「天天素」から発がん性物質 福島県調査


2005年05月31日13時56分

 中国製とみられるダイエット用健康食品「天天素(てんてんそ)」の服用者に下痢などの健康被害が相次いでいる問題で、福島県は30日、この食品から、発がん性が指摘されている下剤のフェノールフタレインが検出されたと発表した。

 福島県によると、郡山市の10代の女性が飲んでいた食品を検査したところ、1カプセル(350ミリグラム)あたり、116.7~144.9ミリグラムのフェノールフタレインが検出された。製造された日によって、含有量が違っていたという。

 フェノールフタレインは大腸刺激性の下剤。米国でのマウス実験などで発がん性が認められたことから、98年から日本国内でも患者が服用する医薬品としての製造は認められていない。



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