2004年2月19日 トリニダード そして再会

★★★ 3月19日(木)マイアミ→トリニダードへ ★★★

さてさて、睡眠不足を引きずったまま、身支度を済ませ、10:00 am ホテルの近くのモールのフードコートへ。
東京にもいくらだってあるっつうのに、Subwayでラップサンドと、サラダを食べる。サラダは大きいので二人でシェアする。旅での便秘は禁物なので、
二人で意識して野菜を取ろうとする。

友人の話によると、今アメリカでは、こうゆうパンではなくラップサンドが流行っているそうだ。
なんでも、炭水化物の摂取を減らすダイエットらしい。

モールの公衆電話から、ダーに電話をする。無事を伝える。

ホテルに戻り、荷物をまとめて、12:00 pm チェック・アウトを済ませ、マイアミ国際空港に向かう。
毎回思うけど、ほんと、トリニダードって遠くて、移動が目まぐるしい・・・。移動・移動・移動の日々。一切の自分の荷物を持って日々移動する。
遊牧民な気分・・・

今回は、乗ってみたかった BWIA British West Indies Airways (通称BWEE=ビーウィー)でトリニダードに乗り込む。
シャトルバスの運転手さんに、「British West Indies, BWEE だ!」と言ったのに、Brisith ばかりが彼には聞こえたのか、British Airways のところで
降ろされるはめに・・・。
とほほ・・・二人でかなりの距離を移動するはめになってしまった。

だいたい空港外のインフォメーション・ボードにもBWEEって書いてないんだもん。
確か、昨年は、しっかり書いてあるのをこの目で見た気がする。それを見ながら、いいなぁ~BWEE乗ってみたいなぁ~って思ってたもん。

BWEE のチケットは、インターネットから予約し、チケットレス(チケットが発行されない)のe-ticketと言うものだった。
当日、カウンターに、パスポートと支払いに使用したクレジット・カードを持参してチェックインするのです。
ちょっと心配だった私・・・。
心配で、予約確認書(メールで来る)から、ネットの予約完了ページのコピーやら、ひいては、クレジットカードの引き落とし明細まで持参していたが、
無用でありました。難なくチェックイン。

15:00 pm までの搭乗時間まではまだ時間があるので、まずは、朝から飲んでいなかった、コーヒーを飲んで、その後、場所を代え、二人でビールを1杯。

★ 15:30 ブリティッシュ・ウェスト・インディーズ航空 BW483 Boarding ★

無事、セキュリティー・チェックも済ませ

(そう言えば、事前の友人Jossaneからのメールでは、
彼女が、昨年末マイアミに行った時、あまりにもマイアミでのセキュリティー・チェックが厳しかったせいで、もうちょっとで
乗り遅れるところだったそうだ。なんと、彼女の友人はまんまと乗り遅れたらしい。
だから、3時間前には空港に行かなきゃダメよ!なんて彼女言ってたけど、全然、大丈夫だったよ。
彼女が行った時は、ちょうど年末年始で混んでたせいもあるのかな?)

15:30 pm 頃、Boarding
憧れのBWEEの機内はと言うと、3席×3席 全27列 
しかし、エコノミーのシートも革張りなのである。それも、ピンクでかわいい。

16:00 pm 離陸
その頃、私の心の中では、“またこの人たち(乗客)、着陸したら拍手すんだろうなぁ~”とムヒヒと考えていた。
軽い軽食が出る。おぉ~~!来た。ピラウである!ピラウとはトリニダードのお米料理である。ピラウとチキン、それにフルーツ。
"I missed you so much" とばかりに、ピラウを完食!

トリニダードに着いてから、Jossaneが、「機内食でた?」と、言うので、「出たよ、軽食。ピラウとチキン。」と私。
「嘘でしょ~~!Americanは何もくれなかったよ!ちょっと待ってて」と、どこやらへ
機内で出る子袋入りのスナックを片手に戻り、「これだけよ!くれたの!」と、大うけ。
確かに、昨年、アメリカンで行った時は何も出なかった、それもフライト時刻ほぼ同じなのに。BWEEは良いね。

あと、BWEEの何が良いかと言うと、機内の音楽プログラムに、ちゃんと、Calypso と Soca と Pan のチャンネルがあると言う事!
気持ちの高ぶりが違うでしょ、これ。「あぁ=、来た来た!もうトリニダードは機内から始まっているのね。」なんて思うでしょう??
Pan を聴きつつ、すっごく良く眠れたもん。

しかし、マイアミを経って、30分もしない時の機体のゆれはすさまじいもので、もう、ジェットコースターかよ!ってくらいに揺れに揺れて大揺れだったわけ。
乗客の人たちも、ウワ===オ!とか連発してたもん。
あんまり、私たちは、飛行機の中で声をあげたりしないけど、これがトリニダディアンや、カリブの島国の人たちの陽気さなのか、揺れに合わせて、
叫んだり、盛り上がっている。
いろんな声が方々から聞こえてくるんだもん。私は、揺れが怖いより、そんな声を聞いてると楽しくなってしまって、笑えてきたよ。

BWEE での、快適(?)な3時間半のフライトも終盤にさしかかり、
目下には、キラキラと明かりを燈す夜のトリニダードの姿が・・・。
あぁ~、戻ってきたんだなぁ~。と、しみじみその輝く姿を眺める。
もはや、私には年に1度の里帰り気分なのだろうか?

だんだん近づく、大好きなトリニダードの姿。私たちの乗る飛行機は、静かに、その夜のトリニダードに吸い込まれるように、
でも、私たちの方から駆け込むように、ピアルコ国際空港に今年の第一歩をつけた。

ヒュ=== ワ=== パチパチパチ !!!
そこらじゅうから、歓喜の声と拍手。一体どんな意味でみんな拍手し、声をあげるのかは分からない。
無事乱気流を乗り越え、到着したことへの拍手?
無事ここまで連れてきてくれた、機長やアテンダントへの喝采?
今年も帰って来られたと言う、感謝から?

でも、きっと全部なんだろう、感謝に歓喜、とにかくみんな嬉しいんだろう。幸せなんだろう。

今年は私も、拍手に参加!私は、
「ただいま!戻ってきたよ!今年も私にいろいろなものを見せてね、トリニダード」と言う気持ちを込めて。

★ 20:30 pm トリニダード に到着 ★

さて、こんな感傷にひたっている場合でない事は、昨年の経験から知っている。これからの入国審査が、ひどく時間がかかるのだ。
でも、どうせ、時間かかるんだし、慌ててもしょうがないよなぁ・・・って言うあきらめも半分。
だから、降りてから悠々とお手洗いになど行って、と言うのも、BWEEの中、トイレがたった2つしかなくって(1つだったかな?)長蛇の列になるんだもん。
トイレに行けないのよ。

その機内で蓄積したアンモニア類を放出してから、入国審査のところへ行くと、案の定、長蛇の列・・・。
実は、私たちの乗ったBWEEのちょっと前に、Americanの飛行機が到着してるんだよね。だから、その乗客たちがもう先に並んでるのね。
昨年は、Americanだったから、BWEEの人たちが後から来たなぁ~なんて思ってたけど、今年は、私が最終尾だ。

その長いラインに並んでいる時、日本人の女の子のグループを発見。
kasumiが声をかけよう!と、声をかけてみる。日本で、村上先生のところで、パンをやっている人たちだった。
「日記の人ですか?」と言われ、照れ屋の私ははずかしくなってしまって
(自分のHPを見てくれている人がいるなんて、あんまり思ってなかったから)あんまり話せなかったけど、
もし、彼女たちがこれを読んでいたら、
「楽しい時間を過ごせましたか?結局トリニダードではあれ以来一度もお会いできなかったですねぇ~。
あの到着した翌日、レネゲイズのパンヤードで会えるかな、と思ってたけど、実は到着したその日に行って、その翌日は、パーティーに行ってて
行けなかったのです。行ってましたか?パンヤード。また、メッセージでも送ってくださいな。
トリニダードで見たもの、聞いたもの、教えてくださいね。」
と、chillからのメッセージでした。

で、どれだけ待ったか知らんが、多分1時間は待って、入国審査を一番最後に受け、換金を済ませ、荷物を受け取り、税関を通り抜け、外に出たときは、
なななんと、22:00 pm だった・・・。

★ 数々の再会 ★

さて、迎えに来てくれているはずの、Jossaneのおじさんと、おばさんを探さねば!!
でも、見当たらないのよ・・・。
で、kasumiにそこに居てもらい、空港内をぐるっと回って見て来ることに。いないなぁ~。どうしようかなぁ~と、kasumiの所に戻ってくると、
そこには、kasumiと話している、Tony(おじさん)とMichelle(おばさん)の姿が!
「なぁんだ、会えたんだ。ちゃんとkasumiが私の友だちだと分かったんだなぁ」と思い、Michelleに駆け寄る。ハグして、再会。Tonyにもハグする。
あれれ?何か様子が変だぞ。
「私の友だちのkasumiだよ。」と紹介すると、MichelleとTonyがびっくりしている。
どうやら、話してはいたが、お互い、会うべき人同士だとは思っていなかったらしい、kasumi, Michele, Tonyであった。
Michelleに、「Jossaneは?」と、聞くと、パンヤードに行っていると言う。
そうだね、ファイナルまで後2日しかないもんね。

空港のKFCで食料を買い、ステイさせてもらう、Jossaneの家へ。Jossaneの家までは、空港から結構近い。
Jossaneのお母さん、Kayが出迎えてくれる。Kayとも1年ぶりの再会だ。
お土産を渡し、しばらくすると、Michelleが「chill, パンヤードに行きたい?」って言うので、「行きたい!」と、連れて行ってもらうことに。
もう、余裕で23:00頃だっただろう。

★ Renegades の Panyard へ ★

Tonyの運転で、Port of Spainにあるレネゲイズのパンヤードへ向かう。車で30分。
これから再会出来るであろうみんなと、パンの音に車に乗っていても、心ここにあらずな私であった。。。

パンの音が聴こえてくる。だんだん、車の中をパンの音でいっぱいになってくる、レネゲイズのパンヤードはもう目前だ。

車が着くや否や、すぐに飛び出して、パンヤードへ。Jossaneを探す為、最前列まで行ってみることに。

Michelleは、本当にchillはパンが好きねぇ~、と呆れていた・・・。

居た!居た!Jossane!向こうも演奏中だが気づく。
Jossaneが練習の手を止めて来てくれる。Marioも一緒だ。ハグして挨拶。Marioのシャツが気になる。前前から、良くアジアンテイストなシャツを
好きで着ているなぁ~とは思っていたんだけど、
今日のシャツには、“今日上海”と書いてある。
海外では、この手の不思議な漢字の入ったシャツなどを良く見かけるが、一体誰が作っているのだろうか。
多分、漢字を知らない国の人が作っているのだろう。でも、ほんと彼はそうゆうシャツ(そうゆうシャツって変な漢字、って意味じゃなくて、
アジアンテイストのシャツの事ね)が良く似合うので、問題ないですね。
かっこいいもんね。

また、練習に戻っていったJossaneとMario 
練習はと言うと、ず~っと同じパートを繰り返し、繰り返し、繰り返し、繰り返し、練習している。手を休めることなく。
本当に、何十分そのパートばかりやっているのだろうか、と思うくらい、そのパートばっかり。
重要かつ、難しいパートに違いない。

その同じパートをず~っと突っ立って聴いていると、誰かが私の横を通り過ぎ、その時、腕に触れられたので、
一体誰だ??と、振り向くと、そこには、満面の笑みのSheldonが立っていた。
私も、着いて数時間後に、パンの音の渦に入ってしまったのと、同じパートのループを聴いていて、意識が朦朧としていたのだろう、
彼に気づかないとは・・・。
それに、私はてっきり彼は今ごろ、トリニダードにいない(他の仕事で)と思っていたのと、
いつもなんか難しそうな顔をしている彼の満面の笑みとにびっくりした。
またまたハグして、挨拶。「またすぐ戻ってくるから。」と言って、忙しそうにしていた。
(その後、Jossaneに連れてもらって、パンの間をぐるぐる歩いていた時に会った彼は、
もう難しい顔をしていた・・・)

まだ、Keonに会ってないなぁ~と思っていたら、Jossaneと一緒にやってきた。
Keonの強烈なハグで窒息するかと思った。Keonは私のダーの事が好きなのか、
「Akiraは来年くるの?」と開口そうそう聞いてくる。
「忙しいから無理かも。」と言うと非常に残念そう。いいじゃないか、私が来てるんだから、ダーのことは!と思うが、
ダーの事が好きなんだろうな。
帰国後も、「Akiraにあげたいものがあったんだけど、chillに渡せなかったから、送ろうかなぁ~」なんてメールが来る。

まだまだ続きそうな練習だったので、私たちはJossaneを置いて、先に帰宅することに。
1:00 am 帰宅。

2:00 am Jossane 帰宅

ようやく、ゆっくりと友人との再会だ。
しばしの時間、Jossaneのパンのビデオや、'96年のパノラマのビデオを観てすごす。Jossaneと一緒に、「この曲好き!」とか、
Jossaneが「この曲、難しいんだよねぇ~。」とか、パンの話をしていると、本場パンの国に居る事をまたも実感。

で、びっくりしたのが、カリビアンマジックの中の、Kestonって、本当に、Ken "Professor" Philmore の息子だったんだって事!
Sheldonがステージの時とか、Professor!なんて呼んでるから、めがねかけて似てるからかなぁ~なんて思っていたんだけど、
ちゃんと、いわれがあった訳ね。
そんで、またびっくりしたのは、Jossaneが彼の本当の名前を忘れていると言うこと。
「あれ?本名なんだっけ?2002年に日本行った時、隣で演奏してたのに、忘れちゃった。」だって。大うけ。

そんな話をしていたら、3時も過ぎていたので、そろそろ眠ることに・・・ 3:30 am 就寝


翌日の日記へ


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