004. 雨

しとしとと振る小さな雫。

幾つも幾つも振り出し始めれば

それが止まることは無い。

「まるで私の心中を見てるみたい…。」

そう呟いた君。

その言葉を聞いて

僕はどうしようもなかった。

その時、ぽつりと呟いた君の横顔は

儚くて

涙が頬を流れていた。

どうして今まで気づいてあげられなかったのだろう?

一緒に居たのにさえ気づいてあげられなかった。

君のことを分かってるつもりが

全然分かって無くて…

ただの自意識過剰だっただけ。

所詮、人間なんてそんなもので

自分で分かってるつもりが

全然分かっていない。

唯一、分かるのは…

自分自身の心の中だけ。



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