絵本の制作を依頼され、
西岡さんの母信子さん、保育園の保育士らに取材。
制作に全精力を注ぎ、
「僕の2016年夏が詰まっている」
と笑う。
本書には、周囲をヒヤヒヤさせたり、笑わせるエピソードが満載。
しかし、
「めったにいない個性的な人間をおもしろおかしく描くのが目的ではない」
と白岩さん。
西岡さんの隣には、
信子さんや地域住民、施設スタッフが描かれている。
村井さんは
「周りの存在があったからこそ、今の西岡さんの魅力がある」
と話す。
副題にある『伝説』は、西岡さん自身とともに
「けったいやけど、面白いこうちゃん」
を見守り、受け入れてきた環境でもある。
だからこそ、白岩さんは願う。
「西岡さんの後に続く人たちがそれぞれの“伝説”を残してほしい。
ささやかだが、大切な願いです」
大阪ブリキ玩具資料室発行。
A5判20ページ。
税抜き800円。
問い合わせは電話06(6659)9312、コーナス。
村井さんの原画展は22日まで
「カロギャラリー」
(大阪市西区江戸堀1の8の24若狭ビル5階)で開催中。
【大阪日日新聞 http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/161015/20161015052.html 】

作者の村井さん(右)と、西岡さんの成長を見守ってきた白岩さん

展示会のイベントでライブペインティングをする西岡さん=2014年11月
一つの作品という形になるのも、
多くの関わりに理解あってこそですね。 🌠
「私がいなくなったら…」重度自閉症の息子… 2026.05.13 コメント(2)
中3少女、手足拘束され監禁で衰弱か 虐待… 2026.05.11 コメント(10)
『障害者の居場所』 立脇恵子著 中公新… 2026.05.09 コメント(10)