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蓮見さんの著書ははじめてです。手に取った理由は、帯でした。「児玉清氏、絶賛!!」児玉さん、大好きなんですよね~45歳の若さで逝った翻訳家で詩人の四条直美が、娘のために遺した4巻のテープ。そこに語られていたのは、大阪万博のホステスとして働いていた23歳の直美と、外交官として将来を嘱望される理想の恋人・臼井礼との燃えるような恋物語だった。「もし、あのとき、あの人との人生を選んでいたら…」。失われたものはあまりにも大きい。愛のせつなさと歓びが心にしみるラブストーリー。 さて、感想の方ですが・・・なんだか、一気に読みきってしまいました。とにかく内容(描写)をそぎ落としてあって、読んでいると静かに時間を刻むような感じです。日本語って綺麗だなぁ・・・なんて思えてきます。「この人生に私が何を求めていたのか・・・私は時間をかけて、どこかにあるはずの宝物を探し回っていたのです。ただ漫然と生きていては何も見つけることはできない。でも、耳を澄まし、目を見開いて注意深く進めば、きっと何かが見えてくるはずです」このくだりの数ページだけでも、今の私にはとてもスピリチュアルなメッセージに感じました。これを読むために、この本を手に取ったのかもしれないです。
2006.08.28
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実はこの方の著書は初めて手にしました。#結構、偏りがあるんですよね~、私。 キレのいい文体ばかりを好んでしまいます。紹介モノには下記のような内容が書いてありました。---太古の森をいだく島へ―学生時代の同窓生だった男女四人は、俗世と隔絶された目的地を目指す。過去を取り戻す旅は、ある夜を境に消息を絶った共通の知人、梶原憂理を浮かび上がらせる。あまりにも美しかった女の影は、十数年を経た今でも各人の胸に深く刻み込まれていた。「美しい謎」に満ちた切ない物語。---でも、読んだ感想は「ちょっと違うなぁ~」それぞれが経験している、苦くて辛い記憶。意識的に「忘れる」ことによって、精神的にバランスを保っている。しかし、日常を離れて、気心の知れた学生時代の仲間と、利害関係のない会話を非日常の島(モデルは屋久島)で繰り返すことにより、封印した記憶と向き合うことになる。そんな話を淡々と、特別ドラマティックな展開もなく綴っています。不思議な感覚を味わいました。ま、展開性に乏しい・・・と思う方も多いでしょうけど、今の私にはちょうどいい感じでした。屋久島、絶対いきたいところだしな。
2006.08.01
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ちょっとネガティブになりつつあるとき、自分の好きなものを30個以上リストアップしてみるといいらしい。「私は~が好き」「私は~をすると楽しい」「私は~をすると嬉しい」「私は~をすると気分がいい」の、~に当たる言葉をメモ用紙1枚1言ずつ書き、終わったら似たもの同士を集めるのだそうだ。好きなものは、行動を起こす元気を与えてくれる。さっそく昨日やってみたが、10個くらいはすぐに出てくるが、その後はぴたっと手が止まってしまう。でも楽しいことを考えているので、結構悩んでいる時間も楽しい。最初はちょっと「格好つけた」内容を書いているんだけど、20個を越えたあたりからだんだん「適当」になってくる。でも、このあたりで出てきた言葉は、後でみてみると本当に本質をついていた。約35個くらいリストアップしたものを分類してみた。私はどうも「静か」な時間をすごすことが好きなようだ。というか、「騒々しいことを嫌う」んだな。でも、上質の音は大好き。本読みも大好き。(スポーツも結構好きなんだけどな)うーーん、納得。始める前までは結構イライラしていたんだが、気がついたらすっきりしていた。これは、なんとなく手にした本に書いてあったこと。この手の本はかなりいっぱいあるし、タイトルは正直どうよ??と思ったでも、著者がセラピストだからか?書いてある言葉が強すぎず、よくありがちな、生命力の強い人が「こうすべき!」というトーンではなく、「あ、そっか・・・」と自分で気づかせてくれるような、そんな文体だな・・・と思った。気になったところから、一つずつ試してみようかな。なんて素直に思わせてくれる本でした
2006.06.07
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やはりツボなんです。なんど読んでもおもしろい。千秋くんのピアノ姿は大ちゃんにかさね、ヴァイオリン姿は落合さんとかNAOTOさんとかに重なる。(笑)昨日の大ちゃんのコンサートで「ネタ」で一瞬指揮をしてくれたのですが、これまた千秋くんにかさなりツボでした。登場人物みんな「変な人」なんだけど、なんか愛すべきキャラでよくできてます。チェロの「菊池くん」と、昨日は多井くんがかぶって見えました。(キャラは全然違うけど。)大さん、NAOTOさん、柏木さん、真部さんとかのライブにはまる人には絶対読んでほしい~(笑)
2006.01.22
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今ヴァイオリンにはまっていて、昔から職人好きな私には完璧ツボで即買い。篠田さんの著書は比較的最近読むようになったのですが、結構いいですねぇ。すーーーっと読めるし、それでいて「ぐっ」とくる言葉が何箇所もあります。「一流半」とささやかれつつもその美貌と宝飾店の広告塔として活躍中の美人バイオリニスト、称号を持たないが超一流の楽器職人、楽器店の担当者、他の奏者などを中核にして繰り広げられる・・・というやつです。人の根底にある「未熟」な部分がとても的確に描かれていて、自問自答すると苦しく・・・なりそうです。さーーっと読んだ後、なんとなく最初から読み直していたらすべてつながっているのがわかり、本当にすごい構成力だ・・・と感心してました。
2005.12.18
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帯の「ふっきり上手」で上機嫌に引っかかって、手にして帰りの電車でさーーっと読みました。ここ一週間位、ちょっと悶々としたことがありました。ところが、急に今日の午後~夕方くらいに「なんか、そんな悩むことではないかも」とぱーーーっと目の前が開けたんですよ。そう、「ふっきれた」感じ?そんなタイミングだったので、思わず手にしたわけです。はい。---著中不機嫌さは、「なんらかの能力が欠如しているのを覆い隠すため」だとしか考えられない。基本的に不機嫌で許されるのは言葉で意思疎通できない赤ちゃんだけ。しかし、今の世の中は不機嫌な人に甘い。不機嫌な人を尊重するような社会を容認してしまっては、歯止めが利かなくなる。不機嫌は何の力でもないことをはっきりさせ、社会に認識してほしい。---なんてことが書いてあって、上機嫌になるために「断言力でふっきる」「想像力でふっきる」「自分を笑い飛ばす力でふっきる」などが具体的に説明されてます。飛ばし読みでしたが、なかなか「うっ」とくるものが多かったです。これから丁寧に読みなおします。上機嫌な方々の例(新庄とか、黒柳さんとか。)も面白くて納得できますね~いますぐにでも実際にやってみたい。ご機嫌ですごしたいもの~
2005.12.07
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以前テレビでタモリさんが絶賛していた。いつか読もう~と思っていました。正直あまり期待していなかったが、一気に読みきってしまいました。(今、~10巻かな)ところどころ「うるうる」しました。(^^)最初の設定は「おいおい(^^;」って感じでしたが、いやはや。おもしろいです。なんか、心が洗われるような感覚がしました。~10巻までですが、私は(結構読むの早いので)2時間ちょっとでしょうか。でも週末再読します~♪いや、その前に半身浴しながら読んじゃうかも~♪
2005.12.06
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#流行りモノは「なぜ流行っているのか」気になるので遅れても一応チェック。会計の入門書とのことだが、いえいえ、「視点の転換」というテーマに感じました。会計につなげているので急に眠くなる?ところもありますが、とても易しいです。あっという間に読み終わっちゃいます。個人的には、「在庫と資金繰り」の章がぐっときました。家のごみ(使わないもの・・・いつか使う予定?のもの)の価値のなさがよくわかり、やっぱり頑張って年末に向けて大掃除しようと思います。あと、「数字のセンス」。ANAのキャンペーンの例に、「うーーーん」とうなりました。数字の苦手な方でも、わかりやすい1冊ですね。やはり100万部?いくだけのことはあります。
2005.12.05
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本棚が寂しいので追加(^^;あえて写真は文庫版にしてみました。書店でこの本を「見たことない」という人はいないのではないでしょうか?塩野さんは、一番好きな作家。とても理論的かつ色っぽい(ま、そう感じない人もいるでしょうが)表現に、初めて遭遇したときには 「ああ、やっと見つけた」と感動しました。(それはこの本ではないんですけど)15年(予定)かけて、古代ローマを実に魅力的?に再現してくれています。この本を読むと、 「人間って進化していると思い込んでいるだけなんだな」と、思うようになりました。正直、この本に中高生時代にめぐり合っていたら別の人生だったような気がします。私にとって、初めて「歴史」が今につながったシリーズです。#なぜか塩野さんに関することは「ですます調」になっちゃう私でした。
2005.11.25
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たまに思い出したように漫画を読みあさるのだが、今はのだめにはまっている。ここ2ヶ月くらいで、何度も読み返してしまう・・・はまりポイント(1)千秋くんが、とってもツボ(苦笑)(2)各楽器奏者の「ツボ」がとてもよく描かれている。 →ヴァイオリニストってこんな感じ~ ああ、チェロってこうよね~ と勝手に思っている特質(特徴?)に合っているんだな~♪(3)くだらない感じとまじめな要素のバランスがいい。千秋くんはまりの私は、ピアノ弾く姿は勝手に「大ちゃん」と重ね、ヴァイオリンの際には「落合さん」に重ねてうっとりしている。ああ、これが一番のはまり要素なのか?(苦笑)・・・妄想炸裂だ。ちなみに10巻?くらいででてくる「高橋くん@パリ帰り」は、NAOTOくんそのままじゃん。(笑)裏軒(名前ド忘れ)をNAOTOと書いていたブログあったけど、NAOTOくんは裏軒ほど下手じゃないからね~(爆笑)。NAOTOの♪はめちゃくちゃ優しいし。
2005.11.21
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最近『東京タワー』ですっかり話題のリリーさん。「ココリコミラクルタイプ」放送開始から、彼が気になって仕方なかった私。あの個性に惹かれるようになったあたり、私も大人の女になったもんだ。(爆)リリーさんの文章は、 (1)媚がなく (2)力が抜けていて (3)リズムがよくてそれでいて、とてもドキッとする表現があって非常にお勧め。#あまりまだブログには更新できていないが、私の本棚てはちょっと異色な好みかも?特に本書では、「そーなんだから、しょうがない」がツボだった。「ひげの女」もなかなか。私は電車で読むために出がけに本に立ち寄って買ってそのまま電車で読んじゃったが、読む場所として公共の交通機関は(特に女性には)お勧めできないかも。
2005.11.21
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