2003年3月2日 トリニダード

★★★ トリニダード 2日目 ★★★

8:30 a.m. 起床

さてっと。今日はどうすべかなぁ~、と思いつつ、身支度をしてフロントへ。

日本を経つ前に「小さいので良いから日本の旗を買ってきてくれる?」と、
ここのフロントのお姉さんに頼まれていたので、それも渡さなきゃいけないし。

もし、これから先トリニダードに行って、Abercromby Innにお泊りになる方がいらっしゃったら、
フロントに日本の国旗があったらご一報下さい。
それは私が持っていったやつだと思う。

カナダとか、アメリカとかの国旗はあったけど、まだ日本のはその時なかったから。

さてさて、マイアミでも一悶着あった電話。さっそくフロントで聞いてみる。

ここでは売ってないけど、「Independent Squareのファーマシーに売ってる。」との事。それってどこ?

多分この宿の前のAbercromby St.を下って行けば着くんだろうけど、いまだ右も左も分からない私には・・・。
地図で見るとここを直進して1kmはないと思われる。どうしようかなぁ。一人で出歩いちゃって平気?

ほぼ自ずから、自分をかる~い、軟禁状態にしてしまっている。昼間っから刺されやしないよな。

とか、考えていると、天の声、トリニダディアンJちゃんから電話が!

半年振りに聴くJちゃんの声。なんだか男らしい声になっているので、「声どうしたの?」と聞くと、
風邪をひいたせいらしい。

13:00~14:00 p.m. の間に迎えに来てくれると言うので、それまで、コーヒーとマフィン、そして単行本を抱えてベランダへ。

Phone Cardなんてそれからでも遅くねぇ~やなぁ~、と開き直る。

ちょっとでも、このトリニダードの暑さに体を慣らす為もあり、テラスにいたのだけど、
この暑さじゃ、こんな甘~いマフィンなんて喉を通らない。。。もともと甘いものは食べられない私。

これはひょっとすると過激ダイエット旅行になるのでは?と思う。

そうこうしながら汗をだらだら流しつつ、辻 仁成なんて読んで過ごしている間に、
2~3回Jちゃんから電話があったようだ。14:00 p.m.~15:00 p.m.に時間変更。はいよっ!待ってるよ~。

汗と格闘しつつ読書に励んで時間を過ごした。

☆ 半年振りの再会 ☆

14:00 p.m. 過ぎ。Jちゃんがフロントに来ていると、フロントから電話!

おぉ~、半年振りの再会!HUGして再会を喜ぶ二人。それから、徒歩で、Jちゃんのおばさんの住む、
Woodbrook地区へ向かう。

おばさんのアパートメントは、Tragarete Rd.に面していて、そこのベランダからならカーニバルも良く見える。
特等席である。

アパートメントにはそのおばさんと、おばさんのお姉さん(ようするにJちゃんにとっては両方おばさん)
その、お姉さんおばさんの方の娘がいた。

☆ 初 Trinidadian Food ☆

早速、妹おばさんの方が「お腹すいてなぁい?」と何やら出してくれる。
パスタとコーンと、じゃがいも、そして小麦粉を練った団子のようなダンプリンと呼ばれるものの入ったスープ。

スープのベースはコーンスープだった。初トリニダード・フード。おいしい。

☆ Trinidadian English ☆

さて、いよいよトリニダード訛りの英語に悩まされ始める。ぜ~んぜんわかんねだぁ~。

何度も何度も聞き返す。それの繰り返し。

時にはおばさんの言った事を再度、Jちゃんが再度、英語で通訳してくれると言った始末。私の英語力って一体・・・。

一応外大卒だったはずよね・・・いや?違ったっけ・・・あははっ・・・あはっ・・・と力ない笑いがこみ上げる。

トリニダード英語と格闘して数時間。

☆ British English ☆

Jちゃんのイギリス人の友だち、E氏が現れる。彼も観光でトリニダードに訪れている一人だ。
もう、英語恐怖症になりかけていた私は、恐る恐る挨拶をする。

彼もわけのわからない(って私が分からないだけね)英語を話すのか?と思っていたら。これが何と、分かりやすい!

だからBritish Englishって大好きよ~。耳からうろこが剥げ落ちた。私の耳は腐ってはいなかったのね。ありがと!E氏。

彼はイギリスに暮らしているけど、両親共にジャマイカンなので、レゲエとか大好きらしく、日本のレゲエイベント、
ジャパン・スプラッシュねたなどで盛り上がる。

彼も、私から見ると、ブラックなのだが、彼曰く、
「自分では、ブラックだと思ってるけど、ここの人たちとか、他のブラックの人たちからは、
“お前は、レッドだ。”なんて言われる。」そうだ。

確かに、ブラックの色の深さが違う。彼はちょっと薄い。

わたしゃ、イエローだ。

☆ マキシー・タクシー Maxi Taxi ☆

夕方になり、E氏と共にJちゃん宅へお邪魔することに。

Jちゃん家に行くには、マキシータクシーと言う乗合タクシーに乗って移動しなければならない。

トリニダードではこのマキシータクシーが皆さんのメジャー移動ツールで、要するに日本で言うバスのようなものでしょうか。

これに乗る為にポート・オブ・スペインのダウンタウン。South Quay(サウス・キー)にあるターミナルに向かう。

☆ Jちゃん家 ☆

Jちゃん家は、Aroucaと言う地区にある。そこまでだいたい30分くらいかな?マキシータクシーに揺られて、着きました。

そこは、首都ポート・オブ・スペインとはまったく違って、閑静な住宅街でした。

治安も良さそう。Jちゃん家はと~ってもきれい。Jちゃんのマムが帰宅するまで3人でTVを見たり、
カリブ(トリニダードのビール)を飲んだりして過ごす。

あっ!お土産渡すの忘れてた。Jちゃんには、いろいろ日本からお土産を用意して行った。

まず、頼まれていた、カメラのリモコン。さっそく、試してみてる。「撮れる!撮れる!」と大喜び。

外国の人にお土産とかって本当に何を選んでいいのか、困ってしまう。
これは、日本にしかないのでは?とか思っても、余裕であったりするし。

そこで私がドンキーホーテ他でいろいろ物色して買って行ったものは、下記のようなものでした。

・携帯のストラップ 
・携帯のアンテナリング ←これ結構好評でした。Jちゃんの友人もJちゃんが付けているのをみて、良い!って
言ってたらしいし。
・扇子 ←ありがちぃ~
・カレーのルー ←こちらは、日本に来た時、カレー屋さんでカレーばっか食べてたとJちゃんが言ってたから。
・タイカレーのペースト ←Jちゃんが食べてみたいと言ってたから。
・カップ入りおしるこ
・六方焼 ←甘いものが嫌いな私もこれには目がないから。
・お箸と箸起き

その他、こまごましたものをいろいろ。

そうこうしていると、Jちゃんのマムが帰宅。初対面~。

とっても優しそうなマムで、もちろん本当に優しいのだけど。こうゆう母に育てられたJちゃんだから、
こんなに良い子に育ったのね、とか考えたり。

またまた、そうこうしていると、イギリス人E氏の、これまた同じくイギリスから来た友人R氏と、
そのトリニダディアンの友人Oちゃんがやって来た。

とにかく、さっきのおばさん家と言い、Jちゃん家と言い、とにかく人が集まるのはいつもの事なのか、
それとも、フェスティバル期間だからなのか。東京ではありえないくらい人の出入りが多いのだ。

よって、私も誰が誰やら分からぬまま帰国まで行ってしまった人もいるくらい。

さてさて、Jちゃんのマムが私たちのためにたっくさん夕飯を準備してくれました。

ピラウ(日本で言うピラフのようなもの)、マカロニグラタン、カラルー、チキンローストなどなど、
食べきれないくらいの料理がテーブルいっぱいに並べられていた。

しかし、ホットソースが美味でいろいろなものに付けて食べるんだけど、
辛いがうまい!これは日本に帰ったら作ってみようと思う。

ケーブルTVでNothing to Lose(マーティン・ローレンスが出ているコメディー映画)をやっているので、
みんなでそれを見ながら食事。6人も集まってTV見ながら食事っつうのもどうかと思うが、これがおもしろいのよね。

私のお気に入りの一本だから、私も大笑いしながら見てしまった。

食事も終わってJちゃんにPCを借りてダーにメール!
そう、すっかり忘れていた!Phone Cardの事。無事だと言う事を伝えなければ!心配してるに違いないもんね。

これで一安心。って私が一安心する話ではない。

夜になり、今日はジュベーだ!

ジュベーと言うのは“始まりの夜明け”と言う意味で、
本格的がカーニバルが始まる前に、夜中から明け方くらいまで行われる。

人の中の悪魔を追い払うと言う意味があるらしく、基本的には、みんな悪魔の衣装に身を包んで、
体中にペンキを塗りたくって街を練り歩くのです。OLD MASSとも呼ばれている。

最初は、首都でのジュベーに参加するか、でも、人出が尋常じゃないので、それはちょっと危ないかもしれないから、
Arouca地区で行われるジュベーに参加するか、Jちゃんと相談していたんだけど、
結局、首都ポート・オブ・スペインのジュベーに参加する事になった。

なので、また夜な夜なマキシータクシーを拾って、Jちゃん、E氏、R氏と4人で首都まで戻った。

マキシータクシーを降りてから、再度おばさん家まで行くタクシーを拾うために、Independent Squareに行き、
みんなでココナッツを飲む。
だけど、あんなの、一個まるごと飲んだら、私のお腹はちゃぽんちゃぽんになってしまい、
飲み終わった後にココナッツ売りのおじさんにせっかく、実を割って、中を食べられるようにしてもらったけど、
そんなの一口でギブアップだった。残りは、E氏にあげた。

また出た、へなちょこ胃の小さい日本人。でもしょうがないの。私小さいから。
でもすぐお腹いっぱいになるけど、すぐお腹すくのよねぇ~。

私とJちゃんはおばさん家に。E&Rイギリス人コンビは自分たちの宿に一旦帰った。


さてさて次の日




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