アンリの楽天【ご縁】日記

アンリの楽天【ご縁】日記

■夏樹さんの『派遣社員実情』

日記はこちら ]の許可を得て作成しております。

2003年9月6日作成。

夏樹さんは派遣社員として、いろんな会社を巡っておられました。
夏樹さんの視点で、『派遣社員』が起業にとってどのように役立つのか。
日記に書いておられたのをまとめたものです。

■ここから。

◆その1~起業を目指す人への就職活動の提案~

就職活動の時期がやってきましたね。
しかし、現代日本において就職活動って難しいんだろうね。
就職率が落ちているという意味はもちろんだが、

それよりも今までの教育の中で
将来何を目指せるかが見えてる子って少ないと思うんだよねぇ・・・
特に文系の人たちは・・・。

そこで私流 就職活動の勧め ですが、
将来的にビジネスを起業したいと考えている人には、
派遣を視野に入れる事をお勧めします。

自分は正社員って実は1年半位しか経験していない。
他は結婚するまでの8年半すべて派遣社員。
実に行った企業は11社!!
短気もあわせるともっとかなぁ・・・。
これは今非常に役に立ってます。

何故に某○ニーさんが優良企業なのか。
何故に個人中小企業が伸びないのか。
さまざまな会社を渡り歩いたからこそ
得ている知識と言うのは私にとってはとても大切な財産です。

もし最終的に起業するのであれば、潰しの聞く技術系の仕事でいつでも社会復帰出来る状態にした上で、派遣というのも一つの選択だと思いますよーー。

◆その2~派遣業界その1~

さてさて、先日の日記で起業を目指す学生さんは
派遣も選択肢として良いですよといいましたが、

ここで誤解をして欲しくないのは、
掲示板にも書きましたが、

あくまで私が派遣を勧めるのは、
2年~3年どの会社に行っても
基本的にある業種
(総務とか経理とかあるいはCAD等)
を経験してからの話です。

何故にその方が良いか。

それは所謂派遣業界の現状にかかわってくるかもしれないです。

(ここから先書く事はあくまでも私の個人の意見ですので、
実態と言うわけではないかもしれないのでご注意を!!)

今日はまず派遣業界その①という事なので、
皆さんが良く理解されていない派遣業界というものを簡単に説明してみます。

まず、派遣には2種類あります。
一つは人材派遣業、そしてもう一つが業務請負業です。

この二つはどう違うのかと申しますと、
基本的にはお客さんからの注文の仕方が違います。

人材派遣業というのは、
お客さんが何人こう言った仕事をしてくれる人をお願いします。
という注文の仕方をします。
(こちらが本来言われてきた派遣)

業務請負業というのは、
この仕事をいつまでにしてくれる人をお願いします。
という注文の仕方をしてくるわけです。

ですから、人材派遣業の方が事務の仕事やOAの仕事が多く、
業務請負業の方は、工場内作業や、現場作業というのが多いのです。

これが基本的な派遣業というものだと考えていただけるとうれしいです

◆その3~派遣業界その2~

さてさて、前回は派遣業界という物がどういう仕組みかについて書きました。

今日はその中で
「何故派遣を企業が使うのか」
という部分を書きたいと思います。

派遣業界(人材派遣に今回は限ります)と言うのは本来、
「すでに技術を持っている物に対して
多少高くても初心者から育てるよりは経費がかからないから頼む」
というのが本来の目的な訳なのです。

ですから、長い目で見れば確かに経費は安いですが、
一時的な月単位で見たら普通の社員よりも高いわけです。

それ故に、派遣社員の給料と言うのは他の社員よりも基本的には良いです。
でもそれはあくまで何故良いかというと、
会社がかけるべき経費をかけない分本人に戻る分が大きいわけです。

もう少し簡単に説明するために例をとってみましょう。

大学卒業した新入社員(Aさん)を育てるための経費が
50万円月にかかるとします。(手取りは大体これだと18万位かな)

そのAさんが大体一人前になるには
50万x12ヶ月x4年=2400万かかります。

所がこれを派遣社員(Bさんとします)を
雇うための経費が60万円月にかかるとします。

そのBさんが一人前になるには他での経験があるので、
一から教える必要は無いわけですから、
大体企業がBさんが一人前になるのに考えている期間は3ヶ月です。

でるから、式にすると
60万x3ヶ月=180万円です。

これだけ掛かる経費が違うわけですよね。
だから派遣会社というのが成立する訳なんですよ。
これが企業が派遣を使う理由です。

ま、近年この事情も不況が強くなってきた影響か、
崩れてきているのも確かです。

ですから大卒直行派遣社員という制度が出てきているのも確かです。で
も私はそれは絶対に勧めません。

その理由はまた明日詳しく書きますが、上の図式が理解できればおのずと答えは出てくるのではないでしょうか?

◆その4~派遣業界その3~

さてさて、今日でこの派遣業界ネタも終了できればと思います。

①で派遣とは?について書き、

②で派遣のお客様のメリットについて書きました。

と言う事で③では何故派遣直行就職を勧めないのかを書きます。

②でも書いたように、企業サイドは短気成長株に対して高い経費を出すのです。
それなのに、新入社員で入ってきた人は短気成長株ではないですよね?
そうすると必然的に企業側はフラストレーションがたまり出し、
関係性が壊れてきます。

でも現実、不況に押されて新卒オッケーの案件が無いわけではありません。

それは何故なのか?育てる必要もない仕事が会社の中にはあるからです。
それを新卒の派遣社員に任せるのです。

つまりはその新卒派遣の人は会社足る物まったく学べません。
会社の一部にはなれないのです。

それは多少は見る事は可能でしょう。
でも会社と言う物を学ぼうと思ったら新卒派遣では無理なのです。

では、派遣会社が育ててくれるか?

それはまずありません。
よっぽどの大手になれば、確かに教育システムなんてのを用意している所もありますが、
たいていが有料ですし、派遣としてお客様に迷惑をかけない人材を育てるだけで、社会人として育ててくれるわけではありません。

つまりは、この新卒派遣は派遣会社としては利益を出してくれる一つのプランであり、
企業としては、使い捨てする為の人材の確保なのです。

このシステムが長くあるとも思えませんし、
派遣業界がこのシステムを使えるのは不況の今だけでしょうし、
又、長く使えば派遣の本来の形が崩れると思います。

なんだか、③回にもわたり、長々と書いてきましたが、理解いただけたでしょうか?

理解いただき、今後の社会人として大切な一歩を慎重にかつ、
有意義に進めていただけたら幸いです。(^^)


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